バイクで行くソロキャンプの準備をしよう!
バイクでのソロキャンプはとても快適で気楽です。ファミリーキャンプとは違った楽しみ方ができ、キャンプ場では自然の中でたっぷりと開放感を堪能することができます。
休みがとれたら、お気に入りのバイクと一緒にソロキャンプに出かけてみてはいかがでしょう。今回はバイクで行くソロキャンプに必要なアイテムや注意点、初心者にもおすすめの道具の積み方、車種、持ち物など詳しくご紹介します。
バイクで行くソロキャンプの道具・持ち物
バイク一台で気楽なソロキャンプに出かける時、必要な道具をしっかり適切な場所に収納して出かけましょう。バイクでのソロキャンプ初心者におすすめの道具や持ち物を、収納場所とともにご紹介します。持ち物が分からない、どんな道具が必要になるか知らないという初心者はぜひチェックです。
収納ボックスの上
まずバイクについている収納ボックスの上には軽い寝袋やマットなどの持ち物を積みましょう。収納ボックスにはフックなどをかけられるようになっているのでゴムネットなどでしっかり固定するのがおすすめです。寝袋の袋の紐などもきちんと中に収め、コンパクトにまとめましょう。
バイクの座席下収納
ソロキャンプで出かけるバイクの座席の下にもたっぷり収納スペースがあります。バイク座席の下には現地に着いてから必要になる細々とした調理器具などの道具を収納するのがおすすめです。
バーナー、ボンベ、鍋セット、ランタン、おちょこセット、やかんなどがあると夜の一人ご飯の時充実した時間を過ごすことができます。多少の振動を受けても全く問題ない道具や持ち物を収納するのがおすすめです。
収納ボックスの中身
ソロキャンプで、バイクの収納ボックスは40l程度のものがおすすめです。ソロキャンプに必要な道具や持ち物は40lあれば十分収まります。
焚火台、折りたたみテーブル、テント、なた、調理器具一式などを収納しましょう。また、食器用洗剤、焚火グローブ、ハンマー、ライター、食器洗い用スポンジなどの道具も収納ボックスに収納するのがおすすめです。
リュックの中身
バイクでのソロキャンプにはもちろんリュックも必要です。リュックには食材、水筒、レジャーシート、折りたたみ椅子など道具や持ち物を収納します。
洋服などもリュックに収納します。フリースはあると便利。ウェットティッシュやタオル、歯磨きセットなどの細かいものもリュックに収納しましょう。
バイクで行くソロキャンプ時の荷物の収納方法
バイクで行くソロキャンプ時の荷物の収納方法には大切なポイントが2つあります。荷造りすることをパッキングと言いますが、パッキングの良し悪しでソロキャンプをスムーズで快適なものにできるかどうかが決まるといっても過言ではありません。
ソロキャンプに必要な道具や持ち物のパッキングに必要な2つのポイントを詳しくご紹介しましょう。初心者はぜひチェックしてください。
道具を小分けに収納
バイクでソロキャンプに出かける時の道具や持ち物のパッキングで重要な一つ目のポイントは持っていく道具を小分けに収納するということです。
例えば、ご飯の時に使うアイテム、夜寝る時に使うアイテム、一人静かに夜の時間を過ごす時のアイテムなど、シーンに応じて小分けするのも一つの方法です。
SサイズやMサイズの小さめのジップロックを使ってできるだけ小分けにしておくと、すぐに中身を確認することもできて便利です。
また、ジップロックに入れておけば、万が一雨などに当たった場合でも多少の雨なら道具が濡れる心配をすることもなく走り続けることもできます。
重量によって乗せる位置を決める
小分けした道具を乗せる位置はバイクの車種やサイドバックの有無によっても色々と変わってきますが、大きい物や重たい持ち物はできるだけ運転席寄りや底の方に乗せると安定して走ることができます。
重たい持ち物を積む時には特に中心を意識し、走った時に左右のバランスがどちらか一方に偏らないように注意することが必要です。
濡れても問題の無い持ち物かどうか、揺れや振動に耐えうるものかどうかなど、しっかりチェックしながら積むようにしましょう。
持ち物を積む方法としてはゴム紐ネットを利用したり、サイドバックやシートバックをバイクに取り付けるのがおすすめです。初心者の方には直接バイクに固定するタイプがおすすめです。
バイクでソロキャンプに行く際の注意点
初心者がバイクでソロキャンプに行くとき、注意しておかなければない点は何があるでしょうか。普段は車で出かけることが多いキャンプですが、交通手段がバイクとなると車とは勝手が違い、色々と注意しておかなけらばならない点が出てきます。
バイクでソロキャンプに出かける時に注意しなければならないポイントを3つ紹介しておきましょう。バイクでのソロキャンプ初心者はぜひチェックです!
荷物の積載量
バイクでソロキャンプを楽しむ時には、荷物の積載量に注意する必要があります。車でキャンプに出かける時にはそれほど気にせず色々なものを詰め込むことができますが、バイクの場合はそうはいきません。
車にも積載量の制限はありますが、バイクの場合は安全に積載できる荷物の重量はさらに制限されることになります。出発前にしっかり確認してから出かけるようにしましょう。
重量の制限だけでなく、かさばるものもできれば避けた方が良いでしょう。バイクに乗っている時にバランスが崩れたり、荷物自体のバランスも崩れることになります。
必要に応じて荷物を減らす、よりコンパクトなものにするなどの工夫が必要になります。かさばる荷物もできるだけコンパクトに収納できるように工夫しましょう。
目的地までの経路
バイクでの移動は車に比べ気軽です。スマホを固定してナビ代わりに使えば、知らない道でも快適に走ることができるでしょう。
しかし、やはり初めての道はシミュレーションが必要です。頻繁にスマホを確認することは危険を伴い、事故のリスクを高めることになります。
出発前には必ずルートの確認をし、間に休憩を挟みながらナビを確認していくようにすれば、安全に目的地にたどりつくことができます。ぜひあらかじめルートを確認するようにしましょう。
友人・家族に予定を言っておく
バイクでのソロキャンプは何かが起こった時にそばに誰もいません。万が一のことが起こってしまった場合、自分のルートを事前に誰かに伝えておけば、周りの対処も早くなり、大事を逃れることができるかもしれません。また、家族や友人に余計な心配をかけることもなくなります。
ソロキャンプに出かける時には、予定のルートや、宿泊予定のキャンプ場の名前など、連絡先と合わせて周囲の人に伝えておくのがおすすめです。
バイクでのソロキャンプにおすすめのアイテム
ここまでバイクでのソロキャンプで注意しておきたい点や荷物の積み方などをご紹介してきましたが、実際にソロキャンプに持っていくおすすめのアイテムもご紹介しましょう。
ソロキャンプで必ず必要となる重要なアイテムは3つ。テント、寝袋、調理器具です。この3つさえあれば、後は何とかなりますし、3つが揃っていれば快適なキャンプを楽しむことができます。
必要以上に大きなものやかさばるものは要りません。一人の時間を楽しめる最低限のものを準備するのがおすすめです。初心者の方にもおすすめのバイクでのソロキャンプに必要なおすすめのアイテムをご紹介します。
テント
まずはバイクでのソロキャンプに必要なテントをご紹介します。ファミリーキャンプのような大きなテントは必要ありません。
コンパクトなテントを選ぶことで、荷物を少しでも小さくすることができますし、テントの設営にも時間がかからずスムーズに体を休めることができます。
ソロキャンプ初心者は自立型のテントなどパッと組み立てられるテントがおすすめです。バイクでのソロキャンプにおすすめのテントを2つご紹介します。
コールマン・テント ツーリングドームST
バイクでのソロキャンプにおすすめのコールマン・テントツーリングドームSTは、高めの前室が魅力的な、開放感を感じることができるドームテントです。
ワンタッチタイプではないので初心者は少々戸惑うかもしれませんが、設営方法もとても簡単で時間を摂りません。
風が通りぬける構造になっているので空気の循環が作りだされ夏は涼しく、インナーテントとフライシートが分かれているので、寒さをある程度防ぐこともできます。風にも強く、悪天候でも中で安心して時間を過ごすことができます。
使用時のサイズは210×120×100cmで、収納時は23×54cmとコンパクトになります。重量は4.4kgで、耐水圧は150mmです。
ROSY・ツーリングドーム
バイクでのソロキャンプにおすすめのROSY・ツーリングドームは、前室の無いシンプルなテントです。フレームを通すスリーブの片側が袋状になっていて、2本のフレームであっという間に設営できます。
フライシートがテント全面を覆わないので風通しがよく、熱がこもりにくく快適です。大きめのベンチレーションも付いているのでスムーズな換気も行えます。
入口ドアの下面には耐水性シートがプラスされていて、雨の入り込みも防止します。内部には小物用のポケットも付いていて、携帯電話やメガネなどが収納可能です。
軽くて収納サイズがコンパクトなうえに、価格も安いのが最大の魅力。サイズは210×100×110cm、収納サイズは52×12×12cmで、重量は2.4kgです。
調理器具
ソロキャンプの楽しみの一つが夕食です。一人で楽しむキャンプ飯は自由きままでなかなかのもの。そんな一人キャンプ飯に欠かせないのが調理器具です。できるだけコンパクトに持ち運びできるバイクでのソロキャンプにおすすめの調理器具をご紹介しましょう。
SOTO・コンパクトストーブ SOD-320
バイクでのソロキャンプにおすすめの調理器具、SOTO・コンパクトストーブ SOD-320は、キャンプに欠かせない火の元です。シングルバーナーでお湯を簡単に沸かすことができ、インスタント食品などを食べて夕食を終わらせたい人におすすめです。
折りたたみ式で場所を取らず、コンパクトなので色々なところに気軽に持ち歩きできるのがポイント。発熱量は3.0kwで、使用時間は約1.5時間です。本体サイズは7.6×10×8.6cmで、収納時サイズは4×4.3×7.5cm、重量は81gです。
初心者からベテランのソロキャンパーまですべての人におすすめのアイテムです。横からの風を受けにくい構造になっているので、強風の中でもしっかりと加熱調理することができます。4本ゴトク採用で置かれた鍋もしっかり支えてくれます。
イワタニ・カセットフー マーベラスII CB-MVS-2
バイクでのソロキャンプにおすすめの調理器具、イワタニ・カセットフー マーベラスII CB-MVS-2は、トップカバーと風防リングのW風防で風の気になる屋外での使用にも最適なアイテムです。
炎口を小さくして細かく配置してあり、風の影響を抑える多孔式のバーナーです。炎が短く、風邪の影響を受けにくくなっています。
色々な料理を楽しむことができるのでインスタント以外の夕食を楽しみたい人におすすめ!本体に取っ手がついているので持ち運びも便利です。本体サイズは380×329×110、収納サイズは380×329×110mm、重量は2.8kgです。
寝袋
バイクでのソロキャンプには寝袋も必需品です。快適な寝袋があれば、ゆっくり眠ることができ、しっかりその日の疲れを癒すことができます。それぞれ使用に適した温度が違うので、キャンプを楽しむ時期を考慮して購入するのがお吸うsメデス。重量やコンパクトさもポイントになります。
ISUKA・エア 280 X ショート
バイクでのソロキャンプにおすすめの寝袋・ISUKA・エア 280 X ショートは、2度の低い温度にも対応可能な羽毛を使った寝袋です。夏の3000mクラスの縦走や春秋の中級山岳にも使えるモデルで、夏の北海道ツーリング、春秋の山やキャンプにもおすすめです。
寝袋の上部はボックス構造になっていて、下部はシングル構造です。サイズは78×198cm、収納サイズは14×24cm、重量520gです。羽毛量は265g使われています。
ナンガ・ダウンバッグ250STD
バイクでのソロキャンプにおすすめの寝袋、ナンガ・ダウンバッグ250STDは、永久保証付きの寝袋で、春から秋にかけての3シーズン使えるダウンシュラフです。
ダウンの羽毛素材特有の軽さに加え、表地と裏地を直接縫い合わせる工法によってコンパクトに収納することができます。夏の低山やツーリングには最適でコスパに優れたおすすめの寝袋です。
サイズは210×80cm、収納サイズは14×24cm、重量は690gです。快適使用温度は4度、使用可能限界温度は₋1度で、ダウン重量は250gです。
バイクでのソロキャンプ初心者におすすめの車種
バイクでのソロキャンプにはどんなバイクが良いのでしょうか。バイクでのソロキャンプ初心者におすすめの車種をご紹介しましょう。荷物の快適な収納、心地よい走り等々、楽しいソロキャンプになること間違いなしの車種を4選ご紹介です。
SUZUKI・Vストローム250
バイクでのソロキャンプ初心者におすすめの車種、SUZUKI・Vストローム250は、発売以来ソロキャンパーたちに人気の一台です。
アドベンチャーらしい余裕と迫力のあるフォルム。扱いも比較的簡単なので初心者にもぜひおすすめ。少々シートが高いのが難点ですが、積載性もよく、走破性も抜群です。
走行時の姿勢も楽で、少々振動があっても色々な走りに答えてくれる今はやりのアドベンチャーバイクとなっています。250ccなので維持費も安く、存在感があるので見栄えもします。小回りも効き、燃費も良い言うことなしの一台です。新車は55.88万円ほどで販売されています。
バイクでのソロキャンプ初心者におすすめの車種、SUZUKI・Vストローム250の口コミでは、「道の駅で野菜をたっぷり買って帰るにも余裕の積載量で使い勝手抜群!」や「大きめのサイドバッグを付けても絵になるのでたっぷり荷物が運べる」など積載量に関する高い評価が目立ちます。
一方短所として「一桁国道など広い道を走る時のパワー不足を感じる」と言った声や、ポジショニングに関する不都合などがありました。
ホンダ・クロスカブ110
バイクでのソロキャンプ初心者におすすめの車種・ホンダ・クロスカブ110は、ルックスが魅力で人気の自由に遊べるバイクです。2018年にフルモデルチェンジしていますが、旧モデルの人気が高く、使い勝手の良さが高く評価されています。
積載性が良く、オン・オフ問わず走行可能。キャンプ場のちょっとしたオフロードも全く問題なく走ることができます。また、ライディングポジションなので、1日乗っていても疲れることなく快適に走れます。燃費も良く、車体自体も軽いので扱いが便利。値段も33.25万円とお手頃なのも嬉しいポイントです。
バイクでのソロキャンプ初心者におすすめの車種・ホンダ・クロスカブ110野口コミでは、「カブであることの信頼性に加え、意外と大型なので街乗りからツーリングまで幅広く使える」「クラッチレスなので操作が簡単で気楽に乗ることができる」など使い勝手の良さに関する高い評価が目立ちます。
一方短所としては、「ロータリーエンジンなので出足が遅く、信号待ちでは50ccのスクーターに抜かれてしまう」「濡れたまま放置しておくと鉄の部品がすぐに錆びる」などの声が寄せられていました。
BMW・R1200GS
バイクでのソロキャンプ初心者におすすめの車種・BMW・R1200GSは、たっぷりの積載でも安定した走りを実現するおすすめのバイクです。
キャンプに沢山の荷物を積んで出かけたいけど、オフロードなど凸凹の道で転んだりはしたくないという初心者の方にぜひおすすめ!バイク車体の後方左右に漬けるハードケースのパニアケースが良く似合います。
1日で1000km走っても翌日に疲れを残さず、連日走りを楽しむことができ、アドベンチャーバイクの至高ともいえる一台です。スーパー林道、秘境のキャンプ地、ロングツーリングのすべてを難なくこなすことができます。
バイクでのソロキャンプ初心者におすすめの車種・BMW・R1200GSの口コミでは、「大きな車体を大胆に傾けていくらでも走り続けられるような気になる」「かなりのスピードを出して走っても全くぶれることなく快適なので、自制心との闘いが必要となる」など快適な走り心地に満足している人が多いことが分かります。
一方短所としては、「ウインカースイッチなので最初は慣れず、右手でキャンセル際にアクセルをあおってしまうことがあった」「山のアイコンを出して調整を続けると、いきなりサスペンションが伸びてきて足つきに難が出る」などの声が見られました。
ホンダ・CRF1000Lアフリカツイン
バイクでのソロキャンプ初心者におすすめの車種・ホンダ・CRF1000Lアフリカツインは、どこでも走れる万能なバイクとして有名な一台です。
他のバイクで走るのを躊躇してしまいそうな道でもガンガン入っていくことができます。座高も調整でき、未舗装の道路でも快適に走りきることができます。日本全国色々な場所でキャンプを楽しみたい人にはぜひおすすめ!初心者にもおすすめです。
バイクでのソロキャンプ初心者におすすめの車種・ホンダ・CRF1000Lアフリカツインの口コミでは、「ウィンドプロテクションが旅行で高速道路でとても楽な走りができる」「加速が良く、あっという間にスピードが上がり気持ち良い」など走りに関する高い評価が目立ちます。
一方短所としては「とにかくでかいので取り回しに気を遣う。重たく停車場所などにも気を使わなければならない」「純正なので排気音の音がうるさい」「チューブタイヤなのでパンクした時が大変」などの声が見られました。
バイクでのソロキャンプを快適に楽しもう!
いかがでしたでしょうか。バイクでのソロキャンプは、普段のしがらみから開放され、自由な時間を過ごせるおすすめの旅です。
美しい絶景や美味しいグルメなどを楽しみながらお気に入りの車種を選んで、颯爽と出かけてみてはいかがでしょう。ぜひコツをつかんでバイクでのソロキャンプを快適に楽しんでみて下さい。