私書箱とは
雑誌などでプレゼントに応募しようと思った時に、「私書箱」という文字を書いたことがある人も居るでしょう。私書箱は個人で利用している人もいますが、自宅をオフィスとしている場合などにも利用されるこがあるようです。ここでは、私書箱とはどんなサービスなのかご紹介していきます。
郵便局内に設置された錠付きの箱
私書箱を利用している人は多い様ですが、基本的に郵便物は自宅に届きます。しかし、私書箱を利用した場合は郵便局内に設置されている、鍵付きの箱やロッカーに郵便物が届きます。私書箱を利用する場合には、申し込みが必要となります。
私書箱は郵便局からの郵便物を受け取るためのものですが、全ての郵便局に私書箱を設置しているという訳ではありません。私書箱を設置するためには、場所を取ってしまうため、ある程度広い郵便局にしか置くことができません。
私書箱の仕組み
会社では、私書箱を利用しているところも多いです。会社だけでなく、個人でも私書箱を利用している人はいますが、私書箱の仕組みが分からないという人も少なくありません。私書箱の仕組みを理解し、申し込みを行えば、通常よりも郵便物を早く受け取れる可能性もあります。ここでは、私書箱の仕組みについてご紹介していきます。
届いた郵便が私書箱の中に入れられる
私書箱を利用する前にまずは、私書箱の仕組みを理解してきましょう。私書箱を利用する際には、申し込みをする必要があります。郵便局で、私書箱を借りるために申し込みをし、自分宛の郵便物が私書箱に届くという仕組みです。
私書箱に郵便物が届けば、自分で取りに行くということになります。郵便物は、一度郵便局に届き、自宅に届くという仕組みになっています。そのため、届いて欲しい時間に届かないという事がほとんどです。追跡サービスをしている人は、もう自分の住む地域に郵便物が届いているのに、自宅にはなかなか届かないということもあります。
しかし、私書箱を申し込みしていれば、郵便局に郵便物が届いた時点で、私書箱に届けられるという仕組みになっています。そのため、取りにいくタイミングによっては、自宅に届けてもらうよりも早く郵便物を受け取ることが出来るようです。
私書箱を使用する条件
私書箱を利用する前にまずは仕組みを理解しておかなければいけません。私書箱は全ての郵便局に設置しているわけではありませんが、私書箱を利用するには条件があります。条件を満たしていない人が、私書箱を利用するのは難しいでしょう。ここでは、私書箱を使用する条件についてご紹介していきます。
ほぼ毎日郵便配達を受ける人
私書箱を利用するには、申し込みが必要です。申し込みをするのは誰でも出来ますが、条件があるため、条件を満たしていないと利用できない可能性もあります。私書箱の申し込み条件として、ほぼ毎日郵便物を受け取れる人とあります。
郵便物は毎日届くという事はないという人も居ますが、利用条件としてほぼ毎日確認できる人でなければ利用できない可能性もあります。個人で利用している人もいますが、なかなか一般の人が私書箱の申し込みの審査に通るという人は少ないようです。
企業などの場合は、郵便物が毎日届くことがほとんどですが、個人で郵便物が毎日届くという事は少ないでしょう。量もそこまで多くないという人は、毎日でなくてもこまめに見に行きましょう。
私書箱を6ヶ月以上使用する
私書箱は、郵便物が郵便局に届いた時点で、私書箱に届くという仕組みになっています。私書箱に届いた郵便物を直接取りにいかなくてはいけません。私書箱を利用するには、申し込みが必要となり、条件を満たしていなくてはいけません。
申し込みの条件として、私書箱を6ヶ月以上使用する人でなければいけません。私書箱の利用は無料ですが、長期で利用する人が条件となります。個人で利用する人が審査に通るのは難しいですが、私書箱を利用したいという人は申し込みをしましょう。
郵便物を遅滞なく受け取れる人
私書箱は無料で利用できますが、空きが無ければ利用する事ができません。さらに、全ての郵便局に私書箱を設置しているとは限りません。私書箱を利用したい場合は、まず郵便局に確認してみることをおすすめします。
私書箱を利用するには、申し込みが必要ですが、条件として郵便物を遅滞なく受け取れる人でなければいけません。毎日大量の郵便物が来るとは限りませんが、遅滞しないようにこまめに確認に行かなければいけません。
企業が利用しているのであれば、大量の郵便物が届くこともあります。しかし、一般の人は郵便物の量がそこまで多くないため、審査に通ることは難しいようです。
私書箱の申し込み方法
私書箱は、自宅に郵便物が届かずに郵便局に届けてもらうという方法です。個人で私書箱を利用するのは難しいと言われていますが、条件を満たしていれば私書箱を利用する事ができる可能性もあります。まずは、私書箱の申し込み条件を確認しておきましょう。ここでは、私書箱の申し込みの方法についてご紹介していきます。
ステップ①空き状況の確認
私書箱の申し込みの方法として、まずは空き状況を確認しましょう。私書箱に空きがない場合は利用する事ができません。全ての郵便局に私書箱が設置されているわけではないので、私書箱が設置されているかと空きがあるかを確認しましょう。
最寄りの郵便局はどこなのかをまずは確認しておきましょう。空き状況の確認方法は、電話か直接窓口に行って聞くことができます。
ステップ②利用請求書の作成
私書箱の利用方法として、私書箱の空き状況の確認が終わったら、利用請求書の作成です。申し込みの書類は、窓口だけでなく、ネットで申請書を印刷して作成することもできます。
郵便局で請求書を受け取り、その場で記載するという方法でも良いですが、予め作成していった方がスムーズに申込を行う事が出来るでしょう。請求書には、氏名と印鑑、使用開始予定年月日、使用期間、生年月日の記載欄があります。
私書箱の利用条件には、6ヶ月以上利用できる人とあります。そのため、使用期間は6ヶ月以上でなければいけません。請求書の記載が終わったら、身分証明書と一緒に郵便局に提出します。
ステップ③審査結果を待つ
私書箱の申し込み方法で、郵便局へ請求書を提出したら審査結果を待ちます。提出した申請書に問題がなければ、審査が始まります。審査には1週間以上かかる場合もあるので、早く私書箱を利用したいという人は、早めに申請をするようにしましょう。
審査を行っている間は、どれだけの郵便物が届くのかを調べられます。あまりにも郵便物が少ない場合には、審査に通らない場合もあるようです。私書箱の利用方法として、審査に通れば私書箱を利用する事が出来るようになります。
ステップ④鍵の受け取り
私書箱の利用方法として、審査に通ったら郵便局で鍵を受け取りましょう。審査が通れば郵便局から連絡が来るので、私書箱ロッカーの鍵を受け取り、その日に借用書の手続きを行います。借用書の手続きが終われば、全ての手続きが完了します。手続きが完了した次の日から私書箱を利用する事ができます。
私書箱を利用するメリット
雑誌などのプレゼントに応募する際に、私書箱という文字を書いたことがある人も居るでしょう。企業などでは、私書箱を利用しているところも多い様です。個人で利用している人も居ますが、個人では審査が通りにくいと言われています。ここでは、私書箱を利用するメリットについてご紹介していきます。
最速で受け取れる
私書箱を利用するメリットとして、最速で受け取れるということが挙げられます。郵便物が自宅に届けられる場合は、最寄りの郵便局に届いた後に配達されます。
そのため、配達時間が遅くなることもあります。しかし、私書箱を利用していれば、最寄りの郵便局に郵便物が届いてすぐに私書箱に届きます。私書箱は自分で郵便局を取りに行くため、自宅に届くのを待つよりも早く受け取れるというメリットがあります。
誤配や盗難が無くなる
私書箱を利用することで、誤配や盗難がなくなるというメリットがあります。自宅に郵便物を届けてもらう場合は、誤配がある場合も少なくありません。しかし、私書箱に届く郵便物は最寄りの郵便局に届いた後は外に持ち出されることがありません。
最寄りの郵便局に届いてすぐに、私書箱で保管されます。自宅まで届けて貰うとなると誤配や盗難のリスクもあります。マンションやアパートなどでは、特に盗難の問題もあるようです。私書箱は鍵も付いているので安心して郵便物を預けることが出来るというメリットがあります。
郵便物を配送してもらうと盗難や誤配は全くないとは言い切れません。実際に盗難に遭ったという人や誤配で別の住所に届いていたということもあります。個人情報が他の人に知られてしまうのが怖いという人は、私書箱を利用することをおすすめします。
住所を私書箱に設定可能
私書箱を利用すれば、住所を晒す必要がないというメリットがあります。私書箱を利用する場合は、「私書箱○○号」となるため、住所を記載しなくても届くようになります。
そのため、会社名や個人宅を他人に知らせることなく、郵便物を受け取ることが可能となります。今は、住所が分かればネットで検索し、建物の外観まで分かってしまいます。そのため、住所を知られたくないという人にとっては、私書箱はメリットとなるようです。
企業が私書箱を利用する事が多いですが、個人でも利用している人は多い様です。しかし、個人の場合は郵便物が少なかったりと条件に満たない可能性もあるため、審査に通らない可能性もあるようです。
知られたくない郵便物を受け取れる
私書箱を利用するメリットの中には、家族には知られたくない郵便物を受け取ることもできます。私書箱を利用できるように申し込みを行い、審査に通れば郵便物は私書箱に届くという仕組みです。
そのため、家族に見られることなく郵便物を受け取ることも可能です。特に自営業をしており、自宅がオフィスとなっている場合には、家族に見られたくない郵便物もあります。その場合に、私書箱を利用するという人も多い様です。
私書箱を利用するためには、申し込みを行い審査に通る必要があります。申し込みには条件があるため、全ての条件を満たさないと審査に通ることは難しいということを理解しておきましょう。
私書箱を利用するデメリット
私書箱を利用するには、申し込みをする必要があります。申し込みの方法は簡単ですが、審査に通らないと利用することは出来ません。自宅に大量の郵便物が届くのが嫌という人や住所を知られたくない人なども利用しているようです。ここでは、私書箱を利用するデメリットについてご紹介していきます。
ロッカーの空きがなければいけない
私書箱は郵便局に設置されています。郵便局によっては、設置されていないところもあるため、予め確認しておく必要があります。
私書箱は、数に限りがある為、空きがなければ利用することは出来ません。郵便局にある私書箱は審査に通れば無料で利用する事ができます。そのため、利用したい人は沢山いるため、空きがないという郵便局も少なくありません。
小さい郵便局の場合は、私書箱自体が設置されていない可能性があるので予め確認しておきましょう。私書箱を利用する際には、ロッカーに空きがないと利用できないというデメリットを理解しておきましょう。
直接取りに行く手間
私書箱を利用するデメリットとして、届いた郵便物は直接取りに行かなくてはいけません。最寄の郵便局に私書箱の空きがないからと遠くの郵便局に私書箱を借りるという人も少なくありません。
しかし、直接郵便物を取りに行かなくてはいけないというデメリットがあります。そのため、あまり遠くに私書箱を設置してしまうと取りに行く手間がかかるというデメリットがあります。
郵便物の量が多く、毎日のように取りに行かなくてはいけないという場合は、取りに行く時間が負担になってしまうので、なるべく近い所で空いているところを探すようにしましょう。
収納可能なのは郵便物のみ
私書箱に収納できるのは郵便物のみというデメリットがあります。クロネコヤマトなどの宅急便は私書箱には届けて貰う事は出来ません。
他の荷物も私書箱に届けて欲しいという人も居ますが、私書箱は郵便物のみしか収納できないというデメリットがあるので、理解しておきましょう。
さらに、私書箱は貯め込みは出来ないというデメリットがあります。出来れば、毎日のように回収に来て、そこまで郵便物が多くない場合には週に2~3回程は見に来るようにしましょう。
私書箱は便利に活用可能!
今回は、私書箱の仕組みやメリット・デメリット・申し込み方法などについてご紹介しました。私書箱は無料で利用できるため、利用者が多く郵便局に空きがない場合もあります。郵便局に取りに行かなければいけないというデメリットはありますが、住所を知られる事なく郵便物を受け取れるというメリットがあります。