そうめんは栄養バランスが悪い?
そうめんの栄養バランスは、あまり良くないと聞きますが、実際そうめんの栄養はどうなっているのでしょうか。そうめんの原材料は、小麦粉+塩+水+油です。確かに、栄養バランスが気になります。そうめんの多くの栄養は炭水化物で出来ています。
炭水化物と言えば、ご飯やパンと同じです。ご飯やパンと同じく、そうめんは主食に当たります。その主食となるそうめんの栄養について考え、そうめんと一緒に食べるおすすめの栄養素を紹介していきます。
そうめんの一般的な作り方
そうめんの一般的な作り方を紹介します。まず、用意するのがそうめん2束100g。2束に対して水の量は1リットルです。あとはそうめんを茹でるお鍋を用意していきます。お鍋の中に水1リットルを入れ、沸騰させます。沸騰させたところに、そうめんをパラパラ入れていきます。
茹で時間は1分半~2分です。茹で時間によって、そうめんの味が変わるので注意してください。茹であがったそうめんはザルにあげます。ザルにあげたら、流水でしっかりそうめんをもみ洗いして下さい。もみ洗いをしっかりすることによって、ぬめりがとれます。
そうめんはタンパク質を加える必要がある
そうめんと一緒に食べるおすすめの栄養は、タンパク質の食材です。タンパク質と一緒に食べることによって栄養効果が上がります。人間の必要不可欠な三大栄養素の1つがタンパク質です。タンパク質は、主に筋肉や臓器を作ります。では、どんな食材にタンパク質が含まれているのでしょうか?
タンパク質を多く含む食材は、肉・魚・豆類です。そうめんに、ささみや鳥ハムなどトッピングするのもボリュームが出る食べ方でおすすめです。そうめんは淡白な味で、どんな味付けでも合うので、バンバンジーなど合わせて食べても、栄効果的だし、美味しいしおすすめです。
そうめんは手延べ・機械の2つの作り方がある
そうめんの種類は2種類あります。手延べそうめんと機械で作ったそうめんです。手延べそうめんは、太い棒状の生地を手で伸ばして切って作ります。茹でても伸びにくいのが、手延べそうめんの特徴です。機械で作ったそうめんは、製麺機で薄く生地を伸ばし、千切りにしていきます。
そうめんの栄養と健康効果は?
夏バテや食欲不振でもスルッと食べれるそうめん。夏場の味方です。でも、そうめんは食べれるけど、栄養が偏るのが心配の人は多いです。でも、実際のそうめんの栄養、詳しく分かっているでしょうか?ここでは、そうめんの栄養素について紹介していきます。
栄養素①炭水化物
そうめんの栄養素の1つ目は、炭水化物です。炭水化物と言えば、何を思い浮かべますか?パンやご飯といった主食です。でも、そんな炭水化物。実はすごく大切な栄養素の1つです。
炭水化物は、体のエネルギー源です。炭水化物が不足すると、脳の働きが鈍くなりボーっとします。筋肉量が減ったりもします。逆に取りすぎもよくありません。肥満になったり糖尿病の原因になります。適度に取るのが大事なのが、炭水化物です。
栄養素②食物繊維
そうめんの栄養素の2つ目は、食物繊維です。食物繊維が不足すると、腸内環境が乱れて便秘になりやすいのは知ってますか?大腸がんの原因にもなると言われています。そうめんには食物繊維が、2.43g入ってます。お米は0.6gなので、そうめんを食べるほうがお通じには良いです。
女性には食物繊維が18g必要だと言われています。食物繊維を多く含む食材は、糖や脂質の吸収を緩やかにしてくれるので、ダイエットにもおすすめの栄養素です。その他にも、食物繊維の良いところは、カサがあるので満腹感を得やすいところです。まさにダイエット向きです。
栄養素③モリブデン
そうめん3つ目の栄養素はモリデブンです。モリデブンとは一体何でしょうか?モリデブンとは、ミネラルの1種です。そうめんに8.1マイクログラム含まれていると言われています。肝臓や腎臓の中に含まれる栄養素です。貧血にもおすすめです。
栄養素④タンパク質
そうめんの4つ目の栄養素はタンパク質です。炭水化物と同様に、タンパク質は三大栄養素の1つです。そうめんにはタンパク質が9.45g含まれています。タンパク質が不足すると、疲れやだるさも感じます。他にも髪や肌のパサつき、冷え性にもなると言われています。
栄養素⑤セレン
そうめん5つ目の栄養素はセレンです。そうめんに16.2マイクログラム含まれています。セレンとは、あまり耳にしないですがどのような栄養があるのでしょうか?
水銀などの有害物質を体内から排出したり、活性酸素の除去や、抗酸化作用。アンチエイジングにも良いとされています。女性には特にうれしい栄養素です。タンパク質と一緒に食べる食べ方をすることによって、栄養の吸収がアップします。
そうめんのカロリーは高め
ここまでいろいろな栄養があるそうめんですが、健康が気になる人は、特にカロリーが気になります。そうめんの1人前乾麺100g茹であがり270gに対してのカロリーは、350kcalです。ご飯は1人前150gで250kcalなので、栄養の詰まったそうめんのカロリーの方が高いと言えます。
健康効果を高める!そうめんのバランスの取れた食べ方
そうめんは夏場によく食べます。健康が気になる人は、夏に不足しやすい栄養を含む食材を、そうめんと一緒に取るのがおすすめです。そうめんだけ食べると味も単調で飽きるため、他のものと組み合わせることで飽きずに、栄養価もアップする食べ方になります。
そうめんの栄養素を補う食材
そうめんの栄養を補う食材を紹介していきます。タンパク質を含む肉・魚・豆類、ビタミンB1を含む小麦や魚介類・豚肉やウナギ、ビタミンB2を含む乳製品や濃い緑色の野菜・納豆や卵や肉などの栄養素とそうめんを一緒に食べるのがおすすめです。
そうめんと相性の良い食材
そうめんと相性の良い食材は、特に野菜やビタミンを含む食材がおすすめです。例えば、干しシイタケの甘露煮やキノコのマリネには、ビタミンB2が多く含まれています。そうめんにトッピングすることで栄養アップになるし、味に変化が出るのでおすすめです。
疲れを取りたいときの食べ方
疲れを取りたい時に、そうめんと一緒に食べるのにおすすめなのは、ビタミンB1を含むものです。豚肉・レバー・ウナギ・たらこ・イクラ・カキなどがおすすめです。そうめんチャンプルーにすると、豚肉や卵も含む、栄養満点のそうめんレシピになります。
夏バテの対策をしたい時の食べ方
夏バテ対策には、そうめんを梅干しやレモンと一緒に食べるのもおすすめです。栄養価が高いので有名なウナギも夏バテに対策には効果的です。胃腸が弱っている場合は、アミラーゼを含む大根ややまいもなどがおすすめです。アミラーゼとは、デンプンを分解してくれる成分です。
そうめんの栄養バランスを良くする付け合わせ
そうめんの栄養バランスが気になったら、薬味を追加するのが一番早いです。薬味と言えば、ネギやニラです。しかし、薬味だけでは物足りなく感じませんか?そんな時は、そうめんに何か付け合わせして食べてみませんか?
そうめんだけでも栄養はあるが、健康面で心配な人。ここでは、健康面が気になる人におすすめのそうめんを主食とする付け合わせを紹介していきます。
そうめんを主食として付け合わせる
そうめんの付け合わせは何がおすすめでしょうか?そうめんは味が単調なため、どんな味付けも対応可能です。アレンジしやすいのがそうめんの魅力です。アレンジ次第で栄栄養価もアップします。では、実際にどんな食材を付け合わせるのがおすすめかを紹介していきます。
付け合わせ①かき揚げ
そうめんの付け合わせにおすすめの1つ目はかき揚げです。かき揚げは、いろいろなたっぷり野菜を天ぷらにしたものなので、ビタミンやミネラルがたっぷり含まれています。夏野菜のカボチャやナスやインゲンなど取り入れても、季節感がでておすすめです。
付け合わせ②オクラ
次のおすすめはオクラです。オクラは高血圧や抗ガン予防にも効果的です。健康食材のオクラですが、ビタミンやミネラルも豊富に含んでいます。夏の食材なので、季節感も出ます。オクラの梅肉あえにしたり、お浸しにしたりして、そうめんの付け合わせにしましょう。
付け合わせ③鶏天
次におすすめするのが鶏天です。鶏には、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。さっぱり食べたい場合は、鶏むねで鶏天を作るのがおすすめです。逆にあっさりしすぎて物足りない人は、鶏ももで鶏天を作って付け合わせて食べると良いでしょう。
付け合わせ④卵
最後の付け合わせのおすすめは卵です。卵は栄養満点で、ビタミンにミネラル・必須アミノ酸が含まれています。錦糸卵にしてイクラや魚介も入れてチラシ風にしたり、温泉卵をかけても美味しいです。鶏卵ではなく、うずら卵にするのもおすすめです。
そうめんの栄養素は工夫してバランスを整えよう!
そうめんの効果的な食べ方と栄養について紹介してきましたが、参考になったでしょうか?そうめん単体で食べると少し健康面が気になりますが、食べ合わせて食べることによって、栄養価が格段に上がります。アレンジの効くそうめんだからこそ、いろいろな食べ方を試してみませんか?