フェルトマスコットの作り方が知りたい!
フェルトマスコットはお部屋に飾るだけでなく、バッグ・ポーチや帽子などに付けて楽しんだり、おしゃれのポイントにもなります。また、スイーツのフェルトマスコットの作り方を工夫すれば、お子さんのおままごとの道具にもなります。
そんなフェルトマスコットを作ってみたいと思っても、作り方が分からないと悩んでいる方もいるかもしれません。実はフェルトマスコットは、正しい作り方を覚えれば、初心者の方でも、お子さんでも簡単に作れてしまうのです。
今回の記事では、フェルトマスコットの作り方から、必要な材料・道具・縫い方までご説明していきますので、これを機会にかわいいフェルトマスコット作りに挑戦してみてください。
フェルトマスコットの魅力
優しい雰囲気のあるフェルトマスコットは、お部屋のインテリア・ブローチなどのアクセサリーにもなる点が一番の魅力ですが、作る過程も魅力の一つとなるのです。
売っているフェルトマスコットを購入するのも良いですが、自分で作り方を工夫したフェルトマスコットの可愛さは格別です。たとえば、動物や人形のフェルトマスコットを作る場合も、目・鼻の位置や口元を好きな位置にしてオリジナリティーを出すことも可能。
作り方の基本を押さえれば、かわいい自分好みのフェルトマスコットを、簡単に作れてしまうところが魅力の秘密なのです。フェルトには様々な色がそろっていますので、ふわふわでカラフルなフェルトマスコットを作ってみましょう。
扱い・作り方が簡単
手芸は楽しいものですが、通常の布地はハサミを入れたとたん、糸がほつれてくるので初心者には扱いが難しいと感じるものです。その点、フェルトなら糸がほつれることがないので、扱いが楽でフェルトマスコットは作り方が簡単なのです。
フェルトを好きな形に切って、接着剤で貼るという簡単な作り方でもフェルトマスコットは完成するので、小さなお子さんと一緒に手作りできるのも楽しいものです。
針を使うにしても基本的な縫い方で、かわいいフェルトマスコットを作ることが可能です。また、最低限の材料・道具を用意すれば作り方も簡単ですし、フェルト・材料・道具も100均などで安く購入できるので、色々揃えてフェルトマスコットを増やしていきましょう。
完成がかわいい
扱い・縫い方・作り方も簡単なフェルトマスコットは、手作りする過程も楽しめますが、完成形がとてもかわいいのが最大の魅力です。
動物や人形の顔も、正統派の顔も良いですが、少し目を離してみるなどの作り方をすると、味わいのある表情になってかわいいものです。フェルトという生地自体が、ふわふわ・もこもこしている素材なので、フェルトマスコットは作り方次第で完成形のかわいさは無限大に広がります。
縫い方の練習にもなる
フェルトマスコットの基本的な縫い方には、縦まつり・ブランケットステッチという二通りの縫い方があり、どちらも手芸をするときに良く使う縫い方です。
また、ぐし縫い・返し縫いや玉止めも使用しますので、フェルトマスコットの作り方は、縫い方の練習にもなるのです。
フェルトマスコットの作り方の基本
ここまで、フェルトマスコットの魅力をお伝えしてきましたが、ここからは基本の作り方をご説明していきます。材料・道具を揃えて縫い方・作り方の基本を押さえれば、誰でも簡単にかわいいフェルトマスコットを作ることが可能ですので、それぞれ詳しく見ていきましょう。
材料・道具を用意する
フェルトマスコットの作り方の基本として、まず材料・道具を用意しましょう。肝心のフェルトは好みの色を用意してください。
フェルトマスコットの作り方では、手縫いが基本となるので普通の手縫い糸でも構いませんが、色数が豊富に揃っている25番刺繍糸もおすすめです。糸の色は基本的にフェルトと同じ色を選びますが、全く違う色にして作り方を工夫してもかわいい仕上がりになります。
生地・糸の他にフェルトマスコットの作り方に必要なのは、針・綿・鉛筆かボールペン・接着剤・ハサミなどです。これらの材料・道具を準備すればフェルトマスコット作りが始められます。
フェルトをカットする
基本的な材料・道具が揃ったら、次に紹介する作り方はフェルトのカットです。ちょっと面倒に感じても、型紙を使った作り方をすれば、簡単にかわいいフェルトマスコットが完成します。
型紙は自分好みの作り方をしても良いですし、ネットで調べると無料の型紙もたくさん出てくるので、そちらを利用しても良いでしょう。型紙をフェルトに写す場合は、型紙を反転させ生地の裏側に鉛筆・ボールペンで写し、線に沿ってフェルトをハサミでカットしていきます。
また、型紙を写した薄紙を少し大きめにカットし、フェルトにセロテープで貼り付けた状態にして、紙も一緒にカットしてもOK。このようにフェルトマスコットは、いかに簡単にできるか作り方を色々考える過程も楽しめるのです。
フェルトを縫い合わせる
フェルトマスコットの作り方の基本として、最後にご説明するのはフェルトを縫い合わせる縫い方についてです。フェルトマスコットの作り方の基本である、縦まつりはご存知の方も多いはずなので、こちらでは、ブランケットステッチという縫い方をご説明していきます。
ブランケットステッチとは、ブランケットの周りに使うことでその名が付いた縫い方で、人形や小物の縁縫いなど、フェルトマスコットの作り方でよく登場してきます。縫い目がしっかりと補強されるだけでなく、見た目がかわいい仕上がりとなるのが特徴です。
ブランケットステッチの縫いはじめは、玉結びを作った糸を1枚のフェルトに刺し通します。フェルトマスコットが完成した時に、表からも裏からも見える部分なので、玉結びが見えない様このような縫い方ではじめます。
縫い始めた場所から3~4mm離した場所に、2枚重ねて針を出します。針の下にくるように、糸を渡しそのまま針を引き抜きます。針をまっすぐ刺すのが、綺麗に仕上げる作り方のコツです。
縫い始めと同じ間隔で針を刺して糸を裏に渡し、また糸を引っ張るという作り方を続けていくのがブランケットステッチの基本です。最後の仕上げは縫い始めの糸をすくい、後ろ側に針目を作ります。糸を生地の間に出して玉結びをして、生地の間に隠してハサミでカットしたら完成です。
フェルトマスコットの作り方【動物】
簡単な作り方で完成するかわいいフェルトマスコット。材料・道具も揃えて基本の作り方を押さえたら、さっそくフェルトマスコットを作ってみましょう。まず、こちらでご紹介するのは、人気の高い動物のフェルトマスコットの作り方です。
パンダの作り方
大人から子供までみんな大好きなパンダは、やはりかわいいタレ目が特徴です。そんなパンダのフェルトマスコットの作り方は、好みのポーズの型紙を自分で作るか、インターネットで紹介されている既存の型紙を探します。
材料は「フェルト白・黒」「白と黒の25番刺繍糸」「綿」「黒のビーズ」で、道具は「針」「ハサミ」「木工用ボンド」「鉛筆かボールペン」です。
選んだ型紙を元に、フェルトを各パーツにカットします。頭に耳を、同じく顔にタレ目・鼻、ボディに腕を少量のボンドで留めていきます。これは、縫い付けを簡単にするための作り方なので、ボンドは省略してもOK。タレ目部分にビーズで目を縫い付け、かわいい口元もステッチします。
接着剤で付けた部分を縫ったあと、前ボディと後ろボディを重ねブランケットステッチで縫い合わせていきましょう。より簡単に仕上げるなら、縦まつりでもOK。
ボディを縫い終わったら綿を詰め、耳を挟んで頭部分も縫い合わせ綿を詰めます。顎のところまでかがったら、ボディの首部分に挟んで縫い合わせます。この作り方で、パンダのフェルトマスコットが簡単に完成します。リンゴなどを手に持たせても、かわいい仕上がりになります。
カエルの作り方
カエルは「無事帰る」「お金が返る」等の意味があります。お守り・縁起物として使えるため、フェルトマスコットを作れば、自分用にはもちろんプレゼント用にもおすすめです。こちらでは、おしゃれな仕上がりのビーズを多用したカエルのフェルトマスコットの作り方をご紹介します。
材料は「フェルト薄緑・緑・深緑・オフホワイト」「薄緑の丸大ビーズ適量」「緑・ピンク・薄緑・オフホワイトの25番刺繍糸」「綿」です。
カエルの無料型紙を探し、フェルトを7つのパーツにカットします。目は糸で刺繍しておきます。土台にボディ・目・足のパーツを縫い付けると、土台が出来上がります。その土台同士を、ビーズを通しながらブランケットステッチで縫い綿を入れたら、カエルのフェルトマスコットの完成。
ウサギの作り方
愛らしいウサギのフェルトマスコットは、お子さんのオモチャにもなりますし、卵も一緒に作ればイースターの時期のインテリアとして楽しめます。
ウサギのフェルトマスコットの作り方は、耳・頭・ボディ・服の型紙を作りフェルトをカットします。まず、頭の部分に鼻のステッチを施したら、耳を挟んで頭部分をブランケットステッチで縫い綿を入れます。頭が出来上ったら、ビーズを縫い付けて目を作ります。
服をボンドで留めたボディも同じように縫い合わせ、綿を詰めたら頭とボディを縫い合わせます。材料は「フェルト白・濃いピンク・薄いピンク」「白・ピンクの25番刺繍糸」「黒の特大ビーズ」です。手・足付きのボディでも良いですし、腕と足を別に作って縫い付ける作り方でもOK。
アルパカの作り方
モコモコボディに、つぶらな瞳がかわいいアルパカはフェルトマスコットにぴったりです。そんなアルパカの作り方は、耳・顔・ボディ・足のパーツの型紙を作り、フェルトをカットします。この時、前ボディの顔の部分は顔より小さめに切り取っておきます。
顔部分に鼻のステッチをして、縦まつりでボディに顔をかがります。折り曲げて丸みを付けた耳をボディに挟み、ボディの周囲をブランケットステッチで縫い付け綿を詰めます。ボディを縫う時に足も差し込みましょう。最後にボタンで目を作ったら完成。
アルパカのフェルトマスコットの作り方で、必要な材料は「フェルト白・ベビーイエロー」「黒の足つきボタン」「フェルトと同色の25番刺繍糸」「綿」です。
人魚の作り方
ディズニーの影響もあって、女の子が好きな人魚のフェルトマスコット。作り方を工夫して裏面に安全ピンを付ければ、お子さんのバッグや洋服のワンポイントにもなります。
材料は「フェルト・黄色・ピンクベージュ・水色・ピンク」「フェルトと同じ色・黒・赤・青の25番刺繍糸」「白の丸玉ビーズ・黒の丸大ビーズ」です。白のビーズは、人魚姫のカチューシャ用。
人魚のフェルトマスコットの作り方は、まず髪・顔・上半身・下半身の型紙を作ります。
型紙に合わせてカットした顔に、黒の糸で鼻を赤の糸で口を刺繍します。貝殻の形のビキニを上半身にボンドで留め、髪の毛も顔部分にボンドで貼り付けます。鱗を青の糸で刺繍した下半身・上半身・顔の縁を縫います。綿を詰めた3つのパーツを縫い合わせ、ビーズで目を作ったら完成。
フェルトマスコットの作り方【小物】
フェルトマスコットの作り方で次にご紹介するのは、スイーツなどの小物類です。パンケーキ・パフェやタイ焼きのフェルトマスコットの作り方を覚えれば、お子さんのおままごと道具になりますし、オーナメントの作り方が分かれば、クリスマスが楽しみになること間違いなしです。
タイ焼きの作り方
お店屋さんごっこが出来そうな、タイ焼きのフェルトマスコットの作り方は、フェルトに目・口・ひれ・鱗を刺繍し、餡部分を作っておけば、後は縁をブランケットステッチで縫い合わせるだけと簡単。材料は「フェルト黄土色・クリーム・こげ茶」「フェルトと同じ色の25番刺繍糸」「綿」です。
クリスマスオーナメントの作り方
クリスマスオーナメントは、サンタ・雪だるま・トナカイなどカワイイ物が数多くありますが、こちらではジンジャークッキーのフェルトマスコットの作り方をご説明します。
自分好みの型紙を作り、茶色のフェルトを型紙通りにカットします。口と胸元にハートを切り抜き白の25番刺繍糸で、ブランケットステッチで縫い合わせ綿を詰めます。最後にビーズで目を作れば出来上がりなので作り方は簡単です。目・鼻・口を好みの形に刺繍するのも良いでしょう。
パンケーキの作り方
美味しそうなパンケーキのフェルトマスコットの作り方は、パンケーキとバターの型紙を作りフェルトをカットしたら、パンケーキの縁になる部分の中に、芯を挟んでぐし縫いをします。縁を輪の状態にして端を縫い、丸くカットしたスポンジをはめ込みます。
次に、パンケーキ2枚でスポンジを挟み縫い付けます。バターの外側を縫ったら中にスポンジを入れ、シロップの形にカットしたフェルトをバターの上にボンドで貼り付けたら完成です。材料は、「フェルト茶色・薄茶・またご色」「フェルトと同じ色の25番刺繍糸」「スポンジ」です。
パフェの作り方
本物そっくりのパフェのフェルトマスコットは、完成品を自慢したくなるような可愛さです。自分好みのフルーツ・アイス・お菓子などのフェルトマスコットを一つ一つ別に作成する作り方なら、おままごとで自由にトッピングすることが可能です。
材料はいちごパフェの場合、「フェルト赤・ピンク・たまご色・白」「フェルトと同色の25番刺繍糸」「綿」です。パフェらしく見えるようなカップ・グラスに入れるという作り方がポイントです。
フェルトマスコットを作って遊ぼう!
ふわふわとかわいいフェルトマスコットは、作り方・縫い方の基本を押さえれば誰でも簡単に作ることが出来ます。
今回の記事では、お部屋のインテリア・お子さんのオモチャにも、おしゃれのポイントにも使えるフェルトマスコットの作り方をご紹介しています。ぜひ参考にして、自分好みのフェルトマスコットを作って遊んでみてください。