セミロングの長さがよくわからない!
美容室でヘアスタイルをオーダーするときには、全体の髪の長さから決めることもあります。そんなとき「セミロング」ってどのくらい?と迷ってしまうことがあります。美容師さんに、自分の思い通りのヘアスタイルの長さを伝えられるようにしましょう。
「セミロング」のヘアスタイルの特徴は、アレンジしやすい女性らしい長さが人気です。暑い時期には、アップにしたりまとめ髪のアレンジができたり、ストレートでもパーマをかけても全身バランスもとりやすい、おすすめの長さです。
そんな「セミロングヘアスタイル」に近いヘアスタイルの長さにロングとミディアムがあります。この2つのヘアスタイルの長さとの違いや「セミロング」におすすめのヘアスタイルとアレンジ方法も一緒にご紹介します。
セミロングの長さはどのくらい?
ヘアスタイルの長さは、大きく3つに分けると髪の短い順番で「ショート」「ミディアム」「ロング」です。さらに分けると「ベリーショート」「ショート」「ミディアム」「セミロング」「ロング」になります。ですから「セミロング」は「ミディアム」と「ロング」の間の長さということです。
そして、どのくらいの長さ?からいえば「セミロング」は、鎖骨の下から胸の上までが目安の長さです。また「セミロング」はストレートヘアのように全体の髪が同じ長さと、レイヤーカットの毛先の少ないヘアスタイルでは印象が違いますが、一番長い髪の先端の長さで判断します。
鎖骨の下あたりから胸の上
「セミロング」の長さは、ヘアスタイルの中では、ロングに近い長さで、ロングヘアと印象付けられることもあります。それはその方の身長や首の長さによるものです。首が長いと胸の上までも長くなります。そして低身長の方では、全身のバランスで「セミロング」でもロングな印象を受けるからです。
ですから、その方の身長や全体のバランスから、判断されてしまうこともありますが「セミロング」はどのくらい?という長さでいえば、その方の鎖骨の下から胸の上ということで覚えておきましょう。
ちなみにロングは「セミロング」の次に長いヘアスタイルで胸から下の長さになります。そして腰までの長さになるとスーパーロングという呼び方をする場合もあります。
女性と男性では長さの基準が違う
男性の方でも床屋ではなく、美容室に行かれる方もいます。そんな時のヘアスタイルの長さの基準は、女性と男性とでは違いがあります。男性でも肩位の長さのヘアスタイルにすることもありますが、肩位の長さは、女性ではミディアムの長さでオーダーしますが男性では、ロングヘアの扱いになります。
男性の場合、長いヘアスタイルでも鎖骨までが主流で、顎から下の長さのヘアスタイルはロングヘアのくくりで扱います。また男性でもボブスタイルやレイヤーカット・ウルフカットなど、女性のヘアスタイルと同じカット方法はあります。
そして男性では、首に近い部分のカットで、透いたり、刈り上げたりするときに、美容師さんから襟足の長さを、どのくらいにしますか?という相談があります。
セミロングとミディアムの長さの違い
「セミロング」に近いヘアスタイルに「ミディアム」があります。暑い時期になると髪を短くしたくなることもあります。「ロング」や「セミロング」にしていたけれど、少し軽いヘアスタイルで涼し気にしたい気分になるときもあります。
そんなときに「ミディアム」スタイルも気になります。そして「セミロング」と「ミディアム」の長さや印象は、違いが少ないのでどちらに分類されるの?と思われている方も多いでしょう。「セミロング」と「ミディアム」の違いは、どのくらいかを見てみましょう。
ミディアムの長さ
「ミディアム」の長さは、肩から鎖骨までの長さです。そして「セミロング」は鎖骨から胸の上までの長さですから「ミディアムヘア」が少し伸びれば「セミロング」と呼ばれるのです。またストレートスタイルとパーマスタイルでは、少し印象も違います。
パーマをかければ、髪の毛は短くなりますからカットするときの長さは、どのくらいのパーマで仕上がりの長さをどうするかを、カットの段階で決めておかないと「セミロング」のつもりだったのに「ミディアム」になってしまうこともあるので注意してください。
そして普段「ロング」や「セミロング」スタイルが多い方でも、抵抗が少なく軽やかに見せるヘアスタイルが「ミディアム」です。髪の重量は意外とあるので、「セミロング」から「ミディアム」でも髪が軽くなったという実感もあります。
そして「ミディアム」の肩までの長さでは、毛先が肩に当たってしまい、内巻きにしたのに肩に沿って外はねになってしまうこともあります。また毛先の量が多いと、しっかりした髪質では、広がりやすくなることもあります。
ですから「ミディアム」の長さでは、全体のヘアスタイルと毛先のまとまりや動きを、美容師さんと相談しながら決めることを、おすすめします。
ロングの長さは?
「セミロング」の次に長いヘアスタイルの「ロングヘア」は、どのくらいの長さでしょう。「ロング」は胸から下の長さが目安になります。ヘアケアの行き届いたロングヘアも素敵です。ロングヘアにしていることが多い方は、気分転換で「ミディアム」したところ印象が違って見えることが多いようです。
「セミロング」と「ロング」の違いは、ロングのほうが髪の毛の存在感がありゴージャスな感じや、華やかな印象を受けます。また、まとめ髪やお団子スタイルでも髪の毛のボリュームがあります。
セミロングの長さの髪の魅力
「セミロング」の長さが、どのくらいか分かりましたか?「セミロング」の長さはヘアスタイルの中では、アレンジが豊富なことで人気のあるスタイルです。そしてカットの仕方や、髪色の選択でいろいろなスタイルを楽しむことができるのも人気です。
そしてストレートスタイルでは「セミロング」位の長さがあると「ミディアムスタイル」よりも髪の重さで、自然にストレートになりやすいこともあります。また、その他の「セミロング」の魅力も見てみましょう。
ふわふわパーマでも重たくない
「セミロング」には、パーマをかけても重くならない魅力があります。ヘアスタイルでは頬から肩までのボリュームが出過ぎると頭や顔が大きく見えてしまい、全身バランスも良く見えません。しかし「セミロング」でしたら肩から下にパーマーを掛けることができます。
またレイヤーを入れても、長さがあるので自然に先細りの軽やかなフォルムにすることができます。そして、髪にある程度の長さがあると、大きなウエーブやフワッとさせるパーマーでも重たい印象にはなりません。
バランスの良いストレートヘアに
「セミロング」はストレートヘアの長さにも向いています。ストレートヘアは、髪の美しさを問われるスタイルですが「セミロング」ならヘアケアもしやすい長さです。ロングの長さになると毛先のパサパサ感を防ぐヘアケアも大変になってきます。
また「セミロング」の次に短いミディアムでは、肩に毛先が当たってしまい、毛先がまとまりにくい場合もあります。その点「セミロング」では肩の下の長さですからまとまりやすくなります。また髪の重みでも自然にストレートを維持してくれます。
女性らしさを演出できる
ヘアスタイルや髪の長さは、その方の性格や服装、顔のイメージや顔の輪郭と総合して、似合っていると思わせるパーツです。そして「セミロング」の長さは、アレンジが豊富で女性ならではのヘアスタイルと感じられます。
ストレートでもワンカールパーマでもウエーブパーマでも、女性らしい雰囲気と、かわいい印象や大人っぽい印象を持たれる方が多いようです。そして女性らしい服装に良く似合うのが「セミロングヘアスタイル」です。
アレンジの幅が広い
「セミロング」の長さは、アレンジの幅が広いことも人気です。「セミロング」の長さがあると、編み込みやくるりんぱなどで立体的なアレンジもできます。また編み込みや三つ編みスタイルでも「セミロング」の長さはバランス良くまとまります。
ヘアスタイルは、下げたスタイル以外にも服装や気温、そして湿度の高い時期に、下げたスタイルがまとまらない髪質の方は、まとめ髪やアップスタイルにすることを想定したヘアスタイルにするのもおすすめです。
またアレンジの幅が広いと、服装やTPOに合わせたヘアスタイルを楽しむことができます。では「セミロング」では、どんなアレンジが楽しめるでしょう。
セミロングのおすすめアレンジ
「セミロング」では、暑い時期や雨降りの日や湿度の高い時期には、髪の毛がうっとおしいと感じたり、広がってボリュームが出てしまうのが嫌だという方もいます。そんな方でもまとめ髪やアップスタイルなどのアレンジができるのが「セミロング」の魅力です。
一つに束ねただけでも、それなりに雰囲気が感じられるのは「セミロング」以上のヘアスタイルです。そして編み込みや三つ編みがでバランスがとりやすいのも「セミロング」です。おしゃれを楽しみたい方は「セミロング」でヘアスタイルのアレンジも覚えて、さらにおしゃれさんになってください。
お団子
お団子スタイルは、何気におしゃれなヘアスタイルとして人気があります。そんなお団子スタイルは、お団子の位置の違いで雰囲気が変わるのも楽しみたいヘアスタイルです。高い位置でのポニーテールからのお団子は、セミロング以上の長さでないとまとめにくいでしょう。
お団子高め
高い位置でのお団子スタイルも、背丈が高く見えたり、首回りがスッキリして後れ毛のアレンジが楽しめるアレンジです。高い位置でのお団子の作り方の一例は、高い位置でポニーテールのように太いゴムで縛ったら、頭部の髪を引き出し二つに分けた髪をロープ編にして根本に巻き付けてピンで留めます。
さらに、かわいい印象のおすすめアレンジは、後れ毛やフェイス周りの髪をコテで、フワッとさせるルーズスタイルです。毛先がばらつく場合は毛先だけにワックスを少しつけてください。
お団子低め
低い位置でのお団子スタイルは、落ち着いた雰囲気にできます。お団子ヘアの作り方の一例としては、まとめた髪をゴムで縛るときに最後の髪を、折ってお団子の芯にするようにゴムで縛り、芯へ巻き付け毛先を縛ったゴムへ入れ込む方法があります。また毛先はピンで留めてもよいです。
ハーフアップ
ハーフアップは、後ろ髪は残しながらサイドの髪を、束ねるスタイルです。束ね方にもいろいろアレンジすることができます。束ねた髪をお団子にしたり、ねじりながらまとめたり三つ編みや編み込みをしてまとめることもできます。
ハーフアップは後ろ髪は下げた状態でも、サイドやフェイスラインの髪をアップするので、暑い時期にはフェイス周りがスッキリと見え涼しくなります。またバレッタやピンやクリップなどのヘアアクセサリーを楽しむこともできます。
下げたヘアスタイルよりも、髪の毛の動きや流れを楽しむことができ、ヘアアクセサリで華やかな演出もできるので、おしゃれをしたいときにヘアも、一工夫するアレンジとしておすすめのヘアスタイルです。
三つ編み
三つ編みはハーフアップのアクセントに使うこともできます。そしてアップスタイルでも三つ編みで髪をまとめてからのアレンジにも使えます。もちろん三つ編みの、おさげスタイルもあります。三つ編みは「セミロング」ほどの長さがあってことデザインが楽しめるヘアスタイルです。
人気の三つ編みのアレンジヘアは、三つ編みをした後髪の毛を引き出したルーズ三つ編みです。ゆるフワに仕上げてさらにくるりんぱをするアレンジも人気です。
ツインテールの三つ編み
「セミロング」の長さでは、ツインテールの三つ編みも楽しめます。帽子をかぶってお出かけの時に、おすすめのヘアスタイルです。「セミロング」の髪の動きは女性らしくて素敵ですが、暑い時期には、首回りがうっとおしいときもあります。こんなのまとめ髪に三つ編みが便利です。
帽子をかぶるときには、頭回りにボリュームがあると帽子が上手にかぶることができませんが、三つ編みなら大丈夫です。
編み込み
頭部からのアレンジには、編み込みをする方法があります。全体を編み込から三つ編みで毛先まで編んだり、部分的に編み込みをする方法もあります。また編み込みでは、実際の髪の長さより短くなります。ですから「セミロング」は丁度良い長さに仕上げられます。
編み込みにもアレンジの仕方がいろいろあります。編み込んだ髪の間にヘアアクセサリを付けたり、リボンや紐・スカーフでアクセントを付けたりする方法もあります。そのヘアアクセサリーの選び方で印象の違いも演出できます。
ゆるフワまとめスタイル
「セミロング」の長さでは、まとめて毛先を自分の思い通りにセットするだけでも、おしゃれな束ね髪にできますが、上から順番に、くるりんぱ→編み込み→お団子という組み合わせのデザインアレンジも、おすすめです。
ゴムだけ用意すれば、意外と手軽にできます。最後にワックスでところどころ整えてみてください。手軽にできますが髪に動きがつくので、おしゃれアレンジに見えます。
アップスタイル
編み込みや三つ編みからアップスタイルにまとめやすいのが「セミロング」の髪の長さです。ロングではボリュームが出過ぎることがありますが、「セミロング」の長さでは、ほどよいボリュームで、毛先を内側に入れたり、外へ出すアレンジもできます。
ですから、パーティーやドレスや着物を着た時のヘアスタイルも「セミロング」の長さでは、落ち着いたアップからゴージャスなヘアスタイルに対応できます。
セミロングはアレンジしやすい女性らしい長さ
「セミロング」の長さがどのくらいか分かりましたか?「セミロング」は、ストレートでもパーマヘアでも全身バランスが取れて、女性らしいスタイルに仕上げることができます。またヘアスタイルは、気分や季節、服装、TPOなどでアレンジできるのも、おすすめです。
おしゃれに見せるにはトータルバランスが重要です。そのトータルバランスの中で、ヘアスタイルはポイントとなる部分です。「セミロング」で、おしゃれを楽しみましょう。