首のリンパマッサージで首こり・肩こりを解消しよう!
リンパマッサージは、身体に溜まった老廃物やコリをほぐし、血行を良くする働きがあります。首こりや肩こりは、血行不良によりリンパの流れが滞ったり、老廃物がきちんと流れないことで、生じることがあります。
首のリンパマッサージをすることで、首こり・肩こりが解消され、長年の肩や首のだる重い症状を緩和してみましょう。首のリンパマッサージは、続けることで効果があらわれ、首こり・肩こりから解放される場合があります。リンパの詳しいメカニズムを知って、リンパマッサージをしてみましょう。
首のリンパが滞る原因とは
肩こりがあると、肩ばかり揉んだり押したりしていませんか。肩こりは首こりが原因の事もあります。そして首コリの原因は、多様にあることがわかっています。まずは首こりの原因を探り、首こりや肩こりを、解消していくやり方を見ていきましょう。
首こりの原因にはストレス性のものも多く、過度の慢性的なハードワークからくる、自律神経のバランスの乱れなど、習慣病の可能性も考えられています。普段の生活を振り返り、肩こりや首こりになる原因は何かを、個々に考えてみましょう。
日常生活の中で、首こりや肩こりは、リンパの流れが滞る原因があります。首とその周辺には約300ものリンパ節があり、肩こりや顔のむくみは、首やその周りのリンパを流すことが重要です。リンパが滞る原因を、自分の身体に当てはめて見ていきましょう。
姿勢が悪い
毎日の暮らしの中で、同じ姿勢をずっととっていると、身体が固まり血行不良になります。ずっと座りっぱなしや、立ちっぱなしでも、身体の老廃物が溜まり、むくみやすくなったり、カチカチに凝ってしまいます。
姿勢の悪さも、背中の肩甲骨や肩回りに、血行不良を起こす原因を作ります。リンパの流れが悪くなると、体内の老廃物や余分な水分を、体外へと排出できなくなってしまいます。また、免疫力の低下にもつながる為、姿勢良く保ち、首のリンパを効果的に流しましょう。
目の疲れ
首のリンパが滞る原因に、目の疲れがあります。目の疲れや眼精疲労から、頭痛・肩こり・首こり・吐き気などを引き起こします。うなじや首の後ろが痛くなる原因が、首こりとなってその首こりで、耳鳴りがしたり、腕がしびれる原因に繋がっていきます。
パソコンやスマホも目の疲れや、眼精疲労を引き起こすので、改善していかなければなりません。パソコンやスマホによる首こりは、後頭下筋群(こうとうかきんぐん)という、頭がい骨と首の骨を繋ぐ筋肉が凝り固まり、首の動きを悪くして、張りや痛みを引き起こします。
運動不足
首のリンパは運動不足によっても滞ってしまいます。運動不足は身体の代謝を下げ、慢性疲労を引き起こします。適度な運動は血行を良くし、体内循環を効果的に活発化させます。さらに運動不足は、身体のゆがみを作る原因になります。
同じ手でずっと荷物を持っていたり、カバンを片方の肩に長年かけていると、左右の肩の位置がずれ、身体の歪みを引き起こします。こういった歪みはバランス良い運動をすることで、改善されていきます。意識をすることで運動不足の解消をし、首のリンパの滞り解消に繋げてみましょう。
首のリンパマッサージの効果
首こりや肩こりの原因がわかったところで、ここからは、首こり解消のリンパマッサージの効果を見ていきましょう。首こりの自己診断は、顎をあげゆっくり上を向きましょう。左下方向に回しながら頭を移動させます。顎を引いて真下を向き、右上方向に頭を回します。
次に反対方向にゆっくりと回してみましょう。この時に違和感がある場合、首こりの可能性があります。違和感のある場所を軽くさすり、リンパの流れを確認してみましょう。違和感のある部分のリンパが滞っているかもしれません。
むくみ・たるみを解消
首のリンパマッサージは、顔やあごのむくみ・たるみを解消するのに効果的です。身体の余分な水分や、老廃物を排出する役割のリンパは、働きが悪くなると身体に留まります。それがむくみやたるみとなり、それに伴う血行不良は、くすみの原因になります。
首のリンパマッサージをすることで、リンパの流れを促進させます。首周辺はリンパが集中していて、このあたりが滞ると全身のリンパの流れが悪くなり、身体全体の不調に繋がります。毎日のリンパマッサージで、むくみやたるみが改善されると、美容にも効果があります。
肌の調子を整える
リンパマッサージの効果は、肌の調子を整えて、美肌作りにも欠かせません。リンパがきちんと流れていると、皮膚の細胞の活性化を助け、ハリを与えシミができにくくなります。逆にリンパが滞ると肌にハリがなくなり、くすみも生じてきます。
首のリンパマッサージで得られる効果は、肌のアンチエイジングにも繋がります。入浴中、湯船に入っている時は代謝が上がっているので、リンパマッサージをすると、肌の代謝も上がり、効果的とされています。入浴後もリンパマッサージをする効果的なやり方です。
姿勢が良くなる
首のリンパマッサージをすると、リンパの流れを良くし、老廃物を血液を流す道が改善され、姿勢を良くする効果があります。姿勢が良くなることで、リンパや血液の循環が良くなるという相乗効果が生れます。どちらが崩れても肩こりや首こりの元を作ってしまいます。
姿勢が良くなることで、鎖骨周辺のリンパの巡りの改善に繋がり、胸のリンパ、脇のリンパへと繋がっていきます。姿勢が良くなることで、肩甲骨や背中から腰にかけての血行改善へとさらに繋がっていきます。リンパマッサージで巡りを良くすると、身体全体の代謝をあげ、免疫力を向上させます。
首こり・肩こりの解消
首のリンパマッサージは、首こりや肩こりの解消に効果があります。日々の暮らしの生活習慣で、筋肉が固まってリンパの流れや血液・老廃物が滞り、首こりや肩こりになってしまいます。肩こりは慢性的になってしまうと、首の付け根から肩にかけて、岩があるかのようにカチカチになっていきます。
自覚症状があっても、なかなか改善できず、首から肩・背中・腰と広範囲に痛みが広がり悪循環になります。首のリンパマッサージを無理なく続け、首こりや肩こりを緩和することをおすすめします。そして、首の付け根のリンパマッサージも効果的です。
首のリンパマッサージの効果的なやり方
首の周辺にはたくさんリンパ節があり、やみくもにマッサージをしても、効果的な方法ではありません。リンパの流れを、効果的に循環させるやり方を覚えて、顔のむくみ・たるみの改善や、首こり・肩こりの改善を始めてみましょう。肌の調子も整い、吹き出物の改善効果も期待できます。
リンパマッサージの効果的なやり方は、まず全体の流れから始めましょう。首のリンパマッサージをセルフケアすることで、全体のバランスが整ってきます。毎日少しづづ正確なやり方で、継続することが大切です。首や肩に違和感がある部分は、リンパマッサージを流す時に、ゆっくり流しましょう。
マッサージの主な流れ
首のリンパマッサージの流れは、耳周りから側頭部を通りながら首下へ流し、鎖骨を外から中へ流し、そのまま流れるような指使いで、鎖骨の下を外側に流していきます。顎下からフェイスラインを通り耳下へ流し、側頭部を通って同じラインで鎖骨へ流します。鎖骨下から脇下へ流していきます。
首のリンパマッサージは、鎖骨へ流しさらに脇へ流し、繋げていきましょう。そして首の後ろの後頚リンパから首の付け根へ流し、肩甲骨から後ろ側の脇へ流していきます。首のリンパから、デコルテラインへ流す、リンパマッサージのやり方もあります。
マッサージの手順
それでは実際にマッサージの手順を行ってみましょう。耳周りを優しくほぐします。鎖骨のくぼみを軽く押し、リンパの流れを誘導します。側頭部の耳の付けねから首の付けねへ優しく流し、人差し指と中指で鎖骨を外から内側へ流します。鎖骨の下を通り人差し指から薬指を使い脇のリンパを流します。
次に顎からフェイスラインを通り、耳下へ指を動かします。耳下から鎖骨の外から内へ→鎖骨下脇のリンパへ、これを左右5回程繰り返します。首の付けねのリンパマッサージは、右手で左の首の付け根の、後ろから前になでおろし、左手で右の首の付け根の、後ろから前になでるように流します。
首の後ろのリンパマッサージ
首の後ろのリンパマッサージは、右手は左首・肩を左手は右首・肩をマッサージします。やり方は、右手の指4本を使い左の首の後ろの付け根から、左肩に向かってマッサージします。撫でる様に5回流していきましょう。次に左手で同じように、右の首の後ろの付け根から右肩に向かって5回行います。
そこから後ろ両脇のリンパへ流して、リンパの流れがスムーズにいくようにしましょう。首のリンパマッサージは、首から肩、肩から脇に流すことで、老廃物や余分な水分を排出するための道筋を作ります。老廃物は両脇に流すことで、最後は尿から体外へ排出されます。
首のリンパマッサージをする際の注意点
首のリンパマッサージをする際には、注意をしなければならないことがあります。その具体的な注意点について説明していきましょう。リンパ節は首の周辺に多数あるので、リンパを流していく上での注意点となります。
冷房による冷えもリンパの流れを悪くします。身体の冷えすぎや、首を冷やさない様にする事も注意点の一つです。改善するには、冷房時に首にスカーフを巻く方法などがあります。それではここから、首のリンパマッサージをする上での注意点を、見ていきましょう。
優しくなでるようにする
リンパマッサージのやり方の注意点一つ目は、力の入れ加減です。リンパ管やリンパ節は皮膚のすぐ下にあり、薄くてデリケートです。力を入れすぎたリンパマッサージは、かえってリンパの流れを滞らせることになります。なでる様に皮膚に指を滑らせて、首のリンパマッサージをしましょう。
また、肌が柔らかい状態だと、優しくなでる様にリンパマッサージを効果的できるので、お風呂上りなどがおすすめです。指の使い方としては、親指をのぞく人差し指から、小指の4本をソフトなタッチで、リンパマッサージをしてみましょう。
マッサージオイルやクリームをつけると◎
リンパマッサージのやり方での注意点で、皮膚の摩擦を少なくマッサージします。マッサージオイルやクリームなどを使い、優しく滑らせるような流し方で、リンパマッサージをしましょう。オイルの種類でおすすめは、刺激の少ないナチュラル成分配合のものや、ベビーオイルも良いでしょう。
リンパマッサージを効果的にする、リンパマッサージ専用のオイルもあり、ボディー用やフェイス用等を使うやり方もあります。又、特別なものでなく、普段使っているクリームでも、リンパマッサージに使用できます。
一方方行にマッサージ
首のリンパマッサージをする上での注意点二つ目は、マッサージは一方方向で流していきましょう。リンパや血管は一定方向に流れています。その流れに逆らうことなく同じ流れに沿ってリンパマッサージをしましょう。
流れに逆らい逆方向に流すと、老廃物や水分などが溜まってしまい、悪循環が引き起ってしまいます。リンパマッサージは正しい流れから、老廃物や余分な水分が尿から排出されます。
体調が悪い時はやらない
首のリンパマッサージのやり方で、注意点三つめは、リンパマッサージは体調が悪い時にはやらないという事です。その理由は、症状によってはリンパマッサージをすることで、悪化するケースがあります。頭痛などは、リンパマッサージによって、血液の循環があがってしまい、危険を伴います。
元気であっても飲酒後や、食事の後にすぐマッサージをすることは避けましょう。リンパマッサージによって、気持ちが悪くなるケースもあり、体調の変化には注意しましょう。そしてこうした注意点を、正しく覚えておきましょう。
首のリンパマッサージを試してみよう!
首のリンパマッサージで、首こり・肩こりが改善され、肌の調子が整います。さらに、むくみやたるみをスッキリさせる効果もあります。リンパマッサージの効果的なやり方は、オイルやクリームを使い、一方方向に優しくなでるような指使いで、毎日す少しづづ続けてみましょう。
注意点は体調不良の時はやらないことです。セルフリンパマッサージを無理なく行い、快適に過ごせるよう役に立ててみましょう。リンパマッサージが正しく行われていると、一時的に尿の量が増えたり、色が濃かったり、臭いがある場合もあります。それは老廃物などが正しく排出されたことです。
体調の変化を良く確かめながら、無理なく首のセルフリンパマッサージをして、健康な身体を維持し、首こり肩こりから解放されましょう。フェイスラインがスッキリし、さらに鎖骨美人になるかもしれません。楽しんで首のリンパマッサージをやってみましょう。