懇親会での挨拶はコレで完璧!新人でも失敗しない乾杯・締めの例文を紹介!

懇親会での挨拶はコレで完璧!新人でも失敗しない乾杯・締めの例文を紹介!

社員同士のコミュニケーションを図るため、忘年会や新年会などの懇親会が開催されます。また懇親会の幹事になると挨拶や進行役を任されるケースがよくあります。挨拶が苦手な人のために、乾杯や締めの挨拶のポイント、新人でも失敗しないポイントなどを紹介します。

記事の目次

  1. 1.懇親会の挨拶ってどうすればいいの?
  2. 2.懇親会の挨拶のタイミング
  3. 3.懇親会の挨拶のポイント
  4. 4.懇親会の挨拶を言うときのコツ
  5. 5.懇親会の挨拶の例文
  6. 6.新人向け盛り上がる懇親会の挨拶の例文
  7. 7.懇親会の挨拶は準備をして臨もう!

懇親会の挨拶ってどうすればいいの?

懇親会
Photo by masuidrive76

懇親会は、社員同士のコミュニケーションをとることで、働きやすい職場環境を作る目的で開催されます。新人が入社した時には新入社員歓迎会、年末年始には忘年会や新年会など社員の気運が盛り上がる懇親会が企画されます。

懇親会の幹事を指名されると、主催者(幹事)の挨拶や締めの挨拶、司会進行役などを任されるケースが多くなります。同じ社員同士のイベントとはいえ人前で話すのは緊張します。口下手で挨拶が苦手な人はなおさら緊張して、何を喋れば良いのか頭が真っ白になってしまいます。

懇親会の挨拶は、手短に簡潔に要点だけを述べるのが基本です。それでは懇親会の挨拶を失敗せずに、ビシッと決めるポイントやコツを紹介します。

懇親会の挨拶のタイミング

タイミング
Photo byjarmoluk

懇親会は親睦を深める会なので、堅苦しくならずに楽しく飲んで食べてコミュニケーションをとるのが目的です。とはいえ、ただダラダラと飲み食いするだけでは懇親会は盛り上がりません。

それをコントロールするのが進行役(幹事)の役割で、乾杯や挨拶はメリハリや会が盛り上がるアイテムとしてタイミングを考えることが大切です。

通常の懇親会では、主催者(幹事)の開会の挨拶で始まり、来賓(部長や課長)の挨拶に続き、乾杯という流れが一般的です。しかし料理や飲み物を前にして挨拶が長ければ白けてしまいます。挨拶をしている間は歓談が止まります。つまり挨拶を入れるタイミングが大事になります。

乾杯の際

乾杯
フリー写真素材ぱくたそ

乾杯の挨拶が終わって初めて、料理や飲み物に手をつけて歓談が始まるのが一般的なルールです。ですから乾杯のタイミングは会が始まって時間をおかずに行うのがベストです。

集まる人数が多く、受付から開会まで時間があくような場合には、ウェルカムドリンクを用意するのも幹事の腕の見せ所です。また来賓が2人いる場合には、1人に来賓の挨拶をお願いし、もう1人に乾杯の挨拶をしてもらうのが時間短縮になります。

お開き・締めの際

閉会の挨拶
Photo by chiaki0808

「終わりよければ全てよし」ということわざがあるように、お開き(締め)の挨拶やタイミングは重要です。締めのタイミングが早すぎると、料理や飲み物が残ってしまい、満足感がないまま消化不良の懇親会になってしまいます。

また、締めの挨拶の前に帰るのは失礼にあたるので、用事があり早く帰りたい人が我慢している場合があります。適当なタイミングを見計らって閉会の挨拶を入れるようにしましょう。

もっと残って懇親を深めたい人が多いようなら「中締め」という方法があります。「中締め」があれば用事のある人はその時点で帰ることができ、飲み足りない人は残って歓談することができます。これも幹事の手腕と判断の見せ所です。

来賓の挨拶

挨拶
Photo by k1sakaue

来賓として招かれ挨拶を依頼された場合で、乾杯前のタイミングの時は招かれたお礼と懇親会の趣旨に対する祝辞などを簡潔に1〜2分以内に収めるのがベストです。

歓談の途中のタイミングで依頼された場合は、楽しく歓談して酔いも回っているので、ムードを壊さないで盛り上がるようなユーモアを持った挨拶がベストです。もちろん長話は厳禁です。

気質
フリー写真素材ぱくたそ

幹事の立場から来賓に挨拶をお願いする場合は、挨拶のタイミングを間違えるとせっかくの懇親会の雰囲気を壊してしまう可能性があります。事前に来賓の性格やスピーチの前例などを下調べして、その人の気質に合った挨拶を依頼するようにしましょう。

気位の高い上司の場合は、早めに挨拶をさせないと気分を害する人がいます。その場合は乾杯前の来賓挨拶を依頼し、性格が明るく元気な人には乾杯の発声、割合気さくでユーモアのセンスのある上司には歓談の途中など、ベストなタイミングを見計らって依頼するようにしましょう。

懇親会の挨拶のポイント

ポイント
フリー写真素材ぱくたそ

懇親会とは、そもそも堅苦しい式典などとは違い社員同士のコミュニケーションと懇親を深め、楽しく盛り上がるパーティーイベントです。それが今後の仕事への意欲につながることや、新人が皆と打ち解け早く職場になれることを目的にしています。

懇親会の幹事とは、会場の手配や料理・飲み物の量の加減、進行プログラム、乾杯や挨拶の依頼など、言い換えれば懇親会という社内イベントのプロデユーサーです。

スキルアップ
Photo bygeralt

確かに幹事になると、主催者の挨拶や司会進行をすることが多くプレッシャーもかかります。しかし、挨拶が苦手だからといって尻込みする必要は全くありません。これはマネージメント能力やリーダーシップ能力などのスキルアップにつながる良い経験になります。

挨拶が下手でも、社員同士が盛り上がるイベントになれば幹事の手腕が評価されます。イベント全体を把握して、参加者に喜んでもらえる内容にすることが最も大切な役割です。

もちろん挨拶や司会がうまくいけばさらに最高です。これから紹介する懇親会の挨拶のポイントを参考にしてスキルアップに役立ててください。

乾杯の挨拶のポイント

乾杯
Photo byblende12

乾杯とは、これから始まる懇親会のスタートを知らせる号砲のようなものです。乾杯の合図は、それまで我慢していた飲み食いを解放して「よーし、これから盛り上がるぞ!」という気運を高めるキッカケを作るものです。

そのためには、乾杯の挨拶は長くても1分以内に収めるのがベストです。また「カンパイ!」の音頭は、元気よく参加者全員が一つになって盛り上がるようにハッキリと発声することがポイントです。

参加者全員が「カンパイ!」と一斉に同調することで、懇親会のムードが一気に盛り上がります。そのように音頭取りがうまく発声がハッキリしている人を人選するのがイベントプロデユーサーとしての幹事の手腕が試されるポイントです。

締めの挨拶のポイント

中締め
Photo by odysseygate

締めの挨拶には、前にも紹介したように「締め」と「中締め」の2つがあります。「中締め」は用事があり途中で帰る人への配慮を含んだ締め方です。

まずは参加していただいたことへの感謝の意を伝えた後に「ここで一旦中締めをさせていただきます。まだまだ料理や飲み物もございます。お時間が許す方は引き続きご歓談ください」のように挨拶します。

時間的に余裕のない人には帰るタイミングを与え、時間のある方には残る気まずさを取り除くように丁寧に挨拶するのがポイントです。

締め
Photo by odysseygate

締めの挨拶とは、最終的に閉会を告げることばです。中締めほどきちんとしたスピーチをする必要はなく、簡潔なことばで参加してくださったことへの感謝の意を述べ、一本締めまたは三本締めなどで会を閉会するのが一般的です。

もちろん一本締めや三本締めを行わずに、さらっと閉会するのもスマートです。その辺は幹事のセンスにお任せです。また二次会が準備されている場合は、その参加を促す案内をさりげなく魅力的に行うのも幹事の技量です。

来賓の挨拶のポイント

来賓
フリー写真素材ぱくたそ

来賓とは懇親会に招待される上司などです。義理で招待する場合もあれば、どうしても出席してもらいたい方もいます。来賓といっても様々な人がいるのが現実です。

来賓の挨拶は短いに越したことはありません。しかし来賓の方というのは意外に長く喋りたい人が多いものです。これを短時間に収めるのも幹事の手腕が問われるポイントです。

懇親会の目的は、来賓のお話を聞くことではありません。しかし来賓の中には、ご挨拶は3分前後でとお願いしても、そんなことはおかまいなしに挨拶を長々とする人がいます。幹事は事前に来賓のスピーチの特徴をチェックすることが必要です。

幹事
Photo by JaggyBoss

懇親会の来賓が多い場合には、事前にチェックした来賓のスピーチの特徴を考慮して、来賓挨拶の人選を絞り挨拶を依頼するのは1名〜2名にします。

その他の来賓は「来賓紹介」という形で「本日のご来賓の方々をご紹介します」と紹介をした後に「それではご来賓の方々を代表して鈴木様にご挨拶をいただきます」のように振ります。

どうしても挨拶を外せない来賓には、乾杯の音頭を取ることや、締めの1本締めなどをお願いします。その来賓がたとえ長話が好きでも、乾杯の発声や1本締めではそう長く喋れません。幹事は会を盛り上げることが最大の仕事です。盛り下がるようなことはできるだけ排除するのがポイントです。

「音頭をとる」の意味・使い方まとめ!例文・語源・類語や乾杯のやり方も紹介!のイメージ
「音頭をとる」の意味・使い方まとめ!例文・語源・類語や乾杯のやり方も紹介!
「音頭をとる」という言葉の意味は、知っているようで知らない方も多いのではないでしょうか。このページでは、そんな音頭をとるという慣用表現に焦点を当てて、使い方や例文類語など様々な角度から用法をご紹介して、役立てる情報として紹介します。
宴会での挨拶マナーまとめ!乾杯後にまわる順番や締めの言葉の例文も紹介!のイメージ
宴会での挨拶マナーまとめ!乾杯後にまわる順番や締めの言葉の例文も紹介!
社会人になると必ず一度は出席することになる宴会。挨拶に順番があったり、依頼する方の役職が決まっていたり、知らないと恥をかくこともたくさんあります。今回は、宴会での挨拶やマナーを例文付きでご紹介。乾杯の音頭を取るのは誰なのか?司会者にも役立つ情報をまとめます。

懇親会の挨拶を言うときのコツ

コツ
Photo bygeralt

懇親会は、社員同士が親睦を深めコミュニケーションを図る場です。また入社したてで職場になれない新人とも交流を深めることで、打ち解けて働きやすい環境を作るきっかけにするイベントです。

懇親会の挨拶は、はじめと終わりに行うのが一般的です。はじめの挨拶は、懇親会が盛り上がるよう勢いをつける言葉が好ましく、終わりの挨拶は最後がビシっと締まるのがベストです。それでは懇親会の挨拶をするときの具体的なコツを紹介します。

明るくハキハキと

明るい
フリー写真素材ぱくたそ

挨拶する時の表情は明るく、言葉はわかりやすくハキハキとするのがコツです。特にはじめに行う主催者(幹事)の挨拶や乾杯の際に、挨拶をする人の表情が暗かったり、口ごもってはっきりしない口調では、これから盛り上がる懇親会に水を差すような結果になり意気が下がってしまいます。

また、知識をひけらかすように難しい熟語や、理解に苦しむような難解な言葉も禁物です。新人でも先輩でも参加者全員が気持ちよく聴けるように、わかりやすい言葉でハキハキと喋るのがベストです。

最後に行う締めの挨拶では、感謝の気持ちを伝え、参加して良かったと思えるような言葉で締めるのがコツです。もちろん明るい表情ではっきりとした口調で話すのを忘れないように。

短く簡潔に

砂時計
Photo byFunkyFocus

懇親会の挨拶は短く簡潔にするのが基本です。長さは1〜2分程度、長くても3分以内で収めるのがベストです。そのためには事前に話す内容をメモなどで下準備をして、本番ではスムーズに喋れるようにしておくことが大切です。

乾杯まで参加者は、料理や飲み物を前にして飲みたい気持ちを抑えながらうずうずしています。挨拶が長ければイライラが募り懇親会全体の気運が下がってしまいます。懇親会が盛り上がるためには、挨拶はできるだけ短く簡潔にするのがベストです。

気の利いた一言が入るといい

ひらめき
Photo by duvsbefilmoc

挨拶は1〜2分と短くシンプルにするのが基本ですが、その中にウィットがキラリと光る気の利いた一言が入ればベストです。しかし気の利いた一言と一口にいってもそれを探すのは一苦労です。

普段から社内ニュースなど様々な情報を仕入れておくことが肝心です。しかし面白いからといって、特定の人を批判したり傷つけるようなネタは禁物です。また懇親会には新入社員など新人も多く参加します。新人はなれないので緊張しがちです。気持ちをほぐすような一言も良いでしょう。

1分間スピーチのお題やテーマまとめ!自己紹介のコツや例文もレクチャー!のイメージ
1分間スピーチのお題やテーマまとめ!自己紹介のコツや例文もレクチャー!
1分間スピーチをするにあたって、自己紹介以外のスピーチができるよう、お題やテーマをまとめました。また、自己紹介のコツや1分間スピーチの例文、注意点についても解説していますので、この記事を参考に面白い1分間スピーチができるようになってください。
忘年会の挨拶に役立つ例文集!流れや乾杯・締めなどスピーチのコツも紹介のイメージ
忘年会の挨拶に役立つ例文集!流れや乾杯・締めなどスピーチのコツも紹介
働いている会社でいきなり、忘年会の挨拶をする幹事に指名されて戸惑ってしまう人も少なくありません。忘年会の流れから乾杯の挨拶や締めの挨拶などの例文や面白い挨拶、忘年会のスピーチのコツなど、忘年会の挨拶についてご紹介しましょう。

懇親会の挨拶の例文

How
Photo bygeralt

ここでは懇親会の挨拶の具体的な例文を紹介します。挨拶にはそれぞれに決まった言い回しや慣用句があります。この慣用句も合わせて覚えておくと良いでしょう。

懇親会の挨拶の基本は短く簡潔にまとめることです。また挨拶を指名された場合の礼儀などのルールがあります。それらを踏まえて、これから紹介する例文を上手な挨拶をする参考にしてください。

乾杯の挨拶の例

乾杯
Photo by Dakiny

乾杯の挨拶は、これから始まる懇親会のスタートを合図する号砲のようなものです。元気に楽しく盛り上がるような挨拶が求められます。

「ご指名に預かりました営業部の高橋です。僭越ながら乾杯の音頭をとらさせていただきます。乾杯の準備ができましたらカンパイの発声でご唱和ください。(グラスにビールやシャンパンが注がれたことを確認してから)皆さまよろしいですか?それではカンパイ!」は乾杯の挨拶の一例です。

例文のように自己紹介に続いて「僭越ながら」という言葉で乾杯の音頭を皆を差し置いて自分がとることの承諾を得ます。例文の中の「僭越ながら」や「発声」「ご唱和」は乾杯の際の慣用句なのでチェックしておいてください。

新年会
Photo byjunaida279

また「ただいまご指名をいただきました総務部の山本です。本日は新年会ということなので、新年の門出を祝って大いに飲み親睦を深め、今日の楽しい思い出が今年1年邁進する活力の原動力になると確信しております。それではオメデトウでご唱和をお願いします」のような挨拶もあります。

この例文のように、自己紹介の後に元気が出て盛り上がるような一言を入れるのも良いでしょう。これは新年会の例ですが、忘年会では「今年1年を振り返ってみると〜」や、新人の歓迎会では「先輩たちと打ち解けて大いに飲んで〜」のように新人の緊張をほぐす一言もあります。

このように懇親会の趣旨にあった一言と、慣用句の「僭越ながら」「発声」「ご唱和」を上手く組み合わせ、例文を参考にして乾杯の挨拶を作りましょう。

締めの挨拶の例

フリー写真素材ぱくたそ

「終わりよければ全てよし」という言葉があるように締めは非常に大事です。締めの挨拶は、幹事がする場合と参加者の中で2番目に偉い人がするのが通例です。また「中締め」と閉会する「締め」の2種類があります。それでは中締めの挨拶で、幹事以外の人がする例文を紹介します。

「宴たけなわではございますが、お時間も迫ってまいりましたので中締めをさせていただきます。本日はお忙しい中をやりくりの上ご参加くださり誠にありがとうございました。また今日の会を取り仕切った幹事の佐藤くんへ感謝の意を込めて拍手を送りたいと思います」のように挨拶します。

締め
Photo by sayo-ts

例文のように盛り上がる歓談を中断するお詫びと、幹事への謝辞を述べるのが通例です。続いて「中締めでございますので、お時間の許す方は時間の限りご歓談を続けていただければ幸いです。それでは今後の皆様のご活躍を祈念して1本締めで中締めをしたいと思います」のように結びます。

例文のように中締めは、時間の都合で早く帰らなければならない人への配慮と、歓談がダラダラとしてきた時の引き締めの効果があります。

締めの挨拶は懇親会を閉会する時の挨拶です。締めの挨拶は中締めほどしゃべる必要はありません。簡潔なお礼と感謝の言葉のあと1本締めなどの手拍子と拍手で終えるのが通例です。

来賓の挨拶の例

来賓
フリー写真素材ぱくたそ

来賓の挨拶ほど、頼む方でもしゃべる方でも厄介なものはありません。懇親会の挨拶は短め簡潔が基本ですが、簡潔にまとめたいと思っても社員のためになる話、招かれたお礼や感謝の言葉、会が盛り上がるような話、威厳を保ちながら面白おかしくする話など考え始めるとキリがなくなってしまいます。

懇親会の目的は楽しく親睦を深めることなので、上司だから気の利いた話やためになる話をと考えると挨拶が硬くなってしまいます。あまり深く考えないで話すことが肝心です。

堅い話
Photo by Murasaki_悠

「本日はお招きいただきありがとうございます。営業部部長の田中です。一言挨拶させていただきます。日頃話す機会が少ない諸君と今日は大いに飲んで語りたいと思います。部長という肩書きは今日は家に忘れてきました。同じ会社にいる一同僚として付き合ってください」の例文ように挨拶します。

続いて「今春入社したての新人諸君も大勢参加しているようで、私の顔を見たことがない人も多いのでは?ぜひこの機会に覚えてもらえると嬉しいです。美味しそうな料理がたくさん並んでいます。それでは挨拶はこの辺で終わりにします。大いに飲みましょう!」のように結びます。

堅苦しく長い挨拶にしないのが来賓挨拶のポイントです。参加者の誰も上司だからためになる話が聞けるなどとは期待していません。むしろ堅苦しい話は懇親会では嫌われてしまうので注意しましょう。

新人向け盛り上がる懇親会の挨拶の例文

新人
Photo by GU / 古天熱

懇親会で、新入社員などの新人や、転属などであらたに同じ課に入った新人に挨拶を依頼するには主に以下のような目的があります。

新人の技量やスキルを試すため、または経験を積ませて職場に慣れさせるため、新人の性格や人間性を知るため、もう一つは新しい職場に入った感想を聞くためなどです。

懇親会
Photo by tetuzin

どちらにしても新人にとって挨拶は、周りに先輩がたくさんいる中で話すのですから緊張します。新人の自分が挨拶などして盛り上がるのだろうかなど、余計な心配をすればなおさら緊張して失敗してしまいます。

新人だから失敗するのは当たり前とポジティブに考えると、意外に落ち着いて緊張がほぐれます。それでは新人向けの懇親会の挨拶のポイントと例文を紹介します。

乾杯の挨拶の例

乾杯
Photo by odysseygate

乾杯の挨拶や音頭を新人がする場合には、「僭越ながら」「発声」「ご唱和」などの慣用句を中心、余計な話を入れようとせずに新人らしく「当たって砕けろ」という気持ちで元気に挨拶することです。

「ご指名をいただきました総務部新人の川上です。僭越ながら乾杯の音頭をとらさせていただきます。まだまだ経験不足でご迷惑をおかけすることがあるかと思いますがガッツだけはあるつもりです。それではカンパイの発声でご唱和をお願いします」の例文のように新人らしく明るく元気に行うことです。

先輩
フリー写真素材ぱくたそ

ここで必ず忘れずに入れる慣用句は「僭越ながら」です。「僭越ながら」には、新人の自分が先輩を差し置いて乾杯の音頭を取ることをお許しくださいという意味が込められています。

入れ忘れると「新人のくせに生意気な」と思われることがあるので、失礼がないように謝罪の気持ちを伝えることが必要です。例文の「僭越ながら」が使い慣れていない場合は「諸先輩がたを差し置いて」のように自分の差し出がましい行為の許可を得る内容を盛り込むようにしましょう。

締めの挨拶の例

フリー写真素材ぱくたそ

新人でも懇親会の幹事を任され、最後の締めの挨拶をする場合があります。その場合も参加していただいたお礼と、自分の拙い幹事の不手際をお詫びし、協力していただいた方々への感謝の意を伝え、新人らしく元気に簡潔に締めることが肝心です。

「本日はお忙しい中、このように大勢の方にご参加いただきありがとうございました。私のような新人の幹事で至らない点が多々あったことと思います。なんとか無事遂行できたのも諸先輩方々のご協力の賜物と感謝しております。お時間もきましたのでお手を拝借して1本締めで閉会させて頂ききます」のように締めます。

懇親会の挨拶は準備をして臨もう!

懇親会
Photo by pyconjp

今回は会社で行う新入社員歓迎会や忘年会・新年会などの懇親会における、乾杯や締め・来賓の挨拶について、タイミングやポイント・コツなどを紹介してきました。どんな場合でも準備さえしておけば必ず乗り切れます。

懇親会にはこのほか、クラス会やOB会、お子様の学校のPTA、地域の自治会など様々な懇親会があります。どんな懇親会でも挨拶の基本は同じなので、これまでの記事を参考にして素敵でスマートな挨拶ができれば幸いです。

Eiji0601
ライター

Eiji0601

元ミュージッシャン&調理師。現在はフリーのコンサート企画やチラシ等のデザイナーをやっています。音楽のジャンルはクラシックからジャズ&ポップス、特に’60年代〜’80年代ポップスが大好きです。料理は和食が得意な年齢不詳の独身男性です。

関連するまとめ

人気の記事