拗らせる(こじらせる)の意味
「拗らせる」と書いて何と読むかすぐにわかりますか?「拗らせる」は「こじらせる」と読みます。たとえば英語の得意な人に「拗らせるって英語でなんて言うの?」と尋ねても、的確な英語を応えられないのではないでしょうか?
英語の他にも、「拗らせる」の類義語を挙げてみろと言われたら、なかなか難問になってしまうのではないでしょうか?類義語や英語がすぐに思いつかないくらい「拗らせる」は難しい言葉です。
本来の意味
最近この「拗らせる」という言葉を目にすることが増えているような気がしませんか?なぜ、あまり馴染みのなかった「拗らせる」という言葉が一般的になってきたのでしょうか?
それは「拗らせる」といった言葉が本来の意味とは少し違った意味に変化してきたせいなのかもしれません。
「拗らせる」という言葉は本来、どんな意味だったのでしょうか?その「拗らせる」がどのように変化し、今、どういう意味で使われているのかを見ていきましょう。
意味①物事をもつれさせる
「こじらせる」の本来の意味の1つ目は、色々なことを面倒くさい方向へ持っていくことです。素直にまっすぐ進めばいいものの、何かにつけ面倒くさい方向へ持っていくという意味があります。
また、「こじらせる」という言葉の意味には、問題を大きくするといった意味もあります。簡単なことなのに、わざわざ難しい状態にしてしまうという意味です。このように、「こじらせる」は非常に面倒くさい状態のことを言います。
意味②なおりにくくさせる
「こじらせる」のもう1つの意味は「なおりにくくさせる」というものです。「病気をこじらせる」といった使い方をします。病気を治りにくくさせてしまうという意味になります。
「風邪はこじらせると厄介だ」とか「こじらせて肺炎になってしまい、入院した」といった使い方ができます。
現在は「自分の中で自分をこじらせる人」を意味する
今、盛んに使われている「こじらせる」とは、本来の意味とどう違うのでしょうか?今、「こじらせる」は「こじらせ系」のような使われ方をよくします。これは「こじらせ女子」という言葉から来ています。
この場合は、女性らしくない、女性としての要素をこじらせているという意味で使われます。「こじらせる」人は、女性にとどまりません。こじらせ男子という言葉も出てきました。今、こじらせている人は、男女問わずいるようです。
自分の中で自分をこじらせている、面倒な人が今とても増えています。こじらせる人は、周囲から面倒くさいと思われてしまいがちで、関わりを持ちたくないと敬遠される傾向にあります。
もし自分がこじらせる人だった場合、あなたは周囲から面倒だと思われています。もし、周囲に面倒な人だと感じる人がいたら、その人がこじらせる人だということになります。
拗らせる(こじらせる)人の行動
こじらせる人とは、自分で自分をこじらせる人だということがわかりました。こじらせる人が側にいるとなかなかに厄介な存在のようです。あなたがこじらせる人なら、生きづらさを感じるのではないでしょうか?
こじらせる人が辛いのも、側にいる人が辛いのも、その人の行動に原因があるのではないでしょうか?こじらせる人にはどのような行動パターンがあるのでしょうか?
こじらせ男子の行動
「こじらせ女子」という言葉は有名ですが、こじらせる人は女性ばかりではありません。こじらせる男子のことを「こじらせ男子」と呼ぶことが多いです。こじらせる男子も、一緒にいると、いろいろ面倒に感じることが多いのではないでしょうか?
あなたがこじらせる男子の場合、ついついやってしまう行動パターンがあるかもしれません。こじらせる男子の行動パターンを知ると、どうしたらこじらせる男子から脱出できるかがわかるかもしれません。
こじらせる男子が側にいる人は、どう対処していけばいいか回答が見えてくるかもしれません。ではまず、こじらせる男子の行動について見ていきましょう。
ほめられると拒否する
こじらせる男子の行動パターンの1つ目は、ほめられると拒否するというものです。こじらせる男子はなぜ、せっかくほめられたのに、否定する行動をとるのでしょうか?こじらせる男子は常日頃から「どうせ俺なんて」という言葉が口癖の行動をしています。
こじらせる男子は、卑屈な性格をしています。ほめられても、いつもの口癖「どうせ俺なんて」と言葉を発して、素直に受け取った行動をしてくれません。
ほめた側としては、「ありがとう」と素直に喜ぶ行動をしてくれるほうが嬉しいものです。こじらせる男子は、ほめ甲斐がない人と言えるかもしれません。
ネットでは口数が多い
こじらせる男子の行動パターンの2つ目は、インターネット上では口数が多く、行動的だということです。こじらせる男子は行動に自信がなく、人と話をするのが苦手で、人目も苦手です。しかしインターネット上では人と直接関わる行動をとる必要がありません。
そのため人が変わったかのように雄弁になります。誰も尋ねていないのに、勝手に自分の自慢話をしたり、得意分野に関しては自分語りが止まらないという行動をとります。誰か止めてくれと言いたくなるほどだと言われています。
男性は、そもそもプライドが高い動物だと言えるでしょう。こじらせる男子はそれに加えて、自己顕示欲が強いという特徴があります。そのため、自分語りといった行動をとることで、自分の弱い部分を隠す傾向にあります。
こじらせ女子の行動
こじらせるという言葉を有名にした「こじらせ女子」ですが、こじらせる女子も、一緒にいると面倒に感じられる行動を起こしがちです。自分はこじらせる女子だと認識している人は、どのぐらいいるのでしょうか?
もし自分がこじらせる女子だと自覚がある場合は、自分がどのような行動をしてしまうのかを見直してみましょう。周囲にこじらせる女子がいる場合は、行動パターンを理解し、対処する術を考えるヒントとしてみましょう。
自己主張が激しい
こじらせる女子の行動パターンの1つ目は、自己主張が激しいというものです。こじらせる女子は他人との会話が苦手な傾向にあります。自分に自信がないことが理由で、沈黙という行動をとってしまいます。
そのためついつい、自分の好きなことや知っていることを話すという行動を起こします。本人に自覚がなくても「私が、私が」という自己アピールばかりされるので、会話を続けるのも大変です。会話とはお互いの言葉をキャッチボールして成り立つものです。
それができないと会話とは言えません。自己アピールの強い人だという印象を与えてしまうでしょう。こじらせる女子だと自覚している人は、相手の話を聞く行動も、身に付けるほうがいいでしょう。
悪口・自虐が多い
こじらせる女子の行動パターンの2つ目は、悪口を言ったり自虐の言葉を発したり行動したりするというものです。こじらせる女子は卑屈であるという傾向があります。近寄ってくる人に対して警戒心を持ちます。
そんなこじらせる女子の中でも自虐傾向にあるこじらせる女子は、陰口をたたいていることが多いです。周囲にいる人は、人の陰口を聞きたくはないでしょう。陰口ばかりの人は、人格を疑われてしまうこともあります。
SNSの更新頻度が高い
こじらせる女子の行動パターンの3つ目は、SNSの更新頻度が高いというものです。こじらせる女子は人から認められたいという願望が強いです。SNSの世界で「キラキラしている自分」をアピールする行動をとることが多いと言えるでしょう。
承認欲求を満たしたい理由で、SNSを頻繁に更新する傾向があります。「いいね!」の数が多かったり、コメントが多かったりすると、認められたい欲求が満たされます。
逆にコメントが少なかったり、反応が遅れたりすると、不安に思うようになってしまいます。そのため大袈裟で意味深な書き込みをして、「かまってちゃん」だと思われてしまうことが多々あります。
拗らせる(こじらせる)人の特徴
こじらせる男子、こじらせる女子の行動パターンについて見てきました。こじらせる人というのは、どうしてこのような行動をとってしまうのでしょうか?
そこに、こじらせる男子、こじらせる女子のそれぞれの特徴があります。こじらせる男子、こじらせる女子にはどういう特徴があるのかを見ていきましょう。
こじらせ男子の特徴
まず、こじらせる男子について、その特徴を見ていきましょう。こじらせる男子は、こじらせる女子より、ある意味たちが悪いと考える人もいるようです。実際、どのような特徴を持っているのでしょうか?
こじらせるということは、男らしさからかけ離れていたり、どろどろした部分が全面に出るという特徴があります。男らしさがないという点から見ても、女子からあまり受けが良くないのかもしれません。
自己中心的
こじらせる男子の特徴の1つ目は、自己中心的だということです。自分のことしか考えず、自分にとっていいことだけを選択する特徴があります。いつも自分中心で周りを見ていない傾向にあります。そのため人を不快な気持ちにさせることが多いと言えるでしょう。
さらに、こじらせる男子は現実から目を背ける人も少なくありません。そんな人は夢ばかり語ります。恋愛においても相手を不安にさせてしまいます。しかしこじらせる男子は自分には信念があると思い、我が道を進んでしまいます。
ネガティブな発言が多い
こじらせる男子の特徴の2つ目は、ネガティブな発言が多いということです。こじらせる男子は思い込みが激しい傾向にあります。すぐにネガティブになり、何かと物事を否定します。人の粗を探して批判したりもします。
こじらせる男子は非常にネガティブなため、自分に自信がない人も少なくありません。そのため、劣等感を抱きがちです。結果としてネガティブな発言を多くするようになるという特徴があります。
人間不信
こじらせる男子の特徴の3つ目は、人間不信であるということです。こじらせる男子は人を信用していないため、自分の殻に閉じこもってしまう特徴があります。そのためにこじらせる男子はコミュニケーションがうまくいかない人が多いという特徴もあります。
人を信用したくてもできないので、批判ばかり繰り返してしまいがちです。こじらせる男子は自分には味方がいないと思っている傾向にあります。
行動力がない
こじらせる男子の特徴の4つ目は、行動力がないというものです。こじらせる男子は自分に自信がありません。何かをしようと思っても、行動に移すということができない特徴があります。そのため、男性としての魅力が少ないと感じさせる傾向にあります。
こじらせる男子は経験不足と言えるでしょう。人生において様々なことを経験して、人は成長します。しかしこじらせる男子は殻に閉じこもり、引きこもる傾向にあります。そのため成長するチャンスを逃してしまいがちです。
こだわりが強い
こじらせる男子の特徴の5つ目は、こだわりが強いというものです。こじらせる男子は自分に自信はないですが、自分のこだわりは強く持っているというケースもあります。こうした男子は自分のこだわりを貫き通します。
そのため柔軟性に欠けると思われることが多いと言えるでしょう。こだわり過ぎて、自分を曲げることができなくて、こじらせてしまう結果になります。
自己肯定感が低い
こじらせる男子の特徴の6つ目は、自己肯定感が低いというものです。こじらせる男子は自分を否定している人が少なくありません。コンプレックスがたくさんあって、自分に自信がないので、どんどん自分を否定していくという特徴があります。
そのためネガティブな発言も出てきます。こうした自己否定は面倒くさいものです。何かにつけて否定していると、周囲の人は自分自身も否定される気分になってしまいます。
視野が狭い
こじらせる男子の特徴の7つ目は、視野が狭いというものです。こじらせる男子はとても頑固な特徴があります。自分が考えていることが正しいと信じています。そのため、他人からのアドバイスを受け入れることが難しい傾向にあります。
視野が狭いため、歪んだ見方ばかりしてしまいます。心の視野も狭いので、人としての成長もあまり期待できないという人も少なくありません。
こじらせ女子の特徴
ここまで、こじらせる男子の特徴を見てきました。次に、こじらせる女子の特徴について見ていきましょう。そもそも「こじらせる」の言葉が一般的になった理由に「こじらせ女子」の存在がありました。
こじらせることをするのは男子より女子のほうが多いと言えるでしょう。こじらせる女子の特徴を知ると、「あの人もこじらせ系だな」と周囲にいるこじらせる女子について判断ができるでしょう。その先に、こじらせる女子に対する対策も見えてくるでしょう。
自己中心的でわがまま
こじらせる女子の特徴の1つ目は、自己中心的でわがままというものです。こじらせる女子は自分の考えを人に押し付けてばかりいる人が少なくありません。人からアドバイスを受けたとしても、「でも」という言葉で否定してきます。
またこじらせる女子は自分の考えが絶対です。そのため自己中心的と思われることが少なくありません。周囲から付き合いたくないと思われてしまう危険性もあります。自分の考えが絶対のこじらせる女子は、人間関係もうまくいかないことが多いです。
人を見下している
こじらせる女子の特徴の2つ目は、人を見下しているというものです。こじらせる女子は何かと上から目線で、人を見下したような話し方をしていることが多いです。
この特徴は、本人に自覚がないことが少なくありません。自分は正しいという気持ちが強いので、自分でも気づかないうちに、人を見下してしまっています。
偏見が強い
こじらせる女子の特徴の2つ目は、偏見が強いというものです。こじらせる女子は自分が受け入れることができないものは全て排除する傾向にあります。これは強い偏見によるものです。
こじらせる女子は、自分の中で正しいと感じるもの以外は受け入れることができません。そのため何かと物事をこじらせてしまい、面倒くさい人だと思われてしまいます。
自分に自信がなく卑屈
こじらせる女子の特徴の3つ目は、自分に自信がなく卑屈になりがちというものです。こじらせる女子は自分に自信がないため、バリアを張るように、人を寄せ付けなくなる特徴があります。自分に自信がない理由は、コンプレックスがあるからです。
こじらせる女子はコンプレックスの塊だと言えるかもしれません。そのコンプレックスを隠すために、強がって折れない自分を作ってしまう特徴があります。
余計な一言が多い
こじらせる女子の特徴の4つ目は、余計な一言が多いというものです。こじらせる女子が言う、余計な一言とは人の心にグサッとくるものが多いです。本人に悪気があるわけではありません。
しかし、こじらせる女子と話をするといつも不快な気持ちになってしまうと感じる人が多いのではないでしょうか?こうした余計な一言が多いため、人間関係もこじれがちです。
恋愛が長持ちしない
こじらせる女子の特徴の5つ目は、恋愛が長持ちしないというものです。こじらせる女子は恋愛をしていても自分に自信がありません。卑屈で曲がった形で恋愛相手と接するので、どうしても恋愛が長持ちにしない結果になってしまいます。
否定的で自己嫌悪がひどくて駄目になったり、素直になれないで意地を張り過ぎて失敗したりすることが多いと言えるでしょう。こじらせる女子は素直になることが難しい傾向にあります。
恋愛が長持ちしないとますます自分に自信を持てなくなります。恋愛で失敗が続くと、こじらせる度合いがさらに強くなっていくでしょう。
拗らせる(こじらせる)人が結婚するために
こじらせる人は、結婚願望が強いという特徴があります。しかも周囲の人より強い傾向にあります。周囲が結婚していくと、こじらせる人は卑屈になりがちです。
結婚して幸せになりたいのに、いろいろこじらせてしまうので、結婚が遠のいてしまいます。そもそも恋愛が続かないので、結婚がさらに遠くなります。そんなこじらせる人が結婚するためにはどうしたらいいのでしょうか?
人に合わせることを意識する
こじらせる人が結婚をするために必要なことの1つ目は、人と合わせる努力をすることです。結婚すると自分だけの生活ではなくなります。人と合わせて、自己中心的に突き進む気持ちを抑える必要があります。
人と合わせることをしないままで結婚をしてしまうと、離婚する可能性が高くなると言えるでしょう。人と生活するのがどういうことなのかをしっかり理解する必要があるでしょう。
外見だけでなく中身を磨く
こじらせる人が結婚をするために必要なことの2つ目は、外見だけでなく中身も磨くことです。こじらせる人は卑屈で自信がない人が多いので、おしゃれをしない人もいます。このままでは結婚するチャンスも少なくなってしまいます。
外見も内面も磨く努力をしていくと、卑屈さが消えていいきます。そうなると結婚に近づくことができるのではないでしょうか?
人を信用する
こじらせる人が結婚をするために必要なことの3つ目は、人を信用することです。こじらせる人は人を信用できないのではなく、実は自分を守ってばかりいるため結婚が遠のくという特徴があります。結婚したくても相手を疑ってしまいます。
そんな自分が嫌になり、負のループに陥ってしまいます。大事なのは相手を信じ、疑わないことです。相手を信用することができて、恋愛や結婚がうまくいったら、ポジティブに変わることができるかもしれません。
拗らせる(こじらせる)人になってしまう理由
そもそもこじらせる人は、どうしてこじらせる人になってしまったのでしょうか?こじらせる人になるのには、どこかに原因があります。原因がないとこじらせる人にはそうそうなりません。
こじらせる人になってしまう原因を知ると、こじらせる人とどう付き合っていけばいいかが見えてきます。周りにこじらせる人がいても、イライラも少なくなることでしょう。
さびしい
こじらせる人になった原因の1つ目は、さびしいというものです。こじらせる人は強がりなくせにさびしがり屋です。弱い自分を周りに見せようとしないのでわかりにくいですが、さみしがり屋です。
構って欲しかったり、相手にして欲しかったりする気持ちが強いです。しかしそのさびしがり屋の部分を素直に認めることができず、強がってしまいます。
コンプレックスが強すぎる
こじらせる人になった原因の2つ目は、コンプレックスが強すぎるというものです。コンプレックスの塊で、自分で自分が嫌いというケースもあるでしょう。いつも周りと比べてしまい、自分は劣っていると感じてしまう傾向にあります。
親から、周りと比べられて育った人はコンプレックスが強い人になってしまいます。こじらせる原因が家庭環境にあるケースもあると言えるでしょう。
承認欲求が強い
こじらせる人になった原因の3つ目は、承認欲求が強いというものです。こじらせる人は自分を誰かに認めて欲しいという気持ちがあります。自分は人を認めないにもかかわらず、自分のことは認めて欲しいと考えがちです。
そのため、人に意見を押しつけてしまう傾向にあります。そうなると余計にこじらせる結果となってしまいます。
ネガティブに考えがち
こじらせる人になった原因の4つ目は、ネガティブに考えがちということです。こじらせる人は頭の中が常にネガティブです。それは自分に自信がないことに由来しています。
考え方がネガティブなので、発言もネガティブ、行動もネガティブといった方向に行ってしまい、結局こじらせるというパターンになってしまいます。
人間関係にトラウマがある
こじらせる人になった原因の5つ目は、人間関係にトラウマがあるというものです。自分の容姿をめちゃくちゃに批判されたり、その他にも人に傷つけられた経験の持ち主である場合が多いと言えるでしょう。
それが原因となって、卑屈でネガティブになってしまいます。負の連鎖が止まらなくなり、こじらせる人になってしまいます。
拗らせる(こじらせる)人からの改善方法
こじらせる人は、どのように努力すれば、こじらせる性格を改善することができるのでしょうか?自分がこじらせる人だと思ったら、こじらせないように努力することで状況を改善することができるでしょう。こじらせる性格を克服するため、大事なポイントとなります。
素直になる
こじらせる性格の改善方法の1つ目は、素直になるというものです。素直になって、他人のことも認めるようにしましょう。そもそも素直になれなかったら、こじらせる性格を改善することはとても難しいと言えるでしょう。
素直になれば、目の前の世界が変わります。素直になることがこんなに楽なことだったのかと驚くことでしょう。素直になれたら、こじらせる性格を変えることができます。
物事をシンプルに考える
こじらせる性格の改善方法の2つ目は、物事をシンプルに考えるというものです。こじらせる人は物事を考えすぎてしまうと、悪い考えが浮かび、ネガティブな思考になってしまいます。
起きてもいないことに不安を感じるのは止めましょう。今しなければならないことだけを考えるようにしましょう。先の不安を考えても、何もなりません。
感謝の気持ちを大切にする
こじらせる性格の改善方法の3つ目は、感謝の気持ちを大切にするということです。感謝の気持ちを持って取り組んでいくと、不満や不安が出てくることがなくなります。感謝の気持ちは、幸せを呼び込みます。
自分のコンプレックスを乗り越えるため、感謝の気持ちを持つようにしましょう。周囲の人に感謝し、自分の環境に感謝しましょう。それが自信に変わり、こじらせる性格も改善していくでしょう。
不満や愚痴を控える
こじらせる性格の改善方法の4つ目は、不満や愚痴を控えるというものです。不満や愚痴といったものはネガティブな要素です。こうした言葉を口にする理由は、考え方や見方がネガティブだからです。
ネガティブにならず、もっといいところを見るようにしましょう。不満や愚痴が自然となくなっていくでしょう。不満や愚痴を言うことで、自分が嫌いになってしまい、余計にこじらせる結果となってしまいます。
おしゃれを楽しむ
こじらせる性格の改善方法の5つ目は、おしゃれを楽しむことです。おしゃれを楽しむと、気持ちが幸せになり、前向きになります。自分を磨くこともできます。その結果、すべてがプラスに向かっていくでしょう。
おしゃれを楽しむうちに、卑屈な自分が影を潜め、ネガティブで自信のない性格も変わっていくでしょう。最終的に、こじらせる性格が改善されていきます。
拗らせる(こじらせる)人との接し方
ここまで、こじらせる人本人が性格を改善していく方法について見てきました。それでは周囲にこじらせる人がいる人は、その人とどう接していけばいいのでしょうか?
こじらせる人と真正面に接すると、周囲の人は不快な思いをしがちです。こじらせる人が周囲にいる場合の対策方法を見ていきましょう。
適度な距離を保つ
こじらせる人との上手な接し方の1つ目は、適度な距離を保つということです。こじらせる人にはマイナスな感情が渦巻いています。このマイナスな感情に触れないようにして、うまくはぐらかして距離を置きましょう。
マイナスな感情と直接付き合おうとすると、自分までマイナスになってしまったり、泥沼にはまってしまいます。その場をうまく切り上げたり、聞いている振りだけをしたりして対処しましょう。
よいタイミングで話す
こじらせる人との上手な接し方の2つ目は、よいタイミングで話すということです。こじらせる人は感情の波が激しく、マイナス思考が高まっている時に話しかけてしまうと、自分もその渦に巻き込まれてしまいます。
相手の状況をよく見て、被害に遭わないようにタイミングをうまく考えて、発言していきましょう。
相手によい影響を与える
こじらせる人との上手な接し方の3つ目は、相手によい影響を与えるというものです。あなたが自分をしっかり持ち、自分の好きなことをしながら充実した人生を歩んでいるのなら、こじらせる人によい影響を与えていきましょう。
人は人を変えることはできません。しかし影響を与えることならできます。こじらせる人のマイナスなオーラに呑み込まれないようにして、プラスのオーラを与え続けていきましょう。
こじらせる人が「変わりたい」と思っているのなら、あなたの影響で変わっていけるかもしれません。
拗らせる(こじらせる)の類義語
最後に「拗らせる」の類義語や英語について見ていきましょう。「拗らせる」の本来の意味ではなく、「こじらせる男子」「こじらせる女子」といった使い方の「拗らせる」を類義語にを探すのは、なかなか難しい作業かもしれません。
「こじらせる人」は「自分で自分をこじらせる人」という意味です。この意味の類義語や英語にはどのようなものがあるのでしょうか?「こじらせる人」をうまく英語で表現できたら、英語圏の人に日本の文化を説明するのによいお手本になるかもしれません。
物事が複雑になる類義語
まずは「拗らせる」の類義語から見ていきましょう。「拗らせる」の意味は2つあるので、類義語も2種類あると考えていいでしょう。まず、物事が複雑になるという意味の「拗らせる」の類義語を見ていきましょう。
まず「泥沼化させる」「ドロドロにする」といった類義語が思いつきます。もっと広い意味でとらえるなら「複雑にする」「複雑化させる」といった類義語もあります。一般的な言葉で「ややこしくさせる」も類義語の1つと言えるでしょう。
その他「もつれさせる」という類義語もあります。さらに「悪化させる」「面倒にする」といった類義語も出てくるでしょう。類義語を見てくることで「拗らせる」の意味を理解しやすいのではないでしょうか?英語で何と言えばいいのかの参考にもなるでしょう。
病気を治し損ねることへの類義語
次に「病気を治し損ねて長く続く」といった意味の「拗らせる」の類義語を見ていきましょう。これには「拗らす」「こじらす」といった類義語があります。さらに言葉の意味を重要視すると「長引かせる」といった言葉も類義語と言えるでしょう。
さらに「長期化する」といった言葉も「拗らせる」の類義語と言っていいでしょう。このように「拗らせる」の類義語はさまざまありますが、「これぞ言い当てている」と言えるほどの類義語はないということなのではないでしょうか?
英語での似た表現
次に英語で「拗らせる」はなんと言うか見ていきましょう。英語で「拗らせる」を意味する言葉は「strain」です。もともとは「ピンと張る」の意味の英語です。
その他「精一杯努力する」の英語でもあり「無理をして健康を損なう」という英語でもあります。「strain」以外の英語はないか見ていくと、「複雑にする」という英語「make complex」が挙げられます。
他の英語を見てみると「intricate」が挙げられます。これは「入り組んだ」「難解な」という意味の英語です。その他の英語では「complicated」というものがあります。これも「込み入った」「複雑な」という意味の英語です。
このように類義語と同様、英語で「拗らせる」をぴたりと言い当てる言葉を探すのはなかなか難しいようです。
拗らせる(こじらせる)は複雑で面倒なことを意味することが多い
「拗らせる」という言葉は、複雑で面倒くさいことを示すことが多いと言えるでしょう。いわゆる「こじらせる人」がどのような性格をして、どう行動しているかを理解することで、こじらせている感情から距離をとることができます。
こじらせる人や、こじらせる考え方に対しては、距離を置き、冷静に対処していきましょう。自分を客観視する癖をつけることで、「これってこじらせてる?」と早急に判断できたら、修正することができるでしょう。