履歴書で職歴や資格が書ききれない時はどうする?
転職回数の多い人や、自己PRに力を入れている人は、どうしても履歴書の職歴が書ききれない時があるかもしれません。原則として、履歴書の職歴の欄は省略してはいけないので、しっかりと書き方に工夫する必要があります。
そこでこの記事で、履歴書の職歴が書ききれない時の対処法をご紹介します。合わせて、履歴書の正しい記入方法や、注意点を取り上げていくので、履歴書を書くときに参考にしてみてください。
履歴書で書ききれない時の対処法①職歴欄
様々な情報を書き込んでいく履歴書ですが、履歴書の中でも、職歴欄が書ききれない時の対処法をご紹介します。上記でも軽く触れましたが、職歴欄の職歴を省略してしまうと、経歴詐称なのではないかといった印象を与えてしまいます。
もちろん正直に職歴欄を埋めるのは大切なのですが、書き方に注意することによって、うまく職歴欄を圧縮することができます。次の項目からは、職歴欄が書ききれない時の対処法を詳しく取り上げていくので、ぜひ参考にしてみてください。
同じ欄に圧縮できないか検討する
履歴書の職歴欄が書ききれない時は、無理に省略するのではなく、同じ欄に圧縮できないか検討することをおすすめします。2行に分けて職歴を書いているのであれば、1行にまとまらないか試してみてください。
とりわけ入社年月と退社年月を分けて書いている人が多いのですが、1行に収めるのがポイントとなっています。こういった方法を取り入れることによって、2倍の職歴を書けると言ってもいいかもしれません。
主要な職歴だけまとめる
そもそも履歴書の職歴欄は、学歴なども記載するので、思い切って学歴を省略してみるといいかもしれません。とりわけ小学校や中学校の義務教育に関しては、省略していいとされていてるので、より多くの職歴を書きこむことができます。
高校以降の学歴だけに収めているものの、どうしても書ききれない時は、主要な職歴だけまとめてみてください。過去の職歴については、しっかりと伝えなければならないので、職務経歴書を使う必要があります。
所属部署などは省略
様々な会社に勤めていたことのある人は、会社名を書いているだけで、どんどん職歴欄が埋まってしまいます。会社名は、必ず正式名称で書かなければならないのですが、所属部署などは省略していいとされています。
もちろん(株)や(有)といった省略ではなく、しっかりと株式会社や有限会社を記載しましょう。このように、できるだけ記載内容を抑えることによって、書ききれないといった事態を防ぐことができます。
「現在に至る」と「以上」を1行にまとめる
履歴書の職歴欄は、基本的に左端に「現在に至る」、一行下の右端に「以上」を書くのが、決まりとなっています。履歴書の職歴欄が書ききれない時は、「現在に至る」と「以上」を1行にまとめることができます。もちろん見栄えが少し悪くなるので、できるだけ他の方法を取り入れてみてください。
「入社」と「退社」を1行にまとめる
履歴書の職歴欄の慣習として、「入社」と「退社」を分けて書くのですが、なかなかにスペースを取るかもしれません。もちろんただの慣習なので、思い切って「入社」と「退社」を1行にまとめることをおすすめします。
このように、書き方を工夫するだけで、一気に職歴欄にスペースができるのです。とりわけ「令和元年〇月 〇株式会社入社 (〇年〇月退社)」と書くことによって、上手く職歴欄をまとめることができます。
履歴書で書ききれない時の対処法②資格欄
この項目からは、履歴書の中でも、資格欄が書ききれない時の対処法をご紹介します。自己PRをすることのできる履歴書の資格欄ですが、あまりにもやる気にあふれていると、書ききれない可能性があります。
もちろん職歴欄と違って、省略することができるので、そこまで難しく考える必要はありません。次の項目からは、資格欄をうまくまとめるコツを取り上げていくので、気になる人はぜひ参考にしてみてください。
応募先の業務に繋がる資格を優先する
様々な資格を取得していたとしても、全ての資格を履歴書に書くのではなく、応募先の業務に繋がる資格を優先することをおすすめします。IT業界にエントリーしようとしているのに、わざわざアロマテラピー検定の資格を書く必要はありません。
関係のない資格を履歴書に書いてしまうと、やる気がないと見なされることもあるので、本当におすすめできないのです。自己PRのできる履歴書の資格欄ですが、しっかりと必要な資格を見極めましょう。
級のある資格は3級以下は省略
どのような資格や検定にも言えるのですが、とりわけ級のある資格は、3級以下は省略するといいかもしれません。有名な実用英語技能検定3級に関しては、中学卒業程度といったレベルなので、逆にマイナスな印象を与えてしまうのです。
もちろん2級以上の資格を履歴書に書くことによって、プラス評価を得ることができます。エントリーする会社に関係のある資格だけでなく、しっかりと級位も気にしておきましょう。
その他履歴書で書ききれない時の対処法
もちろん履歴書には、職歴欄や資格欄だけでなく、他の情報を書き入れる欄が用意されています。そこでこの項目からは、履歴書のその他の欄が、書ききれない時の対処法をご紹介します。とりわけ学歴欄や、志望動機欄について説明していくので、該当する人は参考にしてみてください。
学歴欄が書ききれない時
もしかしたら学校名やコース名が長い人や、何度も転校している人もいるかもしれません。転職をしようとしている人は、無理に詰める必要はなく、小学校入学から高校入学を省略することができます。
とりわけ新卒に関しては、中学校卒業から書くことが決められているので、省略してはいけません。やはり、詰めることを考えてしまう人はいるのですが、どうしても書ききれない時は、職務経歴書を使ってみてください。
志望動機欄が書ききれない時
履歴書において、大切な役割を担っている志望動機ですが、思いのほかボリュームが出てしまうときもあるかもしれません。書きたい内容は多いかもしれませんが、実は採用担当者は、エントリーしている人の要約力を見極めているのです。
自分の志望動機を一から羅列するのではなく、志望企業の魅力や強み、志望する理由を端的にまとめていきましょう。もちろんこういった上手い履歴書を書くためには、エントリーする企業の研究をすることが大切です。
履歴書で書ききれない時の注意点
ここまで履歴書が書ききれない時の対処法を取り上げてきましたが、もしかしたらどうしてもうまくまとまらない人もいるかもしれません。そこでこの項目からは、履歴書で書ききれない時の注意点を取り上げていきます。
とりわけ下書きをすることや、記入欄の大きい履歴書を選ぶこと、職務履歴書を使うことをおすすめします。それぞれ違った方法となっているので、気になる人はぜひ参考にしてみてください。
最初に下書きをしてみる
ボールペンで履歴書を書き進めているうちに、書ききれないことに気づくと、一から書き直すことになります。もちろん失敗から学ぶことは多いのですが、できるだけ素早く履歴書を書きたいのであれば、下書きをすることをおすすめします。
とりわけHBやHの鉛筆やシャーペンを使うことによって、上手く消しゴムで消すことができます。消えるボールペンは使ってはいけないので、しっかりとボールペンを使うことを注意して、履歴書の清書をしましょう。
記入欄が大きい履歴書を選ぶ
様々な種類の履歴書が販売されているわけですが、しっかりと記入欄が大きい履歴書を選ぶことが大切です。ただでさえ書く内容が多い人は、大きめの履歴書を使うことによって、うまくまとめることができるかもしれません。
もちろん履歴書を購入するだけでなく、ExcelやWordなどの履歴書テンプレートを使うのもおすすめです。こういった履歴書のテンプレートは、お手軽に編集できるので、必要な職歴欄をアレンジすることができます。
職務経歴書を活用するのもおすすめ
ここ最近では、履歴書だけでなく、職務経歴書を提出する人が増えています。とりわけ職歴は職務経歴書にまとめておき、履歴書に職歴に記入することによって、書類がうまくまとまるのです。
もちろん履歴書に加えて、別紙を用意している場合は、しっかりと「職務経歴書をご参照ください」といった文言を書いておきましょう。このような、履歴書で書ききれない時の注意点を参考にすることによって、エントリー会社にいい印象を与えることができます。
履歴書に書ききれない時は対処法を試してみよう!
この記事で、履歴書の職歴が書ききれない時の対処法を紹介してきました。履歴書の書き方を工夫することによって、上手く履歴書を書くことができます。
合わせて、履歴書で書ききれない時の注意点を取り上げてきました。どうしても履歴書が書ききらない時は、職務経歴書などを活用してみてください。