コスメとコフレは意味が違う!
女性にとってコスメアイテムなどは欠かせないという人が多いでしょう。何気なく「コスメ」という言葉を言ったり、耳にしたりしますが、コスメの正しい意味をご存知ですか?実は、女性が使うコスメだけでなく、普段男女問わず何気なく使っているものもコスメに入るのです。
また、クリスマスシーズンなどにはコフレと言ったりもします。コスメ好きの女性はコフレのチェックも欠かさないという方が多いのですが、コスメとコフレは意味が違います。
ここでは、コスメの意味を学ぶとともに、コフレとの違い、コスメに含まれるものの名称と意味、コスメの種類と意味など、コスメについて深く知っていきましょう。
コスメの意味は「化粧品」
コスメは「化粧品」という意味になります。コスメは略称なのですが、どの言葉の略称なのかご存知ですか?ここで、もう少し「コスメ」という言葉の意味について深く知っていきましょう。
また、コスメを取り扱っているブランドなどで、クリスマスシーズンなどにはよく「コフレ」という言葉を耳にしますが、コスメとコフレの違いについても調べてみましたので、見ていきましょう。
「cosmetic」の略称
コスメとはコスメチック(コスメティック)の略称になります。英語で書くと「cosmetic」となります。よく化粧品売り場や雑誌などで「cosme」と表記されることもあります。
「コスメ」「cosme」という言葉を見たり、言うときはコスメチック、cosmeticのことなんだと認識しておきましょう。ちなみに、コスメチックでもコスメティックでも同じ意味ですので、どちらを使っても構いません。
「consume」とは違う
「cosmetic」と間違いやすい英語として、「consume」という英語が挙げられます。consumeとは「消費」、「費やす」という意味です。コスメ、化粧品のことを指すさわけではありませんので、間違えないように気をつけましょう。
コスメとコフレの違い
コスメの意味が化粧品だとわかったところで、化粧品売り場や雑誌などでよく目にしたり、耳にする「コフレ」との違いは何でしょうか?
「コフレ」とは、いくつかの化粧品をセットにして箱やポーチに詰めたもののことです。コフレとはフランス語になり、「coffret(コッフェル)」と書きます。「小箱」、「宝箱」という意味になります。
クリスマスコフレとは
コフレという言葉がよく使われるのが、「クリスマスコフレ」です。クリスマスコフレとはクリスマスシーズンに限定して販売される化粧品のセットのことです。クリスマスコフレのように、コフレは期間限定で販売されることが多いです。
クリスマスコフレはデパコスなどでよく販売されており、個数限定・期間限定であること多いので購入が困難なことがあります。普段のアイテムのクリスマス限定のパッケージやクリスマスシーズンでしか手に入らないアイテムが多いのが特徴です。
コスメに含まれるものの名称と意味
ここでは、どのようなものがコスメの含まれるのか、その名称と意味についてご紹介していきます。コスメは化粧品のことですが、女性が使うものだけがコスメではありません。一般的に女性が使う化粧品のほかに、スキンケア用品や頭髪ケア用品もコスメになります。
化粧品
コスメに含まれるものの名称の1つ目が、「化粧品」です。化粧品とは、一般的に女性がメイクのときに使う、ファンデーションや口紅、アイシャドウなどのことです。コスメという言葉を耳にするときにいちばんに思い浮かぶのが、このような化粧品でしょう。
スキンケア用品(基礎化粧品)
コスメに含まれるものの名称の2つ目は、「スキンケア用品」です。スキンケア用品とは、化粧水や乳液、美容クリームなどのことです。女性が使用するスキンケア用品はもちろん、最近では男性用のスキンケア用品も増えています。これらすべてもコスメに含まれます。
化粧水や乳液、保湿液など、スキンケア用品には間違えやすい名称がありますので、これらについて、のちほど詳しくご紹介します。
頭髪ケア用品(頭髪化粧品)
コスメに含まれるものの名称の3つ目は、「頭髪ケア用品」です。頭髪ケア用品とは、頭髪用のスプレーや、シャンプー、コンディショナーなどが含まれます。頭髪ケア用品がコスメに含まれるということは意外と知らない人が多いです。
一般的にコスメと言うと、女性が使うものというイメージが強いですが、コスメに含まれる名称と意味を調べてみると、男女問わず普段使うものの幅広い名称がコスメに含まれます。
コスメの種類と詳しい意味
コスメといってもさまざまな種類があります。化粧品売り場に売られている、デパコスやプチプラコスメのほかにも、手作りコスメというものもあります。ここでは、それぞれのコスメの種類と意味を見ていきましょう。
配合成分が違ったり、価格帯が違ったり、たくさんあるコスメの種類の中から、自分に合うものを使うことが大切です。ここでご紹介するコスメの種類と意味を参考に自分に合うものを見つけてみてください。
オーガニックコスメ
オーガニックコスメは、化学的成分を使用していない、または、ごく少量使用しており、自然由来の成分を中心に使用して作られた化粧品のことです。人間が本来持つ肌の力を活かし、美しさを保つことや見せることに着目しています。
化学的成分がほとんど使用されていないことから、低刺激だということで、肌の弱い方に人気のあるコスメの1つです。さらに、添加物を使っていないコスメもあり、使用期限が設定されているものもあります。
日本のブランドだとナチュラグラッセ、海外ブランドだとニールズヤード、ヴェレタなどが有名です。オーガニックコスメは、海外ブランドの方が多く、海外のコスメを使用している方が多いです。
ボタニカルコスメ
ボタニカルコスメとは、植物由来の成分でつくられた化粧品です。自然の中で育った植物のたくましい成分が含まれている化粧品は、肌への負担が少なく優しい化粧品と言われています。
日本のブランドだとラブユアスキン、海外ブランドだとイソップ、ドゥ・ラ・メールなどがあります。ボタニカルコスメは、大量生産できる石油由来の成分でつくられたコスメと比べると、少し価格が高いのですが、肌への負担を少しでも減らしたいという方から人気のあるコスメです。
バラエティコスメ
バラエティコスメとは、配合している成分などは関係なく、ドラッグストアやスーパーなどで購入できる化粧品のことです。気軽に購入することができ、比較的手の届きやすい価格で購入することができるので、若者を中心に人気があります。
店舗に美容部員などがいないため、店舗にあるテスターなどで試して購入できるケースが多いです。ケイトやインテグレートなど多数のブランドがあります。クオリティが高く、コスパがいいものが多いのが特徴です。
手作りコスメ
手作りコスメとは、材料を用意して自分で作った化粧品という意味です。配合する成分にこだわっていたり、安全なものを安心して使いたい方、ハンドメイドが好きな方が手作りコスメを楽しんでいます。
手作りコスメは、化粧水、洗顔石鹸、クリームなどのスキンケアから、ファンデーション、口紅などのメイクアップアイテム、シャンプーなどの頭髪ケア用品まで、さまざまな種類のものを作ることができます。
自分好みの化粧品が作れることがメリットですが、材料などの知識が必要だったり、傷みやすく、雑菌が繁殖しやすいことから使用期限が短いのがデメリットになります。
ナチュラルコスメ
ナチュラルコスメとは、動物や植物などの自然由来の成分を使って作られて化粧品のことです。化学成分が含まれていても、自然由来の成分を使っていればナチュラルコスメの種類に入ります。
比較的肌に優しく作られており、手に取りやすい価格のため、年代問わず人気があるのがナチュラルコスメです。コスパがいいものが多いのが特徴です。
デパートコスメ
デパートコスメとは、デパート・百貨店で売られている化粧品のことです。「デパコス」と呼ばれます。それぞれのブレンドがコスメカウンターを設置しており、美容部員に相談しながら自分に合うコスメやスキンケアを選ぶことが多いです。
デパートコスメのブランドの種類は多く、とくに海外ブランドがほとんどを占めます。人気がありますが、配合されている成分が強いものも多く、自分に合わないものを選ぶと肌トラブルに繋がったりします。タッチアップなどをしてから購入するのがおすすめです。
デパートコスメの代表的なブランドは、シャネル、ディオール、イヴ・サンローランなどがあり、若者から支持を得るジルスチュアートなどもあります。
プチプラコスメ
プチプラコスメとは、手に取りやすい価格帯の化粧品のことです。おもに、ドラッグストアやバラエティショップなどで購入することができます。最近では100円ショップで購入できるコスメも人気があります。
いくらまでがプチプラコスメという定義はなく、人それぞれの価値観によって決められると言ってもいいでしょう。
プチプラコスメと呼ばれるブランドは、一般的にはキャンメイクやセザンヌなどです。1,000円以下の商品が多数あり、若者のみならず、OLや主婦などにも人気があります。ベースメイクからポイントメイクまでプチプラコスメで全て揃えることができるので、メイク初心者にもおすすめです。
ご当地コスメ
ご当地コスメとは、その地域の特産品や名産品を活かしてつくられた化粧品のことです。地域活性化に繋がるコスメアイテムです。その土地に旅行に行き、購入出来ることはもちろん、最近ではインターネット通販などでも購入できるので、人気のあるアイテムもあります。
その土地のものを使用しているので、材料が日本製なのはもちろん、工場でなく、職人さんが丹精込めて作っているものも多く、安心して使えると評判です。
ご当地コスメの種類は、フェイスマスク、スキンケアやボディケア用品、ヘアケア用品、メイクアップコスメなどがあります。自分用やお土産用にもおすすめのコスメです。
コスメの間違いやすい名称と意味をチェック!
化粧品、スキンケア、頭髪ケア用品、すべてのことをコスメと言いますが、その中で種類別に名称が決まっています。たとえば、化粧水や化粧液、乳液、ミルクローション、トリートメント、コンディショナーという感じで名称があります。
これは、化粧品公正取引規約に定められているルールで、名称が決まるのが一般的です。名称が異なるということは、それぞれの意味が違うというこのなのでしょうか?ここでは、間違いやすい名称の意味を見ていきましょう。
乳液とミルクローション
まずはスキンケアの乳液とミルクローションです。これはどちらも同じものを指します。一般的には乳液と表示されているスキンケアアイテムが多いです。
化粧水のあとに乳液をすることが多く、化粧水よりも油分を多く含むので、化粧水で肌を整えたあとの保湿ケアになります。乳液は、メーカーによって使い方に違いがあることもあり、乳液先行で使うメーカーもあります。
メーカーによってはミルクローションと表示されていることもありますが、基本的には乳液と同じ意味なので、乳液かミルクローションを使用すればいいでしょう。
トリートメントとコンディショナー
トリートメントとコンディショナーは、養毛料と呼ばれるもので、意味に違いはありません。シャンプーの後に、髪を保湿するためや髪にツヤを出すために使うものです。
メーカーが表示する際に明確な基準はないので、トリートメントと表示されていても、コンディショナーと表示されていても、同じような使い方をします。
化粧水と化粧液・保湿液
まずは、化粧水と化粧液についてです。どちらも洗顔後に顔を保湿するために使用するスキンケア用品になります。化粧水はさらっとしたテクスチャーのものがほとんどです。化粧液は、メーカによって使用感が異なりますが、化粧水と美容液の中間のような成分配合をしています。
ちなみに、美容液とは美容成分がたっぷりと含まれているものです。スキンケア用品として使うのですが、肌のためのスペシャルケアとして使う方が多いです。テクスチャーは化粧水よりもとろみのある印象のものが多いです。
化粧水は肌を保湿するためのもので保湿液と似ていますが、保湿液は、美容液や化粧液と同じような位置づけになります。保湿液を化粧水の代わりに使う方がいますが、化粧水がわりに保湿液を使うのではなく、スキンケアのスペシャルケアとして使うのがいいでしょう。
コスメの意味を正しく知っておこう!
コスメとは化粧品という意味で、女性が一般的に使うコスメアイテムや、スキンケア用品、頭髪ケア用品を含みます。オーガニックコスメやボタニカルコスメなどのコスメの種類もたくさんあるので、それぞれの種類の意味を理解して、自分に合うものを見つけてみましょう。