鏡を手作りしよう!簡単な作り方を紹介!
鏡は、自分の顔や、自分の後ろにあるものをあるがままに映して見られるとても不思議なものです。また、博物館などで貴重な出土品として鏡が展示されたり、天皇家に代々伝わる鏡の存在を聞くと、ますます神秘的なものと思えてきます。
ただ映すだけのものならば、水鏡というように、水面にも映りますが、水がなくても、立てても、携帯しても使われる鏡は、科学が発達する以前の昔においては、神秘的な宝であったと言われます。
科学が発達した今、鏡は100均でも買えるくらい手ごろなものが見つかります。人はピカピカゆらゆらするものに興味をそそられるそうですが、身の回りにあるものを鏡面化することはできるのでしょうか。鏡の作り方をご紹介します。
そもそも鏡って手作りできるの?
鏡の貴重さを考えると、自分で鏡を作る作り方なんて、とてもできるとは思わないかもしれません。難しい化学薬品や製造のための施設が必要そうで、自宅で簡単にできる作り方なんて想像すらしないでしょう。
けれども、実は、簡単な作り方で、身の回りのものをおしゃれに鏡面仕上げすることができます。手作りの簡単な作り方で気楽に鏡面仕上げを施したものを、手作りデコアートの一つとしておしゃれなDIYインテリアに取り入れたり、手作りアクセサリーにしたりして、生活に取り入れてみましょう。
初心者でも簡単に作れる
鏡は手作りで簡単に作れる作り方があると言われても、やはり思いのほか作業が難しい作り方なのではと心配になります。他のDIYで経験するように、費用がかかり買った方が安くつくというような複雑な作り方であれば、後ずさりしてしまうでしょう。
けれども、予想外に、鏡を作ること、鏡面化する作り方は簡単です。ペンキを塗ったりスプレーペイントを使うのとほとんど同じ作り方で、鏡ができてしまいます。夏休みの工作の宿題や、技術家庭科の椅子や本棚の作り方を思い出して、鏡作りを楽しんでください。
材料はホームセンターや100均で揃う
おしゃれな手作り鏡を作るのは、大がかりで専門的な作り方が必要だと考えがちですが、鏡面化するスプレーなどを利用すると意外と簡単な材料や作り方できるので挑戦しやすいです。
手作り鏡を作るための材料や用具は、手近なホームセンターのDIYコーナーや、100均の手作り手芸コーナーやDIYコーナーなどでも揃えられるので出かけてみましょう。
鏡を作るのに必要な材料
板や、箱、グラスなどを鏡面化する作り方で、おしゃれな鏡の輝きを楽しむために必要なものは、鏡面化を施したいものと、その材質に合わせたミラースプレーです。
ミラースプレーとは、その名の通り、鏡面化するための缶入りスプレーです。他には、マスキングテープや段ボール新聞紙など、一般的な塗装に使うものだけですから、気軽に作業に挑戦できます。
ミラー化仕上げをするものとしては、アクリル板を使った製品や、ガラス製のもので、塩ビやPET樹脂製のものも使えます。材質によってミラースプレーを選ぶ必要があるので、注意して用途や作り方を確認しましょう。
ミラースプレー
ミラースプレーは、ホームセンターなどのDIYコーナーで見つけられます。振りかけるものの材質別に、アクリル用とガラス用があるので、使い道や作り方によって間違いなく選ぶようにしましょう。
使用法や作り方に従って使えば安全なものですが、ペンキなどのスプレー缶同様、換気や火気には注意してください。
また、塗料やガスを吸い込まないようにマスクは必需品です。ペンキ塗りと同様に、汚れても良いような長袖長ズボンの作業着的な服を着ると、自由に活動できます。
ミラーエフェクト
ミラーエフェクト
参考価格: 1,810円
ラストオリウムジャパンのミラースプレー「ミラーエフェクト」は、ガラスの鏡面仕上げ用のスプレーです。ガラスの鏡面化仕上げに利用します。コップなどの場合、内側に塗装する作り方で、スプレーした内面は鈍い色に、表面側は鏡のような色になります。
カラー | 鏡面仕上げ |
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容量 | 170g |
塗れる面積 | 0.3~0.45㎡ |
ミラー調スプレー
ミラー調スプレー
参考価格: 1,300円
アクリサンデー ミラー調スプレーは、アクリル・ポリカーボネート・塩ビ・PET樹脂用の鏡面化スプレーです。
透明な板を簡単な作り方でミラー調にできるので、インテリア・アクセサリーなど、工夫次第で、いろいろなものの制作・用途に使えます。おしゃれにピカピカに仕上がります。
カラー | 鏡面仕上げ |
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容量 | 80ml |
塗れる面積 | 3回でA4約1枚分 |
アクリル板
アクリル板は、加工しやすく、また、割れにくいので、鏡面化したものを壁に掛けたて使いたい時も、落下して破損したという心配が少ないのが魅力です。おしゃれな手作り作品を目指し、比較的簡単な作り方で満足できやすいもの、小さめのものの制作から挑戦してみてはいかがでしょうか。
アクリル板やアクリル製品は、ホームセンターや、また、100均でも見つけられるので、初めて挑戦する時も材料が手に入れやすく最適でしょう。
100均で探してみると、アクセサリー化粧品のコーナーや、文具売り場、手作り手芸のコーナーの、ペンキや刷毛などのDIYコーナーなど、あちこちで大小さまざまなアクリルケースを見つけられるので、目的に合わせて探してみましょう。
マスキングテープ
マスキングテープは、今はやりのノートの表紙などのデコレーション用のものという用途に限るわけではなく、ミラースプレーをかける時にはみ出したり曲がったりしないように貼るものですから、ペイント作品の作り方同様、DIY用のものが使いやすいです。
DIY用のマスキングテープは、リフォーム時の壁のペイントの塗り直しの時や、テーブルなどに好きな色を塗るときに使うもので、塗った後にめくるだけでまっすぐに塗り分けられた美しい色を見られます。
ダンボール箱・新聞紙
段ボールや新聞紙は、スプレーペイントを吹きかけるときに周りを切りで汚さないようにするために用意します。小さなものであれば、段ボール箱の中でスプレーすると、ペイントの霧が飛び散らず、あとかたずけにも困りません。
新聞紙は、回りの汚れてはいけないものにかけておいたり、床やテーブルに広めに広げて作業場を限るために使います。
鏡の作り方
鏡面化した作品を作ることは簡単です。夏休みの宿題などの工作で、ブックエンドやペン立て、貯金箱の作り方と同じ手順ですから、想像しやすいでしょう。DIYの流行真っ盛りのですから、工場で作る鏡とは異なる手軽な作り方で鏡作りに挑戦してみましょう。
シンプルな鏡の作り方・手順
鏡面化作品の作り方は、まず初めにマスキングテープで、鏡面化したくない部分を覆います。曲面に貼る場合などは、塗料が入らないように、橋を良く押し付けて貼りましょう。
次に塗料の霧が周りを汚さないように、段ボール箱のなかでミラースプレーをかけましょう。一か所に固まらないように均等にかけるように注意しましょう。
乾いたら、3回ほど繰り返しかけて、完全に乾いたら、マスキングテープをゆっくり丁寧にはがします。慌てて塗料をはがしてしまわないように、よく乾いてからはがしましょう。マスキングテープのはがし方は、この作り方の中で重要です。これで完成です。
図柄入りの鏡の作り方・手順
図柄入りのデザインにするには、ステンシルの方のようにマスキングテープを切り抜いて貼ります。あまり細かくなると切り抜きにくく着色もしにくいので、簡略化した模様を考えると、少し複雑になった作り方でも成功しやすいです。
あとは、前述の作り方の手順と同じで、段ボール箱の中でミラースプレーをかけます。細かい切り抜き部分は、スプレーし過ぎるとにじんではみ出しやすいので、慎重にかけましょう。よく乾かしてから、丁寧にマスキングテープをはがして、出来上がりです。
化学的な鏡の作り方
学校で習った正倉院などに伝わる鏡は銅鏡と呼ばれ、その時代の鏡の作り方は、銅と錫を溶かした青銅を型に入れて鋳造し、磨いて作られました。銅鏡は貴重なもので、祭祀に使われ、姿を映すものではなかったようです。
現在工場での鏡の作り方は、明治時代に広がったもので、ガラスを利用したものです。作り方は、高校などで実験されることもあるようですが、硝酸銀の銀鏡反応という化学反応によってガラスに銀メッキ、銅メッキを施し、銅を保護する塗料を塗ったあと乾かして作られています。
メッキするとなると、小さくても機器が必要ですから、100均の材料を使ってDIY感覚で手軽にとは言えないので、簡単な作り方でするおしゃれな鏡の手作りには、ミラースプレーの利用が便利でしょう。
子供と作れる簡単な鏡の作り方
割れた鏡に触るとケガをするからと、子育て中は鏡やガラスは家の中の危険なものの一つに考えられます。子供にとって、危ないから触らないでと言われるものほど冒険心をそそり、魅力的なものです。それならば、子供さんと一緒に、安全な作り方で、ピカピカの鏡を手作りしてみてはいかがでしょう。
用意する材料
用意するものは、アルミホイルと木槌や金槌です。鏡のアルミボールを作るアルミホイルは、おそらく予想以上の量を使います。少なくともアルミホイル1ロールは使いましょう。作り方自体は簡単ですが、金槌や木槌は、重いので、子供達が指をたたいたり、足の上に落としたりしないようによく説明しましょう。
作り方・手順
作り方は簡単です。箔を金槌でたたき続けると、どんどん固く小さくなっていきます。おそらく皆さんの予想を超えた時間ずっと何日もたたく作業を続けます。
長時間かかる作り方なので、一か所だけをたたいたり、よく観察せずにたたき続けるときれいなボール状になりません。思い描く美しいピカピカの急を目指し、たたく強さや場所などを工夫してたたくことが必要です。
しわのないボールになると、最後に研磨剤でアルミボールを磨いて完成です。たたいて、磨いて表面がツルツルになるにつれて、美しいピカピカの鏡になるので、親子や友達と競って楽しむと良いでしょう。
おしゃれな手作り鏡のDIYアイデア
簡単な鏡の作り方がわかると、あれを鏡面仕上げしたらどうか、これを鏡面仕上げしたらどうかと次々とアイデアが浮かぶでしょう。どんどん挑戦するうちに、おしゃれでかわいい手作り鏡のコレクションができるかもしれません。人気の鏡面仕上げグッズのコレクションと簡単な作り方をご紹介します。
スマホケースを鏡に
ほとんどの人が持つようになったスマホは、それぞれの持ち主の個性や好みによって素敵なスマホケースに入れられています。専用のデザインケースも数々ありますが、ハンドメイドのデコアートを施して周りの目を引く人も多いです。
カラーストーンの多色遣いできらきらカラフルにする作り方のものも素敵ですが、簡単な鏡の作り方で、透明ケースをミラースプレーで鏡面仕上げすると、割れてしまいそうな繊細な印象もあり、目を引くでしょう。
アクリルケースの背面を鏡に
アクリルケースは軽くて、かつ手ごろな値段なので、鏡面仕上げしてインテリアにしたり、小物入れを作ったりするのに最適です。アクリルケースのふたやトレーは、軽いので壁掛けの鏡にしても安全です。
小さなアクリルケースは、100均でも円形のもの、四角いものなど多種見つけられます。壁掛けの鏡だけでなく、デスク上の整理用にミラー仕上げをしたメモ入れやハサミやペン用のトレーを簡単な作り方でハンドメイドすると、クールな印象に統一できます。
また小さなアクリルケースに鏡面仕上げをする鏡の作り方で、ピアスなどのアクセサリー入れにしたり、リップケースにしたりすると、バッグの中をおしゃれに整理できて便利でしょう。
瓶を鏡に
愛飲するビールやジュースのガラス瓶は、手に入りやすく手作り簡単作り方でハンドメイドする材料として最適です。同じものを揃えられるので、鏡面仕上げして並べるとおしゃれなインテリアになります。
透明なガラスにミラースプレーをかける鏡の作り方をすると、かけた面の反対側はつやつやに、かけた側は鈍いつやになります。口が細い瓶の場合は、内側からはスプレーできませんが、外側の鈍いつやがアンティーク感を出すので、特別な魅力が出せます。
ミラー仕上げの瓶やグラスは、食用には使えませんが、テーブルに花を飾ったり、ペン立てにしたりすると映えます。ミラー仕上げの上にステンシルを施したり、タイルを貼ったりする作り方を工夫するとさらに楽しめます。
フォトフレームをミラートレーに
壁に掛ける鏡は、通りがかりに方が触って落ちて足の上に落ちたなどということになると、とても危険です。重量感のある鏡は上等感があふれ、ゴージャスですが、手ごろなアクリル板などでも、ミラースプレーを使って鏡面仕上げすると、簡単な作り方でアイデア満載の美しい鏡を作れます。
100均でも簡単に見つけられる写真立てや、お盆・トレーなどは、縁をマスキングテープで覆って中央部をミラースプレーで鏡面仕上げする作り方ならば、おしゃれで安全な壁掛けミラーや鏡面仕上げのペン皿などのインテリアにできます。
オリジナルな手作り鏡に挑戦してみよう!
ピカピカの鏡は、心の中まで映りそうで、神秘的なものです。ゴージャスな本物の鏡は、ともすれば割れてしまう繊細さを持ち、日ごろ使いには気楽に使えない要素を伴いますが、実は、このピカピカの魅力は、ホームセンターや100均で手に入る材料と道具を使う手作りやDIYの簡単な作り方でできます。
まず、一作目としては、簡単な作り方の手作りの壁掛け鏡や手鏡などに挑戦してみましょう。ホームセンターのDIYコーナーのミラースプレーと100均の手作りコーナーや文具コーナーのアクリル板とマスキングテープだけを使う作り方でできます。
アクリル製品の魅力の軽さと耐久性で、日常的に愛用しやすい自慢の手作り鏡を作れるので、ミラースプレーを使う簡単な鏡の作り方に気楽に挑戦してみましょう。