コンビニで両替する方法を紹介!
今すぐに細かいお金が必要になったけど、財布の中には一万円札しかない。では近くのコンビニで両替してもらおう!とコンビニに入ったはいいけど「申し訳ございません。両替はご遠慮させていただいております」なんて言われた経験はありませんか?
さて、困りました。でもどうしてもお金を崩すひつようがある。だから仕方ないので適当な商品を購入して「おつり」として、一万円札を崩すしかなった、なんてことを経験したことのある方も少なくないのではないでしょうか?
でも、コンビニの店員さんも決して、いじわるや嫌がらせで両替を断っているわけではありません。実はコンビニではレジでの両替が禁止されているのです。今回はコンビニで両替を禁止している理由や、コンビニで両替する方法を、色々とご紹介していきましょう。
コンビニで両替は可能?
実際のところ、コンビニで両替してお金を崩すというのは可能なのでしょうか?コンビニは「コンビニエンスストア」というだけあって、とても便利なお店です。そして、その利便性が一番の売りとしているお店でもあります。
なので、両替なんて簡単に出来ることなので、大丈夫と思っている方も多いのではないでしょうか。でも本当にコンビニでお金を崩すことはしてもらえるのでしょうか。ヒントは「コンビニのレジで両替してる人を見かけたことがありますか?」です。
レジでの両替は禁止のところがほとんど
全国、どこのコンビニでも原則的にレジでの両替は禁止されています。ですので細かいお金が必要になった時、お金を崩すことになった時、近くにコンビニしかない場合には適当な商品を購入するなどして、お金を崩すしかありません。
ガムやキャンディ、飲み物などの値段が安い物であっても困らないものを購入してお金を崩すひとが多いようです。では、なぜコンビニでは両替が禁止されているのでしょうか。少しでも売り上げを伸ばすためなのでしょうか?
コンビニがレジでの両替を禁止している理由
では早速、コンビニがレジでの両替を禁止している理由をご説明していきましょう。コンビニのレジでの両替が禁止されている理由は1つではなく、いくつかあります。その理由は利便性に影響してしまう理由や防犯の面など、様々な理由が存在しているようです。
それではコンビニのレジでの両替が禁止されている理由の1つ1つについて、詳しくご説明していきましょう。コンビニのレジで両替をと断られて怒っていた方も、その理由をしっかりと理解することが出来れば納得出来るのではないでしょうか。
強盗防止
コンビニのレジでの両替が禁止されている理由の1つ目は防犯上の問題である「コンビニ強盗」を防止するためです。コンビニの店員さんは、シフト制で勤務していることがほとんどで、常に2人などの少人数で品出し、発注、清掃、レジ対応などたくさんの仕事を行っています。
特に来客が少なくなる夜中などは、2人のうちの1人だけがレジや商品整理などに携わり、もう1人はバックヤードで仕事をしたりしています。そのように店内に人がほとんどいなくなる時間帯に、店員さんに両替をお願いしてレジが開いた瞬間にお金を奪おうとする事件が非常に多かったのです。
ですので、その危険性を少しでも低くするためにレジでお金を崩すことを禁止しているコンビニがほとんどとなっています。ベテランの店員さんなら、お客さんが入店してきた時点で悪い事を考えているのか、普通のお客さんなのか分かるようです。
ですが、残念ながらコンビニの店員さんというのはそのほとんどが短期間の勤務となる傾向にあり、勤務する人の入れ替わりが激しい業種でもあります。そうなると「新人」や「まだ慣れていない」という店員さんが多くなってしまいますので、ベテランの店員さんのようにはいかないのが現実です。
ですので、特に深夜や早朝などのベテランさんが勤務してなさそうな時間帯のコンビニは、強盗からすれば非常に狙いやすいということになります。そのような理由から、コンビニではレジでの両替をお断りしているのです、
偽札への両替防止
コンビニのレジでの両替が禁止されている理由の2つ目も防犯上の理由となります。前述と同じ「防犯」でも、今回は強盗ではなく「偽札」の両替を防ぐためとなっています。コンビニでの金銭の受け渡しは、スピードを速めるため機械を通さないで、人間の手で行われます。
機械にお金を通すレジであれば、偽札を入れた時に機械が偽札であることを察知して、入れたお金が戻ってきます。ですので偽札を両替することは物理的に不可能となります。ですが人間の手によって両替を行う場合は「うっかり」ということもあり、偽札の両替が出来てしまうこともあります。
こちらの問題も、ベテランの店員さんであればお札を触った時に違和感を感じたり、一瞬の間に「透かし」や「ホログラム」などを確認する技術が身についていますので、偽札の両替を事前に防げることも可能です。
ですが、先ほどもご説明した通りにコンビニの店員さんというのは学生のアルバイトが多かったり、思いの外仕事が大変だったりということから、入れ替わりが激しい傾向にあり、偽札と本物のお札の微妙な違いに気がつかないことが多いのです。
「偽札を両替する」という手口は組織犯罪であることがほとんどですので、その被害総額も非常に大きなものとなってしまいます。ですのでコンビニでは「偽札を両替する」という危険を避けるために、レジでの両替を禁止しているのです。
両替に手数料がかかる
コンビニのレジでの両替が禁止されている理由の3つ目は「両替には手数料がかかる」ということです。細かいお金だろうがお札だろうが金額は変わらないのに、どうして手数料などの余計な経費がかかるのか疑問に感じるのでないでしょうか。
ATMや銀行の両替機て両替をした場合は、必ず手数料がかかります。その手数料の金額はATMや銀行によって違ってきます。ですが、ほとんどの場合は両替を1回すると数百円という手数料がかかります。決して安いとは言えない手数料となっているのがほとんどなのです。
ATMや銀行の両替機で両替する金額が大きくなればなるほど、手数料も高額となってきます。コンビニではお釣りのために大量の硬貨が必要となります。ですので結構な金額の手数料を支払ってATMや両替機で小銭を準備しているのです。
そうして決して安いとは言えない手数料と支払って準備した硬貨を、買い物もしてくれないお客さんに「両替」というサービスを提供するのは、コンビニ側にとっては何の利益にもならないどころか、経費の無駄にもなるのです。
昔は銀行の両替機は無料で使えました。銀行の窓口やATMでも無料でお札を硬貨に両替することが出来ました。ですが今では両替するのに必ず手数料がかかりますし、それが毎日、高額となると馬鹿になりません。ですので両替だけを頼んでくる人はお断り、ということになっているのです。
両替だけで売上に繋がらない
コンビニのレジでの両替が禁止されている理由の4つ目は、「両替だけでは売り上げに繋がらない」ということです。先ほどもご説明いたしましたが、コンビニ側ではお釣りとなる硬貨を銀行の両替機や窓口などで、決して安いとは言えない手数料を支払って準備をするのです。
コンビニ側が手数料と現行に行く時間をかけて硬貨を準備するのは、どうしてでしょうか。それは自分のコンビニで商品を購入してくれたお客さんに「お釣りがない」などの迷惑をかけないようにするためなのです。
ですが、両替だけを目的として来店された場合は何も買わずに「両替」というサービスのみを使おうとしてくるのです。コンビニ側からすれば一銭も売り上げが立ちませんので、両替手数料や店員さんの手間を無駄遣いしているということになってしまいます。
コンビニで両替が可能になると、確かにコンビニの利便性は今よりも上がります。ですが、そのようなサービスはコンビニ側のメリットは何ひとつないのです。コンビニだけに限らず、商店というのは売り上げがあって成り立っているのです。ですので両替だけというのは避けたいものなのです。
他のお客様を待たせることに
コンビニのレジでの両替が禁止されている理由の5つ目は「他のお客様を待たせてしまう事になる」ということです。コンビニというのは可能な限り、少人数のシフトで仕事を回していくかということが非常に大切となっています。
コンビニやスーパーなどの接客業を経験したことがある方なら理解していただけるかもしれませんが、何故かお客さんというのは同じタイミングでレジに並びだすことが多いのです。これには店員さんは、いつも困ってしまっています。お客さんの群集心理から来るものなのでしょうか?
レジにお客さんが並んでしまった時にシフト上の理由により、1人でレジ対応をしなければいけない場合の両替は、非常に迷惑です。なぜならお店で商品を買って売り上げに貢献してくれるお客さんを待たせた状態で、売り上げに繋がらない両替のお客さんに対応しなければならないためです。
コンビニ側としては両替を許可してしまうことで、商品を購入してお金を使ってくれる大切なお客さんへの、迅速なサービスを低下させてしまうのは絶対にあってはいけないことなのです。それは資本主義の日本では当たり前の考えなのです。
ですので、コンビニで両替を断られれてしまったからと店員に暴言浴びせたりするのは人として間違えています。そのようなことは絶対にしてはいけません。両替が必要な時でコンビニしかない場合、コンビニにあるATMを使ってお金をおろすのが、誰にも迷惑をかけないやり方となります。
コンビニで両替するにはどうしたらいい?
近くにコンビニしかない場合や、銀行などが閉まってしまった時にお金を崩す時は一体どうすれば良いのでしょうか。コンビニに行って頼んだところで「お金を崩すことは出来ません」などと断られてしまうのでは、もうお金を崩すことは出来ないのではないでしょうか。
でも、レジでの両替は出来なくても、コンビニでお金を崩す方法はあります。ここでは、コンビニでお金を崩す方法を2つほどご紹介していきましょう。もちろん誰にも迷惑をかけることのないスマートな方法となっています。
1つでも商品を購入
コンビニで両替をする方法の1つ目は、そこのコンビニの商品を1つでも購入することが一番スマートな方法といえるでしょう。そしてこの両替の方法は、最低限のマナーとなっています。ガムやキャンディ、コーヒーなど安い商品であっても良いのです。
そこのコンビニの商品を1つでも購入することで、コンビニ側の売り上げは少しであっても確実に上がります。お客さんからしても、無事に両替が出来たのでということになりますので、お互いとっても良い方法となります。
両替機のあるコンビニも増えている
今は店内に両替機を導入しているコンビニも増えてきています。とはいえ、両替機を導入しているコンビニは都内でも、まだほんの一部のコンビニだけとなっているのが現状となっています。ですが両替機を導入したコンビニ店舗の売り上げなどが、これから考慮されていくのではないでしょうか。
そして両替機の導入がコンビニの売り上げに貢献しているという結果が出されれば、両替機が導入されたコンビニの店舗が少しずつ増加していくことでしょう。現在、コンビニに設置されている両替機は銀行に置かれているものと同様となっています。
その使い方も簡単なものとなっていますので、すぐにお金を崩す必要があるという場合、近くにあるコンビニで、誰にも遠慮することも迷惑をかけることもなく両替できるというのは、自分にも周りにも助かるほうほうとなるのではないでしょうか。
コンビニのATMで両替はできる?
最近ではコンビニの店内に銀行ATMが設置されている店舗が、ほとんどとなっています。基本的には提携されている銀行のキャッシュカードを使って、お金をおろしたり入金したりするものですが、そのコンビニに設置してある銀行のATMで両替は出来るのでしょうか。
一部両替でお金を崩すことが可能
最近では店内にATMが設置されているコンビニ店舗が増加してきています。恐らくある程度の広さのコンビニなどでは、ほとんどが銀行ATMが設置しあるのではないでしょうか。銀行や郵便局のATMが閉まった後などに、利用をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
そのATMと提携している金融機関のキャッシュカードを持っていれば、すぐにお金をおろすことが出来るのはもちろん、入金や送金などもコンビニで出来てしまいますので、コンビニATMの利用者数は多くなっています。そんなコンビニATMで一万円札を千円札に両替出来る事をご存知ですか。
コンビニに設置してあるATMでお金をおろす際に、一万円札ではなく千円札でおろす方法があれば、店内で何らかの商品を購入して両替をする必要がなくなってとても便利です。ATMでお金をおろす時に千円札が欲しいという場合、あえて九千円をおろすという方法を利用する方が多いのでは?
ですが一万円が必要な時に九千円おろしてから、次に千円をおろす方法ですと当たり前ですが手数料も2倍になってしまいます。そんな時に便利なのがATMの画面にある「一部両替」を利用するという方法です。「一部両替」は一万円をおろした時に千円札が10枚出てくるという、便利な機能です。
どのコンビニATMでも一部両替は可能?
コンビニの店内に設置されたコンビニATMの「一部両替」という機能で一万円札を千円札10枚の状態で、お金をおろすことが出来るとご紹介しました。では、どこのコンビニATMでも同じように「一部両替」の機能が使えるのでしょうか。
一部両替ができるのはイーネットATMだけ
実は残念ながら、どこのコンビニATMでも「一部両替」の機能が使えるわけではないのです。コンビニATMの中でも「一部両替」という機能が付いているのは現在では「イーネットATM」というATMだけとなっています。
イーネットATMを設置しているコンビニ
前述では「一部両替」の機能は「イーネットATM」というATMにしかついていないということをご紹介いたしました。では、その「イーネットATM」はどのコンビニにも設置してあるのでしょうか。
残念ながら今現在、「イーネットATM」を設置しているコンビニはファミリーマートとヤマザキデイリーのみとなっています。セブンイレブンやローソンのATMは「イーネットATM」ではありませんので、ご利用の際はご注意ください。
ちなみに「イーネットATM」にて「一部両替」の機能を使う時の手数料は、なんと無料となっております。深夜などの銀行などが閉まっている時間にお金をおろすついでに無料で両替まで出来るという、とても嬉しいシステムなのです。
一部のファミマにあるゆうちょATMでの裏ワザ
一部のファミリーマートに設置してあるゆうちょ銀行のATMでは、「イーネットATM」の「一部両替」と似ているサービスを行うことが可能です。ゆうちょ銀行のATMでの両替の裏技とは「お金をおろす時に、ATMに入力する金額」の入力方法を変えるということです。
ゆうちょ銀行のATMでお金をおろす時に、一万円札1枚ではなく千円札10枚の状態で崩しておろしたいという時は、ゆうちょ銀行のATMで「1万円」ではなく「10千円」と入力をしてみましょう。千円札が10枚に崩すことが出来ます。
更に千円札が20枚必要な時には、ゆうちょ銀行のATMで引き出す金額を入力する時に「20千円」のように入力してみましょう。千円札が20枚、用意することが出来ます。このようにとても便利なゆうちょ銀行のATMですが、どのファミリーマートにも設置してあるわけではありません。
一部のファミリーマートのみの設置となっておりますので、ファミリーマートでゆうちょ銀行のATMを利用したい時にはご注意下さい。なお「イーネットATM」の「一部両替」でお金を崩す時は、千円札を10枚までしか崩すことが出来ません。
ですがゆうちょ銀行のATMは10枚以上の千円札を引き出すことが可能です。ゆうちょ銀行のATMを利用する場合には、本来は郵便局にあるゆうちょ銀行ATMまで行かなくてはいけませんが、一部のファミリーマートには「ゆうちょ銀行ATM」が設置してあります。
ですので千円札をたくさん用意をしなければならない時には、最寄りの郵便局まで足を運んで、ゆうちょ銀行のATMを利用する方法がお得で便利です。ですがゆうちょ銀行のATMは、他の銀行のATMより閉まるのが早いところが多い傾向にあります。
郵便局が閉まっている時間帯には最寄りのファミリーマートに足を運んでみましょう。そのファミリーマートにゆうちょ銀行のATMが設置されていれば、手数料不要で千円札をたくさん用意することが可能となります。ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
コンビニでの両替はマナーを守ろう!
今回はなぜコンビニでお金を崩すなどの両替をすることが出来ないのか、コンビニのレジでの両替は断られてしまうのか、その理由をご説明してきました。またコンビニでお金を崩す方法なども併せてご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。
今や都会の真ん中でなくても、コンビニはあちこちにありますし、24時間営業しているいう便利なコンビニが多いです。駅に直結しているコンビニもあったり、様々な事がコンビニで出来るようになっていたり、コンビニは私たちの生活には欠かせないお店となっております。
だからこそたくさんの人が毎日のようにコンビニを利用しますし、とても忙しい中でコンビニを利用する人もいます。そんなコンビニで両替をしなくてはいけない時には、店員さんや他のお客さんに迷惑をかけないようにスマートな方法でお金を崩すようにしましょう。