スタ爆されたらどうしたらいいの?
「スタ爆」といった言葉を知っていますか。最近、若者を中心によく使われるLINE用語です。LINEは日常生活だけでなくビジネスシーンにも浸透しています。
それだけにLINE用語については、その意味を正しく把握しておきたいものです。とりわけ「スタ爆」は迷惑行為とされており、やる人の心理や対処法を理解しておくことはとても大切です。そこで「スタ爆」の意味や心理や迷惑な時の対処法を紹介します。
スタ爆の意味とは
「スタ爆」とはLINEスタンプを連続で送ることを意味します。単に連続で送るだけでなく50、100など尋常でない回数が送られてくるので迷惑行為だといえるでしょう。
日常生活ではあまり使われる言葉ではありません。しかし、LINEが多くの人に浸透している現状を考えると、その意味を正確に理解しておくことが大切です。ここでは「スタ爆」の意味について深掘りします。
LINE用語
「スタ爆」は若者を中心によく使われているLINE用語です。LINE用語とは、その名のとおりLINEで使われる用語を意味します。「スタ爆」のほかには、LINEで友だちを「ブロック」することを意味する「ブロッコリー」や「既読スルー」を意味する「既読ぶっち」などが有名です。
「スタ爆」はLINEの機能の一つである「スタンプ」を連続して送ることを意味します。スタンプを送ること自体に問題はありませんが、問題はその回数です。「スタ爆」では50、100と大量のスタンプが送られてくるので迷惑行為となるのです。
元ネタは特にない
「スタ爆」とは「スタンプ爆弾」を略したものですが、深い元ネタはありません。敢えて元ネタを探るなら、スタンプがズラリと並んだ様子が爆弾に似ていることが元ネタだといえます。
「スタ爆」をされた側からすると、いきなり未読が50、100となるので唖然とします。元ネタはないといえ、「スタ爆」されると爆弾を落とされたほどの衝撃があることから、状況をよく表すLINE用語だといえるでしょう。
スタ連ともいう
「スタ爆」は同じLINE用語で「スタ連」とも呼ばれています。「スタ連」も元ネタは「スタンプ連続」です。「スタ爆」と同様にスタンプを連続して送ることを意味しますが、その違いには諸説あります。
「スタ爆」と「スタ連」の違いは、単純にスタンプ数が多いのが「スタ爆」です。また、同じスタンプを連続するのが「スタ連」で、様々なスタンプを連続して送信するのが「スタ爆」だとされています。ただし、厳密に「スタ連」と「スタ爆」の違いを示す元ネタはないのが現状です。
スタ爆する人の心理
スタ爆はLINEの遊びの中では迷惑行為とされています。しかし、迷惑行為だといった認識がないままスタ爆をしている人も少なくありません。
こういった人々は、スタ爆に対する罪悪感が全くないので、手に負えない存在だといえるでしょう。そのため、スタ爆行為がエスカレートする一方です。そこでスタ爆を頻繁にする人の心理について紹介します。
遊び
スタ爆をする人の心理に「単なる遊び」があります。特に意味もなく悪ふざけでスタンプを連打するといったものです。スタ爆をされた人からすれば、突然大量のスタンプが送られれてくれば困惑します。
その理由が単なる遊び・悪ふざけだとすれば、怒ってしまう人も少なくありません。もちろん、LINEに遊び心は必要です。ただし、相手の迷惑にならないよう最低限のマナーは守るべきです。単なる遊び・悪ふざけのスタ爆は避けるべきでしょう。
気付いてほしい・起きて欲しい
スタ爆をやってしまう心理の一つに「気付いてほしい」「起きてほしい」があります。退屈な時や一人で寂しい時、スタ爆をして相手がどんな反応をするのか楽しみにしているのです。
恋人同士や親友であれば、ある程度のかまってちゃんも許してくれるでしょう。しかし、相手が仕事中に故意にスタ爆するのは考えものです。かまってほしくとも、相手の立場を考えてスタ爆しないと、ひんしゅくを買うことになります。
スタンプを使いたい
スタンプを使いたいがためにスタ爆をする人も少なくありません。LINEでは毎日のように新作スタンプがリリースされているのが現状です。新しく手に入れたスタンプやお気に入りのスタンプはいくらでも使いたくなります。
つまりスタ爆をする人には、親しい友人や恋人にスタンプを見てほしいといった、心理が働くのです。ただし、受け取った相手からすると迷惑な行為なので、節度をもってスタンプは送信することが大切だといえるでしょう。
スタ爆されるのが迷惑な場合
スタ爆はLINEスタンプを連続して送る行為ですが、深い意味をもって行われるものではないのが現状です。送る側からすれば悪ふざけのつもりでも、送られた側からすると迷惑であることも少なくありません。
もちろんスタ爆を「面白い」「シャレが効いている」と思ってもらえる場合もありますが、ケースバイケースだといえます。そこで、スタ爆されるのが迷惑な場合の対処法について解説します。
やめてほしいと伝える
スタ爆されて迷惑な場合はハッキリと「やめてほしい」と伝えましょう。平気でスタ爆をする人の多くは、迷惑行為だとは思っていません。言い換えれば空気が読めない、相手に対する配慮ができないともいえるでしょう。
したがって、回りくどい言い回しでは、迷惑であることが伝わらない恐れもあります。せっかくやめてほしいことを伝えてもスタ爆が続けば意味がありません。スタ爆が迷惑だと感じたら、単刀直入に「迷惑なのでやめてよ!」とハッキリ伝えることが大切です。
ブロックする
「やめてほしい」と伝えても伝わらない場合、ブロックするのもスタ爆の対処法です。ただしブロックすれば、相手からのLINEを全てブロックすることとなることを忘れてはなりません。相手からすれば、突然LINEがブロックされたことにショックを受けることもあります。
したがって、LINEをブロックする場合には、相手との交流そのものをブロックせざるを得ない場合に限るのが賢明です。また、いきなりLINEブロックするのではなく、「やめてほしい」と意思表示してもスタ爆が続く場合に限りましょう。
非表示にする
LINEでブロックしたくない場合は「非表示」が最適なスタ爆の対策です。LINEで非表示を選択すると、相手を友達リストから消すことができます。この場合、相手に日表示したことは通知されませんが、LINEの送受信を行うことも可能です。
例えば、相手からのメッセージは1対1トークに届きますし、こちらから相手にメッセージを送ることもできるといった具合です。スタ爆を「やめてほしい」と伝えても伝わらないが、ブロックはしたくない場合に有効な対処法だといえるでしょう。
スタ爆を使った遊びなど
一般的にスタ爆は迷惑行為だと認識されていますが、仲間内では面白い遊びとして楽しまれています。つまり、スタ爆も使い方や考えようによっては、LINE上でのコミュニケーションアイテムとして成り立つといえるでしょう。
もちろん、スタ爆する側とされる側が「遊び」であることを了知していることが前提です。いきなりス爆遊びだといっても受け入れられません。そこでスタ爆を使った遊びなどについて紹介します。
スタ爆大会
10代の若者たちの間で流行しているのが「スタ爆大会」と呼ばれる遊びです。親しい仲間内でスタ爆をし合って、通知の上限を競うのが基本的なルールとなります。
友達からLINEスタンプをもらうと、そのトークに赤い数字のバッヂが表示される仕組みを利用したものです。その表示をもって「+999になった」「1000いった」など、バッヂの数字が増えることを楽しんでいます。親しい仲間内でスタ爆すること自体が遊びになっているので、迷惑行為にはならないのです。
モーニングコール
スタ爆をモーニングコール代わりに使う人もいます。LINEを利用する人の多くはプッシュ通知はオンのままです。したがって、スタ爆されると通知音が連続でなり続けることになります。
この機能を利用して、相手に起きてほしいときや気付いてもらいたいときにスタ爆を利用するのです。シャレの効いたスタンプであれば、モーニングコールよりも遊び心を発揮できるので、仲間内ではちょっとした遊びとして楽しめるといえるでしょう。
スタ爆は迷惑になる可能性も考えて行おう
スタ爆はスタ連と呼ばれるLINE用語の一つですが元ネタはありません。LINEスタンプを連続して送信する行為ですが、プッシュ音が鳴り続けたり未読数が大量となるので、迷惑行為として受け取られるのが一般的です。
その一方では「スタ爆大会」といった遊びやモーニングコールに用いられることもあります。スタ爆する人には悪意はなく、遊びや気付いてほしいといった心理によることが大半です。したがって、スタ爆は迷惑になる可能性も考えて、親しい仲間内で楽しむのがマナーだといえるでしょう。