哺乳瓶の消毒っていつまでやるもの?
赤ちゃんにとっての必需品である哺乳瓶は、消毒をして常に清潔にして使うことは当たり前になっています。しかし、離乳食が始まったり赤ちゃんが色々なものに興味を示して触ったり、舐めたりするようになり、哺乳瓶は消毒しているけど、他のものは口にいれて大丈夫なのか気になります。
今回は赤ちゃんの使う哺乳瓶はいつまで消毒するのが良いのか、哺乳瓶のほかにも、おもちゃの消毒をした方がよいのかについて、おすすめの消毒用のグッズを紹介します。
哺乳瓶の消毒が必要な理由
生まれたばかりの時から赤ちゃんは、ミルクを飲むための哺乳瓶を清潔に消毒をしてから使う必要があります。
その理由として、哺乳瓶を消毒することは免疫力の弱い赤ちゃんを細菌やウイルス、食中毒、口内炎などといった様々な病気から守るという意味でもあり消毒は必要不可欠です。赤ちゃんの口に入る哺乳瓶をしっかりと消毒をする理由を詳しく解説していきます。
洗い残しで増えた雑菌への対処
哺乳瓶は水洗いだけではきれいに洗うことが出来ません。その理由は、水洗いだけでも一見きれいに汚れが落ちているように見えますが、細菌の繁殖リスクが上がるからです。
普通の食器洗い洗剤を使って洗っても問題ありません。哺乳瓶用の洗剤も売られているのでより優しいもので洗いたい時は専用のものがおすすめです。
しっかりと哺乳瓶の洗剤をすすいだつもりでも、哺乳瓶の細かいキズなどにわずかに入り込んだ洗剤が残ってしまっていると赤ちゃんにはよくありません。洗剤の目に見えない洗い残しから雑菌の繁殖を防いで、ウイルスや細菌から赤ちゃんを守るために哺乳瓶の消毒が必要になります。
哺乳瓶を洗う時には、哺乳瓶用のスポンジやブラシを使って洗うと洗い残しがなくきれいに洗うことが出来ます。免疫力の低い赤ちゃんは大人と比べると細菌に感染しやすいため、常に清潔な哺乳瓶を使用する必要があります。
いつまでやるべきかの時期は環境によって異なる
いつまで哺乳瓶の消毒をすればよいのかは、正確にいつまでというのが決まっていません。生後5、6ヵ月出離乳食を食べるようになったのと同時に哺乳瓶の消毒をやめる方もいれば、1歳以降になると粉ミルクを飲む必要がなくなるのでその時期まで哺乳瓶の消毒を行う方もいます。
消毒の作業は少し面倒で大変ですが、早い時期から哺乳瓶の消毒すをるのをやめてしまうのは赤ちゃんにとってあまり良くありません。しかし、あまり神経質にならじに気楽に考えてください。
生後3ヵ月以降になれば免疫力も徐々に高くなってくると言われていますが、まだまだ油断はできません。個人差はありますが、赤ちゃんの成長を見ながら判断するお母さんが多いようです。
いつまでやるべきかは医師の見解も異なる
お医者さんによっても、哺乳瓶をいつまで消毒するべきなのかは意見にバラつきがあります。お医者さんによって意見にバラつきがある理由はというと、医療関係者用のマニュアルによっても記載されていることが異なるためだと言えます。
さらに各メーカーによっても3ヶ月までから1才までだったりと、推奨されている時期が異なっているのもお医者さんの意見にばらつきがある理由とも言えます。
消毒をする時期がいつまでなのかという共通の方針がないため、お医者さんにとっても答えるのが難しい質問ということです。消毒をしていればそれだけで安心して、赤ちゃんに哺乳瓶を使うことが出来ます。
哺乳瓶の消毒をいつまですべきかの目安
赤ちゃんの哺乳瓶の消毒はいつまでするべきなのか、ウェブサイトなどで調べると生後6ヵ月までと書かれていたり、生後7ヵ月と書かれていたり、いちばん短い時期だと生後2ヵ月と書かれていたり、哺乳瓶の消毒が必要である正確な時期が、それぞれ異なって記載されています。
なぜ消毒を行う時期に各ウェブサイトごとでこのようなばらつきが出ている理由や、実際にはどれくらいの時期までの消毒がベストなのか目安などを解説します。
いつまでやるかには免疫力が関係する
赤ちゃんの哺乳瓶を消毒する理由は、免疫力の低い赤ちゃんをウイルスや細菌感染から守るために行います。赤ちゃんは生まれてから5〜6ヵ月頃までは、お母さんのお腹の中にいた時にもらった免疫がまだ残っています。それ以降は徐々に免疫が赤ちゃんの体内から消えていきます。
赤ちゃんは大人と比べると細菌に弱いので、感染のしやすさは変わりありません。哺乳瓶や身の周りのものを清潔に保つことが大切です。
ミルクを作る時にも70度以上のお湯で作ることが推奨されています。その理由が70度以上のお湯で粉ミルクを作ることで特定の細菌を死滅されることができて、より安全に赤ちゃんがミルクを飲むことが出来ます。
生後半年は少なくともやるべき
哺乳瓶の消毒は、哺乳瓶を洗ったり消毒液を毎日作ったりと意外と手間がかかるものです。はやく哺乳瓶を消毒しなくても良い時期になってほしい、もうそろそろ消毒をしなくても良いのでは、と思うお母さんも少なくないです。
早い時期にに哺乳瓶の消毒をやめてしまうと、大人よりも免疫力の低い赤ちゃんはウイルスや細菌に感染しやすくなってしまう恐れがあります。
生後3ヵ月から免疫力がついてくると言われていますが、いつまで消毒をしたほうが良いというのはお医者さんによっても意見が違います。赤ちゃんをウイルスや細菌から守るという意味でも生後6ヵ月までを目安に続けるのが赤ちゃんのためにも安心です。
おもちゃなども消毒した方が良い
赤ちゃんは自分でおもちゃを掴めるようになると、口の中におもちゃを入れたりしてどんなものなのかを確かめます。口に入れたりしながら遊ぶおもちゃは、哺乳瓶と同様に消毒した方が必要になります。
消毒が必要な理由は、赤ちゃんが最もかかりやすいと言われているロタウィルスなど、口からウイルスが入ってしまうことで感染する病気が多く存在します。そのため、赤ちゃんが遊ぶおもちゃも生後6ヵ月ころまでは消毒するのがおすすめです。
おもちゃによっては消毒液につけられないものなどもあるので、しっかり確認をしたうえで消毒を行ってください。
消毒液につけられないおもちゃは、アルコールスプレーを吹きかければ簡単に消毒することが出来ます。消毒液につけるのが面倒だったり、大変な時はアルコールスプレーが手軽でおすすめです。
哺乳瓶の消毒方法
哺乳瓶を消毒するにはいくつかの方法があります。お湯を沸かして行う煮沸消毒や専用のケースに入れて行う電子レンジでの消毒方法、消毒用の薬液に哺乳瓶を浸す薬液消毒などの方法があります。
どの方法で消毒作業を行っても哺乳瓶をしっかりと消毒することができます。消毒作業は毎日必要になるので、それぞれの生活スタイルや自分に合うやりやすい消毒方法が選択できます。それぞれの消毒方法の特徴について紹介します。
煮沸消毒
煮沸消毒とは鍋などにお湯を沸かして沸騰させて、その中に哺乳瓶を浸して消毒を行う方法です。熱湯で細菌を死滅させることが出来ます。昔ながらの方法ですが消毒液がいらないので、いつでも哺乳瓶の消毒が出来ます。
しかしお湯を沸かすのに時間がかかったり火加減を見守っていたり、煮沸消毒後しばらくは哺乳瓶が熱くなっているのですぐに哺乳瓶が使えません。しばらく哺乳瓶を冷ます時間が必要なので、哺乳瓶すぐに使いたい場合には煮沸消毒は不向きです。
煮沸消毒した哺乳瓶は直接手で触らないように気をつけてください。消毒した哺乳瓶を手で触ってしまうと手についている細菌が哺乳瓶に付着してしまいます。
哺乳瓶専用の哺乳瓶ハサミを使ってお湯の中から取り出して自然乾燥させてください。もしくは手を触れないように清潔なキッチンペーパーで拭き取ってください。
電子レンジ消毒
消毒用の薬液やお湯を沸かしたりせずに、電子レンジ専用のケースに入れれば電子レンジで哺乳瓶の消毒ができます。電子レンジ専用のケースに決まった量の水と哺乳瓶をいれて、電子レンジで温めるだけで哺乳瓶の消毒が完了します。
電子レンジで温めたあとは哺乳瓶がかなり熱くなっているので熱い蒸気や、やけどに注意してください。電子レンジでの消毒はすぐに消毒ができて便利ですが、煮沸消毒と同じくすぐに哺乳瓶が使いたい場合は哺乳瓶が冷めるまでは熱くて使えません。急いでいる時は不向きかもしれません。
消毒の薬液も必要なくやり方はとても簡単です。さらに消毒後そのまま哺乳瓶を保管できるので使う時にはケースから取り出すだけです。形状もコンパクトなものが多いので場所もとりません。
薬液除菌
消毒用の薬液を作って、一定時間そのなかに哺乳瓶を浸しておくだけで消毒が完了します。水に消毒液をいれるだけで薬液が完成するので、煮沸消毒のようにお湯を沸かす手間がなく、時間の短縮が出来ます。
液体の消毒液が主流でしたが、今では錠剤型になっているものもあり軽量いらずでとても便利です。水に溶けやすい錠剤を水道水に入れるだけで薬液が作れます。
一度作った薬液のほとんどは、24時間使用することが出来ます。哺乳瓶は1日に何度も消毒をして使うものなので、何度も作る必要がなく長時間使える薬液はとても助かります。
哺乳瓶の消毒に使える便利グッズ
哺乳瓶の消毒の際に役に立つ便利グッズには、様々なものが売られています。可愛らしいキャラクターのケースや電子レンジ用の消毒ケース、タブレット型の薬剤をポンと入れるでけで消毒用の薬液が簡単に作れるものまでたくさん揃っています。どえれもおすすめの便利グッズです。
ビーンスタークスノー ピュリファン消毒ケース
ビーンスターク・スノー哺乳びん・ニプル 消毒専用容器 4L
参考価格: 1,508円
哺乳瓶を最大6本まで消毒することが出来る消毒ケースです。専用のトングとニプルケースも付属していて使い勝手がよくとても便利です。優しいグリーンカラーのケースはキッチンに置いていても可愛らしいのも魅力です。
ゆったり大きめ設計なので、哺乳瓶だけではなく食器やマグカップ、おもちゃの消毒にもぴったりです。つけ置きする哺乳瓶の本数に合わせて正確に水の量を計量できます。
付属品 | トング、ニプルホルダー、フタ |
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容量 | 4リットルまで可能 |
消毒可能な本数 | 最大6本 |
コンビ 除菌じょ~ずα
コンビ 除菌じょ〜ずα
参考価格: 2,220円
電子レンジで消毒、除菌をしてそのまま保管出来る便利なケースです。一度に哺乳瓶3本までの消毒と保管が可能です。専用の小物ケースが付属しているのでニプルや哺乳瓶のキャップなどの小物もまとめて消毒できるのも魅力です。店舗によって限定カラーもあります。
付属品 | 小物ケース |
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容量 | 570g |
消毒可能な本数 | 3本 |
ピジョン ミルケース ディズニー柄
ピジョン ミルケースディズニー柄
参考価格: 1,763円
薬液消毒用のケースとしても使用可能な収納ケースです。口の広い哺乳瓶にも対応しています。水切りトレーが付属になっているので、哺乳瓶やニプルの乾燥にも便利です。ディズニーのキャラクターが好きな方や可愛いものが好きな方におすすめの哺乳瓶ケースです。
付属品 | 水切りトレー、フタ |
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容量 | 3リットル |
消毒可能な本数 | 4本 |
ピジョン 電子レンジスチーム&薬液消毒ケース そのまま保管
ピジョン 電子レンジスチーム&薬液消毒ケース そのまま保管
参考価格: 2,662円
電子レンジ消毒と薬液消毒どちらにも対応していて、そのまま哺乳瓶の保管できるので便利です。タテ、ヨコどちらでも置くことができて哺乳瓶の取り出しも楽チンです。薬液消毒の場合はタテ置きのみの使用になります。
ニプルやキャップが保管できるバスケットがついているので、ケースの中で散らばったりする心配もありません。
付属品 | ニプル、キャップ用バスケット |
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容量 | 3.4リットル |
消毒可能な本数 | 3本 |
Miltonミルトン CP
ミルトン CP
参考価格: 1,499円
錠剤タイプで消毒液を液量する必要がないので、すぐに薬液が完成します。2リットルのお水に1錠入れて溶かすだけです。手で開けにくい特殊シートで、小さいお子様の誤飲を防ぐための工夫がされています。コンパクトでお泊まりなどの持ち運びにも便利です。
付属品 | ー |
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容量 | 60錠 |
消毒可能な本数 | ー |
ディズニー 哺乳びんハサミR
哺乳瓶ハサミは消毒液から哺乳瓶を取り出す時や煮沸消毒に便利です。哺乳瓶ハサミの内側にゴムがついているので掴んだ時に滑りにくく、細かいものも掴みやすくなっています。さらに分解して洗うことができるので衛生的です。
ミッキーをイメージしたカラーにミッキーのマークが可愛らしくておしゃれです。こちらの哺乳瓶ハサミはアカチャンホンポの限定商品です。
ベルコット ミッフィー 哺乳瓶消毒ケース
ベルコット ミッフィー哺乳瓶消毒ケース
参考価格: 3,649円
電子レンジ専用の消毒ケースです。コンパクトなデザインになっているので哺乳瓶を入れて持ち運んだり、哺乳瓶を保管しておくのにもおすすめです。
ケースの内側に仕切りがついているので、中でごちゃごちゃせずに整理できます。かわいいミッフィーがプリントされているのもポイントです。
付属品 | なし |
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容量 | 390g |
消毒可能な本数 | 2本 |
哺乳瓶の消毒に使える便利グッズ一覧比較表
商品 | ||||||
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商品名 | ビーンスターク・スノー哺乳びん・ニプル 消毒専用容器 4L | コンビ 除菌じょ〜ずα | ピジョン ミルケースディズニー柄 | ピジョン 電子レンジスチーム&薬液消毒ケース そのまま保管 | ミルトン CP | ベルコット ミッフィー哺乳瓶消毒ケース |
価格 | 1,508円 | 2,220円 | 1,763円 | 2,662円 | 1,499円 | 3,649円 |
付属品 | トング、ニプルホルダー、フタ | 小物ケース | 水切りトレー、フタ | ニプル、キャップ用バスケット | ー | なし |
容量 | 4リットルまで可能 | 570g | 3リットル | 3.4リットル | 60錠 | 390g |
消毒可能な本数 | 最大6本 | 3本 | 4本 | 3本 | ー | 2本 |
商品リンク |
哺乳瓶の消毒をいつまでするかは慎重に検討しよう
赤ちゃんの哺乳瓶をいつまで消毒をするべきかは、お医者さんや各メーカーごとに異なっているため、正確な時期にとくに決まりはありません。消毒方法も様々なので自分にあった方法で行ってください。
赤ちゃんの発育にも個人差はあるので、それぞれの赤ちゃんにあった時期に消毒をやめるのが良いです。赤ちゃんの免疫力などにも考慮して最低6ヵ月は消毒する事をおすすめします。大変な消毒作業ですが、可愛いグッズなども使えば楽しく行えます。