参事の意味とは?役職の立ち位置・仕事内容・給料をまとめてチェック!

参事の意味とは?役職の立ち位置・仕事内容・給料をまとめてチェック!

「参事」の役職や立ち位置にはどんな特徴があるのでしょうか。「参事」について意味や仕事内容、給料についてまとめていきましょう。「参事」とはいったいどういった立場の人をいうのか知りたい方必見の内容になっています。「参事」の意味とは?

記事の目次

  1. 1.「参事」の意味とは?
  2. 2.「参事」の由来
  3. 3.「参事」の役職の立ち位置
  4. 4.「参事」の仕事内容
  5. 5.「参事」の給料
  6. 6.「参事」の使い方
  7. 7.「参与」「主任」「主事」と「参事」との違い
  8. 8.「参事」は「業務や事務に関わっている職やその職にある人」という意味

「参事」の意味とは?

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「参事」「主任」「主事」「参与」など役職に関する名前はたくさんあります。今回は、「参事」についてどんな役職の立ち位置なのか、「参事」の仕事内容、「参事」の給料について解説していきましょう。なかなか具体的にどんな役職であるのか分からないものです。

この記事を読めば「参事」について網羅されているので、「参事」への理解を深めることができるでしょう。また、「参事」と似た言葉として「参与」「主任」「主事」という言葉もあります。それぞれの「参事」との違いや意味、使い方についてもご紹介していきましょう。

ビジネスには様々な役職に関する名前があります。それぞれに仕事の内容や給料が違っているものです。それでは、「参事」のそもそもの意味についてからご紹介していきます。「参事」の意味とは一体どんな意味があるのでしょうか。

意味「ある業務や事務に関わっている職やその職にある人」

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「参事」の意味とは、現代の日本においては、国会、独立行政法人・地方公共団体などの公的機関や協同組合などの法人に置かれる職員の職名の1種になります。省庁では、主として分掌官(ぶんしょうかん)として置かれる参事官は、参事と同じ系統の職名でもあります。

「参事」の由来

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それでは、「参事」の由来にはどんな由来があるのかご紹介していきましょう。「由来」とは「物事がいつ、何から起こり、どのようにして現在まで伝えられてきたのかということ」「その起源、歴史」のことをいいます。

「参事」にはどんな由来があるのか知ることでより「参事」に対して理解を深めることができるでしょう。「参事」の由来とはどんな由来があるのでしょうか。

由来「物事に参画する」

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「参事」の由来は「物事に参画する」という意味があります。「参画」とは「事業や政策などの計画に加わること」という意味があります。ですので「参事」の由来には機関や法人を代表して意思を決定する「理事者」の下で機関や法人の事務に参画する者のことをいいました。

明治初期には「明治初期に設置された立法府」の構成員や府や県の次官、知事といった役職が置かれたことが由来となっています。

「参事」の役職の立ち位置

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「参事」の役職の立ち位置は、どんな役職の立ち位置なのでしょうか。そもそも「役職」とは、「役目や職務のこと」「特に管理職」

「一般的に何らかの責任と職権を伴う」ことになっていますが、お飾り役職になってしまっている場合もあります。それでは、具体的に「参事」の役職の立ち位置はどうなっているのでしょうか。

会社の役職名ではない

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「参事」は、もともとは国会、独立行政法人、地方公共団体などの協同組合や公的機関といった法人に置かれる職員の職名の1種という立ち位置になります。つまり、会社の役職名ではありません。「資格名」となるのです。例を上げてご説明していきましょう。

例えば国家公務員では「参事官」という立ち位置になります。「参事官」は課長級の役職を意味しています。自治体によっては「参事」が部長級か課長級になることもあって、それぞれによって役職の立ち位置が違っているのです。

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一方、一般企業では、部長や課長という役職名が「参事」という立ち位置につくことが多くなります。会社によってはマネージャー、グループ長という役職名がつくこともあります。

ここで注意してもらいたいのが、「参事」は役職名ではなく「職名」を意味しているということです。一般的に使われている役職名とは別の意味になるのでご注意ください。

「参事」の仕事内容

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それでは、具体的に「参事」の仕事内容にはどんな仕事があるのかについてご紹介していきましょう。「参事」はどういった仕事をする人であるのか確認していきましょう。

「参事」は、先ほどもご説明してきましたが、役職ではありません。職名を表す意味があるのです。ここを踏まえつつ、どういった仕事内容なのか確認していきましょう。

特定の分野で豊富な知識や経験をもった仕事

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「参事」の仕事は特定の能力や資格をもって仕事をすることです。「参事」の仕事内容は特定のものを対象にしているのが特徴的でもあります。会社によっても「参事」の位置づけは変わってくるので一概にこういった仕事内容ということは言えません。

一般的には部長や課長といったラインの長ではありません。「参事」とは特定の分野での豊富な知識や経験をもとにアドバイスを行ったり、自分で調査研究する仕事を行います。

「参事」が部下をもつことも少ないという特徴もあります。行政機関でも「参事」の意味は違っていて部長レベル、課長レベルと同じ位の扱いを受ける役職になっている場合もあります。

「参事」の給料

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「参事」の給料はどれくらいの給料なのでしょうか。「参事」は、一般企業や公務員といった職場によって違っています。大阪府と熊本県を例にあげて「参事」の給料についてご紹介していきましょう。例でもあるので、参考程度にご覧ください。それぞれの「参事」の給料はどうなっているのでしょうか。

大阪府の「参事」の給料

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大阪府の主事の給料は月給で大学初任給でだいたい18万円で35歳でだいたい27万円です。期末勤勉手当が4.3ヶ月分になるので年収にすると320万円から500万円程度になります。主事の上が主査の場合は、45歳で給料が37万円で期末勤勉手当てが加わり年収700万円くらいになります。

50歳くらいになると課長補佐と参事になる人が別れます。課長補佐の場合給料は月収42万円で年収にすると780万円になり、参事は給料がだいたい46万円になります。

管理職手当てが加わって年収1000万円近くになります。同じ世代であっても、課長補佐と参事では給料に違いが大きいことが分かります。

熊本県の「参事」の給料

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熊本県の「参事」の給料についてもご紹介していきます。主事か技師の職務を担当する職員を1級という区分にねり給料は月給でだいたい14万円から24万円になります。更に高度な知識を必要とする主事や技師の場合2級になって給料は月給19万円から30万円にアップします。

そこから主任主事、主任技師、「参事」の職務と担当すると3級になり給料は月給22万円から34万円になるのです。

さらに困難な業務を担当する「参事」になると4級になって給料は月給25万円から37万円に上がります。熊本県では職務内容によって区分が別れているので、「参事」の役割になるのは3級と3級になります。

「参事」の使い方

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それでは、「参事」の使い方について例文で分かりやすくご説明していきます。「参事」とはどういった使い方ができるのでしょうか。例文を見ることでより分かりやすく「参事」のい使い方が理解することができます。例文を4つご紹介していくので、「参事」の使い方をチェックしていきましょう。

例文①

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「参事」の使い方例文①として「参事の資格」があります。「参事」の使い方例文①「参事の資格」を使った例文をご紹介していきます。「参事の資格を有している者は課長職に就くことができます」「社内に参事の資格をもつ人がたくさんいると、部長になるのは困難です」という使い方になります。

例文②

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「参事」の使い方例文②として「参事は部長クラス」があります。「参事」の使い方例文②「参事は部長クラス」を使った例文として「参事は部長クラスになるので、諦めずに頑張っていこうと思っています。これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします」という使い方ができます。

例文③

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「参事」の使い方例文③として「参事の肩書き」をご紹介していきましょう。「参事」の使い方例文③「参事の肩書き」の使い方例文として「○○さんは、参事の肩書きがあるからと、あんなに威張っているといつか痛い目をみるに決まっています」という使い方ができます。

例文④

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「参事」の使い方例文④として「大参事という役職」をご紹介していきましょう。「参事」の使い方例文④「大参事という役職」の使い方例文をご紹介していきます。

「明治時代にあった大参事という役職というのは、かなり短い期間でなくなってしまった役職になります」「明治時代には大参事という役職がありました」という使い方例文になります。

「参与」「主任」「主事」と「参事」との違い

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「参事」と似たような言葉として「参与」「主任」「主事」という言葉があります。それぞれの「参事」との違いについて解説していきましょう。

「参与」「主任」「主事」とはどういった意味があるのか、どんな役職の位置づけにあるのかについてもご紹介していきましょう。それでは、「参与」の意味についてからご説明していきます。

「参与」の意味

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「参事」の意味には「ある業務や事務に関わっている職やその職にある人」という意味があります。それに対して「参与」にはどういった意味があるのかご説明していきましょう。

「参与」の「参」の意味には「ある物事に加わる」「名を連ねること」という意味があります。「与」には「関係する」「あずかる」という意味があるのです。

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「参与」の読み方は「さんよ」という読み方をします。意味は「関わること」「加わること」という意味と「役職の1つ」という意味の2つの意味があります。「参与」の使い方としては「参与する」という使い方が基本的な使い方で「参与観察」というのは「異文化社会研究の手法の1つ」でもあります。

「参与」の役職の位置づけとしては「経営を業務上補佐する立場で部長クラスのことをいいます。ただ、定年後の人が多いという特徴があります。「参与」と同じ役職として「理事」や「参事」があります。「参与」と「参事」を比べてみると「参与」の方が上の立場になります。

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「理事」が取締役クラスとなります。「参与」は本部長、部長クラスになります。「参事」は、部長か課長クラスと考えることができます。「参与」の給料はその前の役職相当額が通例になっています。「参与」の呼び方は「○○参与」という呼び方で大丈夫です。

「参与」の基本的な呼び方は「田中参与」「高橋参与」よいうよに「名前と肩書き」で呼ぶ方法があります。他の役職の人を役職の名前だけで呼ぶことがあり、「参与はどうなれますか?」「参与のご意見をお聞かせください」という使い方ができます。

メールや宛名であれば、「参与 田中様」という使い方ができます。社内でのやりとりの場合は「田中参与」というメールの書き出しも適切な使い方になります。「参与」の使い方を例文でいくつかご紹介していきましょう。

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「事業開発に参与する」「専門家に、有識者として参与を打診しました」「本部長が自ら参与して、指揮をとるそうだ」という使い方になります。「参事」は、もともと公務員の役職名として使われていました。

それが一般企業にも特定の分野の知識や経験をもとにアドバイスすることとになりました。「参事」は、役職として意外にも一般企業では職能資格として利用する場合もあるのです。

「主任」の意味

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「主任」の読み方は「しゅにん」という読み方をします。「主任」の意味には「ある業務や事業を中心になって行う人」という意味があります。技術やノウハウを知っている人のことで、会社に長年勤めていれば誰でも就ける職種になります。

「主任」の使い方として「捜査を進める上で困ったことがありましたら主任に相談しています」「主任になったので、責任をもった任務をやり遂げたいです」という使い方ができます。

「主事」の意味

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「主事」の読み方は「しゅじ」という読み方をします。「主事」の意味には「役所、学校で統率する人の指示を受けて、一定の任務を管理する職」という意味があります。「主事」には、会社内で能力を表す資格の1つとなります。級名がついて主事2級などの言い方をします。

「主事」の資格をもっている人は係長かチーフになることができます。「主事」の1つ下の資格は「主事補」と呼ばれているのです。「主事」と同じような言葉として「事務官」「秘書」「書記」「幹事」といったものがあります。

「主事」の使い方として「主事の資格があれば、いろいろ得することが多いでしょう」「主事という肩書があっても会社によっては役にたたないこともあるものです」という使い方ができます。

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昔から変わらず耳にする役職の中に「係長」があります。係長は一番最初の役職とされています。係長とは何をするの?年収は?給料は?求められるスキルは?上司である課長や部長とは?役員たちとのスキルや年収の違いは?給料も違うの?係長から役員までの違いを解説します。

「参事」は「業務や事務に関わっている職やその職にある人」という意味

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「参事」について詳しくご紹介してきました。「参事」とは、「ある業務や事務に関わっている職やその職にある人」という意味で、「社内での能力を表す資格」の1つになります。級名がつく場合もあり、参事2級という場合もあります。「参事」の資格がある人は部長や課長、店長に就くことができます。

「参事」の1つ下の資格は「参事補」と呼ばれます。「参事」と同じよう言葉として「参与」「主事」「主任」についてもご説明してきました。それぞれ「参事」との違いを正しく理解しておくことはビジネスマンとして必要なスキルの1つでもあります。「参事」について正しく理解していきましょう。

大原 悦子
ライター

大原 悦子

食べることと、貯金が大好きです。最近は、断捨離をするのにはまり、本当に必要なもので暮らす生活に憧れる毎日です。断捨離のお陰で、生活のなかに「面白い」「楽しい」と思えることを発見することができるようになりました。

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