「フィーリング」とは?英語・日本語での意味の違いや使い方も詳しく解説!

「フィーリング」とは?英語・日本語での意味の違いや使い方も詳しく解説!

「フィーリング」の正しい意味や使い方を知っていますか?「フィーリング」は、感情を表すことに使われる言葉として知られています。日本語では、なんとなく意味が分かりやすいのですが語源の英語の「feeling」の意味も合わせて覚えておくと便利です。

記事の目次

  1. 1.フィーリングの意味とは?
  2. 2.フィーリングの語源
  3. 3.フィーリングの類義語と意味
  4. 4.フィーリングには感情的と物理的な感覚がある
  5. 5.フィーリングの感情的な意味と使い方
  6. 6.フィーリングの使い方の注意点
  7. 7.フィーリングは漠然と抱く感情や気持ちという意味

フィーリングの意味とは?

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「フィーリング」という言葉の正しい意味は?と言われると答えられますか?「フィーリング」の語源は英語の「feeling」ですが日本では、和製英語の感覚でカタカナ語としても使われています。正しい使い方をするために「フィーリング」の意味と語源・使い方を覚えておきましょう。

「フィーリング」の意味は「なんとなく感じる感覚」や「漠然と抱く感情や気持ち」という意味です。英語の「feeling」でも似たような意味で「感性」や「なんとなく感じる感触」という意味です。

ですから日本での「フィーリング」の意味には「感情」「気持ち」「感覚」などの言葉の意味で使用されます。そして英語の「feeling」では、少し意味合いの違う使い方もします。下記で紹介しているので参考にしてください。

フィーリングの語源

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「フィーリング」の語源は英語の「feeling」です。日本でも外国でも、どちらも似た意味で使われますが、日本での「フィーリング」は、和製英語のようにカタカナ語として表記され、発音されているのが場合が、通常です。

英語の「feeling」は1200年代後半頃から「feel」の動名詞として使われ始め、1400年代中頃から意識的な感情や気持ちを意味する言葉として使われるようになりました。そして1580年代頃からは「感じる能力」という意味で使われるようになりました。

したがって英語での「feeling」は「feel」が語源になっていると言えます。そして英語の「feeling」は名詞と形容詞で使われます。また不加算名詞とすると意味合いが広がる使い方をします。

フィーリングの語源「feel」意味

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「フィーリング」の語源の「feel」の意味は「触ってみる」「触れる」「感じる」「感覚がある」などがあります。そして「feeling」は動詞「feel」の現在分詞として使われています。「feel」の意味には「感覚」「感触」「知覚」「感じ」「印象」「予感」「意見」「気持ち」「感情」とあります。

その中でも「感情」は、喜怒哀楽のさまざまな気持ちと、個人間で生じる感情という意味になります。

そして名詞形の「feeling」は「感覚」「知覚」「感触」「感じ」「印象」「意見」「予感」という意味で使われ形容詞では「感じやすい」「多感な」という意味で使われます。

フィーリングの類義語と意味

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「フィーリング」の類義語には「印象」があります。類義語ですから一見意同じように思われますが、意味には違いがあります。「フィーリング」は直感的に抱いた感情ですが「印象」は外からの影響を受けることや、心に残ることですから言い換える言葉としては意味が違います。

他にも「雰囲気」「様子」も「フィーリング」の類義語になります。こちらも意味には違いがあります。「フィーリング」は個人が漠然と抱く気分ですが「雰囲気」や「様子」は、その場やその場の人々の事ですから、言い換える言葉としては意味が違います。

日本語の「フィーリング」では「直感的な感情」の意味で使われることが多いようです。ですから日本人同士の間では、このような意味合いで「フィーリング」を自然に使っていることでしょう。

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そして英語の「feeling」の類義語も合わせてみてみましょう。「feeling」を「感覚」と使う場合は「sense」で「気持ち」と使う場合は「emotion」で「意見」として使う場合は「opinion」が類義語になります。

フィーリングには感情的と物理的な感覚がある

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「フィーリング」の意味を見てみると、感情的な意味と物理的な「感覚」の意味があるのが分かります。そして日本語での「フィーリング」の使い方と英語での「feeling」の使い方には、違いがあります。

その使い分け方や意味を、ご紹介しながら、日本語と英語の「フィーリング」は、どのような使い方をするのかを、例文と共に見てみましょう。

フィーリングの感情的な意味と使い方

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「フィーリング」の使い方は文中では「フィーリングが〇〇」やという名詞として多く使われます。この「フィーリング」は人や物に対する感情や感覚や合う、とか趣味が似ている、または共感し合えるときなどに使います。また恋愛感情や気持ちを表すこともあります。

「フィーリング」が、よく使われる例としては、食べ物の好みや洋服の好み・盛り上がる会話の内容などの、この人とは気が合うと感じた人に「彼女とはフィーリングが合う」という使い方です。

例文①

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「フィーリング」を使った例文に「会社の友達とはフィーリングが合うので、旅行によく行く」があります。ここでは「フィーリング」は「感性」や「感情」などの気が合うので一緒にいるのが楽しい、という意味で「フィーリング」を使っています。

例文②

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「フィーリング」を「予感」や「感じ」の意味で使う例文は「就職先を決めるにはフィーリングだけだは危険だ」などがあります。慎重に行わなければならない重大決定は「フィーリング」の「予感」や「気持ち」で決めるのは危険ではないか、という意味です。

例文③

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「趣味が一緒の彼女とはフィーリングが合う」は同じことに共感できたり、見た物に同じような感情を持つので、気が合うとを「フィーリング」の言葉を使います。「会話のテンポが同じなのでフィーリングが合う」も同じような意味合いです。

例文④

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「今日のファッションコーディネートのコンセプトは、特に考えずにフィーリングで決めました」この例文では、深くは考えず、そのときの「フィーリング」の「直感」や「気分」でファッションコーディネートをしたという意味です。

フィーリングの物理的な意味と使い方

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「フィーリング」は、感情的な意味で使われることが多いのですが、物理的な「視覚」「聴覚」「味覚」「触覚」などで感じたことを、表すこともあります。このときの「フィーリング」は英語の「feeling」に近い意味になります。

例文⑤

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物理的な「フィーリング」としての例文は「今日の演奏会は、大変素晴らしいフィーリングだった」などです。演奏会を「聴覚」「視覚」「触覚」などで感じた気持ちを「フィーリング」の言葉で表しています。

例文⑥

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ここでは英語の「feeling」を名詞として使った例文を見てみましょう「lose all feeling in one's legs」で「脚の感覚をすっかりなくす」という意味です。この「feeling」では「感覚」「感触」を意味しています。

このように英語例文の「feeling」では、日本の「フィーリング」が感情の意味で使われるのが多いことに対して、英語では感覚の意味で使われることもあるのです。

例文⑦

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「feeling」の英語例文としては「She has little feeling of others」があります。意味は「彼女には、他人に対する思いやりがほとんどない」です。こちらでは「feeling」は「同情」「思いやり」「親切」という意味で使われています。

英語では、この例文のように「feeling of~」や「feeling that~」で「〇〇な気持ち」とか「〇〇という感情」として使うことも多くあります。

例文⑧

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ここでは「feeling」の形容詞的な使い方の例文を、見てみましょう「a feeling parson」で「多感な人」という意味です。この例文では「feeling」が「感じやすい」「多感な」という意味で使われています。

例文⑨

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「feeling」の英語例文として「read a poem with feeling」があります。「感情をこめて詩を朗読する」と言う意味です。この例文では名詞としての使い方で「feeling」は「感情」の意味で使われています。

日本語の「フィーリング」ではストレートに「感情」という言葉には、なりません。このような「フィーリング」の使い方が英文との違いです。

例文⑩

フリー写真素材ぱくたそ

最後の英語例文としては、例文というまではありませんが、日本語の会話中でも使われる「feeling」の使い方を、ご紹介します。「good feeling」です。個人間で感じる感情を表すときに使う「好感」という意味です。

フィーリングの使い方の注意点

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「フィーリング」の意味と語源を分かっていただけましたか?日本語の中で「フィーリング」を使うときは「なんとなく感じる感覚」や「漠然と抱く感情」の意味で使われます。しかし英文のなかでは、物理的な感覚で使われることもよくあるります。

そして日本語では「あの人とはフィーリングが合わない」など、感情や感覚、また性格が合わないという意味で使われることもあります。しかし日本語内での微妙な意味の違いは、慣れでわかるとこでしょう。

それが正しいか間違っているかとは一概に言えません。「フィーリング」の語源は英語ですが、日本ではカタカナ語としての「フィーリング」として使われているからです。

フィーリングは漠然と抱く感情や気持ちという意味

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「フィーリング」は日本語の中で使うときは、「漠然と抱く感情や気持ち」や「なんとなく感じる」感覚や感情・気持ちの意味で使います。そして英語の「feeling」でも同じ意味合いで使うことができます。

しかし英文の「feeling」では、「感情」や「感覚」を、さらに幅広い意味合いで使うことができる言葉になります。

shirokuro1
ライター

shirokuro1

家造りと暮らしやすさを、主婦目線とインテリアコーディネーターの知識で、ご紹介します。また猫のいる暮らしと、癒される美容や音楽、そして楽しみながら行う家事を理想に暮らしています。

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