毎日ジムに通う人必見!
筋肉強化・体力維持・健康維持・ダイエットと目的はさまざまありますが、毎日ジムに通っている人は増加していて、今ではかなりの数のスポーツジムがあります。目的によって運動量も違いますが、いずれの場合もいろいろな体の筋肉を使います。
会員制で会費を払えば何回ジムに通ってもOKなところがほとんどなので、出来るだけ毎日ジムに通わないと損したような気分になりがちで、ついつい毎日ジム通いしてしまいます。
しかしジムに毎日通うことは、果たして体にとってはどうなのでしょうか。もしも毎日ジムに通うのであれば、注意をしなければならないことがあるのでしょうか。
ここでは毎日ジムに通うことが効果的なのか、毎日ジムに通うとしたらどんな方法が適切なのかなど、毎日ジムに通っているのに痩せないという声にもお応えすべく、解説しています。毎日ジムに通う人は必見です。
ジムに毎日通うのは効果ある?
結論から言うと、ジムに毎日通うのはやり方によって効果的であったり、逆に痩せないだけでなく、体を壊したりするマイナス効果になったりもします。
一番の要因はトレーニングのメニューが適切かどうかというところにあります。毎日ジムに通って効果を上げるには、正しいメニューを作り、それに従ってトレーニングを行うことが必要です。毎日ジムに通っているのに痩せないのはメニュー作りに問題があるかもしれません。
マイナス効果になるケースとしては、同じトレーニングを中心に毎日行い、その他のトレーニングは不規則に行うことです。
その他にもトレーニングそのもののやり方など、毎日ジムに通って効果的に結果を出すにはいろいろな要素があります。それらはこのあと順を追って解説していきます。
オーバーワークになること
ジムに毎日通う人であれば、「オーバーワーク」という言葉を聞いたことがあるでしょう。「オーバーワーク」を説明する前にまず、「筋肉痛」の原因について解説します。
「筋肉痛」とは慣れない運動などにより、普段使わない筋肉の筋繊維が傷つき、それを修復しようとする過程で発生する痛みのことです。通常、筋繊維の修復は数日程度で完了し、筋肉痛も治まります。
オーバーワークは筋力トレーニングのやり過ぎにより、過剰に筋繊維が傷ついてしまうことです。オーバーワークになると、筋繊維が修復する前に、さらに筋肉を酷使するので、筋繊維の修復までの期間が延びるだけでなく、場合によってはいろいろな障害が起こります。
トレーニングのやり方で一番間違いが多いのは、オーバーワークになることです。つまりジムに毎日通う人の多くは、筋肉痛を我慢してさらに同じトレーニングを続けてしまうことです。筋肉痛がおこった部位の筋肉は痛みが治まるまで使わないようなメニューを作成しましょう。
筋肉は休める必要がある
筋肉痛に関してもう少し補足すると、いわゆる「筋肉がつく」や「筋力がアップする」などと言うのは、運動によって傷ついた筋繊維が修復される際、以前より筋繊維が強くなることです。
効率よく筋力アップしようとするのならば、筋繊維が修復してから再度、同じ筋肉に負荷をかける方法がベストです。つまり、修復迄の期間は筋肉をゆっくり休ませるという気持ちが必要です。
ジムにはいろいろなレベルの機器類があるので、早く効果を出そうとして、いきなりレベルの高い、激しいトレーニングをするのではなく、はじめは軽いトレーニングから、徐々に負荷を上げていくやり方が最も効率の良い方法です。
鍛える部位を変えれば効率良くトレーニングできる
オーバーワークにならないで、筋肉を休ませるということから、一度鍛えた筋肉には続けて負荷をかけずに、翌日は別の筋肉を鍛えるというようなメニューを考えると良いでしょう。
そのためには人の身体にはどこの部位にどのような筋肉があって、その筋肉を鍛えるトレーニングの方法はどういうものか、さらにはどの程度の負荷をかけてやれば良いのかを知る必要があります。
毎日通うジムにはインストラクターが常駐しているので、協力してもらって最適なメニューを作るようにしましょう。
ジムに毎日通う人のトレーニング・ダイエットポイント
ジムに毎日通う人のトレーニング方法について、大まかに注意点やメニュー作成のポイントなどを解説しましたが、ここではそれらをもう少し掘り下げて解説します。
具体的な毎日の筋トレメニューについては、最後の章で紹介しますが、ここでは毎日ジム通いしてトレーニングを行う際に常に意識しておくべき項目を紹介します。
準備運動を念入りに
トレーニングをはじめ、スポーツをする前には必ず行う準備運動ですが、まずは体を動かすにあたっての心肺機能を準備します。また、筋トレの場合には特に部分的な筋肉を集中的に酷使するので、筋肉に今から始める事を知らせるようなイメージで、筋肉をほぐします。
準備運動に加えて大事なのが整理運動です。トレーニングで高まった心肺機能を徐々に元に戻すと同時に筋肉の血流を促すことで、筋肉の疲労回復の効果があります。忘れないように毎日のトレーニングメニューには必ず準備運動と整理運動は加えておきましょう。
1日のトレーニング量は少なく
毎日ジムに通うのであれば、1日のトレーニング量は少なめにすることをおすすめします。その理由はジムに毎日通う人が毎日ハードなトレーニングをしても、辛い思いをした分だけの効果が期待できないからです。
できるだけ体に負担をかけずに毎日続けることが、逆に効果が期待できます。また、毎日行うトレーニングも有酸素運動と呼ばれるものが脂肪を効率的に燃焼し、肥満防止になるので、ダイエット効果としては大変有効です。
トレーニングをしてダイエットしようとする人は概して結果を急ごうとしますが、確実に結果を残すなら、1日のトレーニング量は少なめで毎日続けてください。
部位を分けて日ごとにトレーニング
これまでに解説してきたように、筋肉は一旦筋繊維が傷つき、それを修復することでより筋肉量を増やすことができます。そのため修復するまでは負荷をかけないようにたっぷりと休養させてあげることが有効です。
毎日ジムに通って筋トレを行うのであれば、このことを踏まえたメニューが理想的です。つまり、同じ部位の筋肉に続けて負荷をかけないことを意識することが大切です。日ごとに違った筋肉を鍛えるメニューを考えてください。
たんぱく質は十分に摂る
言うまでもなく筋肉の主な構成成分はタンパク質です。なので、ジムに通ってトレーニングをして筋肉量を増やすためには、たんぱく質を十分に摂ることが大切です。
たんぱく質は食事でも摂取することができるのですが、毎日ジムに通って筋力アップやダイエットしようとしている人はたんぱく質を摂取するタイミングも大切です。
筋力アップが目的ならトレーニング後30分以内が、ダイエット目的の場合は食後か食事と食事の間に摂るのが効果的です。
毎日ジムに通う人の筋トレメニュー
ジムににはさまざまな運動器具が揃っています。しかし毎日ジムに通う人が正しいトレーニングメニューを作らないで、手当たり次第にトレーニングしてもあまり効果的とはいえず、ダイエットが目的の人には残念ながら効果が期待できず痩せないという結果に終わってしまいます。
毎日ジムに通う人は必ず筋トレメニューを作り、メニューに従って着実に実行することで必ずダイエットの目標を達成することができるでしょう。
①大きな筋肉部位から行う
ダイエットが目的でジムに通う人は特に重要なのが、基礎代謝を上げることです。基礎代謝が上がれば何もしていないときでも代謝が活発に行われるので、エネルギーが多く消費され、ダイエットの効率は最大限に期待できます。
基礎代謝を最も効率的に上げるには筋肉量の多い体の部位を鍛えることです。筋肉量が多い体の部位は下半身では太もも、特に大腿四頭筋、上半身では肩の部分の三角筋です。ジムではそんな大きな筋肉を効率的に鍛えることができる機器も揃っています。
注意したいのは、これらの大きな筋肉になると、修復までの時間が他の筋肉よりかかるため、最低三日間は間を開けるようにしましょう。
②次の日のメニューも意識
毎日ジムに通っても、同じ部位の筋肉には続けて負担をかけないことを意識することが大切ということは解説してきましたが、もう一つ知っておいた方が良いことを紹介します。
それは同じ筋肉を続けて使わないことともう一つ、筋トレする部位をいくつかのブロックに分けて、順番に実行していくことです。
つまり、体を大きく上半身と下半身、さらに前側と後ろ側に分け、今日、上半身の筋トレをしたら次の日は下半身の筋トレ、さらには体の前側をしたら次の日は後ろ側というようにメニューを組み立てると、筋肉を休ませることが容易にできます。
③バランス良く全身を鍛える
トレーニングの方法で間違いが多いのは、毎日ジムに通って、自分が改善したい体の部位ばかりを鍛えようとすることです。例えばお腹が出てきたので腹筋を鍛えたいとお腹周りの運動ばかりしてしまいますが、それ以外の部位も鍛えることが大切です。
一部分を何とかしたいというダイエットを考えている人は特に意識して欲しいのが、筋トレの「バランス」です。ポッコリお腹を引っ込めたいと腹筋運動ばかりしていると、前側の腹筋はある程度鍛えられますが、後ろ側の筋肉とのバランスが悪くなり、腰を痛めたりします。
この他にも一部分のみを鍛えると、痩せないばかりかそれ以外の、特に骨や内臓などに悪影響を及ぼしたり、ケガしやすい体になったりもするので、全身くまなくバランスの良い筋トレメニューを作ることが大切です。
毎日ジムに通って痩せない人は適切な方法でトレーニングしよう!
以上、毎日ジムに通うのが筋力アップやダイエットに効果的なのか、ということについて解説しましたが、現在、頑張って毎日ジムに通っている方で、痩せないという方は、やってはいけないことなど発見できたでしょうか。
毎日ジムに通っているのに一向に痩せないという人も多いようですが、ここで解説したことと自分の筋トレメニューとを照らし合わせて、自分が今行っているトレーニング方法が正しいのか、一度チェックしてみてください。