ハーモニカの吹き方や練習方法を解説!初心者が単音・複音を演奏するコツは?

ハーモニカの吹き方や練習方法を解説!初心者が単音・複音を演奏するコツは?

この記事ではハーモニカの吹き方について解説しています。初心者の方でも子どもでもハーモニカを吹くためのコツを知れば、吹きこなすことができる楽器です。ハーモニカには単音と複音のものがあります。ぜひこの記事を読んでハーモニカの吹き方を知っていきましょう。

記事の目次

  1. 1.ハーモニカの吹き方
  2. 2.ハーモニカの吹き方の練習【基本】
  3. 3.ハーモニカの吹き方の練習【初心者・子ども向け】
  4. 4.ハーモニカの吹き方の練習【単音の練習方法】
  5. 5.ハーモニカの吹き方の練習【ベンドの練習方法】
  6. 6.ハーモニカは息の吹き方・吸い方や口の動きを意識して練習する

ハーモニカの吹き方

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ハーモニカは吹奏楽器の中でも簡単に音を出すことができる楽器と言われています。そのため、初心者の方でも子どもでもハーモニカを吹くためのコツを知れば、ハーモニカを吹きこなすことができるようになります。ハーモニカには単音しか出ない物と複音が出るものがあります。ぜひこの記事を読んでハーモニカを吹くことに挑戦してみましょう。

ハーモニカの魅力は、初心者や子どもにも馴染みやすい点と、軽くて持ち運びやすい点、また比較的安価で手に入りやすい点などが挙げられます。早速吹き方について見ていきましょう。

口の正面で構えて左右に動かして吹く

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まず、ハーモニカの基本的な吹き方について説明します。ハーモニカの正面に口を当て、正面で構えて吹きます。口を当てというよりは、口に楽器を咥えて吹く、というイメージです。右に行けば行くほど、高い音程が出て、左に行けば行くほど低い音程が出ます。

単音のハーモニカで基本となるものはダイアトニック・ハーモニカと呼ばれるものです。吹き口が一列に並んだ形になっており、二枚のリードが互い違いに組み合わされています。そのため、吹く時と吸う時で違う音を出すことができます。

中でも子どもたちの為に作られた、教育用のハーモニカは一列にドレミファソラシドのハ長調の音階が並んでおり、比較的すぐ吹きこなすことができます。教育用のダイアトニック・ハーモニカは吹くことと吸うことを交互に繰り返して音階を奏でます。例としてドは吹く、レは吸う、ミは吹くという具合ですが、シとドは吸うことを二回繰り返します。

吹き方①ハンドビブラート奏法

ハーモニカの基本的な吹き方について、何となくイメージを持って頂けたでしょうか。次に説明したい奏法は、ハンドビブラート奏法です。読んで字のごとく、ハーモニカを持って手でビブラートをかける奏法です。具体的には延ばす音を奏でる時に手で楽器を揺らし、音に変化をつけるやり方です。ビブラートがあると音が洗練された印象になります。

吹き方②バイオリン奏法

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ハーモニカには、バイオリン奏法というものがあります。ハーモニカでありながら、バイオリン風の音が出せるということで注目の奏法です。この奏法には複音ハーモニカを使用します。複音ハーモニカとは、二列に吹き口が並んだハーモニカですが、この二列の上の部分だけを吹くことでバイオリンのような音を奏でることができます。

二列のうち、上の部分だけを吹くという点を詳しく説明すると、下の音で鳴らしたくない部分は舌で塞いで鳴らないように工夫をするのです。

どちらかというと、単音ハーモニカを極めた人が練習する奏法と言えます。吹けるようになるとバイオリンかと聴き違うくらいの良い響きを出すことができます。まさかハーモニカとは思えないような味がある音色を楽しめるでしょう。

吹き方③ベース奏法

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ハーモニカの吹き方の中で、ベース奏法もまた印象的な吹き方です。メロディーを奏でながら、リズムをとる奏法です。この場合も複音ハーモニカを使いますが、ソロで演奏してもハーモニカの合奏のような豪華な演奏を実現させることができます。

まるでアコーディオンを演奏した時のような伴奏をつけることも可能で、ハーモニカを練習した人が目指す集大成のような奏法とも言えます。一人でメロディーパートも伴奏もできるとしたら、演奏の幅が広がり、たくさんの楽曲を奏でてみたくなるでしょう。

複音ハーモニカなら半音階が吹ける

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ハーモニカでも色々な奏法ができることを見てきました。ここで、ハーモニカでは半音階が吹けるのか気になるという方もいらっしゃるでしょう。複音ハーモニカなら半音階も吹くことができるのです。具体的には、吹きたい音階の複音ハーモニカとその半音上の複音ハーモニカの2本持ちをして演奏します。

吹きたい方の音のハーモニカを手前にし、吹かない方のハーモニカを奥にずらしておくやり方で多くの音を鳴らすことができます。難しい奏法ですが、半音階が出ないと多くの曲を奏でることができません。

聴く人の心を揺らす曲を奏でるためには、様々な音階は欠かせないものです。曲の演奏に半音階は避けて通れない道とも言えるでしょう。

ハーモニカの吹き方の練習【基本】

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さて、ここからはハーモニカの吹き方の練習方法について見ていきましょう。千里の道も一歩からと言うように、ハーモニカの練習を初めてみないことには良い演奏をすることはできません。基本をマスターできれば、簡単に子どものころに聴いたことがある童謡を吹くことも出来るでしょう。まずは楽しむことを目標にしてハーモニカの練習を始めましょう。

最初の吹き方

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ハーモニカの最初の吹き方の練習としては、吹きたいところを口に咥えてお腹を使って息を吹き込むということです。単音ハーモニカから始めた方が覚えやすいはずです。初めは出したい音を鳴らす時に隣の部屋のリードも鳴らしてしまうこともあるでしょう。

その場合は、唇をすぼめて出したい音の部屋に合わせてみることを意識してみましょう。初めはうまくいかなくても次第にコツが掴めていきます。まずは、単音を鳴らせるようにして、それからロングトーンをしてみましょう。

お腹で音を支えることをイメージしながらしっかり吹き込みます。大きな音を出せるようになることが大切ですが、マンションやアパートに住んでいる人は騒音に注意しましょう。自然の中で練習することや、車の中で練習することも視野に入れて、周りの迷惑にならないように楽しく楽器の練習に取り組みます。

最初の吸い方

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ハーモニカを吹いて鳴らすことが出来るようになったら、吸うことも練習してみましょう。ハーモニカは吹くことと吸うことを繰り返して演奏します。そのため、吹くことができるようになっただけでは、まだ不十分です。

ハーモニカの吸い方も吹き方の練習と同じように考えます。まず、吹きやすいハーモニカの真ん中の部分を口に咥え、吸います。やはり、初めに単音のみを吸って鳴らすことが難しい場合は唇をすぼめて鳴らしたい音の部屋めがけ調節します。吸って鳴らす音でもロングトーンをしてみましょう。毎回同じような響きの音が出せるようになるまでしっかり続けます。

吹奏楽器でありながら、吹くだけでなく吸うことでも鳴らせる音があることに驚く人もいるでしょう。しかし、初心者や子どもにとっては息が続きやすく演奏しやすい楽器と言われる所以なのです。次からは初心者、子ども向けの練習方法について説明します。

ハーモニカの吹き方の練習【初心者・子ども向け】

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ここからは初心者の方や子どもの方向けのハーモニカの吹き方について見ていきます。楽器を演奏ができるようになるには一にも二にも練習あるのみです。シンプルな練習方法を身につけ、ハーモニカと親しむことをまず始めましょう。初めは気持ちがくじけそうになることもあるでしょう。しかし、その気持ちに負けずに取り組むことが大切です。

ドレミの基本的な練習方法

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初心者や子どもがハーモニカを吹くに当たって、ドレミの基本的な練習は欠かせないものです。まず、単音のハーモニカの10ホールの物を用意します。10ホールの左端の部屋から1番の番号をふります。そうすると左端から順に10番まで番号がふれます。10ホールハーモニカの場合は、ハ長調の音階で3オクターブ演奏することができます。

真ん中の4番の部屋から5番、6番の部屋まで3つ口に咥えて息を吹き込み、まず和音を出してみましょう。Cのメジャーコードが演奏できます。3部屋で和音が出せたら、今度は息を吸ってみましょう。

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4番、5番、6番の部屋を3つ咥えて息を吸うとDマイナーの和音が出せます。そうしたら、唇をすぼめて一つの部屋を咥え単音にチャレンジします。4番の部屋はドの音です。4番から息を吹く、息を吸うを繰り替えて行くとドレミファソラシドが演奏できます。7番の、シ、ドは2回吸うことで奏でることができます。

ハーモニカの吹き方の練習【単音の練習方法】

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初心者の方や子どもなど初めてハーモニカを練習する人にはドレミファソラシドの練習が有効であることを説明しました。ドレミファソラシドが吹ければ、すぐにきらきら星などの曲を演奏できます。ここからは、ひとつ駒を進めて単音のハーモニカの吹き方の練習方法について見ていきます。

ブレスコントロール

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単音や複音のハーモニカに限らず、吹奏楽器全般に言えることですが、ブレスコントロールは大切です。ブレスコントロールとは楽器に吹き込む息をより良いものにするトレーニングです。ハーモニカを吹く時は胸式呼吸ではなく、腹式呼吸で良い息を吹き込みます。

腹式呼吸とは、息を吸った時にお腹が膨らみ、息を吐く時にはお腹を凹ます呼吸法です。お腹で支えて息を出すことで深くて多い息を出すことができます。合唱などでも使用されている呼吸法です。

腹式呼吸でハーモニカを練習する時には、吹く息を長く保つ、ロングトーンという方法をとります。まずは、ハーモニカを隅々まで息を吹き込み大きな音で鳴らします。そこから、息を少なくし、一定に長く保つという訓練をします。その際にお腹で吹く息を支えることが大切です。一定に良い音が出せるようになるまでなんども練習しましょう。

パッカーリングの練習方法

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次に紹介するのはパッカーリングの練習方法です。先にハーモニカの練習の仕方のところでもお伝えした方法ですが、まずは10ホールハーモニカの4番を中心に3番4番5番の部屋を咥えます。3部屋を咥えて音が出せたら、唇をすぼめて4番だけ単音を吹くように調整します。

この唇をすぼめる吹き方こそがパッカーリングの練習方法です。鳴らしたい単音をしっかり響かせられるように腹式呼吸を用いてなんども息を吹き込んでみましょう。

タンギングの練習方法

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タンギングとは、楽器を吹く時に舌を用いて息を調節し音を区切るやり方です。吹奏楽器全般にタンギングは使われるのですが、曲の出だしにタンギングを入れると出だしをはっきりさせることができます。また、スタッカートを多用したの勢いのある曲を演奏する時もタンギングは欠かせません。

タンギングにはトゥトゥトゥと発声するシングルタンギングと、トゥクトゥクトゥクと発声するダブルタンギングがあります。16部音符の曲など細かい音符を吹く時にはダブルタンギングが適しています。

息を吹き込む前にハーモニカに口を当ててタンギングのイメージをします。良い演奏ができるように、吹く前に前向きなイメージを持つことも大切です。

ハーモニカの吹き方の練習【ベンドの練習方法】

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ハーモニカにも慣れ親しんで来たという方にはベンドの練習方法を試してみましょう。ベンドとは、息の強さや流れを変えて音を半音上げたり、一音上げたりすることです。ここでは、ベンドの練習について考えてみます。ベンドがかけられるようになったら、ハーモニカの吹き方も一段上級になれるはずです。

このベンドの練習方法では、複音ハーモニカではなく単音ハーモニカが適しています。ここで紹介する練習方穂は、初心者の方や子どもには少し難しい部分もありますが、諦めずに挑戦すれば必ず上達することができます。

吸音によるドローベンドから練習する

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ベンドとは、吹音でも吸音でもかけられる奏法ですが、初めて行う場合は吸音によるドローンベントから練習するとわかりやすいでしょう。10ホールのハーモニカの場合は、左から1番から6番までがドローンベントがかけられます。

ドローンベンドが出来るようになると、雰囲気のある演奏ができるようなります。3番穴はソの音ですが、吸音によるドローンベンドを用いると3番穴でラの音などが出せるため、唇を移動しなくても2つの音を操ることができます。

また、ベンドをすると音符を装飾するトリルのような演奏ができます。ブルースハープのソロをかっこよく吹くためには欠かせない奏法であると言えます。

4番穴から練習する

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また4番穴から練習することも大切なポイントです。10ホールハーモニカにおいて4番穴はちょうど中心くらいに位置しているため、ハーモニカの基礎練習がしやすいからです。4番穴は吹音でドの音が出せ、吸音でレの音が出せます。様々な曲の基準となる音ですから、ベンドの練習にも適していることを覚えておくと良いでしょう。

ハーモニカは息の吹き方・吸い方や口の動きを意識して練習する

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初心者や子どもをはじめとして、ハーモニカの練習をしたい人に向けて練習方法やコツを紹介しました。ハーモニカは取り組みやすく、比較的簡単に曲を演奏することができる楽器とおわかり頂けたでしょうか。1つでも楽器が出来ると日頃耳にする音楽への興味も変わってきます。

特に単音だけではなく、複音ハーモニカがあることや、ベンドという奏法で上級者向けの演奏ができることなどハーモニカにはまだまだ奥深い魅力があります。

ぜひ、ハーモニカの練習を初めて色々な曲に挑戦して行ってください。その際には誰か、演奏を聴いて感想を述べてくれる人を持つことが大切です。身近な人に恥ずかしがらずにハーモニカを披露してみましょう。きっと人生の新しい楽しみがみつかるはずです。

sleepsheep428
ライター

sleepsheep428

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