ソロキャンプ初心者におすすめの場所って?
キャンプというと家族や友人たちと行くイメージが強いですが、近年人気となりつつあるのが一人でキャンプを楽しむ「ソロキャンプ」です。今回はソロキャンプ初心者の人にもおすすめの場所について紹介しましょう。
ソロキャンプに人気の場所【関東】
今回はソロキャンプに人気の場所を関東と関西に分けて紹介しましょう。まずは関東にあるおすすめのキャンプ場を紹介します。なかには無料で利用できるところもあるので、関東に住んでいる方はぜひソロキャンプをするときの参考にしてみてください。
栃木 キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原
栃木県の那須高原にあるキャンプ・アンド・キャビンズ那須高原は、ソロキャンプ初心者におすすめの場所です。自然とアトラクションが楽しめる最高のロケーションで、様々なキャビンからスタイルに合わせて好きなものを選ぶことができます。
キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原にはドッグランがあるのでワンちゃんを連れてソロキャンプに行きたいという人に特におすすめです。ホームページには持ち物リストが掲載されているので、どのような道具が必要なのか分からないという初心者の人はぜひ参考にしてみてください。
東京 日影沢キャンプ場
高尾山の北側にある日影沢キャンプ場は大自然のなかにあるキャンプ場で、合計で17張のテントが張れるほどの広さがあり無料で利用できます。森林や小さな川が流れていて四季折々の植物を楽しみながら自然を満喫することができます。
また、高尾山に登ることもできるので登山とソロキャンプを一緒に楽しむことが可能です。大自然のなかのんびりとソロキャンプを楽しみたいという人は日影沢キャンプ場へぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
群馬 北軽井沢スウィートグラス
「北軽井沢スウィートグラス」は群馬県と長野県の県境にあるキャンプ場です。1年を通じてキャンプができ、ペット同伴可なのでペットと一緒にキャンプを楽しむことができます。
北軽井沢スウィートグラスには森林と小さな川が流れており、大自然のなかでキャンプを楽しめます。また、その森林資源を利用した薪焚の湯(お風呂)でゆっくりと身体を温めることも可能です。
キャンプに必要な道具はレンタルできて食べ物も購入することができるので、手ぶらで行っても充分楽しむことができます。
山梨 道志の森キャンプ場
道志の森キャンプ場は森林の中、川沿い、平坦な砂地、見晴らしがよく景色の綺麗な場所等、それぞれの好みにあったキャンプサイト(場所)でキャンプができるキャンプ場です。ソロキャンプが楽しめるような静かなキャンプサイトもあり、一人で訪れる人もたくさんいます。
道志の森キャンプ場の近くには日帰りで入れる温泉施設があるので、ソロキャンプのついでに温泉を楽しみたいという人に特におすすめです。また、バイクで乗り入れることができるのでツーリング好きの人の中では有名なキャンプ場です。
茨城 大子広域公園オートキャンプ場
大子広域公園オートキャンプ場は茨城県にあるキャンプ場で、グリンヴィラとも呼ばれています。大子広域公園内にはプールや温泉、サウナ、ゴルフ場がありキャンプ以外のことも楽しむことができます。
レンタル品がとても充実していて「手ぶらでキャンプセット」を注文すると手ぶらで行ってもソロキャンプが楽しめます。とても人気のキャンプ場なので予約を取るのが難しいですが、ソロキャンプ初心者でも安心して利用することのできるキャンプ場です。
千葉 ホウリー・ウッズ久留里キャンプ村
ホウリー・ウッズ久留里キャンプ村は都心から約1時間程度でアクセスできる場所にある関東でおすすめのキャンプ場です。樹齢100年以上の森林のなかで森林浴をしながらソロキャンプを楽しむことができます。
おしゃれなテントやハンモックをはじめレンタル商品がたくさん用意されているので、キャンプ道具が揃っていないという人や初心者でも安心です。
宿泊専用ですがツリーハウスもあり、木の上にある家に泊まってみたいという人はぜひ体験してみてください。もちろんソロキャンプだけでも充分楽しめるので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
埼玉 白岩渓流園キャンプ場
最後に紹介する関東でおすすめの場所は「白岩渓流園キャンプ場」です。入間川の最上流に位置するキャンプ場で、美しい渓流を眺めながらキャンプを楽しむことができます。
ほとんど人の手が入っていないキャンプ場なのでありのままの自然を楽しめ、鳥の鳴き声や渓流にいる様々な種類の生き物なども楽しめます。釣竿のレンタルも行っているのでソロキャンプと一緒に釣りも楽しむことができるでしょう。
大自然のなかゆっくりとソロキャンプをしたいという人はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。特に夏の暑い時期に行くと暑さを忘れさせてくれるのでおすすめです。
ソロキャンプに人気の場所【関西】
ここまで関東でソロキャンプができる人気の場所について紹介してきましたが、続いては関西でソロキャンプができる人気の場所を紹介します。関東に負けず関西にもたくさんのおすすめのキャンプ場があるので、ぜひ関西に住んでいる人は足を運んでみてください。
和歌山 南紀串本リゾート大島
最初に紹介する関西でおすすめ場所である南紀串本リゾート大島は和歌山県にあるキャンプ場で、周囲が海に囲まれているのでとても開放的な気分を味わえます。ソロキャンプ用のキャンプサイトがあるのでソロキャンプ初心者という人でも安心して利用できます。
南紀串本リゾート大島ではキャンプだけではなく露天風呂やシーカヤック、九龍島洞窟の探検なども楽しめます。とても設備が充実しているので金額的には他のキャンプ場と比べると高めに設定はされていますが、色々楽しむことができるので人気のキャンプ場のひとつになっています。
兵庫 ハイマート佐仲
ハイマート佐仲は兵庫県の佐仲自然公園内にあるキャンプ場です。サクラの木がたくさん植えられているキャンプ場で、4月になると花見をしながらキャンプを楽しむことができます。また、夜には年中通して満天の星空を見ることができます。
近くにある佐仲ダム湖ではワカサギ釣りやヘラブナ釣りができ、釣ったワカサギをその場で天ぷらにして食べることができます。また、無料で利用できる温泉があるので疲れた身体を癒すこともできるでしょう。
兵庫 天滝公園キャンプ場
天滝公園キャンプ場は兵庫県にある老舗のキャンプ場です。日本の滝100選にも選ばれた天滝の近くにあり、棚田を利用したキャンプサイトでソロキャンプを楽しむことができます。
色々な雰囲気を楽しめるキャンプサイトがあるので何度来ても異なった雰囲気を味わいながらソロキャンプができます。天滝公園キャンプ場の周りにはあゆ公園やとがやま温泉、星空ハイキングなど、色々と楽しめる場所があります。
奈良 下北山スポーツ公園キャンプ場
続いて紹介する関西で人気のキャンプ場は奈良県にある下北山スポーツ公園キャンプ場です。ダム湖100選に選ばれた池原ダム湖のすぐそばにあるキャンプ場で、キャンプサイトのすぐ横には高さ110mのダムの堰堤がそびえています。
釣りや登山の拠点としても利用できる下北山スポーツ公園キャンプ場は、フリーサイトであれば570円で宿泊も可能です。冬のシーズンは通常の半額の金額で利用できるので、冬のソロキャンプを楽しみたいという人に特におすすめの場所です。
三重 かぶとの森テラス CAMP&LOCAL FITNESS
三重県亀山市にあるかぶとの森テラス CAMP&LOCAL FITNESSは、キャンプ場とフィットネス施設が融合したアウトドア施設です。キャンプはもちろんのこと、サイクリングや森林ヨガ、ノルディックウォーキング、ランニングなどを楽しむことができます。
鈴鹿川の源流に位置しているので自然がとても豊富で、四季折々の自然や満天の星空を見ながらゆったりとした時間が過ごせます。また、ソロキャンプではのんびりと過ごすだけではなく身体を動かしたいという人はぜひ足を運んでみてください。
三重 つつじの里荒滝
つつじの里荒滝は三重県松阪市にあるキャンプ場で、伊勢三山のひとつとして知られている局ヶ岳のふもとにあります。近くには道の駅があり、地元の農産品を購入することができます。
できるだけ自然を残す形でコテージやキャンプ場が作られているのが特徴的なキャンプ場で、自然に囲まれながらソロキャンプをすることが可能です。一年を通してニジマス釣りができ、その場で焼いて食べることができる点も人気の理由のひとつです。
高知 ONIWA
最後に紹介する関西で人気のキャンプ場は高知県の東部にあるONIWAです。太平洋を一望できる高台にあり、解放感のある場所でゆっくりとソロキャンプを楽しむことができます。
プライベートキャンプスペースにはソロキャンプ専用の区画も用意されていて、お遍路回りをする人も多く利用しています。
高知県特産のBBQセットや田舎寿司、地元で人気の料理屋の刺身等も食べることができるので、普段のキャンプよりも料理を楽しみたいという人におすすめのキャンプ場です。
ソロキャンプの場所の選び方
ここまで関東・関西の人気のキャンプ場について紹介してきましたが、では実際にどのようにしてソロキャンプをする場所を選べばよいのでしょうか。ソロキャンプは一人で行くので、より場所選びに慎重になります。
そこで続いてはソロキャンプをするときの場所の選び方のポイントを解説しましょう。どこへ行こうか迷ったときに参考にしてみてください。
キャンプ場の種類から選ぶ
キャンプ場と一言で言っても種類がいくつかあり、「林間サイト」「草原サイト」「湖畔サイト」「河原サイト」「海辺サイト」におおまかに分けられます。
「森林のなかで大自然に囲まれながらソロキャンプをしたい」「湖の近くでのんびりと過ごしたい」などどのようなソロキャンプをしたいのかを考えてキャンプ場を選ぶようにしましょう。
無料でできることを確認する
キャンプ場のなかには無料でキャンプを楽しめるところもあります。あまりお金をかけたくないという場合は無料でキャンプができるか事前にホームページなどで確認しておきましょう。
無料でキャンプ場が利用できる場合、設備があまり整っておらず電源や売店が無かったり、スタッフが常駐していないこともあります。また設備が古いのでキャンプをするのにあまり便利ではない場所が多い傾向があります。
しかしそういった無料でできる場所に来る人は少ないので、逆にゆっくりと過ごすことができるというメリットがあり無料の場所はソロキャンプには適していると言えます。
周辺の見どころエリアで選ぶ
キャンプ場の周辺には温泉や道の駅、アクティビティなどキャンプ以外にも楽しめる場所があります。キャンプ場の周辺にどういったものがあるのか調べて、気になるところがあればキャンプのついでに立ち寄ってみるのもよいでしょう。
ソロキャンプ初心者が知っておいた方がいいこと
最後にソロキャンプ初心者の人にむけて、ぜひ知っておいてほしいことを紹介します。ソロキャンプをするときの注意点や荷物についていくつかポイントがあるので、ソロキャンプ初心者の人はぜひ覚えておくようにしましょう。
ソロキャンプの注意点
ソロキャンプをするときの注意点がいくつかあります。一つ目は、防犯対策です。ソロキャンプでは荷物を見てくれる人がいないので、ちょっとトイレへ行った隙に盗難にあったなんてことも少なくありません。
そのため、ソロキャンプへ行くときには「夜間でも常に灯かりをつけておく」「テントの入口に南京錠をつける」「防犯ベルを携帯する」など、いつも以上に防犯対策をとるようにしましょう。
また、ソロキャンプでは食材の管理にも注意が必要です。就寝中に食材を外に出しておくと野生動物や虫に食材を荒らされることがあります。ソロキャンプだと人の気配が少なく野生動物が近寄ってきやすいので気をつけてください。
テントを張る場所
テントを張るときには、水はけのよい場所を選ぶようにしましょう。テントの設営で一番気を付けないといけないのは雨で、たとえ耐水性のあるテントでも大雨が降ると浸水することがあります。そのため水はけがよく水たまりのできにくい場所を選んでテントを張りましょう。
また、木の根元や木陰もテントを張るのにおすすめの場所です。木で直射日光や雨を防ぐことができます。ただし木が密集しているところなら良いですが、1本だけ木が生えている場合は落雷の危険性があるので避けましょう。
あった方がいい道具
キャンプ場は野外になるので虫よけや虫刺されの薬、殺虫剤を用意しておくことをおすすめします。特に夏にソロキャンプをしようと考えている場合は必要になります。また、念のため常備薬を持っていくこともおすすめします。
荷物のまとめ方
ソロキャンプへ行くときに大事なことは、なるべく荷物を少なくして厳選して持っていくことです。できたらリュックひとつ程度で済むような荷物量にしましょう。またパッキングがうまく出来ていないと途中で荷崩れを起こす場合もあるので注意してください。
おすすめギア
先程も述べたようにソロキャンプでは必要最低限の荷物にすることをおすすめします。テントもしくはタープ、テーブル、椅子、マット、シュラフ、ランタン、焚き火台、カトラリー、クッカーが最低限あればそのキャンプをすることができます。
キャンプ場によってはレンタルしてくれるところもあるので事前にホームページ等で確認しておくことをおすすめします。ただし無料で利用できるところはレンタルサービスが無いところが多いので、無料のキャンプ場を利用するときにはしっかりと準備していきましょう。
ソロキャンプに人気の場所で一人の時間を楽しもう!
今回は関東・関西で人気のキャンプ場やソロキャンプ初心者に知っておいてほしいことなどについて解説しました。ソロキャンプは自分で自由にできるのでのんびりと過ごすことができます。
なかには無料で利用できるところもあるので、ぜひ人気のキャンプ場でソロキャンプを楽しみ自分ひとりの時間を楽しんでみてください。