「親しみ」の意味や使い方とは?類語・対義語・例文などもまとめて紹介

「親しみ」の意味や使い方とは?類語・対義語・例文などもまとめて紹介

「親しみ」という言葉は日常生活の中でも時々使われますが、「親しみ」とはいったいどういう意味なのでしょうか。「親しみ」とはどういう意味なのか、また「親しみ」の使い方や例文、「親しみ」の類語や対義語にはどのような言葉があるのかについてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.「親しみ」の意味とは
  2. 2.「親しみ」の類語
  3. 3.「親しみ」の対義語
  4. 4.「親しみ」の使い方
  5. 5.「親しみ」の例文
  6. 6.「親しみ」の英語表現
  7. 7.親しみやすい人になる為の方法
  8. 8.「親しみ」は相手を身近な存在と感じる気持ち

「親しみ」の意味とは

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「親しみ」という言葉は一般的な日常生活の中でも時々使われることがある言葉ですが、「親しみ」の意味を説明しろと言われた時に上手く説明できないという人も多いでしょう。「親しみ」とはどういう意味なのか分かっていなくても、ニュアンスで何となく使っているという人が多いということです。

意味は分かっていなくてもニュアンスで何となく伝わる「親しみ」とは、どのような意味なのかについてご紹介しましょう。

相手を身近な存在と感じる気持ち

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「親しみ」とはどんな意味なのかを端的に言うと、「相手を身近な存在と感じる気持ち」です。「親しむ」の語尾の変化で「親しみ」という名詞になっています。「親しむ」の意味は「打ち解けて仲良くする」「常に接して馴染む」という意味ですのが、それが名詞になると少し変わった感じの意味になっています。

昨今同じように「み」のつく話し言葉で「わかりみ」などという言葉がありますが、これとは似ているようで少し違います。「わかりみ」という言葉を普段使っている人は、「親しみ」の変化と「わかりみ」の変化が同じだと誤解しないよう注意しましょう。

「親しみ」の類語

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「親しみ」の意味とは「相手を身近な存在と感じる気持ち」ですが、次は「親しみ」の類語とはどのような言葉なのかについてご紹介します。「親しみ」の意味からして、「親しみ」の類語も何となく「仲良くするような雰囲気」を持つ言葉が当たるだろうと予想できる人も多いでしょう。

「相手を身近な存在と感じる気持ち」という意味を持つ、「親しみ」の類語とはどのような言葉なのかについてご紹介しましょう。

親交

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「親しみ」の類語の一つ目は「親交」です。「親しみ」とは「相手を身近な存在と感じる気持ち」という意味ですが、「親交」という言葉は、「親しく交わる」と書いて「親しくつきあうこと」「親密な交際」といった意味を持ちます。「親しみ」は一方的に相手を身近な存在と感じる気持ちを意味しているので「親交」は少し違った意味になります。

ですが「親しみ」の類語を挙げるなら「親交」という言葉は外せません。「親しみ」と同じ漢字を使っているものはほぼ「親しみ」の類語と言えますので、「親交」も「親しみ」の類語になります。

親密

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「親しみ」の類語の二つ目は、「親密」です。「親密」という言葉は「とても仲良くしている様子」「親しく付き合っている様子」などという意味を持ちますので、「親しみ」よりやや「親交」と似た意味を持つ言葉だと言えます。ですがこちらも「親交」と同じく「親しみ」の類語と言えます。

ですが「親しみ」はある意味一方的な親近感を表しているとも言えますので、お互いに親しくしているという「親密」とは少し違う意味を持つとも言えます。

馴染み

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「親しみ」の類語の三つ目は、「馴染み(なじみ)」です。「馴染み」は「常日頃から接している関係にある人や店」などといった意味を持つ言葉で、「馴染みの店」「馴染みの客」「昔馴染み」といった使い方で意外に日常生活の中でも多く使われています。こちらもどちらかといえば「親しみ」より「親交」に近い類語と言えます。

「馴染み」はすでに「仲が良い」「親密」だと言える関係を示しますので、こちらも「親しみ」とは少し違う意味になります。

「親しみ」の対義語

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「親しみ」の類語とはどのような言葉なのかについてご紹介しましたので、次は「親しみ」の対義語とはどのような言葉なのかについてご紹介します。「親しみ」の意味は「相手を身近な存在と感じる気持ち」という複雑な意味ですので、「親しみ」の対義語を挙げてみろと言われても想像もつかない人が多いでしょう。

「相手を身近な存在と感じる気持ち」という意味を持つ「親しみ」という言葉の対義語とはどのような言葉なのか、「親しみ」の対義語についてご紹介しましょう。

疎む

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「親しみ」の対義語の一つ目は、「疎む(うとむ)」です。「疎む」の意味は「嫌う」「嫌だと感じる」「嫌って遠ざける」などちょっとマイナスなイメージで、「相手を身近な存在と感じる気持ち」という意味とは真逆な言葉と言えますので、「親しみ」の対義語と言うことができます。

「親しみ」が一方的に相手を身近に感じるのに対して、「疎む」は一方的に相手を嫌うというニュアンスがありますので、そういった意味で「疎む」は「親しみ」の対義語であると言えます。

疎外

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「親しみ」の対義語の二つ目は、「疎外」です。「疎外」の意味は「よそよそしくしてのけ者にする」「仲間外れにする」などで、こちらもとてもマイナスなイメージを持つ言葉で、「親しみ」の対義語です。ですが「疎外」は「疎む」とは違って、複数の人間が一人の人間を仲間外れにするといったイメージが強いです。

「疎む」は一対一でもできますが、「疎外」は集団対一人といったイメージがありますので、同じ「親しみ」の対義語でも少し違う意味合いを持つ言葉になります。

疎んずる

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「親しみ」の対義語の三つ目は、「疎んずる」です。「疎んずる」という言葉には「疎んじたものに対してよそよそしくする」「嫌いなものを遠ざけて親しくしない」といった意味があります。こちらも「疎む」という漢字が使われているため、「疎む」と同じくとてもマイナスのイメージが強い言葉で、「親しみ」の対義語です。

特に「嫌いなものを遠ざけて親しくしない」といった意味が「親しみ」とは正反対になりますので、「親しみ」の対義語だと言えます。

「親しみ」の使い方

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それでは次に「親しみ」の使い方についてご紹介します。「親しみ」という言葉は日常生活の中で「親しみを感じる」などといった使い方がされていますので、「親しみ」の使い方がわからないという人は少ないでしょう。ですがいきなり「親しみの使い方を言え」と言われたら、答えに詰まる人もいます。

「親しみ」とはどのような使い方をすれば良いのか、「親しみ」の使い方についてご紹介しましょう。

「親しみ」の前にくる言葉で意味が変わる

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「親しみ」という言葉の使い方で大切なのは、「親しみの後にくる言葉で意味が変わる」ということです。本来「親しみ」という言葉は「相手を身近な存在と感じる気持ち」という意味を持つ言葉で名詞ですが、「親しみ」の後に何をつけるかによって「親しみ」という言葉は形容詞の一部になったりします。

「親しみ」の後にどのような言葉をつけるか、その使い方によって「親しみ」は名詞から形容詞に変化したりしますが、もちろん名詞としてそのまま使うこともできますので「親しみ」は色々な使い方ができる言葉だと言えます。

このように、「親しみ」という言葉は意外に幅広い使い方ができる言葉だと言うことができます。

「親しみ」の例文

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「親しみ」という言葉の使い方についてご紹介しましたので、次は「親しみ」という言葉を使った例文をご紹介します。「親しみ」という言葉は「親しみ」の後にどのような言葉が来るのかによって意味が変わってくるということをご紹介しましたが、「親しみ」の後にどのような言葉をつけるかを具体的にご紹介します。

それでは「親しみ」という言葉の後に色々な言葉をつけた例文をいくつかご紹介しましょう。

親しみやすい

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「親しみ」を使った例文の一つ目は、「親しみやすい」です。「親しみやすい」は「親しみ」が形容詞の一部になった使い方で、「相手を身近な存在と感じやすい」「相手を身近な存在と感じやすい気持ちになる」という意味です。「親しみやすい」という言葉を使った例文として、「親しみやすい人」「親しみやすい文学」といった例文が挙げられます。

「親しみ」は名詞ですが、「親しみ」に「やすい」をつけると形容詞に変化するということを覚えておくと良いでしょう。

親しみを感じる

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「親しみ」を使った例文の二つ目は、「親しみを感じる」です。「親しみ」の意味は「相手を身近な存在と感じる気持ち」ですので、「親しみを感じる」の意味は「相手を身近な存在と感じる気持ちを持つ」といった意味になります。「親しみを感じる」の例文として「あの人には強い親しみを感じる」といった例文が挙げられます。

「親しみを感じる」という文章では、形容詞の一部となる「親しみやすい」とは違って「親しみ」は名詞として使われています。「親しみやすい」も「親しみを感じる」も日常生活の中で良く使われる言葉ですが、このような違いがあります。

親しみを抱く

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「親しみ」を使った例文の三つ目は、「親しみを抱く」です。「親しみを抱く」の意味は「相手を身近な存在と感じる気持ちを抱く」という意味で、「親しみを抱く」を使った例文として「彼女に親しみを抱く人は多い」「自分と似た所の多い彼には親しみを抱く」といった例文を挙げることができます。

こちらでも「親しみ」は名詞として使われていて、「抱く」という動詞がついていますので、「親しみ」は本来の名詞として使われることが多いと言うことができます。

親しみがたし

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「親しみ」を使った例文の四つ目は、「親しみがたし」です。「親しみがたし」の意味は「親しむのが難しい」「親しみにくい」で、「親しみがたし」を使った例文として「我関せずという態度の彼には親しみがたし」という例文が挙げられます。ですが「親しみがたし」は文語的表現ですので口語的表現では「親しみがたい」が使われます。

「親しみがたい」という文章は「親しみやすい」という「親しみ」の形容詞的な使い方と同じで、「親しみ」が形容詞の一部になっていますが、「親しみやすい」に比べると「親しみがたい」は日常生活の中ではあまり使われることがありません。

「親しみ」という言葉はプラスイメージのある言葉ですので、「親しみ」にはプラスイメージのある言葉をつけて使うことが多いと言えます。

「親しみ」の英語表現

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次に、「親しみ」の英語表現についてもご紹介します。難解でデリケートな表現が多い日本語には、対応する英語表現を探すのが難しい場合も多いですが、「親しみ」に当たる英語表現は意外に簡単に見つかります。海外においても「親しみ」に当たる感情を示す英語がちゃんと存在しているからです。

それでは「親しみ」という言葉の英語表現について、代表的な言葉をいくつかご紹介しましょう。

「親しみ」なら「familiarity」

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「親しみ」の英語表現には「familiarity」という言葉が良く使われます。「familiarity」という字面を見ればわかるように、この英語には「family(家族)」という言葉が含まれています。なので「家族のような感じ」と言うことができ、「親しみ」の英語表現になります。他に「friendship」などもありますが、こちらは「友情」に近い意味になります。

「親しみを感じる」なら「feel closer to」

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「親しみ」の英語表現として他には、「親しみを感じる」という意味の「feel closer to」という言い回しが挙げられます。「feel closer to」という言い回しは「近くに感じる」「身近に感じる」というニュアンスを持っているので、「親しみを感じる」という意味の英語表現になります。

「親しみ」という名詞と「親しみを感じる」という言い回しとでは、英語表現が少し違うということです。

親しみやすい人になる為の方法

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それでは次に、「親しみやすい人」になるための方法についてご紹介します。初対面の人となかなか仲良くなれず、人間関係の構築についてコンプレックスを持っているという人も少なくないでしょう。ですがこういう人も、意識的に「親しみやすい人」になることができます。

どういった点に気をつければ「親しみやすい人」になれるのか、「親しみやすい人」になるための方法をご紹介しましょう。

その人との共通点を探してみよう

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「親しみやすい人」だと人から思われるようになるには、ちょっとしたコツがあります。それは、その人との共通点を探してみるということです。誰かが誰かに対して「この人は親しみやすい人だ」と思うのには理由があります。それは、「自分との共通点がある」ということです。

好きな食べ物が似ているとか好きなスポーツが同じだとか、知り合ったばかりの相手であっても色々な共通点を見出すことができます。なのでまずは相手のことを知ろうと努力することが大切です。相手のことを知ると、意外な共通点が見つかることもあります。

そういった共通点を見つけて「自分もそれが好きだ」と素直に言えるということが、人から「親しみやすい人」だと思われるコツになります。

「親しみ」は相手を身近な存在と感じる気持ち

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「親しみ」という言葉の意味や使い方などについて色々とご紹介してきましたが、如何だったでしょうか。「親しみを感じる」「親しみやすい」など、「親しみ」という言葉は日常生活の中でも時々使われますが、その意味は「相手を身近な存在と感じる気持ち」ですので覚えておくと良いでしょう。

モモ
ライター

モモ

女性向けの美容関係の記事や心理関係の記事、難解な言葉の解説の記事などの作成を得意としていますが、ダイエット関連は自分自身でも色々試していますので、特に得意だと言えます。その他にも興味のあるものがたくさんありますので、お役に立てて楽しめる色々な記事を提供していきたいです。

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