国府津海岸は釣り人に大人気の激戦区
東京から電車で1時間ほどで行ける、国府津海岸を訪れたことはありますか?実は国府津海岸はサーフフィッシングの聖地として知られている海岸で、様々な種類の魚を釣ることができます。中には、ショアジギングといった釣り方で、大物を釣る人までいます。
そこでこの記事では、国府津海岸のおすすめの釣り場から釣果についてもご紹介します。国府津海岸は本当に人気のある釣り場が点在しているので、旬の時期は釣り堀のように混み合うのです。
国府津海岸には多くの魚が生息しているので、多種多様な釣果を期待することができます。もしも、釣りを趣味としているのであれば、ぜひ参考にしてみてください。
国府津海岸のおすすめの釣り場・おすすめポイント
この項目からは国府津海岸のおすすめの釣り場やポイントをご紹介します。国府津海岸はとても広いので、いくつかの釣り場スポットが点在しているといってもいいかもしれません。
とりわけテトラ前や旧国府津海水プール下、国府津駅下、平塚方面と言ったスポットがおすすめとなっています。それぞれのスポットの特徴についても取り上げていくので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
釣り場①テトラ前
まず紹介していきたい国府津海岸のおすすめの釣り場はテトラ前となっています。国府津海岸におすすめの釣り場がいくつもあるものの、釣果の期待値はテトラ前が一番高いといっても過言ではありません。
森戸川の流れ込みがあることや、水深が一番深いことが関係しています。国府津海岸で釣りを楽しむ人はどの時間にもいるのですが、テトラ前に関しては、夜中に釣りをしている人がいるくらい人気なのです。
とりわけサバやシーバス、ヒラメといった魚を釣るのに、おすすめのスポットと言うことができます。釣りには様々な方法がありますが、水深の深さを生かした投げ釣りが向いているかもしれません。
釣り場②旧国府津海水プール下
次に紹介していきたい国府津海岸のおすすめの釣り場は、旧国府津海水プール下となっています。この釣り場は、魚の回遊ルートとなっているので、フィッシュイーターとも呼ばれている魚の群れのナブラと遭遇することがあります。
国府津海岸は旬の時期だとテトラ前が確実に埋まってしまうので、そういった方々が次に目を付けるのが旧国府津海水プール下です。もちろんプールの真下ではなく、少し離れている場所でも釣りを楽しむことができます。
このスポットでは、ソーダガツオやワカシといった回遊魚を狙って釣る人が多いかもしれません。青物の魚も釣ることができるので、テトラ前で釣りができない人は、ぜひ旧国府津海水プール下を訪れてみてください。
釣り場③国府津駅下
国府津駅からたったの5分で着くことのできる、国府津駅下も人気のある釣り場です。上記の釣り場よりは目立った釣果は期待できないのですが、比較的近い釣り場を探している人におすすめとなります。
とりわけワカシやサバ、カマス、シイラといった魚を釣るのに適しているスポットです。他の釣り場より浅いので、できるだけベイトが接岸している地域で、釣りをすることをおすすめします。
釣り場④平塚方面
最後に紹介していきたい国府津海岸のおすすめの釣り場は、平塚方面となっています。国府津海岸は平塚と隣接しているわけですが、比較的平塚方面のスポットで、釣果を期待することができます。
他のスポットより距離があるものの、テトラ前と同じくらい魚を釣るのに適しています。もしかしたらテトラ前が開いてない時があるかもしれませんが、そんな時に平塚方面のスポットはぴったりなのです。
とりわけ平塚方面のスポットでは、スズキといった魚を釣ることができます。ほかのスポットよりも水深が浅いので、できるだけ投げ釣りをすることをおすすめします。
国府津海岸で釣れる魚と釣果
この項目からは国府津海岸で釣れる魚と釣果をご紹介します。もしかしたら、何か特定の魚を狙っている人もいるかもしれませんが、そんな時にこういった釣れる魚や釣果を参考にしてみるといいかもしれません。
国府津海岸では、イナダやショゴ、サバ、ヒラメ、ソウダカツオ、シイラ、シロギスといった魚を釣ることができます。それぞれのおすすめの釣り方の方法をも取り上げていくので、釣りをする際の参考にしてみてください。
イナダの釣果
国府津海岸では、様々な魚を釣ることができますが、とりわけイナダの釣果を期待することができます。そもそもイナダはブリの若魚となっていて、回遊の時期になるとスーパーで見かけることも多いかもしれません。
イナダは関西では「ハマチ」と呼ばれていて、とりわけ35センチから60センチのブリのことを指しています。国府津海岸では、イナダのシーズンは7月から11月となっています。
夏の国府津海岸は人でにぎわっているので、イナダを狙っている人はできるだけ早めに行くことをおすすめします。イナダはルアーや弓角を使ったルアー釣りで釣ることができます。
ショゴの釣果
次に紹介していきたい国府津か海岸で釣れる魚は、ショゴと呼ばれる「カンパチ」の幼魚となっています。ショゴは比較的イナダと似た特徴を持っているものの、引きが強いので、釣りをする際に注意する必要があります。
とりわけ7月から11月がシーズンとなっていて、刺身にすると、より一層美味しくいただくことができます。やはり、釣り方もイナダと同じように、ルアーや弓角を使ったルアー釣りでよく釣れます。
サバの釣果
国府津海岸は、サバ釣りの聖地と言っても過言ではありません。サバは一年中釣れる魚なので、どの季節に訪れたとしても、サバを狙って釣ることもできるのです。
とりわけ国府津海岸のサバは良質なものが多いと評判となっていて、大物のサバを釣ることもできるかもしれません。国府津海岸では様々な青物を釣ることができますが、その中でも、本当人気があるのがサバです。
自分で釣った魚を調理する人もいますが、サバは一番美味しくいただくことのできる種類となっています。サバはメタルジグを使うことによって、釣り初心者でも簡単に釣ることができます。
ヒラメの釣果
国府津海岸では、青物だけでなく、ヒラメを投げ釣りで釣ることができます。国府津海岸のメジャーは釣り場からは少し離れてしまうのですが、一年中酒匂川付近でよく釣れるかもしれません。
ヒラメは刺身や煮物などの調理に適している、比較的美味しい魚となっています。国府津海岸では、大きめのヒラメも狙うことができるので、夕食にぴったりなサイズのヒラメを持って帰る人もいます。
ソウダカツオの釣果
国府津海岸では、様々な魚を釣ることができますが、2種類のソウダカツオが釣れます。ヒラソウダとマルソウダのソウダカツオとなっていて、とりわけ7月から11月がシーズンと言うことができます。
ここまでルアー釣りがおすすめの魚をいくつも取り上げてきましたが、ソウダカツオと投げ釣りやカゴ釣り、ルアー釣りで釣ることができます。ソウダカツオは傷みやすい魚なので、すぐにクーラーボックスに入れるのがおすすめです。
シイラの釣果
熱帯を好むようなシイラも、国府津海岸で釣ることのできる魚の一種です。ここまでは11月までがシーズンの魚が多かったわけですが、シイラに関しては、7月から9月までの短い時期がシーズンとなっています。
もちろん11月も釣ることができますが、食べることが前提であれば、7月から9月までのシイラがおすすめです。青物と同じように、ルアー釣りで釣ることによって、簡単に狙うことができます。
シイラはなかなか見かけることのない魚ですが、ムニエルや照り焼きとして調理するといいかもしれません。シイラは皮に臭みがあるので、皮取りをしてから、調理に使ってみてください。
シロギスの釣果
次に紹介していきたい国府津海岸で釣れる魚は、シロギスとなっています。国府津海岸は小石が多い砂浜ではあるものの、沖の砂地でシロギスを釣ることができます。
シロギスも1年中釣ることのできる魚ですが、ハイシーズンは4月から11月と長いのが特徴です。青物は夏場がハイシーズンなので、シロギス狙いの場合は、春や秋に国府津海岸を訪れることをおすすめします。
シロギスは投げ釣りによって釣ることのできる魚となっていて、そこまで臭みもないので下処理が楽となっています。これまで紹介してきた魚の中でも人気があるので、気になる人はぜひ釣ってみてください。
その他の魚の釣果
ここまで国府津海岸で釣れる魚を取り上げてきましたが、もちろん他の種類を狙うことができます。基本的に雑魚に属する魚はあまり釣れないので、何が獲れてもうれしいと感じることが多いかもしれません。
とりわけ投げ釣りでは、カレイやキス、メゴチといった魚を釣ることができます。もちろんルアー釣りでも何種類か狙うことができ、マゴチやカツオといった魚が釣れるのです。
国府津海岸は夏にハイシーズンを迎える魚が多いものの、一番の釣果を狙えるのは冬となっています。自分の釣りたい魚の時期を見極めて、ぜひ国府津海岸で釣りを楽しんでみてください。
国府津海岸でおすすめの釣りの方法とルアー
この項目からは国府津海岸でおすすめの釣りの方法とルアーをご紹介します。釣りとひとえに言っても、投げ釣りやルアー釣りといった様々な方法で魚を釣ることができます。
もちろんそういったおすすめの釣りの方法で釣れる魚についても紹介していきます。もしも、狙っている魚があるのであれば、しっかりと釣りの方法にもこだわっていく必要があります。
実はルアーには様々な種類が販売されていて、それぞれ異なった魚を釣るのに適しています。しっかりとルアーの特性や釣れる魚も取り上げていくので、気になる人はぜひ参考にしてみてください。
投げ釣り
国府津海岸での釣りは、投げ釣りが一番王道と言ってもいいかもしれません。国府津海岸は水深のある海岸ではあるものの、狙いの魚を釣るのには遠投といった方法が向いています。
とりわけ150メートル程度投げられるようになると、釣果が上げることができます。投げ釣りは一年中楽しむことのできる釣りの方法なので、様々な人が挑戦しています。
投げ釣りで多種多様な魚を釣ることができるのですが、一番釣れるのはシロギスとなっています。シロギスは臭みの少ない魚なので、多く釣れてしまったとしても、美味しくいただくことができるのです。
ルアー釣り
国府津海岸では、投げ釣りと同じくらい人気のある釣りの方法が、ルアー釣りとなっています。ルアー釣りとひとえに言っても、サーフトローリングやショアジギング、投げサビキといった方法が人気があります。
それぞれルアー釣りではあるものの、使っているルアーの種類が違うのです。次の項目からは、そういったルアー釣りの特徴や、使われているルアーの種類について説明していきます。
サーフトローリング
まず紹介していきたいルアー釣りの方法は、サーフトローリングとなっています。サーフトローリングは、日本古来の弓角といった疑似餌を使った、主に青物を釣るための方法なのです。
国府津海岸では、様々な青魚が釣れますが、とりわけサバやソウダガツオ、イナダ、ショゴを狙うことができます。サーフトローリングは、魚が密集しているナブラがあれば、表層に投げ入れるのがおすすめです。
ゆっくりと巻くだけでも釣れるので、比較的初心者におすすめの釣りの方法となっています。だんだんと慣れてきたら、弓角を投げ入れる距離にこだわることによって、釣果を期待することができます。
ショアジギング
ショアジギングはここ最近流行りの釣りの方法ですが、メタルジグと呼ばれるルアーを使った釣り方となっています。ジギングは船の上からメタルジグを投げ入れる方法を指していますが、ショアジギングはそんなジギングを沖で行う方法なのです。
ショアジギングでは、とりわけ青物の魚を狙うことができます。基本的にショアジギングは遠投げするだけで魚が釣れるので、初心者にぴったりな方法と言えるかもしれません。
ナブラが立っていれば、表層にルアーを投げて入れることで、魚を釣ることが可能です。青物がシーズンの時は、早朝からショアジギングを楽しんでいる人も数多くいます。
投げサビキ
最後に紹介していきたいおすすめの釣りの方法は、投げサビキとなっています。上記で紹介したショアジギングは様々な魚を釣るのに向いていますが、投げサビキはイワシ向けの釣りの方法なのです。
国府津海岸では、様々な魚が回遊していますが、一年中イワシを見かけることができます。そもそもサビキとは、魚のえさに似せた疑似針を連ねた仕掛けのことを指しています。
もちろんイワシを釣るのに最適なのですが、釣ったイワシをそのまま使うと、ヒラメやマゴチが手に入るかもしれません。国府津海岸では、様々な魚を釣ることができるので、ぜひ釣り方にも工夫してみてください。
国府津海岸の時間帯ごとの混雑具合
この項目からは国府津海岸の時間帯ごとの混雑具合をご紹介します。国府津海岸はサーフフィッシングの聖地として知られていますが、朝からショアジギングを楽しんでいる人も多いのです。
朝や昼、夕方、夜といった時間帯に分けて、混雑具合について説明していきます。とりわけ朝はあさまづめ、夕方はゆうまづめと呼ばれる魚釣りに最適な時間なので、気になる人はぜひ参考にしてみてください。
朝(あさまづめ)
あさまづめと呼ばれる釣り用語は、夜明けから日の出の1時間前後の時間帯のことを指しています。やはり釣果を期待している人は、この時間帯に国府津海岸を訪れていることが多いといってもいいかもしれません。
釣りに慣れている人は、3時から4時といった早朝の時間から、ショアジギングをしている場合があります。この時間帯はイワシが打ち上げられることが多いので、まさしくサバやワカシの回遊の時間なのです。
もちろん早朝はそこまで多くないのものの、日が昇り始める時間にはショアジギングをしている人が連なっています。とりわけテトラ前は埋まっていることが多いので、狙っている人はできるだけ早く訪れましょう。
昼
やはり国府津海岸には、あさまづめを狙っている人が多いので、昼には引き上げてしまいます。もちろん無人になるわけではないのですが、あさまづめ程、魚釣りに向いている時間ではないのです。
国府津海岸には、無数の小魚が泳いでいるので、昼の時間帯でも青物を狙うことができます。もしも、混雑している場所が苦手なのであれば、あえて昼の時間帯を訪れるのもいいかもしれません。
昼にゆうまづめのための場所取りをしている人もいるので、国府津海岸には、一日中人がいるといっても過言ではありません。次に紹介するゆうまづめは本当に魚釣りに適している時間帯なので、気になる人はぜひ参考にしてみてください。
夕方(ゆうまづめ)
そもそもゆうまづめとは、陽が沈んでから暗くなるまでの時間帯のことを指しています。ざっくりと夕方の時間帯と言ってもいいのですが、あさまづめと同じように、多くの魚を釣り上げることができます。
魚釣りは沖に出ないと釣れないのではないかと感じる人もいますが、この時間帯であればショアジギングで釣りを楽しめるのです。国府津海岸では、様々な魚が釣れるので、ゆったりとショアジギングを一日中している人もいます。
夜
国府津海岸はサーフフィッシングの聖地として知られていますが、やはり夜間でもショアジギングをしている人はいます。青魚を釣るのにはあまり適していないのですが、アナゴを釣ったという釣果が報告されています。
もしも、アナゴを釣りたいと思っているのであれば、夜間の国府津海岸が最適と言ってもいいかもしれません。やはり国府津海岸は釣り好きがにぎわう釣り場なので、早朝のショアジギングのために、夜間の時間帯に訪れる人も少なくないのです。
国府津海岸へのアクセス方法
この項目からは国府津海岸へのアクセス方法をご紹介します。そもそも国府津海岸は、神奈川県の小田原市にあり、西湘バイパスの国府津インターチェンジの目の前一帯の海岸のことを指しています。
国府津海岸の近くには、国府津駅も国府津インターチェンジもあるので、比較的アクセスしやすい釣り場と言うことができます。次の項目からは具体的なアクセス方法を取り上げていくので、訪れる際の参考にしてみてください。
電車でのアクセス
国府津海岸の近くには、国府津駅と呼ばれる駅が近くにあります。もちろん場所によって距離が異なってくるのですが、最短で5、6分程度で国府津海岸にアクセスすることができます。
国府津駅にはJR東海道本線が乗り入れていて、東京からは1時間程度で着く位置にあります。やはり比較的アクセスのしやすい釣り場なので、関東の釣り好きが押し寄せるスポットと言ってもいいかもしれません。
魚のハイシーズンの時期には、数多くの釣り人を国府津駅で見かけることができます。国府津海岸は、初心者でも魚が釣りやすいスポットなので、気になる人はぜひ訪れてみてください。
自動車でのアクセス・駐車場
そもそも国府津海岸は、西湘バイパスの国府津インターチェンジの目の前一帯の海岸のことを指しています。つまり国府津インターチェンジを降りれば、すぐ目の前に国府津海岸があるということなのです。
もしも東名高速道路を使ってアクセスするのであれば、大井松田インターチェンジから10キロほどの位置にあります。自動車でもアクセスしやすい釣り場なので、数多くの人でにぎわっているのです。
海岸近くに自動車を留める人がいますが、違法駐車なので本当におすすめできません。自動車で国府津海岸を訪れるときは、駅前のコインパーキングなどを利用してみてください。
国府津海岸は種類豊富な魚が釣れる釣り人の聖地
この記事では、国府津海岸のおすすめの釣り場を紹介してきました。もしも、釣果を期待しているのであれば、テトラ前が一番おすすめのスポットとなっています。
合わせて、国府津海岸で釣ることのできる魚についても取り上げてきました。国府津海岸は一年中釣りを楽しむことのできる釣り場なので、気になる人はぜひ訪れてみてください。