プラリペアの基本的な使い方をチェック!物の修理やDIYでの活用法は?

プラリペアの基本的な使い方をチェック!物の修理やDIYでの活用法は?

プラリペアをご存知ですか。プラスチックの修理やDIY専用の接着補修材です。プラスチックの補修は難しく、強力な接着剤で補修しても上手にできない場合があります。そこで利用してほしいのがプラリペアです。そこで、プライペアの基本的な使い方と活用法をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.プラリペアは物の修理・補修やDIYに便利
  2. 2.プラリペアの構成
  3. 3.プラリペアを使う前の準備
  4. 4.プラリペアと一緒に使うと便利なもの
  5. 5.プラリペアの使い方
  6. 6.プラリペアで失敗する時の対処法
  7. 7.プラリペアはプラスチックの修復・補強に便利

プラリペアは物の修理・補修やDIYに便利

Photo by yto

プラリペアは、プラスチックの補修に最適な接着・補修剤です。プラスチックが割れてしまった、破損してしまった場合、廃棄してしまう人がいます。

プラスチックは安価で購入できるうえに、破損した場合の補修が難しいため、廃棄してしまう人が多くいます。しかし、世界ではプラスチックごみの問題が広がり、できる限り廃棄しないことを目標にしています。そこで、補修し再利用する時に利用してほしいのがプラリペアです。

その名の通り、プラスチックをリペア、修復するDIY専用の接着剤プラリペアです。中には、車はバイクの破損を修復している人もいるという話です。それでは、プラリペアの基本的な使い方と、修理、補修、DIYでの使い方や用途についてご紹介をしましょう。

プラスチックをしっかり接着できる

Photo byvinsky2002

プラリペアは、「キープ・オン・リニューイング(直して長く使う)」という考え方を元に、考えられたプラスチック専用の補修剤です。プラスチックごみの減少は世界規模の問題です。

プラリペアを利用して、壊れたプラスチック素材のおもちゃやラック、車のミラーカバーなど幅広く補修をすることができます。シートを張って液をかけえるプラリペアシートは、ガラスクロス入りで業者にお願いすることなく、DIYで強力補修することができます。

アクセサリーやおもちゃなど狭い傷にはニードルタイプ、車や農機具などの広い場所には、シートタイプがあります。また、型取りをして補修することもできるため、幅広いプラスチックに利用できます。諦めて廃棄していたものを、プラリペアで修理・補修してみてはいかがでしょうか。

接着できないプラスチックもある

Photo byfotoblend

プラスチックならどんなものでも補修できる、と言われるプラリペアですが、接着できず失敗してしまう素材もあります。同じプラスチック容器ですが、ペットボトルなどポリエチレンは接着しません。

プラリペアは、ポリエチレンを使ったスーパーの袋や化粧品などのボトル、衣類の一部にも利用されています。また、フッ素樹脂、ナイロン樹脂に利用することもできません。特に熱に弱いナイロン樹脂は液をつけると、溶けてしまうものもあり材質によってDIYでの補修は難しいこともあります。

Photo byHans

素材がわからない場合は、目立たない場所や、同じ素材のものにプラリペアをつけて、溶けてしまった場合は利用できないと判断すると良いようです。同じプラスチックとひとくくりにしてしまいますが、プラスチックにも色々な素材があるということですので、使い方に注意しなければなりません。

プラスチック以外も接着できる

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

プラリペアはプラスチック以外でも利用できる素材もあります。プラスチックを使ったアクセサリーには、アクリル樹脂がありますが、一緒に使われた石などのパーツにも利用することがあります。

プラリペアは、アクセサリーを修理する時、天然石やアルミのパーツとアクリル樹脂のパーツをしっかりと固定し直すことができます。アルミや石の他にも、コンクリートにも利用できるため、外壁の修理でも活用することができます。大掛かりなものは大変ですが、少し割れたくらいなら充分です。

他にもガラス強化プラスチックのFRPと呼ばれる、一件金属のように見える素材でも利用が可能です。他にも家の内装や床などで使われる樹脂などにも利用できます。プラリペアは、床材、家庭の外構などのちょっとしたひび割れにも利用することができる、DIY好きに欠かせないアイテムです。

プラリペアの構成

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プラリペアは、粉と液の2種類を必要量混ぜて使う、混合タイプのDIYのための造形補修剤です。プラリペアは、合成樹脂のパウダーと専用の液体を混合し、重合硬化する補修剤になります。

普通の接着剤としての使い方だけでなく、FRP繊維を使って部分的に強化をすることもできます。隙間ができてしまった時の充填材料、穴埋めや欠けた部分の補修、ネジ山再生などができます。プラリペア自身が固まるとアクリル樹脂となるため、一般的な接着剤とは異なる使い方ができます。

Photo bycongerdesign

プラリペアは折れたり、ひび割れた部分をくっつける接着剤とは違い、形を再生する造形補修剤となります。欠けてなくなってしまったところも、同じ形を作れば、再生復活させることもできます。そして、造った部分をしっかりと固める硬化剤で、補修した部分に大きな力や振動が加わっても安心です。

合成樹脂パウダー(粉)

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プラリペアの合成樹脂パウダーは、5g入りの小さなカップタイプの他に、30g入り、100g入りのボトルタイプがあります。30g入りはキャップにノズルがつき、少量ずつ使いやすいようになっています。

プラリペアは、白の他にクリアー、黒、赤、青、黄と複数の色があります。小さなカップタイプは、そのまま液体を適量落として使うことができます。おもちゃ、お弁当箱などは少量入りのパウダーを利用することができます。諦めて廃棄していたものを、失敗することなく修理することができます。

車やバイクの造形補修には、1kg入りの大量入りのパウダーボトルもあります。補修するものの大きさによって、量やパウダーが入った容器を選ぶと良いでしょう。色々なものを補修する場合は、大量ボトルを詰め替え用の小さな容器に入れ替えることもできます。DIYコーナーで取り扱っています。

専用リキッド(液)

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プラリペアリキッドは、スポイトを使って必要量を取り出して使います。小さなものの修理の時は、一滴ずつ出すことができる、小さなリキッド用のボトルに入れ替え、失敗なく使うこともできます。

プラリペアのリキッドは、メチルメタクリートという物質です。専用リキッドは小さなもので10ml、大きなものでは300ml入りまであります。家庭で使う小さな物を修理する時は、小さなパウダーと少量入りのリキッド、スポイトやボトルがセットになっているものがおすすめです。

使い方としては、パウダーのカップに適量を垂らして、混ぜてニードルにとって補修や修理する部分につけて使用したり、ふりかけたパウダーに混ぜることもできます。修理する場所や大きさによって、パウダーとリキッドを上手く組み合わせることで、失敗なく利用することもできます。

スポイト・ニードル

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プラリペアには、専用のスポイトやニードルがあります。スポイトなら100均のもので充分ですが、セットにあるスポイトも100均と同じくらいの価格のため、セットでの購入をおすすめします。

プラリペア専用のニードルは、細かいひびにも入りやすいように、手芸用よりも長く持ちやすくなっています。家庭用のプラリペアの補修セットでは、プラリペアの使い方とパウダー、リキッドに専用のスポイトとニードルが入っています。別に揃えることなく使うことができて便利です。

もちろん、100均でスポイトやニードルを揃えても良いですが、ニードルはプラリペア用のほうが持ちやすく使いやすいため、専用のものをおすすめします。セットには色々ありますが、アクセサリーや玩具など家庭の小さいものを修理する時は、1,000円台のクリアーパウダー入りがおすすめです。

プラリペアを使う前の準備

Photo byMediamodifier

プラリペアは、プラスチック素材のものをしっかりと造形補修剤です。固まるとかなり強度になるため、間違って関係ないものについてしまうと大変です。きちんと使い方を確認し準備をしましょう。

散らかった場所で、適当に使用すると、思いがけないものについてしまうことにもなります。そこで、汚れても良い充分なスペースのとれる場所を準備しましょう。また、利用する道具をしっかりと準備してから始めましょう。始めてから、不足したものを探す手間をかけないようにしましょう。

大きな物を補修する時や、合わせる場所があるものを補修する時は、正確な形や大きさを再現するためは、型取りや下地作りも重要です。割れたところをつけるだけでなく、新しく再現することができるのがプラリペアです。失敗せずに修理するために下地作りもしましょう。

汚れてもいい場所を準備する

Photo by Guwashi999

修復や補修作業は、他のものでも同じですが、必ず汚れても良い場所を確保しましょう。特に粉末と液体を混ぜるため、瓶が倒れないように平らな作業台などを確保することも大切です。

普段からDIYが趣味の人で作業部屋がある人はその場所を利用しますが、DIY用の部屋や作業台などがない場合は、机やテーブルに新聞紙やシートを敷いて、汚れても大丈夫なようにします。車やバイクなどの補修や修復をする場合は、車庫の中など、汚れると困るようなものがないことを確認します。

Photo by masato_photo

玩具の修理や、アクセサリー作りなど小さな部品や、物を制作したり補修する時は100均の書類ケースを用意し、その中で作業をすることをおすすめします。大きな場所がなくても、DIY用の必要な作業スペースを確保することができます。修理が終わった後も、そのまま片付けることができます。

道具を準備する

プラリペアを使って補修する時は、必要な道具を揃えてから始めましょう。まずは、修復や造形、補修するものです。はじめての人はプラリペアのセットが便利です。

セットには、パウダー、リキッドとスポイトやニードルが入っていますが、バラバラに購入する時は、スポイト、ニードルを揃えます。型取り用の「型取りくん」、液をかけるだけで利用できるプラリシート、ガラスクロスなどがあります。さらに作業と収納用の箱も用意しましょう。

このほかに汚れ防止シートや、失敗してはみ出した場所を取り除くための、プラスチック用カッターやハサミがあると便利です。カッターを使う時はカッター台もあると安心です。また、手拭きや雑巾、補修する場所の汚れを落とすための、ウエットティッシュなども準備します。

下地を作る

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プラリペアの修理やで失敗しないために、下地を作ることが大切です。パウダーと液剤をかけるのではなく下地を作ることで、接着剤を流す面が大きく、割れた両方がくっつきやすくなります。

車やバイクなどの大きな物はもちろん、小さいものでも下地を作ることで、プラリペアの溶液が入りやすいようになります。使い方は、あらかじめ接着したい破損した面全体に、やすりなどを使ってV字の溝を作ります。その溝にパウダーとプラリペアの液体を流して、固定し接着するようにします。

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溝を作ることで、パウダーと液体がよりたくさん充填することができます。それによって、接着剤の量も多くなり、固まったときに強固になります。一般的な接着剤は、割れた部分をそのままま、または平らにして接着しますが、割れた部分を新しく造形することで、強く接着することもできます。

プラリペアと一緒に使うと便利なもの

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プラリペアで、欠けた部分や割れた部分を修理・補修する時、初心者用のキットでは強度が心配、上手くつかないということがあります。そんな時にシートを利用したプラリペアなどが役に立ちます。

また、破損した部分を接着するのではなく、新しく型を取って作り変えた方が良い場合は、再生するための型を取るものが必要です。プラリペア専用のシートやガラス板などもありますが、型取り用のシリコーンなどは、熱に強く型取りができるものなら、大丈夫です。

また、型取り用のシリコーンは、プラリペア以外でも、似たような製品で代用することができる場合もあります。しかし、パウダーに液体を垂らす時に、ニードルやスポイトを使わず、適当に垂らしたら破損していない部分が溶けてしまったという失敗もあります。

プラリシート

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プラリペアを使うよりもより強度にしたいときにおすすめするのがプラリシートです。プラリシートは、パウダーよりも簡単に強固に補修することができ、初心者でも失敗が少ないアイテムです。

プラリシートの使い方は、次のような手順になります。まず補修する部分の油汚れなどをきれいに落とします。附属のポリエチレンシートにプラリシートを置きます。シートの表裏を間違えないようにします。その上に、スポイトを使って、プラリペアの液体を落とし全体に浸透させます。

補修する部分に湿布のように貼り付けます。ポリエチレンシートと保護フィルムを剥がして出来上がりです。とても簡単な使い方のため、雨どいや大き目のおもちゃ、衣装ケースなどの割れた部分の補修などに利用できます。仕上がりがガーゼを貼ったようになり、細かい補修には向きません。

型取りくん

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プラスチックの蓋やピンが割れてしまった、欠けてしまったという時に便利なのがプラリペアです。欠けてしまった部分の型を使ってとり、詰めるようにプラリペアのパウダーと液体を混ぜます。

型には「型取りくん」という名称のプライペア専用ものもありますが、同じ様に型を取ってプラリペアの溶剤を流しても大丈夫なものなら使うことができます。型取りくんの使い方は簡単です。お湯やドライヤーなどで温めて柔らかくし、手で丸めて、造りたい部品の型を取るだけです。

型の上に、補修したい部品を乗せ、その上からパウダーをかけ液体をかけてしまう人もいますが、これは部品を溶かす失敗の可能性があります。面倒だからと一度にたくさんの部分に溶剤を乗せてしまい、後で余分な部分をカットすることがないようにしましょう。

ガラスクロス

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平らな部分をプラリペアでで補修をした後を、より強化したい人におすすめしたいのが、ガラスクロスです。まずはプラリペアで先に補修をします。そして、補修部分をやすりで傷や汚れを除きます。

修理部分に合わせてガラスクロスをカットし乗せます。ポリエチレンシートの上にガラスクロスを乗せ、プライペアの粉末をふりかけます。そこに液体をまんべんなく垂らしていきます。素早く補修部分に乗せます。この時に手早くしないと、その場で固まるという失敗をしてしまいます。

補修部分に乗せたら、均等に圧力がかかるようにしばらく指で押さえます。乾いたらポリエチレンシートを剥がします。さらに強度を高めたい人は、これを数回繰り返しましょう。力や圧がかかる部分は、ガラスクロスをさらに乗せると効果的です。DIYコーナーで探してみましょう

プラリペアの使い方

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プラリペアを使う時に、正しい使い方をしないと、補修する部分にたくさんの接着剤がはみ出してしまい、カットすることが大変、補修する方が溶けてしまった、という失敗があるようです。

プラリペアを使う時は、まず使い方の紙をよく読んで、補修したい部分に合った方法で修理をしましょう。また、作業を行う前に、きちんと使用する道具などを準備します。用途に合わせて、、シートや型取りなども用意してから始めましょう。

いくら強固に固まると言っても、一度壊れた部分では、ある程度限界があります。より強固なものにしたいときは、必ずガラスクロスを重ねます。ガラスクロスに浸透したプラリペアのパウダーと液体で、結着部分がより強固になります。修理したい部分にあった使い方で、補修をしましょう。

ニードル法で使う

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プラリペアを割れてしまった部分や、小さな部品の修理に使う時は、ニードル法で修理してみましょう。欠けた部分にたくさんのパウダーと液体をかけてしまうと、余計な部分まで固まってしまいます。

必要な部分だけを形よく仕上げたいときは、パウダーと液体を予め混ぜて、ニードルの先でとり、必要な量だけを少しずつ、乗せるようにしてつけていきます。ニードル法用の容器にスポイトで液体の溶剤を入れます。パウダーはカップの半分まで入れます。容器にニードルをしっかりと差し込みます。

Photo byds_30

ニードルの先をパウダーの中心に持って行き、そこから少しずつ容器を押して針先に滴を作ります。液剤とパウダーが混ざると、玉ができます。できた玉を素早く修理する部分に持って行き、さらに滴を垂らします。針先で整えます。ニードルを使うことで、きれいに補修することができます。

ふりかけ法で使う

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割れてしまったり、大きく裂けた部分の補修はふりかけ法を使いましょう。まず、つなぎ合わせる部分をV字の溝を作り底になる部分をクラフトテープなどで合わせます。

あらかじめ、液体の溶剤を容器に取り分けニードルを差し込みます。スポイトでパウダーを吸い取り、溝に少しずつ埋めるように乗せていきます。パウダーの上からニードルを使って少しずつ液体を垂らしていきます。溝全体に行きわたったら、乾くまでそのままにします。

固くなってはみ出す部分があったら、やすりなどで削ります。部品の外側に出てしまった場合は、液体を少し垂らし、はみ出したところを柔らかくし、カッターなどで削ります。ふりかけ法は、割れた部分や裂けた部分などが大きくまっすぐなものに向いた修理法です。

プラリペアで失敗する時の対処法

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お気に入りの車の傷や部品の破損、おもちゃ、アクセサリーや日用品をDIYで直すことができるプラリペアです。実際にプラリペアを使っている人の画像を見ると、意外と簡単にできそうに見えます。

しかし、実際に何度か失敗をしたという例をあげている人もいます。きれいに修復した人でも、初めはなかなか上手にできないという意見もあります。他にもパウダーと液体を混ぜるためモチが上手に作れないという失敗例、ニードルが上手に使えない、など慣れるまでは苦労があるようです。

中には、プラリペアの溶剤がはみ出してしまい、一度全て溶かしてやり直したというものもあります。液が滴ではなく、玉のように落ちてしまう、逆に上手く落ちないというものもあります。そこで、失敗例をあげている人の意見を参考に、どんなことを気をつけるのかをご紹介しましょう。

ニードルが詰まった時の対処法

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ニードルがつまるという一番の原因は、正規のプラリペアではなく、同じような補修ができるということで、100均のアクリルリキッドを使っている人です。できるだけ正規品を使うようにしましょう。

しかし、プラリペア正規品でも液体の溶剤はパウダーと混ざると固まります。その固まりがニードルの穴の部分で起こってしまうと、穴がつまってしまい、液体が上手く出ない原因になります。プラリペアを使用した後は、穴の部分をきれいに掃除し、つまることがないように注意しましょう。

それでも、ニードルがつまってしまったら、ライターの火などで穴の部分をあぶって、固まったところを溶かしてください。この時、ニードルの根元は熱でとけてしまいますので、少しずつ火にかざして、穴の部分だけを溶かすようにしましょう。穴のつまりがなくなれば利用することができます。

液がうまく落ちない時の対処法

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プラリペアのパウダーと液体を上手に混ぜる時に、失敗しない大切なポイントが、滴大の液を垂らすことです。しかし、寒い場所で作業をしているときに、液が垂れて止まらないことがあります。

原因は、容器の中に空気が入ってしまうことです。寒い外気に対して手で持った容器は体温で温められ、中の空気が膨張してしまいます。その力で押し出されて液が止まらなくなります。寒い時は、容器の中を満タンにして空気が入らないようにすると、適量の液を出すことができます。

また、プラリペア専用カップの中の粉末が少なすぎて、ニードルの先が奥まで傾けることになると、液が上手く出ません。どんなに少量の傷の修復でも、粉末はカップの半分以上まで入れるようにします。失敗を避けるためにも、液を上手く落とすためには、正しい使い方をしましょう。

モチが上手く作れない時の対処法

プラリペアを使って、DIYで修理をする時に必要なスキルが、パウダーと液体で「モチ」を上手に作ることが大切です。モチが上手く作れないと、修理部分に溶剤を持って行くこともできません。

よくある失敗が液同様に、パウダーがプラリペア専用容器の半分よりも少ない場合です。パウダーが少なすぎて上手く液が滴にならず、モチを作るための充分な液が混ざっていないということがあります。液体の量が多すぎても、上手くモチを作ることができません。適量を守りましょう。

混ぜる時の速さも大切です。もたもたしていると、中で固まってしまうため、素早く混ぜることも失敗を防ぐポイントになります。細かい作業を素早くやるために、ニードルを穴の少し上で軽く曲げるという裏技を使っている人もいます。少し曲げると、作業がしやすくモチも作りやすくなります。

プラリペアはプラスチックの修復・補強に便利

Photo by HIRAOKA,Yasunobu

プラリペアは、DIYでできるプラスチックの修復・補強をするための接着剤です。DIYがブームとなり、色々なものを作る人も増えてきましたが、プラスチックの修理ができるのは、驚きです。

プラリペアは、今まで諦めて廃棄してしまっていた人、プロに修理をお願いし人件費など高額なお金をお支払いしていた人にも、ぜひ一度お試しいただきたい接着剤です。細かい日用品から車やバイクまで透明なクリアカラーから、基本となる色のパウダーもそろっています。

DIYに慣れていない人でも、プラスチック製の日用品の修復や補強を、手軽に行うことができます。プラリペアは、身の回りにあるプラスチックの修復、補強をするための便利なアイテムです。プラスチックごみが問題になる今だからこそ、自分の手で修復をし愛着のあるものを長く使いましょう。

こなみん
ライター

こなみん

こなみんです。趣味は推理小説を読むこと、アニソンを歌うことと、ビルの谷間を散歩すること、アメリカドラマを見ることです。生活や手芸、街紹介、税金・年金の記事の他に、アニメ・アニメ映画や漫画のネタバレ、アニソン記事を書いています。 ライター歴は3年目でまだまだ不慣れですが、よろしくお願いします。

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