キャンプの座椅子用意してる?
座椅子といえば、部屋でくつろぐ際のアイテムというイメージをお持ちの方も多いでしょう。実はキャンプなどのアウトドアでも大活躍するのが座椅子なのです。
キャンプなどでは、レジャーシートの上で食事をしたり、テント内でおしゃべりしたりなど楽しい時間を過ごすことができます。このようなシーンではどうしても前屈みの姿勢になってしまいがちです。腰が痛くなってしまったり、首にも負担が掛ってしまいます。
しかし座椅子を使用すれば背もたれがあるので、背中をしっかり支えてくれます。長い時間過ごすキャンプでは快適な空間をつくるのも重要な要素です。座椅子は身体への負担を軽減し、楽しい時間を過ごすための必須アイテムといえるでしょう。
キャンプ用座椅子のメリット
キャンプ用の座椅子にはどのようなメリットがあるのでしょうか。キャンプには沢山のアイテムを持っていく必要があります。テント用具であったり、食事を作る調理器具やクーラーボックスなど様々です。
数あるアイテムの中にキャンプ用の座椅子を加えることをおすすめします。なぜならキャンプの現地において、キャンプ用の座椅子は大きな恩恵を与えてくれるからです。具体的にはどのようなメリットがあるのか紹介をしていきましょう。
アウトドアの必需品
キャンプ用の座椅子はアウトドアシーンでは必需品です。人はずっと立って生活することは殆どありません。何か作業をしたあとは必ず座ります。キャンプなどのアウトドアでも同様です。
テントを張ったり食事を作ったりする場合は、立ちながらや中腰でおこなうことが多いですが、一息つきたい時に人は必ず座ります。そんな時に必要なのがキャンプ用の座椅子です。
地面に座ることもできますが、自然の中ですので濡れていたり石などの凹凸で座りにくい場合があります。キャンプ用の座椅子であれば背もたれも付いているので、ゆっくりと一息つけることが可能です。
食事のとき
キャンプで楽しみの一つが大自然の中での食事です。木や花の香り、鳥の鳴き声を聞きながら仲間と一緒につくった料理は格別です。そのような時にも活躍するのがキャンプ用の座椅子になります。
地べたに座って食べると男性であればあぐらになり、女性であれば正座を強いられる可能性があります。最初はよいですが段々と足が痺れてきてしまうでしょう。このような体勢はレジャーシート上やテント内での食事でも同様に起こりうることになります。
キャンプ用の座椅子を使用すれば、足はくの字に曲げることができるので足のしびれは問題ありません。大自然の中でも快適に食事をするにはキャンプ用の座椅子は必需品といえます。
焚火のとき
焚火の時もキャンプ用の座椅子はメリットがあります。アウトドアでは身体を温めるのに焚火をする場合があり、通常であれば椅子を用意して火を囲むことになります。その際、足や手は温まりますが身体全体を包み込むような温かさを感じるのには無理が生じます。
キャンプ用の座椅子を使用すれば、目線が下がり膝から上半身が当たるようになります。そのため焚火からの遠赤外線が身体全体を包んでくれて温めてくれるのです。
標高が高めの山や、天候によっては肌寒い場合もあります。焚火にあたって暖を取るときもキャンプ用座椅子であれば、短時間で効率よく身体を温めることができます。
安くて便利
キャンプ用の座椅子のメリットに価格の安さもあります。安いものですと1000円台で手に入れることが可能です。価格の差は素材や大きさ、機能の差になります。多くの種類が出ているので、ご自分の用途にあった座椅子を選択することができます。
キャンプなどのアウトドアでは日常では味わえない、非日常が醍醐味になります。しかし、身体への負担が大きく変調をきたすようではいけません。大自然の中でも可能な限り快適に楽しく過ごすことが大切です。
安くて便利なキャンプ用の座椅子は、あなたの背中をしっかり支えてくれてリラックスさせてくれます。高価な商品であれば購入するのを躊躇するかもしれませんが、安く手に入り非常に役立ちますのでアウトドアシーンでは必需品といえるでしょう。
マットとして使えるものも
キャンプ用の座椅子の中には、マットとして使えるものもあります。マットとして使用することができれば、座るだけではなく横になることが可能です。キャンプなどのアウトドアではレジャーシート上で横になることもあります。
しかし、地面には石や草木などによって平らな地面はほぼ無いといってよいです。地面にレジャーシートを敷いたとしても、背中に石が当たって痛い、枝がチクチクするなど横になって休めない場合があります。
そのような時にマットとして使用できる座椅子があれば、レジャーシートの上に敷くことによって地面の凹凸を感じることなく快適に横になることができるのです。
コンパクトに持ち運べる
キャンプなどのアウトドアでは色々な荷物が生じます。重いものから軽いもの、大きいものから小さいもの様々です。キャンプ用の座椅子はコンパクトに持ち運びが可能なため、キャンプに持っていく場合にも場所も取らず、足手まといになるようなことはありません。
キャンプ用の座椅子には折りたたんで小さくできるタイプや、骨組みを外して分離させて持ち運びが可能なものなど様々です。
元々アウトドアで使用するように設計をされているので軽量で持ち運びが簡単につくられているのです。現地での組み立ても容易なので、キャンプ場についてすぐにでも使用することができます。
キャンプ用のおすすめ座椅子9選【定番アイテム】
キャンプ用の座椅子でおすすめのものを紹介していきましょう。今回厳選した定番のキャンプ用の座椅子は9種となります。それぞれの座椅子に特徴があり、キャンプなどのアウトドアシーンでとても役に立つことでしょう。素材や機能などご自分のキャンプスタイルにあったものを選んでみてください。
Crazy Creek HEX2.0 オリジナルチェア
CrazyCreekHEX2.0オリジナルチェアを紹介していきましょう。この座椅子の特徴は、折りたたんで丸めて持ち運びが可能ということです。コンパクトに収納ができるので荷物になりません。
左右に付いている紐を外してしまえばマットとしても使用できます。重量は610gでフレーム素材はカーボンを使用しています。座面と背面の素材は軽量で丈夫なリップストップナイロンを採用しています。
Crazy Creek オリジナルチェア
CrazyCreekオリジナルチェアを紹介します。この座椅子の特徴は、折り曲げてコンパクトに運べることです。取っ手もついているので持ち運びにも便利な仕様です。
重量はは745gで素材はデニールリップストップナイロンを採用しています。この素材は引き裂かれに強く耐久性に優れたナイロンです。フレームにはカーボンを使用しており、背面に補強用で2本入っているので座椅子の型崩れを防止してくれます。
Crazy Creek HEX2.0 ロングバックチェア
CrazyCreekHEX2.0ロングバックチェアを紹介していきます。この座椅子は、背中をしっかり全面的にに支えてくれる座椅子になります。首のしたの肩甲骨(けんこうこつ)までサポートしてくれるので長時間使用しても身体への負担がありません。
重量は697gあり、座面と背面は強度で軽量なリップストップナイロンを採用しています。フレームはカーボンファイバーを使用しており強度もあり剛性に優れています。
Crazy Creek HEX2.0 パワーラウンジャー
CrazyCreekHEX2.0パワーラウンジャーを紹介していきましょう。この座椅子は、サイズが137×45センチあるので足を伸ばすことができます。リクライニングを紐で調整することができるので、より良い姿勢を維持することが可能です。
足を伸ばすことができるので、ゆったりとリラックスした状態で睡眠をとることにもおすすめできます。重量は850gで座面と背面ともにリップストップナイロンを採用しています。フレームはカーボンファイバーにより強度も問題ありません。
コールマン コンパクトグランドチェア ライム
コールマンのコンパクトグランドチェアライムを紹介していきましょう。こちらの座椅子は、安価で手に入りコンパクトに持ち運びをすることができます。素材はポリエステルなので撥水に優れており水洗いが可能です。
背面にポケットがあるのでちょっとした荷物を入れることができます。フレームはアルミを採用しています。専用の袋があるので折りたたんだ後に収納が可能となっています。色もさわやかなライムになっているのでおしゃれさも演出されています。
サーマレスト トレッカーチェア 25インチ トマト
サーマレストのトレッカーチェア25インチトマトを紹介します。この座椅子は、キャンプでの使用もできますが登山などのアウトドアシーンでも活躍できます。
座椅子としても使用できますが、ふかふかのマットにも変化させることができるからです。両サイドのベルトを調整すれば背もたれの角度も変えることができます。
ベルトを外してしまえばマットになるので就寝が可能です。マットにはしっかりと厚みがありますので、登山での疲れを次の日に残さないためにも、良質な睡眠は重要となります。専用の収納袋も完備しているので持ち運びにも便利な仕様となっています。
エルゴライフチェア
エルゴライフチェアを紹介していきましょう。この座椅子は樺(かば)とコットンでできているおしゃれな座椅子となります。シンプルな形状ですが280kgまでの荷重にも耐えられる強度があります。
見た目もおしゃれで可愛いく、使用するとゆらゆらと身体をゆらすこともできるので、まるでハンモックのようなリラックス感を味わうことができます。
ロゴス パッドイングランドチェア
ロゴスのパッドイングランドチェアを紹介していきます。この座椅子の特徴はパッドになります。パッド入りなので背中などが痛くなりにくく、身体をしっかりと支えてくれます。
カラーバリエーションも豊富で見た目が可愛くおしゃれな座椅子です。肩に掛けることができるキャリーハンドルが付きなので女性でも持ち運びに便利です。すぐに広げることができる簡単仕様となっています。パッドが入っていることにより座椅子の型崩れ防止にも一役買っています。
ロゴス ストライプ グラウンドロングチェア
ロゴスのストライプグラウンドロングチェアを紹介します。この座椅子は、足を伸ばしてゆったりリラックスできる座椅子になります。長さを調節できるので場所に合わせた使い方も可能です。
背面にポケッが付いているので水筒やタオル、読みかけの本なども収納できるので便利です。おしゃれなストライプのデザインとなっているので見た目にもおすすめします。収納サイズは54×54×5とコンパクトにまとめることが可能となっています。
キャンプ用のおすすめ座椅子6選【おしゃれ柄】
キャンプ用の座椅子でおしゃれなものを6選選んでみました。座椅子というと地味なイメージを持つかもしれませんが、カラーやデザインがおしゃれなものがでています。
キャンプ用の座椅子は外で使うことが多く、どうしても人の目に晒されることが多いです。できることならばおしゃれで可愛い座椅子を使用して、キャンプをより楽しくしていきましょう。
CAPTAIN STAG キャンプアウト FDチェア・マット
CAPTAINSTAGのキャンプアウトFDチェア・マットを紹介します。この座椅子は、カモフラージュの柄などおしゃれなデザインが特徴です。価格も1000円台で手に入れることができるので、おしゃれで尚且つ、お安く購入できるというおすすめの座椅子となります。
素材はポリエステルを採用しているので汚れたら水洗いもできるので便利です。サイドのベルトを外せばマットとしても使用することができます。収納サイズは38×40と非常にコンパクトな仕様になっています。
プロックス あぐらイス
プロックスのあぐらイスを紹介していきましょう。この座椅子はその名の通り、あぐらをかくことができます。あぐらをかくことができるので座面幅が広く、背もたれでしっかりと身体を支えてくれます。
座椅子の上でもあぐらをかいてリラックスしたい場合にはおすすめです。カラーは爽やかなブルー色となっておりデザインもおしゃれでキャンプにもぴったりな座椅子となっています。
ドッペルギャンガーアウトドア キャンピングチェアマット キャリーバッグ付き
ドッペルギャンガーのアウトドア キャンピングチェアマット キャリーバッグ付きを紹介します。この座椅子は二人分の座椅子としても使用でき、二つを繋ぎ合わせるとマットとしても使用できる構造になっています。
就寝用マットとして使用する場合、一人であればフルサイズのマットとなり快適に睡眠をとることができます。自動で空気を取り込むオートマチックエアバルブとなっているので、地面に広げるだけで勝手に膨張してくれます。
SEA TO SUMMIT エアチェア
SEATOSUMMITのエアチェアを紹介していきましょう。この座椅子は、背面にウルトラシルナイロンを採用しています。引き裂き強度に優れ耐久性が非常に高いのが特徴です。ナイロンにシリコンを施しているため、撥水性にも優れており計量なため持ち運びにも便利です。
空気量を調整できるのでご自分の身体にあった大きさに膨張させることができます。デザインもおしゃれで可愛くカラーはオレンジとなっており、座椅子としても睡眠用のマットとしてもおすすめできます。
ロゴス チェッカー パッドイングランドチェア
ロゴスのチェッカーパッドイングランドチェアを紹介します。この座椅子は、パッドが入っているので腰と背中をしっかりガードしてくれます。長時間座っても身体への負担の軽減してくれる仕様です。
ショルダーベルトが付いているのでコンパクトにまとめたあとは肩にかけて持ち運びができます。デザインが色とりどりのチェック仕様なのでおしゃれでおすすめの座椅子となります。
ロゴス ナバホ ロールアップチェア
ロゴスのナバホロールアップチェアを紹介します。この座椅子の特徴は、フレームレスということです。そのため簡単に丸めることができコンパクトに収納ができます。
使用するときも広げるだけなのですぐに使うことができます。重量も900gという軽量なので女性でも手軽に扱えるおすすめの座椅子となります。
キャンプ用座椅子を手作りする方法も
キャンプ用の座椅子ですが、なんと手作りする方法があります。自作した座椅子を持ち込んでキャンプをおこなえば、注目の的になることでしょう。なんといっても世界でただ一つの自分仕様の特注品だからです。
自分のキャンプスタイルや身体にあった座椅子を作ることができるのが自作座椅子の魅力です。メーカーでは不可能な特別仕様の座椅子を自作してみてはいかがでしょうか。キャンプ仕様の座椅子をどのように作ればよいか手作りの方法を紹介していきます。
エルゴ風座椅子の例
エルゴ風座椅子の手作りの仕方を紹介していきます。エルゴ風座椅子とは、スウェーデンのエルゴライフ社のアウトドア座椅子をモチーフにした座椅子のことです。エルゴライフ社の座椅子は、人間工学に基づいた自然素材を使用したシンプルで美しいフォルムが特徴です。
好きな木材と布切れを用意する
手作りのエルゴ風座椅子は木材と布を使用します。木材の種類はお好きな種類を準備してください。サイズは45ミリ×9ミリ×400ミリの木材を7枚と、45ミリ×9ミリ×450ミリの木材を7枚用意してください。
木材はトリマなどでトリミングをおこない角を整えましょう。ホームセンターでは有料でおこなってくれる場合もあります。布はお好きな柄を座面幅420ミリとつなぎ目の布180ミリ×420ミリ、両端に使用する80ミリ×420ミリの布を用意します。
布を板に縫い付ける
布を空洞にして縫い付け、中に板をくぐらせていきます。布の幅は50ミリにするとよいでしょう。この寸法で縫う場合は、布のサイズは6号がおすすめです。布の厚みよって布の幅を微調整するのも手作り座椅子の面白さであり、難しい部分でもあります。
角度を固定するベルトは690ミリから700ミリがよいでしょう。タッカーなどでしっかりと固定をしてください。
同じデザインで作ったとしても全く同じように作ることはできないかもしれません。しかし、一つ一つが世界でただ一つの手作りのオリジナル座椅子となります。
スモールチェア風の例
手作りの座椅子でスチールチェア風もいかがでしょうか。一般的なスチールチェアは足が長いですが、手作りのスチールチェアは座椅子なので足は極端に短くします。素材は本格的にスチールを使用すると材料費が高くなってしまうので、木材を使用するのがおすすめです。
折りたたみができてコンパクトになるので持ち運びにも便利だからです。最初から形をデザインするとなると敷居は高いですが、ホームセンターなどには手作りキットが販売されています。
慣れるまでは手作りキットでつくり、その後自分だけのデザインでスチール風座椅子を手作りしてみてはいかがでしょうか。
座椅子を持ち込んで快適なキャンプライフを!
キャンプなどのアウトドアで座椅子を持ち込んでみてはいかがでしょうか。キャンプ用座椅子はコンパクトで持ち運びも容易です。キャンプ地でも快適に過ごすためには必需品のアイテムといえます。
キャンプ用の座椅子は背中をしっかりと支えてくれるので長時間おなじ姿勢でも、背中や首などの身体への負担も軽減してくれます。
種類によってはマットにもなるので昼寝もできますし、宿泊を伴うキャンプにも対応できます。将来的には自分でつくる手作り座椅子にも挑戦し、より良いキャンプライフにしてみてはいかがでしょうか。