七五三の初穂料の相場金額とのし袋の書き方は?注意点も詳しくリサーチ!

七五三の初穂料の相場金額とのし袋の書き方は?注意点も詳しくリサーチ!

七五三の初穂料の相場金額や、のし袋の書き方についてご存知ですか?今回は、子供の成長を祝う行事として、古くから行われている七五三についてスポットを当て、いざ我が子が七五三の時の為に、初穂料やのし袋の書き方についてご紹介していきましょう!

記事の目次

  1. 1.七五三の初穂料の相場やのし袋の書き方を紹介!
  2. 2.七五三とは
  3. 3.七五三のご祈祷の初穂料
  4. 4.七五三の初穂料を包むのし袋の選び方
  5. 5.七五三ののし袋の書き方
  6. 6.七五三ののし袋の注意点
  7. 7.七五三のご祈祷の初穂料の渡し方
  8. 8.七五三の初穂料・のし袋は前日までに用意しておこう!

七五三の初穂料の相場やのし袋の書き方を紹介!

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子供の成長を祝う古くから伝わる行事である七五三。そんな七五三の初穂料の相場金額や、のし袋の書き方についてご存知ですか?知らないという人は、我が子の七五三を行う前に勉強しておきましょう。

今回は、意外と知らない七五三にまつわる御祈祷の初穂料の相場料金、七五三の意味や由来について、七五三の初穂料を包むのし袋の選び方、七五三ののし袋の書き方や注意点、七五三の御祈祷の初穂料ののし袋を渡すタイミングについてなどご紹介していきましょう。

七五三とは

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七五三とは、子供が3歳・5歳・7歳になった年の11月15日に、晴れ着姿で氏神様に参拝する子供の成長を祝う行事です。まずは七五三ののし袋の書き方や初穂料にふれる前に、意外と知らない七五三の由来や、七五三ですることなどをまとめてみました。

七五三の由来

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七五三の由来は、平安時代からで、3歳の男女が行うそれまで剃っていた髪を伸ばし始める「髪置きの儀(かみおきのぎ)」、5~7歳で初めて袴を身に着ける「袴着の儀(はかまぎのぎ)」、鎌倉時代には、9歳の男女が着物を着る際に帯を結ぶ「帯解の儀(おびときのぎ)」という儀式がありました。

江戸時代になると、「髪置きの儀」が男女3歳、「袴着の儀」が男子のみの風習、「帯解の儀」が男子5歳・女子7歳で執り行われ、明治時代には、この3つをまとめて「七五三」と呼ぶようになりました。

元々は武家や裕福な商人たちの間で行われていましたが、徐々に庶民の間にもお祝い事が広まり、今の七五三の形となりました。

ちなみに11月15日に七五三が行われるようになったのは、徳川家光の子供であるのちの徳川綱吉の健康を祝った日にちと関係しています。その後すくすくと健康に育ったことから、この日にちをお祝いする日と定められた経緯があります。

七五三の意味

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昔は流行病が多く、医療が今ほどに発達していなかったため、幼い子供の死亡率が高く、7歳まで元気に成長することが奇跡とし、「7歳までは神の子」と言われていました。

徐々に言葉を理解してくる3歳頃から、乳歯の生え変わりがある7歳までは病気になりやすい歳を考えられていたため、子供が無事に育っていることに感謝を伝え、同時にこれからの健康を願う意味で、現在でもその名残として七五三の儀式が行われています。

七五三ですること

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七五三の行事の内容は、3歳の時は男女、5歳は男の子のみ、7歳は女の子のみが11月に晴れ着姿で神社へ参拝し、場合によって祈祷してもらいます。参拝する神社は特に決まりがなく、近所の神社でも、自宅から離れた有名な神社でもどこでも問題ありません。

日にちは昔は11月15日に執り行う人も多かったようですが、最近は10月末から11月中の都合がいい日に参拝しても大丈夫です。幼稚園や小学校があるので、土日を利用して参拝する家族が多いです。

参拝が終わると、親戚や近所周りに挨拶したり、親族で食事会を開いたり、地域によって七五三の行事の行い方が異なる場合があります。

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七五三のご祈祷の初穂料

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次は、七五三で祈祷する際の初穂料についてご紹介していきましょう。神社で御祈祷をお願いする際に奉納する料金のことを、「初穂料」と言います。

昔から日本では、稲の豊作を神社で祈り、収穫の時期にその年の初めて獲れた米「初穂(はつほ)」を神仏様に捧げていた名残から、現在でも神社に奉納する料金を初穂料と呼んでいます。

初穂料の料金の相場は?

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一般的に神社で七五三の祈祷をお願いする際の初穂料は、5,000円〜10,000円程度が相場と言われています。ただし、神社によって初穂料の料金表が用意されているところもあり、グレードによって7,000円、10,000円、20,000円と初穂料を選ぶ事ができるようになっています。

初穂料の料金相場が高い方がご利益効果があるのではないかと思いがちですが、初穂料の料金相場によって祈祷内容が変わる訳ではなく、記念品の内容が変わるだけなので注意しましょう。

また、兄弟や姉妹で祈祷を受ける場合の初穂料の料金相場は「初穂料×人数」になります。神社によっては二人目から割引料金を設定している所もあるので、事前に神社のホームページで確認するか、電話で問合せをしてみましょう。

初穂料と御玉串料の違い

神社に渡す謝礼金で「初穂料」と同じような意味で「御玉串料(おたまぐしりょう)」というものがあります。「御玉串料」とは、サカキの枝に紙垂をつけたものである玉串のことを指しています。

初穂料も御玉串料も七五三やお宮参りなどのお祝い儀式や結婚式、地鎮祭、厄払いで神社に納める謝礼として使っています。二つの違いといえば、お守りやお札を受け取る初穂料に対し、御玉串料はお守りやお札はなく、通夜祭や葬儀などの表書きにも使われています。

有名神社の初穂料

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では、東京・埼玉・大阪などの大都市にある有名神社の七五三のご祈祷の初穂料相場をご紹介していきましょう。せっかく七五三で神社に行くなら、有名な神社へ行きたいという場合は、七五三のご祈祷の予約方法や初穂料の相場料金などをあらかじめ確認しておきましょう。

東京 日枝神社の初穂料

東京の千代田区にある「日枝神社」は、国宝や重要文化財が収められている文化財の見どころも多く、徳川家にゆかりがある神社です。

七五三のご祈祷は事前予約なしで、時間は午前9:00~16:00、受付場所は平日は中庭授与所、土日祝は山王夢御殿内の受付となっています。日枝神社の初穂料の料金相場は10,000円からで、記念品の授与があります。

他にも、子供の着物レンタルや着付け、写真撮影・食事会がセットになっているプランや、家族の着物レンタルや着付けなどもオプションでつけることができるので、祈祷代と合わせると料金相場となっています。

東京 明治神宮の初穂料

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東京の渋谷区にある「明治神宮」は、明治天皇と昭憲皇太后を祭神としている、都会のど真ん中にある有名な神社です。JR原宿駅や東京メトロ明治神宮前駅などの最寄駅もあるので、アクセスが便利なこともあり、多くの参拝客が訪れています。

七五三のご祈祷は事前予約なしで、時間は9:00〜16:20で、受付場所は本殿向かって右側の神楽殿正面での受付となります。明治神宮の初穂料の相場は、5,000円, 10,000円, 30,000円の3種類あり、10,000円から大きいお札で名前入りとなります。

埼玉 氷川神社の初穂料

埼玉県さいたま市大宮区にある「氷川神社」は、パワースポットとしても人気のある2,400年以上の歴史ある神社です。

七五三のご祈祷は事前予約なしで、混雑時は入場制限が設けられます。時間は午前9:00~16:00で、11月中の土日は10:00〜14:00がピークになるので、その時間帯は避けることをおすすめします。

氷川神社の初穂料の料金相場は5,000円からで、10,000円以上の初穂料の料金を収めると名前を記入したお札の授与、30,000円以上の初穂料の料金で名前入りの特大のお札の授与や特別な記念品が付いてくるなど、料金設定によって授与内容が異なります。

愛知 熱田神宮

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愛知県名古屋市にある「熱田神宮」は、三種の神器の草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)のある御社として有名で、本宮を始め28の社がある神社です。その社や境内にある古木はパワースポットと言われており、多くの観光客がご利益を求めて訪れています。

七五三のご祈祷は事前予約なしで、時間は8:30〜16:00で、受付場所は神楽殿の授与所での受付となります。熱田神宮の初穂料の相場は、6,000円, 8,000円, 10,000円と3種類あり、大神様に祈る御祈祷となります。土日は参拝客が多いので、早めの時間に訪れることをおすすめします。

京都 伏見稲荷神社

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京都の伏見にある伏見稲荷神社は、全国に約3万社ある稲荷神社の総本家で、1,300年以上の歴史を誇り、「お稲荷さん」という愛称で親しまれている神社です。特に朱塗りの鳥居がズラリと並ぶ千本鳥居が有名で、この鳥居が目的で訪れる観光客も多いです。

七五三のご祈祷は事前予約なしで、時間は8:30〜16:30になります。伏見稲荷大社の初穂料の相場は、5,000円になりお守り・千歳飴・風船・記念品(おもちゃ等)の授与があります。土日は参拝客が多いので、早めの時間に訪れることをおすすめします。

大阪 高石神社の初穂料

大阪府高石市にある「高石神社」は、飛鳥時代後期に創建された古くから天神の社として有名で、歴史を感じる静かな佇まいが地元の人に親しまれている神社です。

七五三のご祈祷は11月中の日曜日が事前受付なし、それ以外の時期は電話での事前予約が必要になります。受付時間は夕方16時までです。高石神社の初穂料の料金相場は5,000円からで、記念品授与があります。

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七五三の初穂料を包むのし袋の選び方

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次は、七五三のご祈祷の初穂料を包む際の、のし袋の選び方をご紹介していきましょう。市販で売っているのし袋の水引には3種類あります。初めて七五三を執り行うご家庭は、七五三で使うのし袋がどれなのかきちんと確認してから、購入して、初穂料をのし袋に包むようにしましょう。

のし袋の水引・色

七五三の初穂料を包むのし袋のデザインは、「水引が花結び(蝶結び)になっている紅白もしくは金銀ののし袋」を選びましょう。水引というのは、のし袋の真ん中の所に飾られている飾り紐のことになります。

水切りには、花結びを含めて3種類あります。硬く結んで離れないことから結婚式・お見舞いなどで用いられる「結切り(むすびきり・固結び)」、結び目が複雑なことから新築祝い・長寿祝いに用いられる「鮑結び(あわびむすび)」があります。

結切りと鮑結びは、結婚式・お葬式など多種多様に使われ、関西地域ではお祝い事に鮑結びを用いられる事が多く、七五三でも鮑結びののし袋が使われる事があります。

花結び(蝶結び)の意味

七五三に使われる水引の花結びののし袋は、引っ張ってもすぐに解けて何度でも結べることから、「何度あってもいい」「何度も繰り返したい」という願いが込められていて、何度お祝いしてもめでたいという意味があります。七五三の他にも、合格祝い・入学祝いや、出産祝いなどに用いられています。

水引きが印刷されたのし袋でもいいの?

七五三に使われるのし袋は、紅白の水引が印刷されたのし袋でも使えます。印刷されているのし袋は、コンビニや100均などで簡単に手に入るし、何枚か入っているパック販売もしているので、書き損じした時に便利です。

お祝い事には不向きという意見もありますが、紅白の水引が印刷されているのし袋は紐月のタイプよりもバッグに入れてもかさばらないのも良いポイントです。

白封筒でも可

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基本的には、七五三の初穂料はのし袋に入れる事が多いですが、白封筒でも問題はなく、神社によっては白封筒を指定しているところもあります。白封筒を使う際の注意点としては、郵便番号が書く欄があるのはNGです。何も印刷されていない白封筒を使うようにしましょう。

七五三ののし袋の書き方

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次は、七五三ののし袋の書き方をご紹介していきましょう。紅白もしくは金銀の蝶結びの水引の七五三ののし袋には、外袋と中袋の2種類あります。のし袋の外袋と中袋の両方の袋にそれぞれ書き方があるので、書き方の手順を説明していきます。

表書きの書き方

七五三の初穂料の外袋の「表書き」の書き方からご紹介していきましょう。書き方手順は、まず紅白の蝶結びの水引の上段の真ん中に「初穂料」もしくは「御初穂料」と書きましょう。

水引上段真ん中に書いたら、今度は、水引の下段真ん中に祈祷を受ける子供のフルネームで書いていきます。神社の神職の方が初穂料を受け取る際に、祈祷の申込用紙に書いた名前を書いておくと分かりやすいからです。

書き損じしてしまうと袋を使えなくなるので、必ず練習してから名前を書くようにするのがおすすめです。

中袋の書き方

初穂料の中袋の書き方は、表の真ん中に包んだお金の金額を書き、裏の左端には郵便番号・住所・ご祈祷を受ける子供の氏名を書いていきます。市販ののし袋の場合は中袋の裏側に住所・氏名・金額を書く欄が印刷されていることが多いです。

ご祈祷をお寺でお願いする際の書き方

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七五三のお祝いを神社ではなく、お寺で行う場合のご祈祷をお願いする際ののし袋の書き方は、のし袋の水引は紅白の蝶結びと神社と同じで問題ありませんが、のし袋の表書きは「お布施」か、「御祈祷料」と書くようにしましょう。

初穂料は神社での呼び方になるので、お寺では使いません。また、水引の下段には、神社と同じく子供のフルネームを書き、中袋も神社と同様に表の真ん中に包んだお金の金額を書き、裏の左端には郵便番号・住所・ご祈祷を受ける子供の氏名を書きましょう。

兄弟でご祈祷を受ける場合の書き方は?

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七五三のご祈祷を兄弟で受ける場合の初穂料ののし袋の書き方は、表書きには子供の名前を連名で書きます。一番右に長女・長男のフルネーム、その隣に次男・次女の名前のみ、その隣に三男・三女の名前という具合に年上が一番右で、年齢順に左に名前のみ書いていきましょう。

七五三ののし袋の注意点

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次は、七五三の初穂料を包むのし袋の注意点についてご紹介していきましょう。初穂料をのし袋に包む際、そしてのし袋に書く際にいくつか注意点があります。初めて七五三を執り行うご家庭は、注意点に気をつけて神社に初穂料を納めるようにしましょう。

数字は大字で記入

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七五三の初穂料を包むのし袋の注意点1つ目は、のし袋の中袋おもてに初穂料を書く際、数字は大字(だいじ)で書くことです。

大字とは、「壱、弐、参」と書く数字のことを言い、「一」「二」の漢数字のように線を足すことで数を増やしたり変わったりすることがないようにするという意味があります。

大字は「壱(一)、弐(二)、参(三)、肆(四)、伍(五)、陸(六)、漆(七)、捌(八)、捌(九)」となっており、包んだお金の金額は、最初に「金」と書いてから5,000円の場合「金 伍仟円」、10,000円の場合「金 壱萬円」と大字で書いていきましょう。

ただ、形式的には大字で書くことの方が多いですが、最近は「五千円」「1万円」と書く人も増えており、神社でも受け取ってくれます。金額の最後に「也」を付けているのし袋もたまにありますが、「也」は不要です。

ボールペンではなく筆ペンの使用が◎

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七五三の初穂料を包むのし袋の注意点2つ目は、のし袋に文字を書く時はボールペンではなく、筆ペンの方で書いてみましょう。ボールペンがダメだと決まっている訳ではありませんが、のし袋に書く文字としての見栄えも筆ペンの方がかっこよく決まるでしょう。

いきなりのし袋に筆ペンで書くのはかなり難しく注意が必要なので、事前に少し筆慣らしをしてから書くのがおすすめです。ご自身のおへそに対して垂直にのし袋を置き、筆ペンで記入すると真っ直ぐに文字を書くことができます。

お札を入れる際の向き

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七五三の初穂料を包むのし袋の注意点3つ目は、初穂料をのし袋に入れる際のお札の向きです。のし袋にお札を入れる際、お札を表面を上にしていれるよう注意しましょう。

10,000円であれば福沢諭吉の肖像画を上にして入れることになります。誰かがお札を取り出す際に、肖像画が最初に見える向きにお札を入れて神社へ奉納するようにしましょう。

お札は新札で

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七五三の初穂料を包むのし袋の注意点4つ目は、のし袋に入れるお札はできれば新札を使うようにしましょう。七五三のご祈祷の初穂料は、神様に納めるお金で、子供の記念すべき行事の日になるので、しわしわだったり汚れたお札では格好がつきません。

結婚式のご祝儀と同様に、銀行や郵便局の両替窓口にて事前に新札を用意しておきましょう。忙しくて新札が用意できない場合は、できるだけシワや汚れがないお札を用意するように注意しましょう。

七五三のご祈祷の初穂料の渡し方

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次は、七五三のご祈祷の初穂料の渡し方をご紹介していきましょう。七五三のご祈祷の初穂料の入ったのし袋は、七五三が執り行われる神社のどの場所で納めるべきなのか、また初穂料ののし袋を納める際のマナーなどをまとめてみました。

初穂料を渡すタイミング

用意しておいた七五三の初穂料が入ったのし袋は、神社についたら祈祷受付を行っている社務所にて納めます。大抵の神社では、七五三や厄除などの祈祷をお願いするのに必要な複写式の祈祷申込用紙があります。その用紙に、七五三の祈祷を受ける子供の名前や住所などの必要事項を書きます。

記入した祈祷申込用紙と七五三の初穂料が入ったのし袋を神社の方(巫女さん・神主さん・神社の職員)に渡しましょう。大きくて有名な神社だと、七五三専用の受付や祈祷申込用紙を記入する場所が設けてあり、申し込みも順番待ちであったりします。

参拝する神社にHPなどがあれば、七五三の祈祷について詳しく記載がある場合があるので事前にチェックしておくことをおすすめします。

のし袋はふくさに包んで持参

七五三の初穂料が入ったのし袋を神社に持っていく際は、「袱紗(ふくさ)」に包んで持参しましょう。のし袋のままスーツのポケットやカバンに入れて持ち歩かないよう注意しましょう。

袱紗(ふくさ)とは、絹やちりめんでできている四角い布のことです。結婚式のご祝儀や告別式の香典と同様に、金品の入ったのし袋を素手で渡したり、金品の入ったのし袋を裸で持ち歩くのは非礼にあたります。

ふくさに入れて七五三の初穂料ののし袋を持ち歩き、納める直前にふくさから取り出して神社の方へお渡しするようにしましょう。ふくさは100均でも売っていて、冠婚葬祭で必ず使うので持っていない人はこれを機に準備することをおすすめします。

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七五三の初穂料・のし袋は前日までに用意しておこう!

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七五三は親や親戚たちが子供の成長を祝い、これからも健康で育って欲しいと祈りを込める平安時代から受け継がれている大切な行事です。七五三のご祈祷の初穂料を入れるのし袋には、書き方やお札の入れ方など色々手間がかかるので、早い段階でのし袋の準備をするようにしましょう。

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ライター

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フリーのイラストレーター兼ライター。1児の母として日々子育て・仕事・家事を奮闘中。趣味はドラマ鑑賞や漫画・本を読むこと。息子の影響もあり、電車関連のイベントや情報収集も趣味になりつつあります。

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