刺繍に必要な道具をチェック！初心者にもおすすめな便利なアイテムもあり！

色彩豊かな糸で、繊細なアートが描き出される刺繍は一見すると高度な技術を必要とするイメージがあるものです。しかし、手芸専門店をはじめ、100均では初心者でも簡単に始められる便利な刺繍セットが手に入ります。

本記事では、刺繍に必要な道具や100均で揃う初心者におすすめの刺繍セットなどを紹介します。他にも、あると便利な刺繍の道具・キットについても取り上げます。初心者で趣味として刺繍に挑戦したいという方はぜひ参考にしてください。

手芸専門店に行くと、種類豊富な手芸の道具が店頭に並べられていて、刺繍には最低限どんな道具が必要なのか困惑してしまいます。そんな方に向けて、この項目ではこれだけは揃えておきたい刺繍に必要な道具について解説します。

刺繍に必要な道具の1つ目に「刺繍針」があります。刺繍針には大きく分けて「フランス刺繍針」と「クロスステッチ針」の2種類があります。

刺繍糸を1本～6本を組み合わせて使用するため、刺繍針は一般的な縫い針よりも針穴が細長くなっています。針の太さや長さにより号数があり、刺繍する糸の本数や布の素材によって使い分けるためセットで購入しておくと便利です。

刺繍に必要な道具の2つ目に「刺繍糸」があります。刺繍糸には、糸の太さによって番号で種類が分かれており、糸が太くなるほど番号が小さくなります。中でも一般的に良く使われれるのは、25番刺繍糸です。

刺繍に必要な道具の3つ目に「刺繍枠」があります。これは、生地に張りをもたせて作業をする道具です。刺繍枠がなくても刺繍はできますが、使用した方が仕上りがより綺麗になります。

プラスチック製と木製があり、直径8cm～18cmまで様々なサイズがあります。初心者の方でも始めやすいワンポイントの刺繍をする場合は、直径8cm～10cm程度の刺繍枠が適切です。

刺繍に必要な道具の4つ目に「布」があります。フランス刺繍の場合は、綿や麻といった薄くて目の詰まった生地がおすすめです。柔らかい生地だと刺繍がしづらいため、適度に張りのある生地の方が扱いやすいです。

クロスステッチの場合は、図案のマス目と生地の織り目を数えながら刺すため、織り目の数えやすい布が適切です。

刺繍に必要な道具の5つ目に「はさみ」があります。刃先が尖っていて糸が切りやすい「糸切ばさみ」と、布地もよく切れる「裁ちばさみ」の2点を準備しておくと良いでしょう。

刺繍メーカーから販売されている糸切ばさみは少々値が張るため、手芸専門店もしくはネットで購入することをおすすめします。

刺繍に必要な道具の6つ目に「チャコペンシル」があります。これは、作業を進めているうちに薄くなってしまった図案を書き足す際に使用します。

チョークタイプやシャープペンシルなど様々なものがありますが、水で消えるタイプのものが一番おすすめです。できるだけ目立つ色を選ぶと刺繍しやすくなります。

刺繍に必要な道具の7つ目に「チャコペーパー」があります。これは、刺繍の図案を移す際に使用し、「刺繍用コピーペーパー」と表記されていることもあります。

生地の上にインク面を下にしたチャコペーパーと図案を重ねて置き、ボールペンで上からなぞると図案が生地に転写されます。衣服用のチャコペーパーは消えない場合があるため、刺繍用の水で消えるものを用意しましょう。

上記の項目で紹介した道具の他に、あると便利な刺繍の道具についていくつか紹介していきます。刺繍の種類によっても準備するものや使いやすい道具は異なってくるため、必要に応じて使うようにしましょう。

あると便利な刺繍の道具1つ目に「糸通し」があります。これは、針に糸を通す際に役立つ道具です。裁縫で使うスタンダードな糸通しに比べて、刺繍用の糸通しは複数本組み合わせて使う刺繍糸でも針に通しやすい仕様になっています。

あると便利な刺繍の道具2つ目に「スマ・プリ」があります。これは、水溶性刺しゅう用図案転写シールで、チャコペーパーでは図案が写りにくかったり、細々とした図案を写したりするのに便利です。

図案を映したスマ・プリは、そのまま生地に貼ることができ、上から刺繍することが可能です。水溶性のため、刺繍後は水で洗い流すことができます。

あると便利な刺繍の道具3つ目に「トレーサー」があります。これは、生地に図案を映す際使用する刺繍専用の鉄筆です。ボールペンでも代用できますが、トレーサーは一点に力を入れやすく、より綺麗に図案を映すことができます。

あると便利な刺繍の道具4つ目に「接着芯」があります。これは、表面に接着剤のついた芯地で刺繍の際、生地の伸びやたるみを防いで縫いやすくします。

接着芯には、両面と片面の2種類がありますが、刺繍では一般的に片面接着芯がよく使われています。素材や接着芯の厚みなどは様々なものがあり、用途や好みに合わせて選ぶことができます。

あると便利な刺繍の道具5つ目に「綿棒」があります。綿棒は、刺繍後にチャコの印を落とす際に使用します。水分を含ませて、生地の上から軽くたたくだけなので手間がかからず、布ごと洗う必要がないため便利です。

あると便利な刺繍の道具6つ目に「刺繍図案の本」があります。これは、様々なパターンのステッチが解説されていたり、アイデア豊かな図案が載っていたりする書籍です。

刺繍初心者の方は、刺繍図案がシンプルで、細やかに図解されているビギナー向けの本がおすすめです。

上記の項目では刺繍に必要な道具やあると便利な刺繍の道具について紹介しましたが、ご覧の通り一式を揃えるには若干品目が多いことが分かります。

「全て自分で揃えるのは大変そう」という方も、簡単に手に入る便利な刺繍セットを購入すればあっという間に刺繍に必要なものが揃います。この項目では刺繍初心者の方におすすめの刺繍セットをいくつか紹介していきます。

この項目では、100均で手に入るおすすめの刺繍道具および刺繍キットを紹介します。ここで紹介する刺繍道具・キットは、本格的に刺繍を始める前に簡単な刺繍を低価格で体験したいという方におすすめの商品です。

100均で手に入るおすすめの刺繍道具・キット1つ目は「ダイソー 刺繍用下地シート」です。この商品は、好きな図案を映した下地シートを生地に貼りつけて上から刺繍する、いわゆるスマ・プリです。

下地シートは、水溶性のため刺繍後に水で洗い流すことができます。販売されている下地シートのサイズは、およそ21cm×22cmです。

100均で手に入るおすすめの刺繍道具・キット2つ目は「ダイソー 刺繍糸ホルダー」です。この商品は、煩雑になりがちな刺繍糸を綺麗に束ねることができる便利なアイテムです。

手順もシンプルで、色番号の書かれた紙帯を差し込めるホルダーが付いているため、刺繍糸の色を記憶する必要もなく、同じ色を購入する際も便利です。

100均で手に入るおすすめの刺繍道具・キット3つ目は「FLET’S・百圓領事館刺繍キット」です。この商品は、刺繍糸と図案がプリント済みの不織布がセットになった刺繍キットです。

動物や植物の可愛らしい絵柄12種類から好みのデザインを選ぶことができます。別売りになりますが、FLET’S・百圓領事館では刺繍枠（10cm）と刺繍針セットを購入することができます。

100均で手に入るおすすめの刺繍道具・キット4つ目は「セリア 刺繍キット 図案入生地」です。この商品は、図案がプリント済みの生地と説明書がセットになった刺繍キットです。刺繍針や刺繍糸は含まれていないため注意が必要です。

初心者でも刺繍しやすい基本的なステッチで、完成品はティッシュケースになります。刺繍キットの中に含まれている説明書は必要最低限のことのみ書かれており刺繍の専門用語などの解説が不十分に感じる場合があります。

そのため、不明点があった際にすぐに参考にしたり、確認したりできるような刺繍の本が手元にあると便利です。

本記事では、刺繍に必要な道具や100均で揃う初心者におすすめの刺繍セット、あると便利な刺繍の道具・キットについても取り上げました。初心者で趣味として刺繍に挑戦したいという方はぜひ参考にしてみてください。