ぺチュニアの花言葉を覚えよう!
日本で最もポピュラーな花と言えるぺチュニア。色も種類も豊富なぺチュニアですが、その花言葉にも人気があります。色別に異なるぺチュニアの花言葉を覚えておけば、日常はもっと楽しく、親しい人にプレゼントする際にも大いに役立ちます。
しかし、ぺチュニアの花言葉にはポジティブとネガティブ両方があります。親しい人に贈る時には、花言葉の意味を知り充分理解しておかないと思わぬ誤解を招くことになりかねません。ここではぺチュニアを贈る際に注意しておくべきことについてもご紹介します。
ぺチュニアとはどんな花?
ぺチュニアはナス科の植物で原産地は南アメリカです。本来は多年草ですが、寒さに弱いため日本では一年草として扱っています。品種改良が進み花の種類や園芸品種が増え、多様な色や種類が生み出され今日に至っています。
品種改良の結果、大輪から中輪、小輪で色も赤、白、紫、黄色、青、黒、ピンクなど多彩です。それぞれ色別に花言葉も付けられています。ぺチュニアは一株で多くの花が咲くのでガーデナーにも人気の花です。
ぺチュニアの名前の由来
ぺチュニアはナス科ぺチュニア属で、属名の「Petunia」はブラジル先住民の言葉で「たばこ」の意味です。ぺチュニア属が同じナス科のタバコ属(Nicotinana)と近縁であることに由来しています。
和名では朝顔に似ているので「ツクバネアサガオ」(衝羽根朝顔)とも言われます。ツクバネとは花の形が羽根つきの羽根によく似ていることに由来しています。現在では「ぺチュニア」のほうが一般的に使われています。
ぺチュニア全般の花言葉
ぺチュニアには多様な色がありそれぞれ色別に花言葉がありますが、ぺチュニア全般の花言葉としては、「あなたといると心が和らぐ」「心の安らぎ」「心がなごむ」などです。
ぺチュニアは春から秋にかけて咲き、明るい色と可愛らしい花びらが、見ている人の気持ちをほっと和ませることからそれらの花言葉がつけられたのでしょう。親しい人に花言葉と共に贈って「あなたといると心が和らぐ」とそっと告白してみてはいかがでしょうか。
花言葉の由来
ぺチュニアの花言葉「あなたといると心が安らぐ」の由来は、属名「Petunia」と同じようにタバコにちなんでいると言われています。タバコを吸うとほっとして心が安まる人がいるように、ぺチュニアには心を和ませる何かがあるのでしょう。
ぺチュニアの色別・種類別の花言葉
ぺチュニアは品種改良の結果今では数百種の品種があると言われています。品種改良には酒造メーカーのサントリーやキリンビールも参加していることがよく知られています。
色も多彩で、赤、ピンク、青、紫、黒などがあり、大輪の花や小輪の花など多種多様です。そしてそれぞれにふさわしい花言葉がつけられています。ここではそんなぺチュニアの花言葉を色別、種類別にご紹介していきます。
赤いぺチュニア
ぺチュニアの一般的な花言葉は「心がやすらぐ」「心が和らぐ」など穏やかで平和な花言葉が付けられていますが、赤いぺチュニアの花言葉は少し異なっています。
それは「決して諦めない」という意志の強さを表す花言葉です。情熱的な赤色の凛とした美しさと芯の強さをを花言葉に託して表しているかのようです。
白いぺチュニア
白いぺチュニアの花言葉は「淡い恋」です。赤のように激しい恋心ではなく、ひそかに想いをよせる清らかな心を表しています。また、この花言葉は、白いぺチュニアを想う人に贈ることでほのかな恋心を告白していることにもなります。
白はどんな花と組み合わせてもマッチし他の花を引きたてもします。その可憐さから白いぺチュニアが花言葉「淡い恋」と呼ばれるのもふさわしいと言えます。ぺチュニアの中でも最も需要が多く愛される花と言えるでしょう。
ピンクのぺチュニア
ピンクのぺチュニアの花言葉は「自然な心」「賑わい」です。愛らしいピンク色は自然な色として親しまれ、見る人を素直な気持ちにさせ、次々と賑やかに咲きほこるピンクのぺチュニアの花は心に元気を与えてくれます。
紫のぺチュニア
紫色のぺチュニアの花言葉は「追憶」です。紫は高貴な色とされていますから、「追憶」という美しい言葉が付けられたのかもしれません。
また、薄紫のぺチュニアの花言葉は「人気者」です。小さなパラソルが楽し気に開いているかのようにひときわ目立つ色が「人気者」の花言葉の所以でしょう。
青いぺチュニア
青いぺチュニアは珍しいですが、もともとは青いカーネーションを作りだすために作られたと言われています。
花言葉は「ためらう気持ち」です。気持ちを告白するのをためらうような青色の持つ冷静さとおとなしい、内気なイメージをそれとなく表しているかのような花言葉が付けられています。
黒いぺチュニア
ぺチュニアの花言葉は穏やかでポジティブなものが多いのですが、黒のぺチュニアの花言葉は意外なものです。それは「危険な愛」といいます。
黒色がシックでクールな大人の雰囲気を感じさせることから黒のぺチュニアはその妖艶さから「危険な愛」の花言葉が与えられたのかもしれません。黒色のぺチュニア自体が珍しいと言えます。
絞り咲きのぺチュニア
絞り咲きのぺチュニアは花びらに絞り染めのような模様があり朝顔に似ています。花言葉は「邪魔者」「恋の手紙を遮断された」などです。
ぺチュニアには珍しくネガティブなものですが、この花言葉の由来ははっきりしません。絞り染めのようなくっきりした模様が、強い拒絶感を表しているのかもしれません。親しい人にプレゼントする際には適さない種類の花でしょう。
八重咲き(ピンク)のぺチュニア
八重咲きのぺチュニアの花言葉は「変化に富む」です。多種多様な花の色や大きさが「変化に富む」の花言葉を生み出したのでしょう。
八重咲のぺチュニアは花にボリュームがあり、とても豪華なのでプレゼントに喜ばれる品種です。しかし、雨や暑さに弱いので、育てる時に注意が必要です。陽の当たる風通しのよい場所を好みます。
ぺチュニアの種類
ぺチュニアには大輪や小輪、枝が垂れたり、豊かに生い茂ったり、絞り咲きや八重咲きなど多くの園芸品種があります。
主な園芸品種には、「バカラ」シリーズ、「サフィ二ア」シリーズ、「ファンタジー」シリーズ、「スーパーチュニア」シリーズ、「カリフォルニア・ガール」などがあります。ここでは「バカラ」「サフィ二ア」「スーパーチュニア」シリーズについてご紹介していきます。
「サフィニア」シリーズ
「サフィニア」は酒造会社のサントリーが品種改良して出来上がったもので、波のように次々と開花するところがサーフィンのように見えるので、ぺチュニアとサーフィンを組み合わせて「サフィニア」と名付けられたそうです。雨に強く多花性の花です。
サフィニアは小さな花がふんわりと集まったものから大輪の花まで様々で、色の種類も白、紫、ピンクなど多彩です。中には「ももいろハート」と呼ばれ、花の中にハートの形が浮かび上がる不思議で愛らしい名前の花もあります。
「咲きたての笑顔」がサフィニアを代表する花言葉です。豪華に咲き乱れるサフィニアは花色も美しく、育てやすいので初心者にも人気のある品種です。色を組み合わせて様々な色合いを作りだしたり、花壇やハンギングにしても目を楽しませてくれます。
「スーパーチュニア」シリーズ
白い花びらにピンクのラインの入ったスーパーチュニアはぺチュニアの新品種で、春から秋にかけて小花がたくさん開花します。
暑さに強く水やりだけで簡単に育つのでガーデニング初心者にもおすすめです。花にボリュームがあるので、プランターやハンギングにしても目を引くような華やかさを楽しめます。多年草なので次の季節も花開きます。
スーパーチュニアの花言葉は「あなたと一緒なら心がやすらぐ」「心がなごむ」「心のやすらぎ」です。ぺチュニアの一般的な花言葉ですが、静かにひっそりと告白するシーンなどにふさわしい花言葉とぺチュニアの種類です。
「バカラ」シリーズ
ぺニチュアの弱点は雨に弱いところだとされて言われていましたが、これを改善すべく品種改良されて生まれたのがバカラシリーズです。
花びらが肉厚で痛みにくく雨に強く花色も豊富です。日当たりがよく、風通しのよいところで育てる必要があります。種を蒔いてからほぼ70日で咲くので園芸初心者にも人気があります。庭でプランターなどで育てるとよいでしょう。
ぺチュニアの花言葉で告白する際は色に注意!
ぺチュニアの花言葉は年齢性別を問わず愛や親しい感情を告白するのにぴったりの意味を持っています。しかし、ここで注意しなければならないのはぺチュニアの「色」です。
ぺチュニア全般の花言葉は「あなたといると心が和らぐ」「心の安らぎ」などですが、中には、青色の「ためらう気持ち」や、黒色の「危険な愛」など告白するにはふさわしくない花言葉もあるからです。
大切な人にぺチュニアを贈ろうと考えている人におすすめなのは、白かピンクのぺチュニアです。白の花言葉「淡い恋」や、ピンクの「自然な心」の花言葉での告白はきっと伝わり、相手の気持ちを動かすことができるでしょう。