ハワイの電圧は日本と違う!
日本人に大人気の観光地と言えばハワイ。最近ではハワイ現地の個人宅を借りて長期滞在する方も増えてきています。さて、そんなハワイ旅行に向けた荷造りは面倒な反面、ハワイでの生活を思い描いて必要な物を考えるのは楽しみもあります。
荷造りをしていると、特に長期滞在の場合は使い慣れた日本の電化製品を持って行きたくなります。そこで気になるのがハワイの電圧と日本の電圧の違い。変圧器は持って行くべきか。コンセントやプラグ形状はどうなっているのか。ということではないでしょうか。
そこで、ハワイ旅行への荷造りで困らない、ハワイの電圧やコンセント、プラグ形状、日本の電化製品を使うときの注意点を紹介します。ハワイ旅行に行く際、ハワイでの生活をより快適に過ごすための情報を紹介します。
ハワイの電圧数
日本の電化製品をハワイで使う場合に気を付けるべき点は2つあります。1つは電圧、もう1つはコンセント、プラグの形状です。電圧とコンセント、プラグ形状について紹介しますが、まずは電圧について紹介します。
電圧とは、コンセントの中を流れている電機の圧力と捉えてください。日本の場合、電圧は100ボルト(V)で外国と比較すると電圧は低めになっています。
そのため、日本の電化製品でも100ボルトにしか対応していない電化製品を、電圧の高い国のコンセントに直接差し込んで使ってしまうと、高い電圧に耐え切れずにショートしたり、故障の原因となってしまうのです。
ハワイの電圧は120V(ボルト)
日本の電圧が100ボルトであると紹介しましたが、旅先であるハワイの電圧はどうなっているのでしょうか。日本と同じ電圧(100V)であれば電圧を変える必要がありませんので、日本の電化製品をそのまま使用することができます。
ではハワイの電圧を紹介します。ハワイの電圧は日本より少し強めの110〜120ボルトです。残念ながら、日本の電化製品の中で100ボルトの電圧にしか対応していない物をハワイで使いたい場合は、変圧器により電圧を弱めて使う必要があります。
ただし、全ての日本製電化製品に変圧器が必要なわけではありません。詳細は後ほど紹介しますので、最後まで読み進めてください。
変圧器や変換プラグを把握しておこう!
ハワイの電圧と日本の電圧の違いを紹介してきましたが、そもそも変圧器やコンセントの変換プラグとはどのような役割を果たす物なのでしょうか。既にご存知の方も多いかもしれませんが、まずは最初に整理しておきましょう。
どの様な物なのかをしっかり理解しておくことで、ハワイへの旅行はもちろん、ハワイ以外の国や地域に旅行する際にもどの様な種類の変圧器や変換プラグを準備しておくべきなのかをすぐに探すことが出来るようになります。
変圧器とは電圧を調整するもの
まず、変圧器と変換プラグは役割が違うものです。いずれも日本製の電化製品などをハワイなどの外国で使うために必要になるアイテムではありますが、調整する内容が異なります。
変圧器とは名前のとおり、電圧を変えてくれる(調整する)機能を持っています。先ほど紹介したように、日本の電圧は100ボルトですので、ハワイの電圧110~120ボルトではそのまま使うことができないのです。
この110~120ボルトの電圧で流れている電気を調整し、100ボルトの電気に変えることで日本の電化製品をハワイで使えるようにしてくれるためのアイテムが『変圧器』なのです。
変換プラグとはコンセント形状を変えるもの
続いては、コンセントの変換プラグについて紹介します。プラグとは、コンセントの差込口に差し込む先の金属部分の事を指しています。日本では、写真のように2本の長い金属がまっすぐに出ているタイプです。このプラグ形状が国によって異なっているのです。
コンセントの差込口の形状は、ハワイも含め各国で様々な形状をしています。もちろん日本と同じ形状の差込口を使っている国であればそのまま使うことが出来ます。
コンセント形状は世界中にたくさんの種類が存在しています。変わった形状の差込口を採用している国もありますので、ハワイ以外の場所に旅行に行く際は、事前のチェックが欠かせません。
コンセントの差込口の形状が異なる国で日本の電化製品を使おうとする場合は、現地の差込口に対応できるようにプラグを変えなければなりません。その機能を果たすのが『変換プラグ』なのです。
ハワイで変圧器と変換プラグは必要?
さて、ここまでは変圧器や変換プラグの説明をしてきましたが、今回のテーマであるハワイではどうなっているのでしょうか。ハワイに旅行する際には変圧器や変換プラグは持って行くべきなのでしょうか。
もちろん現在では、変圧器も変換プラグも、どの様な電圧やプラグ形状にも対応できるものがそれぞれ販売されていますが、その分大きさも重さも大きくなってしまうもの。出来る限り不要な物は日本に置いていき、お土産等を入れるスペースを確保しておきたいものです。
出来る限り無駄なものを持って行かないで済むよう、ハワイに行くときに必要なアイテム、そしてどの電化製品が変圧器に頼らなくてもハワイの電圧に対応できるのかの見定め方を紹介します。
変換プラグは不必要
まずは、ハワイのコンセント形状を紹介します。ハワイの差込口の形状は「縦線が2本並んでいる形状」。日本のコンセント差込口の形状の下に穴が1つ多く空いています。この口はアース用の穴ですので、プラグを差し込む部分は縦線が2本だけになります。
アースの穴を無視すれば、上の縦に空いた2つの縦線の穴に日本とプラグ形状のまま差し込むことが可能です。そのためハワイでは、日本のプラグ形状のまま電化製品を使用することが可能ですので、変換プラグを持って行く必要はありません。
では、日本の電化製品は全てそのまま使用することが出来るのか。変換プラグは持って行く必要はないと紹介しましたが、変圧器はどうなのでしょうか。
残念ながら日本とハワイの電圧の関係で、全ての電化製品をそのまま使用することはできません。では、何が使えて何が使えないのか、続いては電圧を変える変圧器について紹介します。
変圧器は電化製品の対応電圧でかわる
続いて変圧器について。ドライヤーというジャンルの商品を比較しても、ハワイで使う際に電圧気が必要か、そうでないかは変わってきます。日本の電化製品は、日本の電圧である100ボルトにだけ対応しているものと、100ボルトから一定の電圧まで対応しているものの2種類があるからです。
もうお分かりの事でしょうが、このうち100ボルトにだけしか対応していない電化製品はハワイではそのまま使うことができません。しかし、ハワイの電圧110~120ボルトにまで対応している電化製品であれば、そのまま使うことが出来るということです。
ハワイの110〜120ボルトに対応している電化製品であれば、コンセント形状も日本のまま、電圧にも対応しているということで、ハワイでも日本で使っているのと同じように使うことが出来るということになります。
ハワイで対応しているか電圧チェック方法
では、ハワイでそのまま使用できる電化製品と、ハワイではそのまま使えず、変圧器を通して電圧を変えないと使えない電化製品の違いはどのように見定めればよいのでしょうか。
荷造りを行う際、ハワイに持って行きたい電化製品を準備したら、その製品のどこを見て、何をチェックすることでハワイで使えるか、使えないかを判断することが出来るのか。
ここからは具体的にどこを見て、何をチェックすることでハワイでの使用が出来るのかを紹介します。荷造りは旅行前ギリギリになってしまうことが多いものですが、長期旅行であればあるほど、日本と同じように電化製品を使いたいものです。
出来る限り早めに荷造りを始め、ハワイに持って行きたい電化製品を洗い出して早めにチェックすることで変圧器を準備するか否かを見定めておきましょう。ハワイではない国に行く場合、特に初めて行く国であれば変換プラグのチェックも必要です。
変圧器が必要になる電化製品の記載
ハワイで変圧器が必要になる電化製品はどの様に見定めるのか。まずはハワイで変圧器が必要なのか、必要ではないのかを判断する方法を紹介します。
チェックするのは電化製品のバッテリー等に記載されている、注意文章やスペックが書かれている部分。その中でチェックするのは「入力」や「INPUT」と記載されている部分です。
この部分に「100V」と書かれている場合、日本の電圧である100ボルトにしか対応していない商品という解釈になります。ハワイの電圧110~120ボルトには対応していないということになりますので、ハワイでは変圧器なしに使うことが出来ない商品ということになります。
このような「100V」としか記載のない商品を変圧器なしにハワイで使うことで、製品が壊れてしまうことがありますし、電圧に耐え切れずに発火したりする恐れがあります。楽しいハワイ旅行でこの様な事を起こしてしまわないよう、注意してください。
変圧器不要な電化製品の記載
では次に、ハワイでもそのまま使うことの出来る電化製品はどの様な物なのかを紹介します。チェックするのは先ほどと同じように、各電化製品の注意文章やスペックが書かれた部分です。
ハワイで使えない電化製品では「入力」や「INPUT」の部分に「100V」と記載がありましたが、ハワイでも使えるような電化製品は例えば「100~240V」というような記載があります。これは100ボルトから240ボルトの電圧に対応しているということを意味しています。
ハワイの電圧は110~120ボルトですので、この例の「100~240V」の範囲内に収まる電圧ですので、この電化製品はハワイでもそのまま使えるということになります。
一般的に充電器は電圧の範囲が広く対応できるように作られているものが多いようです。ノートパソコン等もほとんど100~240V対応になっていますので、ご自身のノートパソコンのアダプタを確認してみてください。
Apple製品はそのまま使える
さて話は少し変わりますが、iPhoneやiPad、Macbookを使っている方も多いのではないでしょうか。最近のiPhoneは写真の画質も上がっていますし、地図アプリはハワイでも大活躍してくれます。ハワイでも日本と同じようにiPhoneを使っていると気になるのが充電です。
そこで気になるのが、iPhoneの充電器は変圧器が必要なのかという点。実はiPhoneだけでなくApple社製品のほとんどは「100V〜240V」の電圧対応で作られています。iPhoneユーザーの方は充電器を確認してみてください。小さい文字で「100V〜240V」と書かれているのが確認できます。
他に変圧器を使用せずに使えることが多いのは「ノートパソコン」「携帯電話、デジカメの充電器」「シェーバー」「コンタクトレンズ煮沸消毒器」が挙げられます。
いずれも幅広い電圧に対応している場合が多いのですが、いざというときに困らないよう、荷造りの際には念のためのチェックは行うようにしてください。
熱を発生させるものは注意
各種充電器などの、ほとんどがハワイでもそのまま使えるような商品を紹介しましたが、逆にほとんどが使えない電化製品もあります。この様な製品をハワイに持って行こうと考えるときには、十分注意しておく必要がありますので、チェックをしっかりしておきましょう。
その商品とは「ドライヤー」です。ドライヤーだけでなく、熱を発生させるような電化製品は100Vにしか対応していない場合が多いので注意してください。全ての電化製品が「100V〜240V」だと良いのですが、100Vの特に熱を発生させる電化製品をハワイで使うと危険です。
主にはドライヤーやヘアアイロン、電気ケトル等が、熱を発生させる電化製品の代表例。これらの中で100Vにしか対応していない製品を高い電圧に繋ぐことで、故障や発火に繋がる恐れがあります。
発火の可能性がある限り、試すことも絶対にやめましょう。どうしても使いたい場合は海外対応の製品を探して買い替えてからハワイに持って行きましょう。
ハワイで電化製品を使う際は電圧チェックをしよう!
ハワイに変圧器や変換プラグを持って行く必要があるのかご理解いただけたでしょうか。変換プラグは不要。変圧器は電化製品ごとにチェックする必要がある。
変圧器についているコンセント差込口には限りがあります。変圧器が必要か否かを区別しておくことで、変圧器の差込口を有効に使えるようにしておきましょう。
さて、変圧器の差込口には限りがあると紹介しましたが、おすすめは延長コードをハワイに持って行くことです。総電力には注意が必要ではありますが、あまりにタコ足配線にならない程度に携帯電話を充電する程度であればほとんど問題はありません。
携帯電話は1人1台は持って行くことが多いですし、写真や動画、お店の検索や地図やナビゲーションとしても活躍する、旅にはなくてはならないものになっています。ただでさえ楽しいハワイをもっと楽しむために、電化製品の準備と確認を怠らないようにしましょう。