髪のゴワゴワが気になる!
男女問わず、髪に関するトラブルはとても多いです。太い髪、細い髪、多い髪、少ない髪、癖髪、そしてゴワゴワする髪など、様々なトラブルがあります。朝の忙しいときにゴワゴワの髪が広がり、スタイリングし辛くイライラしてしまうこともあります。
艶のあるサラっとした髪には清潔感があり、誰からも好感がもたれます。ゴワゴワした自分の髪を恨めしく思い、サラサラの髪に憧れる人は意外と多いものです。ゴワゴワで広がる髪とサヨナラする方法は無いのでしょうか。
髪のゴワゴワの原因とは?
髪のゴワゴワを解決するためには、まず髪がゴワゴワになる原因を突き止める必要があります。髪がゴワゴワする原因は人それぞれです。しかも幾つかの原因が重なっていることがあります。情報を鵜呑みにせず、自分に合うものを試していく必要があります。
当てはまる原因を一つずつ取り除き、そのたびにゴワゴワ感が減って、髪質が改善されていることが実感できるかが重要ポイントです。効果が現れるのに数週間が必要です。髪のゴワゴワから開放されるには、根気強く原因追求をしなければならないのです。
ブラッシング
髪の表面を覆っている成分に、キューティクルという物質があります。キューティクルは、髪の表面を覆ううろこ状の膜です。このキューティクルが雑なブラッシングや力任せのブラッシングで剥がれ落ち、ゴワゴワの原因になります。
キューティクルが剥がれ落ちると、髪の水分や栄養分が流れ落ちてしまいます。その結果として、髪がゴワゴワしてしまうのです。それだけでなく、髪が痩せて枝毛や切れ毛の原因になるのです。ブラッシングの仕方にゴワゴワの原因があったというわけです。
紫外線
特に夏の頃に髪がゴワゴワするのであれば、ゴワゴワの原因は紫外線の可能性が高いです。強い紫外線は皮膚がんの原因となることが知られています。紫外線が肌に悪いということは、当然、髪にも悪影響を与えているのです。
特にアジア人の黒髪は強い紫外線を浴びやすく、キューティクルにダメージを与えてしまいます。最近は肌用だけでなく、髪用のUVカットスプレーも発売されているほどです。紫外線も髪のゴワゴワの原因の一つだったということです。
パーマやカラー
近年はパーマ液も進化しているので、髪に優しいパーマ液が増えています。プロの手によれば、髪を傷めすぎないパーマやヘアカラーは可能な時代になりました。それでも頻繁にパーマをかけたり、頻繁にヘアカラーをするとゴワゴワ髪になります。
パーマ液やヘアカラーリング液は、キューティクルを破壊しやすいものです。ヘアケアをしなければ、ゴワゴワの髪になるのは当然ともいえます。いうまでもなく、パーマやヘアカラーは髪のゴワゴワ感を生み出す大きな原因ということです。
シャンプー
シャンプーも、人によって合う・合わないがあります。アレルギー体質であれば、シャンプーに含まれる特定の成分に反応して痒みや発疹などの症状があらわれることがあります。そこまで酷くなくても、シャンプーがゴワゴワ髪の原因になっていることはあり得ます。
洗浄力の強いシャンプーはキューティクルまで破壊してしまい、そのため髪の栄養が流れ出し、髪が広がったりゴワゴワしたりするのです。つまり、たとえヘアケアを謳うシャンプーであっても、髪質にあわなければゴワゴワしてしまうことがあるということなのです。
ドライヤー
いわゆるクルクルドライヤーやヘアアイロンなどが髪を傷めることは有名です。キューティクルの主な成分は蛋白質であり、紫外線やブラッシングの摩擦や熱によりゴワゴワして広がった髪質になってしまうのです。
熱でキューティクルが剥がれ始めると、髪はゴワゴワして広がりはじめ、切れ毛や枝毛を発生させます。キューティクルには自己修復機能が無いので、ヘアケアが絶対に必要ということなのです。
髪のゴワゴワの改善方法
髪がゴワゴワする原因が突き止められたら、その原因にあわせた解決方法を実行しましょう。力を込めすぎたブラッシングは止めましょう。強い紫外線から髪を守るために、帽子をかぶりしましょう。パーマやヘアカラーは回数を減らしましょう。
髪のゴワゴワの直接的な原因であったシャンプーを変えたり、ドライヤーの使いすぎを止めたりする他にも、日ごろのヘアケアにおいてゴワゴワ感を減らすことができるポイントが幾つかあります。
髪を洗う前にブラッシング
靴や服を長く使うためには、日々の手入れが大切です。埃や汚れを採り、表面の状態を良好に保たせます。同じように、髪もまずはブラッシングをし、ゴワゴワになることを防ぎます。髪を洗う前にブラッシングする習慣を身に着けましょう。
髪についた埃や汚れを落とし洗浄効果を高めるだけでもゴワゴワ感は減少するのです。さらにブラッシングすることで頭皮マッサージで血行が促進され髪に栄養がいきわたり、ゴワゴワせず広がらない髪になるのです。
洗髪はぬるま湯
体温が36度だとすると、37度から38度程度のお湯で洗髪しましょう。リラクゼーションのための入浴は、体温より1度から2度程度高い温度が推奨されています。髪も同じようにぬるま湯で洗髪するとゴワゴワ感が減ります。
キューティクルは濡れていると「うろこの重なり」が開いていてダメージを受けやすいです。その状態で熱いお湯を浴びせると、キューティクルの隙間から栄養分が流れ出し、髪が痩せ、ゴワゴワ感が増してしまうのです。
髪質に合うヘアケアアイテムの使用
家族であっても髪質は一人ひとり違います。そのため、自分の髪質にあったシャンプーやトリートメントを使うことでゴワゴワ感が改善されることがあります。経済性を考えれば家族が同じシャンプーを使いたいところですが、ぜひ自分専用を購入してください。
髪質に合わないヘアケア製品を使い続けると、最悪のケースでは髪が痛むこともあります。細くコシもハリも無い髪であるにもかかわらず、洗浄力の強いシャンプーなどを使えば髪がゴワゴワしたり髪が広がるためにスタイリングしにくくなります。
髪のゴワゴワが気になる時におすすめのシャンプー
髪質に合わないシャンプーを使用している為に髪がゴワゴワになっているのであれば、髪質に合うシャンプーに変えてみましょう。髪が広がるためにまとまらずゴワゴワしているのであれば、しっとり艶のある髪質に改善してくれるシャンプーを使いましょう。
さらにゴワゴワの原因であるキューティクルを剥がれ落ちないようにするコンディショナーやトリートメントを使うことで、髪に必要な栄養分を補い、健康な髪に再生しましょう。美容師さんがおすすめのゴワゴワが改善されるヘアケア商品のご紹介です。
ナンバースリー・ミュリアムシャンプー
最大の特徴はコラーゲン配合ということです。美肌効果で有名なコラーゲンは、髪にも弾力や保湿力を与え、ゴワゴワした髪質を変えてくれるのです。ある程度の時間使用し続けると、髪にハリやコシが表れ、なめらかさが感じられるようになると評判です。
髪がゴワゴワし広がる感じがするならば、髪質を変えてしまうことが有力手段です。コラーゲン配合のシャンプーやトリートメントは、ゴワゴワした髪のケアにはおすすめ一番のシャンプーです。
プレディア・タラソ シャンプー n
ミネラル分を多く含む海洋性の泥から抽出したエキスや黒真珠から取り出したエキスを配合しています。これらの成分が髪の芯にまでしみこみ、髪のパサつきやゴワゴワ感をなめらかな髪へと改善していきます。
乾燥していたために広がることが多かった髪が落ち着き、ゴワゴワしていたためにまとまることもなかった髪が、手触りのよい髪になったと評判です。美容師さんたちがおすすめするシャンプーのひとつです。
花王・アジエンス
ゴワゴワする髪には、しっとり保湿タイプがおすすめです。ざくろ、蜂蜜、真珠、アロエなどから取り出したエキスが髪を改善します。うるおい持続成分で、やわらかな髪が夜まで続きます。日本人の髪を知り尽くした花王ならではの製品です。
広がる髪をまとめる「しっとりさ」は抜群で、ベタつくことなく一日を過ごせます。3週間程度使用すると、ゴワゴワ感が減ったことが実感できると評判になっています。日本人の黒髪にはおすすめのシリーズです。
ケラスターゼ・ソワン オレオ リラックス
ゴワゴワした髪のクセを抑え、広がりや絡まりから開放される髪質に改善するヘアケア製品です。ソワンはオイルタイプのトリートメントです。シリーズの中にはシャンプーの「バン」などもあります。美容師さんおすすめのヘアケア製品です。
髪がゴワゴワ広がる人は正しいケアをしよう!
男性でも女性でも、髪型が変わるだけでイメージががらりと変わります。気持ちの切り替えなどにも髪型を変える方法がよく採られます。こうしたことで、気が付かないうちに髪にダメージを与えていることがあるのです。
髪がゴワゴワする原因の一つであるキューティクルの剥がれ落ちは、最小限に食い止めることが可能です。髪質を改善させることも、トリートメントなどを利用することで可能です。清潔なつやのある髪を目指して、ヘアケアしてみましょう。