髪用のスプレーでおしゃれにキープしよう!
外出前に髪型をセットしても、お昼前には髪型が崩れてしまっていることはありませんか。今回は時間をかけてセットした髪型を崩さないための方法としてヘアスプレーの使い方を紹介します。
ヘアスプレーの使い方に説明なんて不要とお考えになるかもしれませんが、ヘアスプレーにも様々な種類があるのをご存知でしょうか。単純にメーカーやブランドの種類があるということではなく、目的別にいくつかの種類があり、それぞれ毎に注意点も違う部分があります。
今回は、髪型をキープするためのおすすめヘアスプレーの紹介と、ヘアスプレーの種類や役割、注意点について紹介していきます。最後まで読んでいただき、朝決めた髪型を一日中キープし続けてください。
髪のヘアスプレーの選び方
それでは数あるヘアスプレーの中で、どのヘアスプレーを選べばよいのかを知るためにヘアスプレーのタイプと香り、機能と仕上がりの違いを紹介します。
自分が作りたい髪型によって、または仕上げの方法(固めてキープしたいのか、ふんわりした状態をキープしたいのか)や仕上げ後のツヤ出し/ツヤなしの違いなど、ヘアスプレーを選ぶ際には気にしておくべきポイントがいくつかあります。
まずはそのポイントについての知識を紹介します。特に男性の方はヘアスプレーといえば仕上げにガチガチに固めるものという印象が強いかもしれませんが、メンズヘアスプレーにも他の用途のヘアスプレーがあります。
また、目的によってはレディースヘアスプレーを活用することを検討しても良いかもしれません。レディースといっても香りの好みにさえ気をつけておけば、髪に対する効果は変わりません。
スプレーのタイプ
「ヘアスプレーの選び方」として最初に紹介するのは「ヘアスプレーのタイプ」です。説明するまでもないかもしれませんが、ヘアスプレーには(メーカーによって名称は違いますが)「アレンジタイプ/ナチュラルタイプ、ハードタイプ、スーパーハード」などのタイプがあります。
これらのタイプに分けられているヘアスプレーを、どの様に使い分けるのかというが最初に紹介する選び方です。それぞれ目的別に用意されていますので、特長を理解して選択するようにしましょう。
髪の毛をセットしたあと、セットした髪型をしっかりキープしたい場合におすすめなのがハードタイプです。適度に固まり長時間セットした髪型をキープする能力に長けています。ハードタイプよりも強力にキープしてくれるスーパーハードタイプは特に風の強い日や雨の日におすすめ。
スーパーハードタイプはキープ力に優れますが、ガチガチに固まるのが特徴で長髪を立ち上げた状態をキープするときなどにポイントで使用することもおすすめです。逆に、自然な感じでまとめたい場合はナチュラルタイプがおすすめです。
まずはタイプ別に、どの様な髪型や目的に適しているのかを紹介しました。最初の選択基準としてはこれらのタイプの中でどれを選ぶのかを考えましょう。
スプレーの香り
使いたいヘアスプレーのタイプが決まったら、次に選ぶのはヘアスプレーの香りです。ヘアスプレーの香りは髪に残り、一定の時間香り続けるものもあります。環境によって香りの持続性は変わってきますが、一日中一緒に過ごす香りになるので、香りは好みを優先させましょう。
ヘアスプレーの香りは髪の毛につくため、鼻に近い場所で香り続けます。そのため、ヘアスプレーの香りが持続している限りは香りを感じることも多くなります。だからこそヘアスプレーを選ぶ際の香りチェックが大事になるのです。
ヘアスプレーによく使われている香りには、香水のようにしっかり香って持続するタイプもあれば、ほのかに香る微香性のタイプ、ヘアスプレーの香りが苦手な方向けの無香料タイプなどが用意されています。香りの種類としてはフローラル系、フルーティー系、ミント系の香りなどがあります。
スプレーの機能性
タイプと香りを選んだら、次に考えたいのがヘアスプレーの機能性です。ヘアスプレーには単純に髪型をキープするために固めるということ以外にも機能を持ったヘアスプレーが販売されています。
例えば、髪の毛のパサつきを防いでくれるヘアスプレー、手で触ったときにベタつきが少ないタイプ、髪型をセットした後でも手ぐしで再度整えやすいタイプ、髪の毛をケアしてくれる成分が入ったタイプなどがあります。
ハードタイプやスーパーハードタイプの中にも、しっかり髪型をキープしてくれながらも(多くの人の悩みでもある)白い粉が出にくいタイプもあります。ヘアスタイリングに便利なヘアスプレーですが、髪型を整えるのと同時に髪のケアができるものを選ぶのもおすすめです。
ツヤあり・ツヤなしで選ぶ
タイプ、香り、機能によるヘアスプレーの選び方を紹介してきましたが、最後に仕上がりの違いを紹介してヘアスプレーの選び方の初回を終えます。
ムースやワックスなどのスタイリング剤にも「ツヤあり・ツヤなし」の仕上がりの違いがありますが、ヘアスプレーにも「ツヤあり・ツヤなし」の違いが準備されています。ツヤあり・ツヤなしでは仕上がりの雰囲気が違うので、ご自身の髪型によって選ぶ種類を変えるようにしましょう。
メンズにおすすめの髪用スプレー
ここまではヘアスプレーの様々な種類を紹介してきました。既にご存じだった内容も多かったかもしれませんが、基本的な知識を再確認することで、ご自身にピッタリなヘアスプレーを再検証することもできます。
そこでここからは、メンズにおすすめのヘアスプレーを具体的に紹介していきます。今お使いのヘアスプレーも含まれているかもしれませんが、ご自身の髪型に最適で、ご自身の求めるタイプや香り、機能、仕上がりが得られるヘアスプレーを探してみてはいかがでしょうか。
特にメンズには外回りをしている方が多く含まれていますので、朝起きてしっかり髪型を整えて外回り中に髪がボサボサになってしまうことも頻繁です。せっかくの髪型が崩れてしまうのはとても悲しいものです。
今回はすべてのメンズに向けたおすすめヘアスプレーを紹介します。中には女性向けだと思って敬遠していたヘアスプレーもあるかもしれません。しかし、用途によって適したヘアスプレーの機能を重視しておすすめしますので、是非試してみてください。
花王・ケープ 3Dエクストラキープ
「メンズにおすすめのヘアスプレー1」は『ケープ・3Dエクストラキープ(花王・498円)』です。ケープというと女性用のスタイリング剤という印象が強いかもしれません。しかしケープはメンズにも自信をもっておすすめできる機能を持っています。
ケープの特徴はセット力とキープ力。ケープは雨や風にも負けないセット力で、立体的な髪型、髪の毛の動き、ボリューム感を1日中キープしてくれます。
更にこのケープは無香料タイプで、ケープの女性的な香りとは無縁。だからこのケープはメンズにもおすすめしやすいのです。更にケープならではの気配りで、スプレー缶をデコボコにして滑りにくくしています。ツヤは出すぎないのでツヤなし希望のメンズにもOKです。
ケープはスーパーやドラッグストアなどでも売られており、簡単に購入できます。これまでのケープのべたつき感やキープ力の弱さを克服したケープ3Dは男性にもおすすめです。
VO5・ エクストラハード
「メンズにおすすめのヘアスプレー2」は『VO5 スーパーキープヘアスプレー・エクストラハード(736円)』です。VO5もケープ同様に女性向けの商品という印象が強いかもしれません。しかしケープ同様VO5もメンズにもおすすめできる機能を持っています。
VO5の特徴は、髪型をしっかり固めて雨や風に負けずに長時間キープすること。更に、髪をいたわる成分である海藻エッセンスとラベンダーエッセンスを配合しています。香りはケープ同様、無香料。髪型をキープするとともにケアすることもできるのでメンズにおすすめです。
VO5には無香料の他にも微香性の香りのついたバリエーションがラインナップされています。香りをつけたいメンズはこちらから選んでもよいでしょう。
値段がやや高めですが、スタイリングする際に使用するどの様なワックスとも相性良くキープしてくれることが最大のポイント。特に剛毛の人にはおすすめ。軟毛の方の中には、やや持続力が足りないと感じる方もいらっしゃるようです。
なお、VO5はいずれも髪にツヤを出すタイプのラインナップになっているので、ツヤなしが好きでツヤなしのヘアスプレーを希望するメンズは他のヘアスプレーを検討することをおすすめします。
ロレッタ・カチカチシュー
「メンズにおすすめのヘアスプレー3」は『ロレッタ・カチカチシューヘアスプレー(1539円)』です。ロレッタも女性向けと思っていてメンズに馴染みがある人が少ないブランドかもしれません。
ロレッタは、ヘアスタイルを選ばず自在にキープする速乾性の高いハードスプレー。口コミを見ると、甘くてやさしいローズ系の香りが高評価です。また、髪に輝くツヤを与えることも特徴なのでツヤなし希望の方は不向きかもしれません。
スタイリング剤に詳しいメンズが使っているおしゃれなスプレーで、女性からももちろん高評価。ロレッタのおすすめポイントはまるでシャンプーのようなさわやかな香り。持続力とセット力も申し分なく欠点はありませんが、無香性&ツヤなしが好きな方は他のスプレーがおすすめ。
LUCIDO・スーパーハード
「メンズにおすすめのヘアスプレー4」は『LUCIDO(ルシード) ヘアスプレー・スーパーハード(750円)』です。ルシードは多くのメンズに馴染みのあるブランドと言えるのではないでしょうか。
現在のルシードは「40才からの」というキャッチコピーで展開されており、ヘアスプレーにおいても「浸透性アミノ酸を配合して髪の内側から弾力を与えることで、加齢により弱くなった髪にハリとコシを与える」という機能性を持っています。
ルシードでは他にもスキンケア用のアイテムなど、40才からのメンズケアアイテムを多数ラインナップしています。髪型やヘアケアとともに、全身のケアを考えてみるのも良いかもしれません。
さてスプレーの特徴に話を戻すと、このスプレーは風や湿気に負けない強力キープヘアスプレーで、無香料、無着色、防腐剤無配合で髪に優しいという特徴も持っています。無香料のヘアスプレーは多数ありますが、このスプレーは最も臭いがしないという口コミが頻繁に見られます。
白髪等にツヤを出す効果もありますが、気になるほどのツヤは出ませんのでツヤなし派の方でも安心して使えます。ツヤなし派の方を含め、メンズヘアスプレーとしてのベーシックな機能を兼ね備えた商品として間違いなくおすすめのスプレーです。
GATSBY・ セットキープスプレー
「メンズにおすすめのスプレー5」は、ルシード、ウーノとともにメンズには馴染み深い『GATSBYセットキープスプレー(662円)』。説明不要なほど、多くの方がご存知の商品で使ったことがあるという方もかなり多くいらっしゃるのではないでしょうか。
特徴は「べたつかずに素早く固めつつも、ビタミン系保湿成分配合で髪を保護。ドライヤーの熱から髪を守る」ということ。香りは自然なシトラス系の香りです。
GATSBYもご存じのとおり、メンズ向けの様々なアイテムを展開しています。シャンプーやコンディショナー、ボディソープから制汗剤、脂取りシートや洗顔剤など全身のケアに対応したブランドとして展開されています。
さてその様なGATSBYブランドのスプレーは自然にボリュームを出したい方におすすめ。髪を根本から立ち上げるだけでなく、ふわっとした流れが出せるので毛量が気になるメンズにも最適。
ツヤも適度に感じられるので、ツヤなし派の方も気にせずお使いいただけます。ただし、毛量が多い方はゴワゴワ感が気になる可能性があるので注意してください。全身トータルケアのGATSBYは、毛量の多い方以外、ツヤなし派の方にもおすすめです。
uevo・デザインポットフィックス
「メンズにおすすめのスプレー6」は『uevo(ウェーボ)・デザインポットフィックススプレー』です。これまで紹介したスプレーの中で最も馴染みが薄いブランドかもしれません。
写真のグリーンとオレンジのパッケージがデザインポットシリーズです。デザインポットスプレーは写真の2色を含めて全4種のバリエーションで展開されています。ハード、ライト、ムーブの他、ツヤ出しにポイントを置いたラインナップ。同じポットシリーズにフォームタイプもあります。
デザインポットの特徴は、強力なセット力と速乾性。仕上がりはマットな質感なのでツヤなし派の方に特におすすめ。速乾性の高さでくカラッとした仕上がりになるのが特徴です。
ドライヤーを使わなくても自然な仕上がりとなり、別ラインのワックス(デザインキューブ)で整えた髪型を夜までそのままキープすることが出来ます。もちろん雨や湿気にも強いのに、シャンプー1回でしっかり落としきれます。
LIPPS・L16 ハードブラスト
「メンズにおすすめのスプレー7」は『LIPPS(リップス)・L16ハードブラストスプレー』です。こちらも馴染みは薄いかもしれませんが、キープ力抜群のハードスプレー。ワックスで作った束感、ディテールを長時間キープできます。
細かい霧状に噴射される整髪成分で、髪全体にムラなく吹き付けることができます。ふわっとした仕上がりで髪のボリュームアップができてベタつきの心配もありません。バリバリ感もなく、ツヤなし派にもおすすめ。霧が狙った場所にスプレーしやすい機構も特徴です。
髪スプレーの上手な使い方
ヘアスプレーのメリットは、髪型をを長時間キープできること。ワックスで髪型を作ることが多いですが、ワックスは油分を含んでいるため、長時間スタイリングをキープすることには向いていません。
その点でヘアスプレーには油分が含まれておらず、霧状の成分で髪をコーティングすることができるのでスタイリングを長時間キープすることができるのです。
また、湿気に強いのもヘアスプレーの長所。梅雨時期や夏の湿気、汗に負けずにキープできるので、この時期はワックスは控えめにスプレーの併用がおすすめです。では、そんなスプレーの使いかたを紹介していきます。
スタイルの仕上げに!
ヘアスプレーの基本は、スタイリングの仕上げとして使うことです。スタイリングの際、髪を乾かしワックスで髪型を整えます。気に入った髪型にセット出来たらヘアスプレーを使ってセットをキープするためにスプレーを使います。
使い方のポイントは、ヘアスプレーの噴出口と髪の毛との距離。そして噴出口の向きです。髪の毛との距離は約20cmほど離して使いましょう。少し遠いと思う程度の距離です。そして噴射口の向きはやや上に。上からミスト状の成分を浴びせるイメージになります。
ボリュームが欲しい所はつまむ
髪全体はふわっとできるのに、つむじや分け目など、部分的にボリュームが出ない場所に対してもヘアスプレーは有効な対処法になります。気になる部分の髪の毛を根元から指で持ち上げ、10cm程離した場所からスプレーしましょう。
スプレー後、根元を持ち上げた姿勢を数秒間キープしつづけてます。スプレーの成分が乾いた(正確には水分が飛んだところ)ところで指を離すと立ち上げた状態で髪の毛を固めることが出来ます。
根元への吹きつけはだめ!
部分的に髪の毛を立ち上げて固めたいときには、根元から立ち上げてスプレーすることを紹介しました。しかし、いくら根元から立ちあげたいといっても根元を直接狙うのは避けましょう。毛穴に剤液がつまってしまうと頭皮が炎症をおこす可能性があります。付けすぎにも注意しましょう。
髪スプレーを使うメリット
ここまでヘアスプレーについて紹介してきました。最後に改めて、ヘアスプレーを使うことのメリットと使用時の注意点を紹介しておきましょう。どの様なときにスプレーを使うと良いのか、使った時に注意しておくことは無いのかを確認しましょう。正しく使って素敵な髪型をキープしましょう。
1日中キープできる
まずはヘアスプレーを使うことのメリットを復習しましょう。ワックスは油分が中心に作られているので、ワックスだけでスタイリングしいた場合、だんだん髪がヘタってきます。
ヘアスプレーは細かい樹脂が噴出され、髪を樹脂でコーティングすることでスタイリングを固めます。スタイリング力に優れるワックスで髪型を整え、仕上げにヘアスプレーを使うことでスタイリングを1日中キープすることが可能になるのです。
またヘアスプレーから噴出される樹脂は、湿気など水分に強い性質がある為、梅雨時や夏などでも固めた髪がヘタりにくいという特徴があります。髪を固めるので風にも強いのも良いところです。
希望のスタイルで使い分け
ヘアスプレーに限らず、ヘアスタイリング剤にはソフトやハード、スーパーハードなどの異なるタイプが用意されています。結婚式などのフォーマルな場で、かっちりした印象を出したいときにはハード系ヘアスプレーがおすすめ。ハード系はショートヘアとの相性も抜群です。
一方で、髪を流したり動きを出したい場合はソフト系のヘアスプレーがおすすめ。パーマをかけた髪の毛などを、柔らかい印象のままキープしてスタイリングしたいときなどにおすすめです。
髪スプレーを使う際の注意点
正しく使うことでお気に入りのスタイリングを1日中キープすることもできるヘアスプレーですが、注意点でも紹介したように、細かい粒子が毛穴に入り込んで炎症を引き起こしてしまう可能性もあります。そのため、使用時に根元に出し過ぎないよう注意するようにしましょう。
スプレーを落とす時は2度洗い!
強力に髪の毛を固めているヘアスプレーですので、ヘアスプレーを使用した日はお風呂で髪の毛を洗う際にシャンプーで2度洗いするようにしましょう。1度洗いではスプレーの成分が落ちにくいということに加え、炎症を防ぐために頭皮についている成分を完全に落とすようにするためです。
髪スプレーで普段のスタイルを上手にキープ!
いかがでしょうか。これまで使ったことのある方も多いであろうヘアスプレーの紹介でしたが、髪の毛のボリュームを出すためのやり方やヘアスタイリングをしながら髪の毛のケアが出来る商品が販売されていることなどは、初めて知った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ワックスとヘアスプレーを併用することで、お気に入りの髪型を作ってキープすることが出来ます。これまでワックスで作った髪型が昼から夕方にかけて崩れてしまうことに悩んでいる方は、是非、ヘアスプレーとの併用を試してみてはいかがでしょうか。