落花生の正しい収穫時期
おつまみや料理、お菓子作りに落花生を使うことはありませんか。落花生は家庭菜園でも、簡単に収穫することができる種実類です。一般的な家庭栽培用の落花生は、春に種を蒔き、収穫時期は9月から11月の秋になります。
4月末に種蒔きをすると、収穫時期がちょうど9月のお彼岸の頃、ゴールデンウイーク過ぎに種を蒔くと、10月の初めには収穫時期を迎えます。夏の熱さを迎える前に、根がしっかりと付くまでたくさんの水をあげます。梅雨の時期に雨に打たれて、夏の熱さを乗り切るといよいよ収穫時期になります。
しかし、ここで不安になるのがトマトやナスと違い、収穫後にお店で売っているような落花生にするには、どうしたら良いのかということです。そこで、家庭でも美味しい落花生の収穫時期、乾燥保存方法や、生の落花生の扱い方や調理法などをご紹介していきましょう。
9~11月が収穫時期
落花生は4月から5月の間に種蒔きをして、9月から11月の間に収穫時期を迎えます。しかし、気候が違う北海道や東北地方、関東や東海の中間地、沖縄や九州の南部では種蒔きも収穫時期も異なります。また、その年の気候の違いでも、収穫時期は目安と異なることがあります。
早く暖かくなる沖縄や九州では、4月の下旬までには種蒔きを終え、収穫時期も9月の中旬くらいまでになります。寒い北海道や東北地方は、5月に入ってから種蒔きをし、収穫時期は9月下旬から10月になります。関東や東海地方は、4月から5月に種蒔きをして、9月から10月が収穫時期です。
気温の様子や時期をずらして蒔くことで、家庭菜園でも9月の初めから11月まで収穫を楽しむことができます。落花生が特産の千葉県では、秋になるとその年の新しい落花生が販売されています。種類も「郷の香」「千葉半立」「おおまさり」と豊富で、種類や地域によって収穫時期も違ってきます。
収穫目安は種まきから130日頃
落花生は、種蒔きから収穫時期までおよそ130日、4カ月と10日になります。苗を植え数週間で食べられる葉野菜よりは手間ですが、その分、収穫時期を迎えたら喜びも一入です。収穫をした後も、上手に保存すると、次の収穫時期になるまで味わうこともできます。
落花生は収穫時期の目安日までそのまま放置ではなく、その間にポットから畑に植え付け直したり、間引きをしたり、追肥をするという、色々な作業があります。同じ時期に種を蒔くトウモロコシと同時進行をすると、夏にトウモロコシが収穫時期を迎え秋に落花生を味わうことができます。
収穫後、トウモロコシはそのまま茹でて食べることができますが、落花生は天日干しをして、中まで乾燥させることが必要になります。トウモロコシの場合は、冷凍による長期保存ですが、落花生は天日干しの乾燥によりカビの発生を防ぎ、家庭でも長期保存が可能になっています。
落花生の収穫のコツ
落花生の収穫時期は、種蒔きからおよそ130日後ですが、その年の天候によって多少ずれることもあります。そこで、正しく収穫時期を見極めるコツは、目安にしていた日よりも前に、試し堀りをすることです。さつまいもの栽培経験がある人は、試し堀りをご存知かもしれません。
落花生も、収穫時期を決めたおよそ5日前に試し掘りを行います。試し掘りをしてさやに網目がついて実がふっくらとしていたら、収穫時期の合図です。しかし、さやに網目がない場合は、まだ収穫には早いというのがわかりますので、種蒔きの時に決めた収穫時期の目安日まで待ちましょう。
初めて落花生を栽培した時は、きちんと試し堀りをして、実やさやの状態を確認し落花生を掘ることが大切です。そして、収穫は遅れてもさやの付け根が傷んでしまうことがあります。また、収穫をする時は、スコップで全体的に掘り起こし、土の中にさやが残らないようにするのも収穫のコツです。
試し掘りは5日前
落花生の収穫時期の目安は、種を蒔いてから130日後の、良いお天気が続く時にします。130日が近くたら、掘り出す前に葉や茎の様子も観察します。観察からわかる収穫の目安は、葉が黄変し葉や茎の部分が枯れることです。試し掘りの日はできるだけ雨の多い時期は避けて決めましょう。
収穫日の目安よりも5日くらい前に、少しだけ試し堀りという作業をします。それでは試し掘りのコツをご紹介します。試し掘りの時は株元の土を少し掘ってみます。少しさやを引き抜いてさやの網目や実の大きさを確認します。予定より早くても、さやが充分に育っていたらそのまま収穫をします。
試し堀りでも、網目ができていたり、実が育っているのは収穫時期になっているということです。収穫時期の目安である5日後を待つことなく収穫をしても大丈夫です。あまり網目がはっきりしていない、実が小さい時は収穫日を待って下さい。収穫時期のベストタイミングを逃さないようにしましょう。
スコップで全体的に掘り起こす
落花生の花は咲き終わった後にしぼんで、土に潜ってさやをつけます。収穫時期の目安は花が咲いて75日から95日後になります。75日から95日では、半月くらい差がありますので、葉や茎の様子も観察し、収穫時期の調整をします。そして、落花生の収穫時期が来たら、まずは試し堀りをします。
試し堀りで充分に育っていたら、いよいよ収穫です。この時、周囲の土を掘り起こすために、スコップを使いましょう。スコップで全体的に掘り起こすことで、落花生を抜きやすくします。周囲の土全体を掘り起こした後、株を持ってまっすぐ上に抜き、土の中にさやが残らないよう収穫します。
周りの土を掘った後に、根元からきれいに引き抜きますが、この時落花生をきれいに抜く方法は、スコップで鞘や茎、根を傷つけて切らないよう土を掘り起こすことです。収穫した後は、5日から7日の天日干し、農家はさらに1カ月以上自然乾燥する「ぼっち積み、または野積み」という作業をします。
上さやのものを収穫しよう
落花生の網目がきれいにできたさやを「上さや」と呼びます。私たちがお店などで見かける落花生は、この網目がきれいにできている上さやになったものを、乾燥させた落花生です。試し掘りで網目ができていない未熟なさやが多いものは、収穫時期ではないため収穫をしません。
上さやではないさやは、中の実が充分に育っていない落花生になります。そこで、同じ畑でも株を抜く前に、必ず試し掘りをし、不充分な株は後日抜くようにします。試し掘りをして上さやになっている落花生だけが収穫時期になっています。上さやになっているものだけを抜くのも収穫のコツです。
同じ畑でも、肥料の量や日当たり、水はけなどの違いで落花生の成長も異なっていることがあります。また、種蒔きをずらしている場合は、葉や茎の色や枯れ方も観察して試し掘りをします。株によって収穫のタイミングも違います。上さやになったベストな収穫時期に、収穫をしましょう。
落花生の収穫後の処理
落花生は掘り起こしてすぐのものを、茹でて枝豆のような食感で食べることができます。しかし、生で食べる分は日持ちしないため、少量にしましょう。長期保存を考えて、初めに食べる分を除いて、まずはしっかりと天日干しによる乾燥をさせます。
落花生の特産地である千葉県では、天日干しをした後、さらにぼっち積みという作業により、1カ月以上乾燥をさせます。家庭ではそれほどの長期乾燥は難しいため、最初の天日干しだけを行います。天日干しが終わったら、土をきれいに洗い落とし、炒ったり冷凍したり、再度乾燥をさせて保存します。
生のままの落花生は、他の果物や野菜と同じように、数日しか日持ちしません。しかし、生のままの落花生は茹でてほくほくした食感を味わうことができます。収穫直後の落花生は、すでに乾燥が終わって、袋に詰められてお店で販売されている落花生とは違う楽しみ方ができます。
落花生は洗わずに乾燥させる
落花生を長期保存する、一番のコツは洗わずに乾燥させることです。土から掘り起こしたら、そのまま5日から7日ほど天日干しをします。鞘をふって中の豆がカラカラと音がしたら天日干しの完成です。天日干しすることで、カビの発生を防ぐことができます。
この時、土を水で洗い落とさずに軽く振り払う程度にするのがコツです。余計な水分を与えてしまうと、乾燥が遅くなり、カビの原因にもなります。洗わずそのまま乾燥させる地干しという作業をします。天日干しは落花生の枝や葉がついたまま、根を上に向けて畑の上に置いて自然乾燥させます。
天日干しをすることが大切になるため、天気予報を見ながら、秋の長雨の時期は外すと良いでしょう。天日干しが終わった落花生は、土を洗って除き、塩茹でしてそのまま食べることができます。千葉県に住んでいなくても、収穫したての新鮮な落花生を味わうことができます。
落花生の保存のコツ
落花生を長期保存するコツは、まずしっかり乾燥させることです。落花生はしっかりと乾燥させると、収穫時期から1年間保存させることができます。しかし、生のままでは水分が多く2日が目安になります。そこで、できるだけ早く、さやのうちに天日干しで乾燥させます。
落花生は収穫したら天日干しをしますが、この時の天気も重要になります。できるだけお天気が良い時に、畑の上で自然乾燥させます。さらに、さやの状態にして1カ月以上乾燥させて、湿気が入らないよう密封容器に入れて保存するのが、長期保存のコツになります。
また、お店で販売されているピーナツのように、炒ってから保存することもできます。しかし、炒ってピーナツ状になったものの保存期間は、およそ2週間となります。それでは、少しでも長い期間美味しい落花生を保存するコツと方法、生の落花生を食べる方法をご紹介しましょう。
生落花生の保存は二日が目安
収穫したばかりの落花生を生の落花生と言います。生と言っても生野菜のように、そのまま食べることはできません。乾燥させた落花生と区別するために、生落花生と呼ばれています。生落花生はおよそ2日間、保存することができます。
生の落花生は、収穫した時しか楽しむことはできません。すぐにさやごと茹でたり、さやをむいて料理に入れて食べてみましょう。生落花生は枝豆のようホクホクの食感を楽しむことができますので、豆ごはんにもなります。生落花生を茹でる時は、塩を多めに入れるのが美味しく茹でるコツです。
それでは生落花生を茹でる方法をご紹介しましょう。まずは、しっかりと落花生の周りの土を落とします。ゴシゴシと擦ることがコツです。そして、3%から4%の塩を溶かしたたっぷりのお湯で、30分さやつきのまま茹でます。茹でている最中の落花生が浮き上がらないように、落し蓋をしましょう。
乾燥させれば長期保存可能
落花生をさやごと長期保存するには、乾燥させることです。通常の天日干しは5日から7日ですが、落花生農家では、天日干しだけで10日くらい地干しします。さやを振ってカラカラと音がすると天日干しの完成です。その後は、土をはらって上さやの状態で乾燥させます。
家庭でも天気が良ければ、10日くらい天日干しをしておくと良いということです。天日干しをした後、茎からさやを外し、ついている土をゴシゴシと良く洗い落とします。その後、落花生をさやごと新聞紙などの上に広げて、風通しが良い場所で一カ月くらい乾燥させます。
乾燥させた後は、さやごと密封容器や袋に入れて、できれば冷凍保存をします。また、海苔の専門店で販売している乾燥剤を入れて、密封容器に入れておくと、家庭栽培でもおよそ1年間は保存が可能になります。せっかく乾燥させた落花生が湿気を吸い込まないよう、注意しましょう。
炒った落花生の保存は2週間が目安
天日干しの後、落花生をさやから取り出して、保存する方法が一般的ですが、手軽にそのまま食べられるように、炒ってしまう方法もあります。落花生はたっぷりのお湯に塩3%から5%を入れて茹でます。鍋1リットルのお湯なら大さじ3~4杯の塩を入れましょう。
弱火で50分ほど茹でたら、茹でた落花生は15分ほど、鍋のまま浸して塩味をつけます。長時間置くと塩味が濃くなってしまうので、15分を目安にしましょう。豆が小さい時は、茹でる時間は30分でも大丈夫です。圧力鍋を使うと時間短縮ができます。沸騰したら3分ほどで、茹で上がります。
茹でて塩水で味をつけた落花生は、そのままさらに乾燥をさせて冷凍保存をすることもできます。一部は、水気を切ったら汚れがないか確認し、そのままさやごとフライパンで炒ります。フライパンは落花生が重ならないくらい、大き目のものを用意し落花生の大きさで40分から60分しっかりと炒ります。
落花生を冷凍保存する方法
落花生を保存する一番良い方法は、冷凍保存です。さや付きのまま密封容器に入れて、できるだけ空気を抜いて冷凍庫に入れましょう。冷凍する時は、水気を切って乾燥させてから入れることも大切です。冷凍庫に入れると邪魔になる場合は、さやをむいて、豆だけを保存しても大丈夫です。
冷凍庫に入れておくと、次の収穫時期までおよそ1年保存することが可能です。さやをむいた豆を保存する場合は、渋皮がむけやすくなっています。そこで、密封用のビニール袋を用意し、空気をしっかりと抜いて保存するのが大切なコツです。食べる時は、密封した袋のまま自然解凍します。
そこで、落花生はできるだけ小分けにして一度に食べたり調理する量だけにして保存することをおすすめします。また、冷凍保存をした後に食べる時に大切なことは、一度解凍したものを再冷凍しないということです。一度解凍したら、2日以内に食べてしまいましょう。
生・炒った落花生の冷凍も可能
冷凍保存をする方法は、天日干し乾燥をさせた生の落花生でも可能です。炒った後の落花生でも大丈夫です。冷凍の場合は、天日干しの生落花生、1カ月さらに干した落花生、塩で茹でた落花生、炒った落花生の全てを保存することができます。
加熱していない生の落花生や干しただけの落花生は、解凍後茹でて炒ることが必要ですが、茹でて水気を抜いた落花生や、炒った落花生なら解凍後、すぐに食べることができます。たくさんの落花生が収穫できたら、色々な方法で冷凍し、袋にどんな状態で冷凍してあるかを記入しておきましょう。
農家やお店が販売している落花生でも、冷凍をすると、賞味期限よりも長めに保存することができます。収穫時期が近くなったり、天日干しをしている間に冷凍庫の隙間をあけて、落花生の保存スペースを作っておくと良いでしょう。
落花生を解凍する方法
冷凍保存をした落花生の一番の解凍方法は、自然解凍です。食べる数時間まえに冷蔵庫に移して、密封した袋ごと解凍します。特に、さやをむいて豆の状態になったものは、渋皮がむけやすくなっています。解凍する時は袋ごと冷蔵庫に移します。
急いでいるときは、電子レンジを利用します。冷凍庫から出して、密封容器や袋ごと電子レンジで1分から2分温めます。この時は、密封容器の袋の口を開けたり、蓋は開けて温めます。レンジで温めた場合は、水分が袋につきますので、温めたらすぐに容器から出します。
解凍したものは、水分を含む状態になっています。できれば、冷凍庫から移した日のうちに食べてしまいましょう。どうしても残ってしまったら、3日以内に食べきることをおすすめします。他の食材と同様に、落花生も再冷凍をすることは、止めて下さい。
落花生の栽培のコツ
春先に種を蒔く、落花生の栽培についてお話をしましょう。落花生は、ベランダに置くプランターでも栽培できないわけではありません。しかし、根の部分にたくさんの実をつけていきますので、ある程度の深さが必要になります。
そこで、家庭菜園でもレクリエーション農園を借りる、庭の土をしっかりと柔らかくするなどの工夫をして、栽培することが大切です。追肥などを考えると、庭先よりも、専用のレクリエーション農園を借りることをおすすめします。
初めは、ポットに種を蒔き、その後芽が出たら畑に植えます。種蒔きの時期は収穫時期を考えて行います。直蒔きといって畑に直接種を蒔く場合は、芽が出たら元気なものだけを残して、間引きをします。その後は、水やりや追肥などを定期的に行って、収穫時期を待ちましょう。
4月下旬ころに種をまく
落花生の種は、園芸店や農協、道の駅、通販サイトでも購入することができます。種を購入したら、収穫時期を考え、逆算して蒔きましょう。9月の長雨に収穫時期の目安が重なると、天日干しが充分にできません。そこで、栽培する場所の天候などを予め調べておきます。
毎年雨が少ない日が10月の中旬なら、そのころを収穫時期に設定し、5月に入ってから種を蒔きます。逆に、9月の下旬が晴れる日が多いようなら、4月の末頃には種を蒔く、というように決めます。収穫時期と天候は、落花生を収穫するための大切な要素です。
収穫時期に合わせて五月下旬でも遅くありません。種蒔きの日が決まったら、直蒔きするか、ポットで苗を育てて植え替えをするかを決めます。レクリエーション農園が離れている場合は、ポットで苗を育てる方をおすすめします。ポットに種を蒔き、落花生の苗が根付くまで、たっぷりと水やりをします。
排水性の高い培養土を用意する
落花生は地下深くに実をつける植物です。そこで、土が柔らかくて排水性の高い培養土を用意します。落花生は水はけのよい肥沃な土を好みます。そこで、市販の培養土を用意するか、赤玉・腐葉土・バーミキュライトを7:2:1で混ぜた土を用意します。
水を吸うけれど、それを溜めないことが大切です。種を蒔いたり、苗を植える時は植える1週間前くらいに腐葉土や堆肥、肥料を混ぜ合わせておきます。そして、植える時には畑に高さ10cmくらい、幅50cmくらいの畝を作ってそこに植えるようにします。
赤玉土と腐葉土、バーミキュライトを混ぜた培養土にも、市販の培養土にも、種蒔きや苗を植えるの二週間から十日前に、一平方メートル当たり100gから150g、両手一杯分の苦土石灰をふりかけて、土に馴染ませるように寝かせておきます。
根付くまで水やりをする
落花生は、直接畑に種を蒔く直蒔きと、育苗ポットを使い育ってから植え替える方法があります。どちらも、しっかりと根付くまでは、水をたっぷりあげるようにします。そのため、レクリエーション農園が遠い場合は、育苗ポットを使って種から育てます。
落花生の種そのものも、蒔く前に殻から取り出し、薄皮をつけたまま一晩水につけて浸水しておきます。吸水は、必ず一晩だけにして下さい。長時間水につけたままにしておくと、種が腐ってしまいます。種蒔きや収穫時期をしっかりと決めてから、種の準備をしましょう。
根付くまではたっぷりと水やり、となっていますが、種を蒔いた後発芽までは水やりをストップします。種に3cmほど土を被せたら軽く水やりをし、その後発芽までは我慢しましょう。一週間ほどで発芽し本葉が出たら、根付くまでしっかりと水やりをします。
間引きをする・土寄せをする
育苗ポットを使って、根が付いてきたら、畑に植え替えをします。畑に直に蒔いたものも、このころ間引きという作業をします。植え替えの時は、ポットよりも少し大き目の穴をあけます。落花生の苗は、ポットからの植え替えなら株同士の間隔を20cmくらい開けます。
直に種を蒔く場合は蒔く時に20cmから30cm開けるようにします。それでも、葉がたてこんで邪魔になってきたら元気な苗を残し、間引きという作業をしましょう。育苗ポットを利用する場合は、ポットの中で根付いていますので、その根を崩さないように丁寧に植え替えをしましょう。
直蒔きにしたものは、種が二つ重なっていることもあります。株と株の間隔が15cm以上開いていないと、株が蒸れて枯れてしまいますので、しっかりとスペースを確保してください。植え替えをしたら、土寄せをして、追肥をしましょう。花が咲いたら収穫時期まで半分近くまで来ています。
落花生の収穫時期は種まきから130日頃が目安
落花生の収穫時期は、種蒔きから130日が目安です。しかし、天候や畑の様子、地域によって差があります。そこで、種蒔きの他に、花が咲いた時期も収穫時期の目安にして下さい。また、育苗ポットから苗を植え替える時も、収穫時期を考えて、植え替えをしましょう。
収穫時期が近付いたら、葉や茎の様子も見て、早めだと思っても5日くらい前に、試し掘りをしても大丈夫です。試し掘りをして、落花生の上さやが作られていたら、そのまま収穫してしまいます。また、同じ畑でも、場所によって収穫時期が違うこともあります。
株一つ一つの様子を見て、一番の収穫のベストタイミングに獲ることが一番です。収穫をしたら、カラスや鳥に食べられないように注意して、天日干しをし、その後しっかりとした乾燥や長期保存をするための方法を取って、美味しく召し上がって下さい。