自転車スタンドを自作したい方必見!
自転車スタンドの購入を考えた時、スペース的な問題や自転車の大きさで断念したことはありませんか?好みのものが見つかりにくいと思った時、自転車スタンドをDIYすることをおすすめします。
自作で自転車スタンドを作ると、お持ちの自転車に合わせることができますし、好みのデザインで自作することができます。そこで、今回は、自転車スタンドのDIY方法をご紹介します。
自作の自転車スタンドのメリット
自転車スタンドを自作でDIYすることは、いくつかのメリットがあります。おしゃれに自転車を止めることもできますし、材料によっては100均で販売しているもので、リーズナブルな価格で簡単に作ることができます。
そこで、自転車スタンドを自作するメリットをご紹介します。「やってみよう」と、創作意欲が湧いてきたのであれば幸いです。
簡単にできる
自作の自転車スタンドを作るとなると、木材を切ってから塗装をし、ビス止めをするなど、手間と時間がかかるものだと思いますか?木製の自転車スタンドは簡単に作ることができます。
100均の木材を使うと、大きさによっては、そのまま使うことができます。シンプルなデザインの自転車スタンドだと、組み立てて釘打ちするだけで簡単にできます。
費用が安い
自作の木製自転車スタンドは、使う材料や形によって費用が安くなることがあります。簡単なスタンドで費用を安く済ませるのであれば、100均の材料で作ることもできます。
普段からDIYをされる方ですと、前にDIYした時の端材の残りや中古材木を使い、費用を安くしている方もいます。工夫次第で費用が安く上がるので、簡単な木製自転車スタンドに挑戦してみてはいかがでしょうか。
おしゃれに自転車を停められる
木製自転車スタンドを自作するメリットは、『おしゃれに自転車を止められる』ことです。自宅のスペースに合わせてデザインし、塗装をしたり、ステンシルで番号などを入れるだけで、グンとおしゃれになります。
店舗で購入する自転車スタンドも良いのですが、自分で作ることでオリジナル感が出ます。自分でおしゃれな自転車スタンドを作り上げると充実感もあります。
自作の自転車スタンドの作り方の流れ
自作の木製自転車スタンドを作るために、流れを知っておくことをおすすめします。やみくもに材料を切ったり止めたりしては、良い結果が出るのは難しいかもしれません。
そこで、自作の木製自転車スタンドをDIYする流れを見てきましょう。手順を押さえておくとスムーズに作業が進みます。
設置場所を考える
まず、設置場所を考えましょう。自転車を置く場所は、意外と場所が広く必要になるので、玄関や外へ行く場所の邪魔にならないように設置します。
自転車を置く台数は、どのくらい必要ですか?自転車で来訪される方は、いらっしゃいますか?それによっても、自転車の設置場所を考えるようにします。
デザインを考える
自転車スタンドを設置する場所と自転車を置く台数を決めましたか?決まったら、自転車スタンドのデザインを考えましょう。
100均の材料を使ったシンプルなデザインの自転車スタンドにするか、作りやすいタイプの自転車スタンドにするのか、自由にイメージするとよいでしょう。
図面を作り、木材を切る大きさや木材の幅自転車を入れる幅などを、細かく書いておくと、出来上がりのイメージが分かりやすいかもしれません。
材料を揃える
木製自転車スタンドの材料は、100均の木材を使うのもいいですし、ホームセンターなどで購入することもできます。スタッフに相談すると、材料に合うビスなどを一緒に探してくれます。
木材のカットが難しいのであれば、ホームセンターでカットしてもらうのもおすすめです。ホームセンターでカットしてもらう場合は、デザインをする際に細かく大きさを決めておく必要があります。
組み立てる
角材を自転車スタンドに作る時は、長さを格子状にしたり、枠組みに使うことでしっかりとした自転車スタンドになります。直角になる部分に金具を使って補強をするとよいでしょう。
板を使う場合は、木材に下穴をあけてから土台を作り、枠になる部分を組みたてて、自転車を入れる枠を作っていきます。もし、塗装をするのであれば、本格的に組み立てる前に塗装をして、乾いたのが確認出来てから、組み立てると良いでしょう。
予算に余裕があるのなら、土台の水濡れ対策をしておきます。土台の裏側に基礎パッキンを使うことで、木材に地面の雨水等が直接付きにくくなります。
設置する
自転車スタンドが組みあがったら、いよいよ設置します。設置したら自転車を入れてみましょう。実際に入れた際に、ホイールがしっかり入っているか、スポークが曲がらずに入っているかを確認しましょう。自転車の出し入れがしやすいのかを確認するのもお忘れなく!
自作の木製自転車スタンドの作り方
木製自転車スタンドのDIYでは、自分の好みの材料を使って自作することができます。木材や金属、それらを組み合わせて使うなど、様々な方法があります。
変わった材料では「枕木」を使って木製自転車スタンドを作ることもできます。枕木は、鉄道の線路の構成部材のひとつで、硬くて重たい木材です。劣化が少なく丈夫なので、ガーデニングやアプローチなどに使うこともあります。
枕木を使った作り方
枕木を使った木製自転車スタンドの作り方です。まず、設置場所を計ります。大人の自転車をギリギリ3台止めるのであれば155cm程度、少し余裕を持って止めるのであれば180cm程度の幅があると良いでしょう。
幅160cm前後、縦45cm前後、奥行55cm前後あれば、自転車の大きさによりますが、大人の自転車3台分のスペースができます。自転車の車輪が倒れにくい幅を考慮すると、15cmから20cmくらいが良さそうです。
自転車スタンドの設置場所を決め、スタンドの大きさを決めます。それに合う枕木を用意します。枕木は、販売店もありますが、ネット通販で購入することが可能です。
他に、かすがいが必要です。かすがいとは、「コ」の字の形をした、とがった部分が2つある、金属製の大きな釘のことをいいます。
作業の工程は、「枕木を切る」「かすがいを差し込むための下穴をあける」「枕木を組み立てていく」「かすがいを打ちこんでいく」です。
最初の工程「枕木を切る」ですが、とても硬いのでのこぎりで切るのは大変なので、電動のこぎりでカットするのがおすすめです。それができないのであれば、カットしてくれる販売店を探して購入すると良いでしょう。
2番めの工程「かすがいを差し込むための下穴をあける」です。枕木は、硬いので、そのまま打ち込むことは困難です。そこで、かすがいを差し込むための下穴をあける作業が必要になります。
かすがいの直径よりも、ひとまわり小さな穴をあけておきましょう。電動ドリルを使って下穴をあけると、楽に作業ができます。
3番めの工程「枕木を組み立てていく」です。枕木を2段にして、自転車スタンドの完成形に近い形で積み上げていきます。積み上げる際に気を付けることは、「枕木はとても重い」ので、簡単に移動させることは難しいことです。丁寧に積み上げるのがポイントです。
4番めの工程「かすがいを打ち込んでいく」です。かすがいを打ち込んで、枕木どうしをつないでいきます。枕木は重いので簡単にずれることはありませんが、かすがいを打ち込んでおくと安心です。
SPF木材を使った作り方
SPF木材とは、スプルース(トウヒ)・パイン(松)・ファー(もみの木)の3つの木の総称をいいます。これらの木材は、軽くて柔らかいので扱いやすい、入手しやすいというメリットがあります。
SPF木材を使った自転車スタンドの作り方です。1×4材と2×4材を組み合わせて使います。1823mm(6フィート)の1×4材2本、700mmが6本、1823mm(6フィート)の2×4材1本、380mm2本、550mm2本、基礎パッキン700mmを用意します。
まず、土台を作りましょう。1823mmの1×4材と380mmの2×4材を組み合わせて使います。1×4材が上、2×4材が下、長方形の形になるようにし、下穴をあけてからコーススレッドで止めます。
先ほどの土台を裏返し、550mmの木材を使って、縦方向に伸ばしていくのですが、3つ分の木材が重なり合うので、コーススレッドの長さに注意して止めていきます。この作業を両端2か所、行います。
次に、1823mmの2×4材を550mmに取り付けて、枠を作ります。次は、700mmの1×4材6枚を使って、車輪を入れる枠を作っていきます。
車輪を入れる枠を作りますが、先ほど作った土台に合わせて角度を作り、線を引いてカットしていきます。同じものを6枚作ります。
土台を横倒しにして、車輪の枠を取り付けて合わせてみます。起こしてみて、実際に自転車を入れてみます。問題が無ければ、全て分解して塗装をします。分解するのは、組み立てた時の隙間の塗り残しを無くすためです。
使う塗料は、屋外用の油性ウッドガードです。SPF木材は、外で使うと耐久性が心配なので、しっかりと2度塗りしておきます。
塗装が乾いたら、再び組み立てます。自転車の枠に使う板と2×4材を止める時は、割れないように下穴をあけて真っ直ぐ打ち込みます。土台の裏側に基礎パッキンを取り付けて出来上がりです。
自作の自転車スタンドを100均材料でDIYするアイデア
自作の自転車スタンドを100均材料を使ってDIYすることもできます。100均の木材やアイアンウォールバーを使ったり、塗装をするなど、少し工夫をすることで、簡単におしゃれな自転車スタンドを作ることができます。
アイアンウォールバーを活用する
100均のアイテムで簡単に自転車スタンドをDIYすることができます。木材を使うこともできますが、「アイアンウォールバー」や木材を使うことで、気軽に自転車スタンドを作ることができます。
100均の木材をうまく使って、シンプルな自転車スタンドを作り、塗装をしたりステンシルを施してみましょう。シンプルな自転車スタンドがおしゃれに仕上がります。
塗料でおしゃれに仕上げる
100均のアイテムは、気軽に利用することができます。塗料も使う分だけ購入することができますし、ステンシルを入れるのであれば、ステンシルプレートも一緒に購入することができます。
塗装でひと工夫することで、オリジナル感が増し、よりおしゃれに仕上げることができます。単色で使うのもいいですし、塗料を混ぜて使うのも良さそうです。
簡単に移動出来て便利
100均の木材を使って、コンパクトサイズの自転車スタンドを作るメリットは、大きな自転車スタンドよりも小さく作れるので、簡単に移動させることができるので、便利な点です。
大きな自転車スタンドを設置するスペースが無くても、自転車1台分のスペースがあれば設置することができるので、スペース的に大きな自転車スタンドを置くことができない場合でも使いやすいです。
簡単にできる自転車スタンド
100均でよく見かけるアイアンウォールバーのダブルと、2×4材の端材を使って、簡単におしゃれな自転車スタンドを作ることができます。
材料は、アイアンウォールバーダブルを2本、ネジ8本、屋外用塗料、木材の端材(2×4材の端材で長さ20cm以上)です。道具は、ドライバー、電動ドリルかキリ、マスキングテープがあればOKです。
自転車スタンドは、外で使うものなので、木材を屋外用の塗料で塗装をしておきます。塗料がしっかりと乾いたら、止めたい自転車のタイヤ幅が中心にくるように計って、マスキングテープで印をつけます。
マスキングテープで印をつけた場所にアイアンウォールバーダブルを置いて、ネジ穴に印をつけておきます。アイアンウォールバーを置くときは、外に開くようにしておきましょう。
ネジ穴の印をつけた場所に、キリなどで軽く穴をあけておきましょう。板割れを防ぐために必要な作業です。穴をあけた場所にアイアンウォールバーダブルを置いて、ネジ止めしていきます。反対側も同じように止めます。
もう1本のアイアンウォールバーダブルも、先ほどと同じように取り付けていきます。こちらも、アイアンウォールバーダブルの向きが外向きに開くようにして取り付けていきましょう。
厚みがあり、長さのある木材を使うことで、安定感が上がり、自転車2台分を置くことも可能です。自分の自転車に合うスタンドを作ってみましょう。
自転車スタンドを自作してみよう!
自作の自転車スタンドDIYをお届けしましたが、いかがでしょうか。自宅のスペースに合わせて作ることができる自転車スタンドは、オリジナルの形であったり、塗装を施したりと、自転車に合わせて工夫できるのが魅力です。
自転車をおしゃれにディスプレイしながら収納する、あるいは、省スペースで収納するなど、様々な状況に合わせて形を変えることができます。作り方を参考にしながら、木製自転車スタンドをDIYしてはいかがでしょうか。