「気にしないで」の英語をシチュエーション別に紹介!
ここ数年にかけて日本に来る外国人の数は、毎年増加しています。皆さんも普段街中を歩いている際に、外国人の方を見かける回数も多くなっているはずです。
また、それに比例してビジネスにおいても英語を使うことが増えてきています。海外の人を相手にする際には、共通の言語として世界では英語が主流になっている影響があるためです。
ここでは「気にしないで」と言う英語のフレーズに対して様々なシチュエーションを考えながら、タイプ別に分けて紹介していきます。
「気にしないで」の英語のカジュアルな使い方
まず始めに紹介していくのは、カジュアルなシチュエーションの際に「気にしないで」と英語で言う使い方を紹介していきます。外国の友達と会話をする際や日本に旅行に来ている外国人との会話に覚えとくと便利です。
日本と同じように英語でも「気にしないで」と言う意味を込めて使うフレーズは何種類かあります。それぞれのシチュエーションを考えながら覚えていきましょう。
Never mind!
英語の「Never mind」は、一番ポピュラーな「気にしないで」と言う意味の使い方です。中学の時に英語を勉強している時に習うものです。皆さんも真っ先に「気にしないで」と英語で伝えたい時に出てくるフレーズのはずです。
英語の「Never」は「あまりしない」という意味があります。英語の「Mind」は「気にする」という意味になるため、一緒になることで「気にしないで」という意味になります。
英語フレーズ例文
ここでは、友達に今日の夜の予定を聞いた際に断れたシチュエーションを想定して例文を作っています。
「Sorry, I already have a plan for tonight.(ごめん、今日はもう夜に予定が入っているんだ。)」「OK, never mind.(わかった、気にしないで。)」
このように、何かを尋ねた際に断られてしまった際に相手に気にしないでもらいたい時に使います。友達に夜の予定を聞いているので、これぐらいカジュアルに返事をした方が相手も気にせずに済みます。
It’s all right!
次に紹介していくフレーズは「It's all right」という英語の使い方です。これも「Never mind」と同様に英語圏ではよく使われる「気にしないで」という意味のフレーズになります。
しかし、英語の「Never mind」とは少し意味合いが変わってきます。「It's all right」は「(気にしないで)大丈夫だよ」という意味になります。
そのため、相手に何か頼み事をした際に、まだその頼んだことが終わってないような時に使える英語のフレーズになっています。
英語フレーズ例文
ここでは、友達に貸していた本を返して貰おうと尋ねた際にまだ読み終わってないシチュエーションを想定して例文を作っていきます。
「I'm sorry, I haven't finishied reading yet.(ごめん、まだ読み終わってないんだ。)」「It's all right! Let me know, if you finished.(大丈夫だよ、終わったら教えてね。)」
「It's all right」は、中学でも習う単語のため、比較的覚えやすいフレーズです。使い方も簡単なので、ぜひ覚えてみましょう。
No worries!
3つ目に紹介していくフレーズは「No worries」という英語の使い方です。こちらも「気にしないで」という意味の英語のフレーズの1つになります。
英語の「Worry」は「心配する」という意味があります。英語の「No」には「ない」という意味になるため、一緒になる事で「心配ない」という意味にはなりますが、その中には「気にしないで」という意味も含まれています。
今回の「No worries」は相手から尋ねられた際に自分が答える時の「気にしないで」という意味になるため、注意しましょう。
英語フレーズ例文
ここでは、友達から今日の自分の体調を心配された時にカジュアルに答えるシチュエーションを想定して例文を作っていきます。
「Hi, how does it feels like today?(今日は調子大丈夫なの?)」「No worries. I feel great today.(今日は調子はすごくいいよ)」
ここで丁寧なフレーズを使ってしまうと相手を心配させてしまいます。相手に気にしないでもらいたいためにも、これぐらいカジュアルなフレーズで答えるといいです。
It’s nothing!
最後に紹介していくフレーズは「It's nothing」という英語の使い方です。こちらは、相手に対しても自分に対しても使える「気にしないで」という英語のフレーズになります。
相手に対しては「気にしないで」と励ましたい時に使えます。そして、自分に対しては、何か頼まれた時に「気にしないで」と快く承諾したい気持ちの意味を込めて使います。
英語フレーズ例文
ここでは、友達に頼まれた事を快く承諾しているシチュエーションを想定しながら作っていきます。
「can I ask you to help my home work?(宿題手伝ってくれないかな?)」「Sure! It's nothing!(もちろん、気にしないでいいよ!)」
相手の立場を考えるとお願いをするのは少し気が引けてしまいます。相手に負担をかけないためにも、気前よくカジュアルな英語のフレーズで対応していくのがおすすめです。
「気にしないで」の英語のビジネスでの丁寧な使い方
日本では、ビジネスの場合「気にしないで」というフレーズは少し使い方を考えなくてはいけないです。英語圏ではビジネスの場合においてもそこまで丁寧な使い方を意識しない印象があります。
しかし、それでもビジネスでも丁寧な「気にしないで」の英語のフレーズを覚えておくことは大事です。特に上司とのやりとりにおいては英語でも必要です。ここでは、ビジネスで使われる英語のフレーズを例文を使って紹介していきます。
You’re welcome.
まず最初に紹介していくビジネスの丁寧なフレーズは「You're welcome」という英語の使い方です。これは皆さんもよく知っているフレーズの1つですが「気にしないで」という意味も含まれています。
「you're welcome」は、ビジネスにおいてはもちろんですが、目上の方に対してや初めて会う人に対しても使える丁寧な「気にしないで」のフレーズになります。
英語フレーズ例文
ここでは、職場で仕事を手伝い、感謝をされたシチュエーションを想定して例文を作っていきます。
「Thanks for your help today.(今日は手伝っていただき、感謝します。)」「You're welcome.(気にしないで。)」
英語圏でも同様にビジネスは助け合いが大切です。「You're welcome」と一言添えるだけでも印象は変わってくるので、ぜひうまく使ってみましょう。
Don’t worry about it.
次に紹介していくビジネスの丁寧なフレーズは「Don't worry about it」という英語の使い方です。英語のカジュアルな「気にしないで」という使い方でも出てきた「worry」の単語を使ったフレーズになります。
この「don't worry about it」は注意しなくてはいけない点が1つだけあります。それは、目上の人には使えないという点です。それを踏まえた上で次の例文で紹介していきます。
英語フレーズ例文
ここでは、部下のミスに対してフォローする際に声をかけるシチュエーションを想定して例文を作っていきます。
「I'm sorry, I made a mistake for the task.(すみません、仕事でミスをしまし
た。)」「Don't worry about it. It's just a small task.(気にしないで。小さなミスだから。)」
このように相手の謝罪に対して使います。部下や後輩などの対応では問題はありませんが、上司などの目上の方に対しては、このフレーズは使えないので注意しましょう。
「気にしないで」の英語の少し不快感を込めた使い方
英語で「気にしないで」というフレーズも慣れてきた所で、ここでは少し不快感を込めて相手に伝える際の「気にしないで」のフレーズも覚えていきましょう。
日本語でもそうですが、相手に対して話している際にどうしても伝わらない場合に「気にしないで」と伝える時があるはずです。そのようなシチュエーションで使える英語のフレーズを紹介していきます。
Never mind!
カジュアルな英語の「気にしないで」のフレーズでも登場した「Never mind」ですが、不快感を込めて伝える際にも使えます。
意味などは、すでに紹介してあるため省力させていただきますが、カジュアルな英語の「気にしないで」のフレーズとの違いをここでしっかりと理解しましょう。
英語フレーズ例文
ここでは、相手にどうしても伝わらないため、会話を諦めているシチュエーションを想定して例文を作っていきます。
「well, so what are you talking about? Sorry, I'm not understand. (えっと、何について話してるの?ごめん、ちょっとわかんないや。)」「 Okay, Never mind.(わかった、気にしないで。)」
今回の場合では、どうしても伝わらないので、こちらから諦めるような意味を込めて「気にしないで」というフレーズを使っています。この2つの「Never mind」の使い方の違いを覚えておきましょう。
Forget it!
こちらも英語圏では使われる「気にしないで」というフレーズの「Forget it」です。カジュアルな意味も含まれていますが、自分が投げやりになっている際に使えるフレーズでもあります。
英語の「Forget」は「忘れる」という意味になるため、ここでは「(忘れて)気にしないで」という意味になってきます。そのため、先ほどの「Never mind」より相手に対して強く伝える場合に使えます。
英語フレーズ例文
ここでは、相手が話を聞いていなくて、自分が投げやりになっているシチュエーションを想定して例文を作っていきます。
「What? Sorry, Say that again?(何?ごめん、もう一回言って?)」「Forget it(気にしないで)」
こちらが、イライラしていてもう会話を終わりにさせたい場合には、使えるフレーズになるため、覚えておきましょう。口調も強めて伝える事でより相手に伝わる事ができます。
Don’t bother me!
最後に紹介していく英語の「気にしないで」のフレーズは「Don't bother me」です。これは、もう放っておいて欲しい際に使えるフレーズになります。
そして、どちらかというと「放っておいて」という意味の方が強くなるため、先ほど紹介した2つのフレーズより、さらに強く相手に伝える事ができます。
英語フレーズ例文
ここでは、あまりにもしつこい相手から「気にしないでほしい」という意味を強く伝えたいシチュエーションを想定しながら例文を作っていきます。
「Hey, are you free tonight?(ねぇ、今日の夜空いてる?)」「I said don't bother me. As I have a plan for tonight.(放っておいてって言ったよね。さっきも言ったけど夜は予定があるんだよ。)」
このようにしつこい相手や邪魔な相手などには強く伝える事ができるフレーズになります。また、歩いてて執拗に声をかけられている際にも使いやすいフレーズなので、覚えておきましょう。
「気にしないで」の英語は状況で使い分けよう!
「気にしないで」というフレーズを1つとっても日本語と同様に英語でもたくさんのフレーズがあります。それぞれのシチュエーションに合わせて使い分けるようにしましょう。
これから、日常生活やビジネスでも英語を使うシチュエーションは増えてきます。その時のためにもこちらで紹介した「気にしないで」のフレーズをぜひ使っていきましょう。