ジニア(百日草)の花言葉を覚えよう!
花が咲く期間が長く、色の種類も花の形も豊富で花壇などでも大人気のジニア。和名では百日草と言われています。百日咲き続けるほど、長く咲くため百日草と呼ばれるようになったと言われています。
ジニアの故郷は南北アメリカ。約15種が南北アメリカに分布しています。現在はガーデニングで人気がある分、多種多様な品種があります。
そんなジニアの花言葉は花の特徴を活かした素敵な花言葉です。ジニアの花言葉を中心に、ジニアという花の名前になった由来やジニアの種類など詳しく紹介します。
ジニアとはどんな花
ジニアは注意して見ると、お庭や花壇でもよく見かける花になります。丈夫で暑さにも強く長く花を咲かせ、色とりどりの花をつけ、花の形も様々です。そんな姿は見るものを飽きさせません。
日本では百日草(ひゃくにちそう)と呼ばれ親しまれています。そんなジニアですが、いったいどんな特徴をもつ花なのでしょうか。
またジニアという花名の由来はどこからきたものなのでしょうか。大人気のジニアについて花言葉を中心に紹介します。
ジニアの特徴
ジニアの生まれ故郷は南北アメリカで、ジニアはキク科の花になります。暑い南北アメリカで生まれただけあって、日本では丁寧に手入れをしたら、5月から11月まで花が咲き続ける花になります。新しい品種も続々と出ています。
新品種が続々と出ているため、色や花びらの形もさまざま。小さな花から大輪のジニア、中輪、小輪のジニア。ポンポンのような形の花やダリアのような形のもの。
色もビビットカラーからシックな色。単色から複色まであります。草丈も高いものから地面に這うように広がって咲くものまで種類が豊富です。
初めての人でも種から育てやすく、花が咲く期間も長いので非常に人気があります。花壇でも初夏から秋口にかけて大活躍する花になっています。
花名の由来
「Zinnia(ジニア)」は属名の学名になります。このジニアという名前の由来はどこからきたものなのでしょうか。
実はヨハン・ゴットフリート・ジン(johann Gottfried Zinn/1727~1759)というドイツの植物学者を記念した名前が由来になっています。
和名の「百日草」は夏から秋にかけ100日以上のあいだ長く咲き続ける、ということで百日草(ひゃくにちそう)という名前がついたと言われています。
アメリカではジニアを「Youth and old age(若さと老年)」と呼んでいます。その由来は百日草と呼ばれていることと同様に花が咲く期間が長いにも関わらず、美しさと色合いを保ち続けるためです。
ジニアの花言葉
花が咲く期間が長く、明るく元気な印象のジニア。ジニアはどんなシーンにも合い、しかもとても育てやすいので非常に人気があります。
そんなジニアの花言葉はいったいどんなものになるのでしょうか。そして、ジニアのどんなところから花言葉は生まれてきたのでしょうか。ジニアの花言葉について詳しく紹介します。
ジニア全般の花言葉
ジニア全般の花言葉は「不在の友を思う」「注意を怠るな」のふたつになります。どちらもジニアの花が長く咲くことから、誰かを待っているように見えたり、長時間同じであるとついつい注意散漫になりやすくなる、というところを由来にして生まれた花言葉になります。
次に百日草という花名で花言葉を調べると、もう少し花言葉が出てきます。「別れた友への想い、遠い友を思う、亡き友を偲ぶ、古き良き時代、いつまでも変わらぬ心、絆、幸福」という花言葉になります。
明るい花にどこか影をしのばせる花言葉が多いのは、花がずっと咲き続ける姿が誰かをずっと待っている姿に見えることが由来になっています。
花言葉の由来
ジニアの花の咲く時期が長いことから、この二つの花言葉になったと考えられています。時間の経過とともに注意力が薄れないように、という教訓めいた意味をもつもの、会えない期間が長くなればなるほど、会えない人への思いが強くなるというもの、この二つがジニア全般の花言葉になっているのです。
西洋での花言葉
「thoughts of absent friends(不在の友を思う)」「I mourn your absence(あなたの不在を悲しむ)」という花言葉になります。やはり長く花を咲かせる姿が誰かを待つように見えることが由来です。
ジニアの色別の花言葉は?
ジニアの色別の花言葉。たくさんの品種があるぶん色別の花言葉がありそう、と思ってしまいます。しかし、残念ながらジニアの色別の花言葉はありません。ジニア、あるいは百日草全般の花言葉があるだけになっています。
日本とブラジルでのジニアの使われ方
公園や学校の花壇で、ガーデニング場面で重宝されるジニア。実はそんなジニアが日本とブラジルではまったく違う意味をもつ花として扱われてきました。いったいどのような意味をもつ花だったのでしょうか。
日本では仏花
そんなジニアは日本では仏花として活躍しました。お盆の時期に花が開花時期を迎えること、キク科の花だけあって菊の花に似ているその姿、そして「遠い友を想う」といった花言葉からも仏花として活躍してきた由来になります。
ブラジルでは幸福を招く花
ブラジルのジニアの花言葉。実は「幸福」という意味を持ちます。日本のジニアが仏花として扱われているのと正反対に「幸福」になるという不思議な組み合わせです。
日本では長く咲き続けるジニアの姿に誰かを待つ姿を想い浮かべる国民性に対し、ジニアの明るくビビットな色合い、咲き続ける生命力に幸福を思い浮かべるブラジルの国民性。その違いがジニアという花のもつ意味の違いになっているのかもしれません。
ジニアの種類
百日咲き続ける、と言われる日本では百日草という名前を持つジニア。実は園芸種として愛され、種類も多種多様。様々な特徴をもつジニアです。
色はビビットな色から複色まであり、花の形も様々。大輪から小輪、ポンポンのような形もあります。ここではジニア・リネアリス、ジニア・エレガンス、グリーン・エンビー、ジニア・プロフュージョンを紹介します。
ジニア・リネアリス
ジニアは一般的には草丈が高く、1メートル近くになるものもあります。このジニア・リネアリスは和名でホソバ百日草と呼ばれています。そんなジニア・リネアリスの特徴はこんもりと横に広がってゆくタイプで、草丈も30センチ前後にしかならないコンパクトなジニアの種類であることです。
高温を好んでくれるので、夏の間も休まずに咲いてくれて花壇や庭を楽しませてくれます。花が咲く期間も4月中旬から11月中旬と非常に長く咲いてくれます。花の色の種類も豊富で赤、白、オレンジ、黄色があります。
育てる時は種から育てることが可能です。初心者にも育てやすく発芽しやすいのがジニア。種まきからお花までじっくり楽しむことが出来ます。
ジニア・エレガンス
ジニア・エレガンスの特徴はそのこんもりとした八重の花。色も中心から徐々に濃い色へと変化しているバイカラーと呼ばれるジニア・エレガンスも登場しています。花が咲く期間も春から晩秋と長いので、初夏の花壇や秋口の花壇にも大活躍してくれます。
色の種類も豊富で、自分好みの色が選べます。草丈は大きくなると最高で80センチくらいにもなります。
グリーン・エンビー
ジニア・グリーン・エンビ—。特徴はこのライム色の花の色。アンティークな雰囲気もあります。草丈は大きなもので80センチ以上になることもあります。
花をつける時期も他のジニアたちと同様で長いです。グリーン・エンビ—は夏から秋にかけて咲いてくれます。原産地はメキシコになります。
ジニア・プロフュージョン
特徴は丈夫である、ということです。ジニアがよくかかる「うどんこ病」という病気にも非常に強いジニアになります。日本のサカタのタネという会社が世界的な花の審査会で金賞に輝いた花になります。
色あいも様々あり、ビビッドなイメージです。美しい姿ながらも手間がかからない優等生のジニアです。花が咲く時期も他のジニア同様、長く花をつけてくれます。初夏から11月ぐらいまで咲き続けて花壇や庭をいろどってくれます。
ジニアの花言葉を覚えて使ってみよう!
長く咲くその姿が誰かを待ち続けているような印象から「不在の友をおもう」または「注意を怠るな」という花言葉のジニア。とても活発で元気なイメージのジニアなので、意外におもう花言葉でもあります。
そんな花言葉を利用して、遠く離れた友達にお花をプレゼントして、遠く離れても思い続けていることを伝えるなど、ぜひ花言葉を利用して楽しんでみてください。