DIYで温室を自作しよう!必要なアイテム・作り方のポイントも紹介!

DIYで温室を自作しよう!必要なアイテム・作り方のポイントも紹介!

四季の植物を楽しむ方法は、様々あります。自分で育てる楽しみ方は、花木を愛する人には格別な思いがある様です。そんな人の中には、DIYで温室を自作して花木を育て、楽しみたいという人もいます。そこで今回はDIYで温室を自作するアイテムや作り方のポイントを紹介します。

記事の目次

  1. 1.温室を自作できるって知ってる?
  2. 2.温室を自作するメリット
  3. 3.温室をDIYで自作するためのアイテム
  4. 4.温室を自作する方法
  5. 5.温室の仕組みについて知っておこう
  6. 6.自作温室で趣味を楽しもう

温室を自作できるって知ってる?

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普段から花木を育てることが好きで、四季それぞれに咲く花を庭に育てては楽しんでいます。そんな人は、たくさんいます。そんな人の悩みに、冬が上手く越せないなどのことがあります。

更に、温室で熱帯植物を育て幅広く花木を楽しみたいなどと思ったりもします。そのためには、外気を遮断して適度の日差しが確保できれば、それなりの効果が得られることは理解できています。

それが温室で育てる方法です。しかし、温室を自作するのは難しいと、あきらめている人が多い様です。温室は、意外に簡単にできるということを知っているでしょうか。温室を自作するポイントなど紹介します。

温室を自作するメリット

DIYで温室を自作するメリットは、どこにあるのでしょうか。越冬が難しい植物や熱帯性の植物を保護したり、育てたりする環境が温室で確保できます。

そして、ナスやトマトなど夏野菜を種から育てようとするための、発芽や育苗に最適な環境づくりに温室が利用されます。この様に、温室は植物に良い環境を与えるというメリットがあります。

そんなふうに温室の自作には、植物を季節の変化から保護し育てるという環境づくりができるアイテムとして、温室を効果的に活用することで、花木の育成や鑑賞が楽しめるなど様々なメリットがあります。

園芸・ガーデニングの温度調節に○

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DIYで温室を自作して植物の成長や鑑賞を楽しむという、植物好きの人は、時として趣味の枠を乗り越えて手広く園芸・ガーデニングにまで手を伸ばしたりもします。

自ずと温室の大きさもそれなりの大きさになり、日ごとの温室の温度管理などをしなければならない様にもなります。このことが、花木の保護・育成に大切な役割を果たします。

温室は、園芸・ガーデニングの温度調節が効果的にできます。日照の強弱で温室内の温度に変化があり、敏感な植物には温度調節が必要になります。温室には、温度調節が効果的にできるメリットがあります。

植物の成長に良い

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温室の効果は、園芸・ガーデニングに様々なメリットを与えます。温室の植物の成長に果たす役割は、計り知れないものがあります。

露地で育てる植物の成長速度の数倍の効果があるなど、温室は、植物に必要な育成環境を前倒しでこしらえることができるというものです。そして、夏野菜などは旬の時期よりも早くいただけるというメリットがあります。

熱帯性の植物なども、育成に適した温度の管理をすることで保護ができて、成長に良い環境をつくることができます。DIYで温室を自作して、植物を保護し育てるという楽しみ方には、メリットがたくさんあります。

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温室をDIYで自作するためのアイテム

DIYで温室を自作するには、最低これだけのアイテムが必要という、揃えなければならない材料があります。そして、自作する前には、設計図もそうですが設置する場所の選定も必要です。

ベランダなのか、ある程度の空間のある庭先なのか、或いは園芸に適した広めの空地なのかなど、温室の大きさを決める場所選択の必要もあります。

大きさや置く場所が決まれば、大概のアイテムはホームセンターなどで販売していますから、揃えることは簡単にできます。ここでは、DIYで温室を自作するためのアイテムをかいつまんで紹介します。

透明シート・パネル

温室の効果は、湿った外気や風を遮り、日照の具合など温度調節ができるというところにあります。そんな時に欠かせないアイテムが、透明シートやパネルです。

温室栽培などに使われる農業用の温室の様に、本格的な物までには及びませんが、開口部を大きくして、ビニールシートなどで覆いますから、温まった空気を循環させるなどのために必要なアイテムです。

DIYで自作の温室には、大きさなどのこともあります。事前にサイズや透明シート・パネルの耐久性や加工性などを確認することが良いです。大きさや品質で費用負担も異なりますから十分な検討をしましょう。

温度計

温室の管理には、室温がポイントになります。いたずらに温度が上がり過ぎても下がりすぎても、植物の成長にあまり良い影響は与えません。

温室で植物を保護し育てるには、その植物が育つための適正温度を知ることが必要です。そして、その植物の育つ環境に温室を調整しなければ、育つ植物も育たなくなるという悪循環が生じます。

そこで、DIYで温室を自作するためのアイテムに、温度計が必要なのです。温度計を温室内に設置することで、最高最低温度や適合温度の計測ができます。温室には、温度計は必須のアイテムです。

ヒーター

温室には、空気の循環と温度管理が重要です。ビニールシートなどで覆われた室内は、それだけでも温度が上がります。当然に日差しを受けた温室の温度は、上がり続けます。

しかし温室には、これとは真逆の状態を引き起こすことがあります。夜間の保温効果の低下や寒冷状態の時の保温効果の低下など、室温をその時の寒さやそれ以上にしていしまうという逆効果があります。

そのための温度管理にもなるのですが、ヒーターで植物が耐えられる室温に保つことが必要になります。温室に必要なアイテムにはヒーターが欠かせません。サーモスタット機能にあるヒーターは、必須のアイテムです。

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温室を自作する方法

DIYで温室を自作する方法は、設置場所と大きさに気を使います。ベランダなどの狭い空間には小型の温室・庭などある程度の広さのある空間には中型の温室やそれ以上のゆとりのある空間には大型の温室などです。

すごく当たり前のことですが、狭い空間の場所に大きすぎて置けないなどのことがない様に、DIYで温室を自作するときは、繰り返しますが置き場所と大きさは特に注意したいです。

そして温室に必要なビニールシートなどのアイテムを揃えて、DIYで温室の自作に取り掛かります。電動ドリルやのこぎりなどの道具や耐水性の木工接着剤などの準備は、事前にしておきます。

小型温室の作り方

ベランダなど狭い空間を利用してDIYで自作の温室の作り方は、ミニ温室から小型温室など様々な作り方があります。幅600m×奥行450mm×高さ450mmの出来上がりサイズなどがつくりやすい様です。

長方形の枠をつくるため枠材の両面を45度に切り落とします。そして、木工用接着剤などで角を張り合わせて、ネジで固定します。この様に四角い木枠をこしらえます。

そして、両面テープでビニールシートなどを接着して枠材で固定して、ビニール面を仕上げます。この後側面や底板を取り付けて、開閉部に丁番で固定します。ざっくり、こんな小型温室の作り方があります。

大きい温室の作り方

庭などある程度余裕のある空間を利用して、大き目の温室をDIYで自作する作り方があります。間口900mm×奥行1800mm×高さ1800mmなど、畳の大きさ程度からそれ以上というサイズの温室の作り方があります。

作り方も様々ですが太めの角材で、温室の骨格を組み立てます。そして、細めの角材や板材を使って田の字型のフレームをこしらえて行きます。そして、このフレームの裏と表面にビニールシートを貼り付けます。

この様にして、すき間を埋める様にビニールシートをしっかり貼り付けて行きます。最後に開閉部を丁番で止めて完成します。この様にざっくりした紹介ですが、DIYで自作する温室の作り方があります。

温室の仕組みについて知っておこう

温室の仕組みは、いたって単純なものです。内部の温度を一定に保つようにしたガラスやビニール張りの建物です。その多くは、温室の保温効果などを利用して栽培や育成の効果を上げるというものです。

しかし温室には、構造上の仕組みは単純で大変分かりやすいのですが、その中には様々な植物に与える効果が隠されています。温室そのものと言うよりも手をかけることで温室の効果が引き出せるというのです。

実際、温室の仕組みを知ることで温度調節やそれに伴う保温効果、更には風通しや暖かい空気の循環効果など、温室の仕組みの中には様々あります。そんな温室の仕組みを紹介します。

自作温室も同じ

温室の仕組みは、大きな本格的なビニールハウスなどと呼ばれる温室もDIYで自作の小型温室も、仕組みの本質は変わらないのです。温室がなぜ暖かくなるのかという仕組みです。

狭い空間をビニールなどで多い直射日光が当たることで、内部の空気が熱されて熱くなるという様に単純明快なたとえがありますが、温室にはこれ以上の仕組みがあります。

ガラス・ビニールや土や植物などの温室内にある物が光に当たると熱せられて暖かくなるという自然の法則があります。更に暖かくなった物が空気と触れると暖かくなるという現象があります。

Photo by t.ohashi

この暖かくなった空気がビニールやガラスによって滞留することで温室内が温まるというものです。もう一つの仕組みは、赤外線が発生することで、温室が温まるという仕組みです。

温室内に紫外線や可視光などがガラス・ビニールや土や植物に当たって熱されます。そうすると赤外線が発生し、温室内は赤外線の割合が多くなり暖かくなります。

この様に、温室内で発生した赤外線が吸収や反射を繰り返すことで、温室内の空気が温まるという仕組みがあります。この二つの仕組みは、自作の温室でも同じに事象化されているのです。

温室には保温効果はない

温室の仕組みは、温室に入った光のエネルギーが赤外線に変換して、反射したりして温まった空気を逃がさずに滞留させることで温まるというものです。

温室に張ったガラス・ビニールには、断熱効果がほとんどないということは、一般的にも説明されています。しかも、日差しなどを受けた温室は、赤外線の働きで暖かくなるのですが、締め切った状態では放射冷却などが起こることがあります。

この様に、ガラス・ビニールで張った温室には暖かい空気が滞留して温めるという効果はあるのですが、温室には保温効果はないということです。夜間になると、温まった空気が冷たくなるため暖房などが必要になります。

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この様に温室は、締め切った空間がつくられているため、その中で紫外線などの差し込みで発生する赤外線の働きで、暖かい空気がつくられるというだけで、その暖かい空気の保温効果はないのです。

夜には、夜気の冷え込みに反応し放射冷却などの現象が起こり、昼間とは逆に冷たい空気が滞留するという、植物には悪影響を与える事象が発生することがあります。

温室には、何度もいう様ですが保温効果は期待できないのです。温室は、ただ建てたままの状態にガラス・ビニールをかけただけでは、雨除け程度の役割しかないと言われています。

温かい空気を逃がさない工夫

DIYで自作の温室を作り植物などを育てるなど楽しみをするという時には、前にも触れた様にただ建ててガラス・ビニールを張るだけででは、不要の長物になりかねない性格があります。

そんな温室に、たとえ小型であっても暖かい空気を逃がさない工夫が必要と言うことです。ガラス・ビニール自体には断熱効果はないのですが、これを二重三重にすることで暖かい空気を逃がさないことができます。

温室にガラス・ビニールを二重三重に張り、そのすき間に暖かい空気をためるという方法です。このことで、ガラス・ビニールのすき間にたまった暖かい空気が保温効果をもたらすというものです。

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こんなふうにしてガラス・ビニールで、暖かい空気を外に逃がさない工夫ができてきます。しかし、このすき間の幅は、広すぎると逆に空気の対流効果を上げてしまい、保温効果は薄れるということになります。

温室の状態にもよりますが、この方法では1cmから20cm程度のすき間を確保することで、空気の対流防止にもなり、暖かい空気を外に逃がさない工夫になります。

温室の大型・小型という大きさのこともありますが、小型の温室ではより狭く無理のない程度のすき間を作ることが良いよう様です。そして、小型の温室は夜間にビニールなどをかぶせるだけでも、その効果は期待できます。

小型温室の保温効果

小型温室の作り方は、木枠を利用したりホームセンターなどでキットを購入したりという様に、簡単な作り方があります。ベランダなどのちょっとした空間を利用して、花木の越冬をさせるなどができます。

小型温室の保温効果も、前でも触れていますがビニールなどを二重三重にまく手間を省いて、夜間にかぶせるなどの簡単な小型温室の保温効果を作り出すことができます。

それ程に小型温室の作り方は、コンパクトでやさしい作り方で満足できるものになります。ベランダなどの狭い空間で、しかも小型温室の保温効果を最大限に引き出すことができます。

自作温室で趣味を楽しもう

Photo byFree-Photos

DIYで自作の温室をこしらえて、花木を大切に保護し育てるということの喜びは、花を愛する人にはこの上ない満足感があります。

路地に咲く季節の花木もそうですが、自作の温室で育てる花木にも格別の愛着がわいてきます。たとえ小型の温室であっても、その達成感はひとしおでしょう。ぜひ自作の温室で趣味を楽しみましょう。

柄目木036
ライター

柄目木036

長い人生で培った経験を活かして、様々な側面から様々なジャンルのレポートを紹介しています。齢70のフリーランサーです。

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