「出自」の意味・読み方とは?使い方の例文や類語・英語表現もチェック!

「出自」の意味・読み方とは?使い方の例文や類語・英語表現もチェック!

出自という言葉を聞いたことがあるでしょうか。どのような意味なのか。SNSなどの普及で、日常的には使われる機会が少なくなった言葉の一つです。出自は、もっぱらビジネスなどの文章に使われます。出自の意味や読み方さらに使い方や例文も紹介します。

記事の目次

  1. 1.出自の意味とは?
  2. 2.出自の対語・類語
  3. 3.出自の使い方・例文
  4. 4.出自と出所の違い
  5. 5.出自を使う際の注意点
  6. 6.出自の由来・歴史
  7. 7.出自の英語表現
  8. 8.出自は系統という意味

出自の意味とは?

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出自は、日常で使われることは多くありません。この言葉は、生まれた所や物に対して使われることがあります。しかし日常では目にすることは少なく、ビジネスなどの手紙で利用されるくらいです。

どうも堅苦しい言葉ではないかと思われがちですが、簡単に言えば、出所とか出身のことです。出自と出身の意味は共通していて、類語ですが、少し違う意味を持ち合わせています。これを機会に出自の意味を知って、日常に取り入れてみましょう。

出自の対語・類語

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日本語には、読み方がわかりにくい語句もあります。出自も、普通に読むと(でじ)などと読みがちです。(出)は、出身のように小さい(っ)の読み方が一般的です。しかし正しくは、(しゅつじ)と読みます。出自の類語や対語はどのような語句でしょうか。

出自は、出身や出所という意味です。類語は、系統、血統など個人とその人の先祖の関係を表す語句があります。それに対して語句の意味が反対になるもの、対照的になっている語句もあります。では具体的な類語や対語をみていきましょう。

出自の類語と意味

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出自の類語は、出身という言葉です。出身といえば、生まれた場所や経てきた場所を表します。「出身は東京です、私と彼女は同じ大学出身です」のように表します。ということは、生まれた場所だけでなく生まれ育った場所やそのあとの経過までも表すことができます。

さらに他の類語は出所のように物についても使う場合があります。この読み方は、(でどころ)で、物事が出てきた元の場所や出現した場所を指すこともあります。また「しゅっしょ」という読み方では、刑期を終えて刑務所を出た時に使われます。他にも事務所に出勤するときにも使われます。

出自の対語と意味

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出自の対語の代表的な言葉は生い立ちです。生い立ちの意味は、成長するにあたって変化していくことを表します。他にも今までに培ってきた、学業や仕事の立場地位を表します。

生い立ちとは、生まれ育った場所はどこであろうと、その人が育ってきた流れや背景を指します。生い立ちは、「壮絶な生い立ち」、「不幸な生い立ち」と表現されます。また結婚式の披露宴などでビデオレターとして、新郎新婦の生い立ちを紹介したりします。

出自の使い方・例文

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出自の意味や類語がわかりましたが、続いて使い方や例文を紹介します。出自は人について言い表しますが、物についても使用できます。

人の場合は、出身とか系統の意味合いになります。また物の場合は、出所(でどころ)や産地として言い表します。また英語でも出身や出所の意味の表現ができます。

さらに出自を知る権利などと使われることもあります。それは、子どもが自分の遺伝質などの根源を知ることができる権利のことです。

例文①

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出自の使い方は、公の場所や大勢の人前で自分を紹介する場合です。「この職場でこれからも仕事をしていくのであれば、あなたの出自を述べる必要がある」というように使います。

人だけでなく、産物にもこの言葉を使います。例えば、この物がどこでどうやって作られたのかという情報を発信することは大切です。「この野菜の出自を述べます。」ということができます。

例文②

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自分のルーツを知る権利という言葉を、時折耳にすることがあります。この意味は、自分の先祖や引き継いでいる遺伝質について自分自身が知っておきたいと考えるからです。人は、諸事情により人工授精で生まれるケースもあります。

また養子縁組をする場合もあるでしょう。その後子どもが成長した時、自分の出生について知ることができます。その場合に使える例が「私にとって、自分の出自を知ることは必要である」のようになります。

例文③

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出自は人に対してだけでなく、物についても使われます。例えば甲州という品種のぶどうは、ワイン用として生産されています。元々の原産地がわかっていないため、出所に関してさまざまな説があります。

このような時の例文は、「甲州というブドウの出自は、所説ありますが山梨県甲州市勝沼地域です。」というように食材などの産地にも使うことができます。食べ物だけでなく木材でも、「この木材の出自は流通する過程で見分けることはできません。」のように使います。

例文④

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出自は、人の出身に使うだけでなく産地を表す使い方もあります。日本は物つくりの国で、全国にいろいろな名産品があります。例えば眼鏡、有名な産地が福井県鯖江市です。眼鏡は様々なパーツが組み合わさって出来ています。

レンズの性能やフレームのフィット感など購入する際知っておきたい内容です。眼鏡の材料がどこの物か知りたい時に適した言葉です。「この眼鏡に使われている材料の出自を教えて下さい。」となります。

出自と出所の違い

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出自という言葉は、現在あまり使われなくなっています。出自とは生まれを表すこともあります。これは生まれた場所、部族とか身分という意味で使われます。似たような言葉に、出身がありますが、出自と出身に違いはあるのでしょうか。

出身とは、生まれた場所を指します。それだけでなく生まれてから今に至るまでの経歴です。使い方は、例えば「東京大学出身です」というように学歴に関することです。他にも「IT企業出身です」のように職業について伝える時も用いられます。

出自は生まれた所という意味

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出自の(出)には、限られた場所から動くという意味があります。また出自の(自)は、みずからやおのずからという意味です。生まれた所といえば命が誕生した場所を指します。生まれた所は、出生地ということになります。

役所の戸籍謄本にも記載されるという、法的な義務があります。これは自分では変えられない、家柄やそれぞれの家系という意味になります。また人だけでなく物についても、どこから発生したかという、ルーツについても使われます。

出自を使う際の注意点

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出自の読み方は(しゅつじ)です。とかく簡単に(でじ)と読んでしまいがちですが、それは間違いです。聞きなれない語句は読み方を間違えやすいので注意しましょう。

以前封建時代の名残で、出自という言葉を使うことで職業の一部が差別されたことがありました。中には就職試験の際、企業側から出自を確認するため戸籍謄本の提出を求められたケースがあったことも事実です。しかし法律の改正により、このような差別問題は解消されています。

差別の意味では使えない

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出自とは、自分の出身を意味しますが、現在は日常的に使うことが少なくなりました。改まった手紙やビジネス書類などで使われます。しかし出自を使うのをためらわれるケースもあります。

やむを得ず出産後乳児院に預け、その後養子となった時には本人を傷つけないよう配慮が必要です。また有名人が在日で外国籍の場合プライバシーのため公に出自を明かさないことが大切です。

出自の由来・歴史

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言葉とは言と端が合わさった語句です。しかし言葉は、昔からあったわけではありません。本当は重い意味を持つはずだったのに、それほど意味を考えずに軽く使われるようになっていきました。

江戸時代になると出自という言葉が使われ始めました。今日では、社会環境も複雑になり、自分の出自を知る必要に迫られることもあります。以前出自にまつわることで各国の研究者が論争を戦わせたことがあります。

由来

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由来とは、昔から存在する物事が今日までたどってきた経緯ということです。では出自はいつから使われてきた言葉でしょうか。調べてみると一部の文献には、江戸時代半ばの言葉の法則を学ぶ教科書のような書物に登場していました。

自とはもともとは、人間の鼻を表現する漢字でした。この言葉の意味は、(出)は、出る、(自)は、自らとなり、それを組み合わせて出自という語句になったことが記載されています。それで自分の出た場所とか、生まれた所と理解していました。

歴史

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出自の意味は、ただ出身ということだけでなく人類それぞれのさかのぼった先祖の系統や血族にまで派生します。例えば国王の王位や企業の役職が引き継がれていくとき、出自を調べる権利を主張されるようになりました。

1940年代から世界の国々で、文化人類学の専門家が系統や血族について、研究を始めました。その後、次第に出自の意味や、関係性の論争が広まっています。個人の家系だけでなく、人類の系統にまで話が及びました。

出自の英語表現

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出自という言葉は、英語ではどのような読み方になるのでしょうか。英語で「origin」という語句があります。「origin」の意味は、起源や原点などです。原産地は、「place of origin」、出身地を英語にすると「place of birth」と用いますが、同じ意味の慣用句です。

また「Where are you from?」あなたはどこの出身ですか?「I'm from Japan」私は日本出身です、のような使い方もあります。また別の英語表現で、日系人という意味の場合は、「descent」と言います。

出自は系統という意味

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出自とはどういうことか、その意味について調べてみました。わかりやすく言えば、出身や物の出てきた元という意味になります。SNSの広がりにより沢山の言葉が、飛び交っていますが、昔からの言い回しはどこかへ押しやられてしまいがちです。

また英語表現にも意味するポイントがありました。ただ単に自分の先祖を知るために出自という言葉を検索しがちですが、調べていくと民族の血統にまで及びます。出自という言葉は、知れば知るほど奥が深いことがわかりました。

mango117
ライター

mango117

学生時代から地元の野菜に興味を持ち、調べていくうちに野菜の魅力に取りつかれ野菜コーディネーターの資格を取りました。大好きなお酒を飲みながら日々探究している主婦です。興味深い情報を発信していきたいと思っています。

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