ダイエット効果のある痩せるツボ押し方法を紹介!
私たちの体には、世界で公認されているツボの数が361ヶ所あり、そのツボの中にはダイエットに効果のある痩せるツボも存在します。そこで今回は、ダイエットに効果のある痩せるツボをはじめ、ツボの位置やマッサージ方法、効果なども合わせてご紹介します。
痩せるツボとは
少し前に耳のツボを刺激して、食欲を抑えたり代謝を上げるツボでダイエットを促す耳つぼダイエットが流行りましたが、耳以外にもたくさんダイエット効果があるツボがあるのをご存知ですか?ここでは痩せるツボがある場所やツボの効果的な押し方、マッサージ方法をご紹介します。
体にはダイエットに効くツボがいっぱい
ダイエットをしたい部位は人それぞれで、全体的に痩せたい方、顔痩せやお腹痩せ、二の腕痩せ、脚痩せなど部分的に痩せたい方もいらっしゃると思います。体にはさまざまなツボがあり、ツボを押したりマッサージすることでダイエットに効果があるといわれています。
ただし、ツボ押しをしただけで痩せるわけではなく、同時に食事制限や運動も一緒に取り入れることで効果的にダイエットすることができるので、ぜひ食事制限や運動の中にツボ押しも取り入れてみてください。
ツボの効果的な押し方
ツボは位置によって強く押したり優しく押したり、マッサージすることで効果が得られます。ツボを押す方法は見つけたら強く押しすぎず、痛気持ちいと感じるぐらいがおすすめです。また、顔やお腹など肌が弱い部分や強く押すとアザになりやすい方は弱めに押すことをおすすめします。
さらに、ツボを押すときは3秒ほどかけてゆっくりと押し、3秒ほどかけて指の力をゆっくりと抜くようにする方法がツボの効果的な押し方のコツなので、深呼吸と一緒にゆっくりとツボを押すように心がけてください。
顔の痩せるツボの位置・押し方
痩せるツボで顔のむくみやたるみ、フェイスラインをすっきりさせたい方も多いのではないでしょうか?そこでここからは、顔の痩せるツボの位置、押し方やマッサージ方法も合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
太陽
「太陽」は、顔のたるみや目のむくみの解消だけでなく、目の疲れや眼精疲労が原因の頭痛にも効果があります。また、顔のたるみや目のむくみの解消が期待できることから、目がぱっちり開き小顔効果も期待できます。
太陽の位置は、目じりと眉尻をつなぐ線の中央から外側にたどったくぼんでいるところにあります。押し方は左右のツボに指の腹を当てて、垂直に押したら1センチほど引き上げて3秒キープを10回ほど繰り返します。また、指の腹でクルクルとマッサージする方法もおすすめです。
承漿(しょうしょう)
「承漿」は、口周りや首にかけてのたるみやむくみに効果があるので小顔効果が期待でき、さらに肌の代謝を高める働きも期待できるので肌荒れやニキビが気になる方にもおすすめの美肌効果も期待出来るツボです。
承漿の位置は、下唇の中央の少し下のくぼみがある部分にあります。押し方は人差し指の腹を当てて、ゆっくりと垂直に押します。3秒ほどキープしたらゆっくり力を抜き、これを10回ほど繰り返していきます。
巨りょう(こりょう)
「巨りょう」は、若返りのツボとも言われ、顔のむくみや目のクマ、目の下のたるみ、小顔効果の他にも、ニキビや乾燥が気になる方にもおすすめのツボです。さらに、しっかりマッサージすることでほうれい線の改善も期待できます。
巨りょうの位置は、真っ直ぐ正面を見た状態で黒目の中央と小鼻の下の横ラインが交わる部分です。押し方は左右のツボに指の腹を当てて垂直に押したら、1センチほど目じりに向かって引き上げて3秒キープを10回ほど繰り返したり、マッサージすると効果的です。
頬車(きょうしゃ)
「頬車」は、小顔効果を期待したい方にはおすすめのツボで、小顔の他にも二重あごやたるみをすっきりさせるリフトアップ効果、顔のぜい肉をすっきりさせるツボなので、顔の痩せるツボの中では欠かすことのできないツボです。
頬車の位置は、耳たぶの下にある骨に沿って下に降り、エラの角に着いたら指1本分ほど前上部のくぼみにあります。分かりずらい方は、歯を噛みしめた時に筋肉が持ち上がるところを探すと分かりやすいです。
下関(げかん)
「下関」は、歯の痛みや耳鳴りに効果的なツボとして有名ですが、実はほうれい線や顔のたるみ、むくみにも効果が期待できます。また、マッサージすることで顔の血流が良くなるので、肌のくすみの改善も期待できます。
下関の位置は、耳の穴から頬骨に向かって指を移動させて、骨がくぼんでいるところになりますが、分かりずらい時は口を開けて骨が動く場所を探すとわかりやすいです。ただし、ツボ押しやマッサージをするときは、口を閉じてからするようにしてください。
上廉泉(かみれんせん)
「上廉泉」は、アゴのたるみや二重あご、首のシワの解消に効果があるので、フェイスラインをすっきりさせて小顔になりたい方にはおすすめです。また、舌筋を鍛えるのを助けるので、リンパの流れも良くなりたるみを引き締める効果も期待できます。
上廉泉の位置は、アゴの真下のくぼみです。押し方は親指を重ねて軽く押し上げるように優しくゆっくりと押します。また、上廉泉のツボを押した時に首筋を伸ばして3秒ほどキープするとさらに効果が期待できます。
マッサージクリームやオイルをつけてツボ押ししよう
顔にある痩せるツボを押したりマッサージする時は、押しすぎを防止したり摩擦による肌のダメージを防ぐためにも、マッサージクリームやオイルなどを使って、ツボを押したりマッサージすることをおすすめします。
さらにツボ押しと同時にリンパマッサージも行うとより効果を期待できます。リンパマッサージの方法はツボ押しが終わったら、マッサージクリームやオイルを首や鎖骨、脇まで塗布して優しく流すようにマッサージすると、リンパが流れむくみが解消し小顔効果が期待できます。
お腹の痩せるツボの位置・押し方
ダイエットしたい部位で人気のお腹周りは食事や運動にプラスしてツボ押しでさらに効果が期待できます。そこでここからは、お腹の痩せるツボの位置、押し方やマッサージ方法も合わせてご紹介しますので、お腹周りをすっきりさせたい方はぜひ参考にしてください。
気海(きかい)
「気海」は、生理痛や生理不順、不妊、便秘などに効果があるツボとして有名ですが、実はお腹周りの引き締め効果や脂肪燃焼効果が高まるツボでもあるので、お腹周りのダイエットをしたい方におすすめのツボです。
気海の位置は、おへそから指2本分下がったところにあります。押し方は強く押すことはせず、ゆっくりと弱めに押してください。また、生理痛や生理不順、不妊、便秘の効果を期待したい方はカイロで温めるだけでも効果が得られます。
中かん(ちゅうかん)
「中かん」は、胃痛や胃もたれ、食欲不振などで胃の調子が良くない方、脂肪燃焼効果を高めたい方におすすめのツボです。さらに、基礎代謝が高まるのでカロリー消費がされやすく、痩せ体質になりたい方におすすめです。
中かんの位置は、おへそから指4本分上のみぞおちとおへその間にあります。押し方は体に向かって垂直に、内臓に圧をかけるようにゆっくり深呼吸をしながら息を吐くときに押して吸うときに戻すようにしてください。
大巨(だいこ)
「大巨」は、胃腸の働きを高め老廃物を排出してくれるので、お腹が張っている時や便秘でなどでお腹がポッコリしている方におすすめのツボです。また、便秘が解消されて腸内環境が整うことで美肌へもつながります。
大巨の位置は、おへそから指3本分下へ降り、そこから左右に指3本分のところにあります。押し方は体に向かって垂直に、圧をかけるようにゆっくり深呼吸をしながら息を吐くときに押して吸うときに戻すようにしてください。
水分(すいぶん)
「水分」は、名前の通り体内やお腹周りの水分を調整してくれるツボなのでむくみが気になる方におすすめです。さらに、むくみが解消することにより、利尿作用や便秘解消効果、ウエストのくびれや美脚効果も期待できます。
水分の位置は、おへそから指2本分上のところにあります。押し方はゆっくり深呼吸しながら最初は優しく痛気持ちいと感じる強さで押すようにしてください。また、水分のツボはカイロで温めるだけでも効果を期待できます。
天枢(てんすう)
「天枢」は、胃腸の機能を左右する重要なツボで慢性胃炎やお腹が張っている時におすすめのツボで、その他にも血行促進、むくみや便秘の解消に効果が期待できます。また、このツボは身体がだるい時や疲れやすい時のもおすすめのツボです。
天枢の位置は、おへそから左右に指2本から3本分のところにあります。押し方はゆっくり深呼吸しながらゆっくりと弱めに押すようにしてください。また、腸が弱い人はさらに弱くマッサージしたり、カイロで温めるだけでも効果が期待できます。
関元(かんげん)
「関元」は、泌尿器系全般に効果があることで有名ですが、血行促進効果があるので生理痛や生理不順、不妊、冷え性、さらにはむくみ解消に効果が期待出来るツボです。また、疲労回復効果も期待できるので、疲れが取れにくい方にもおすすめです。
関元の位置は、おへそから下に指4本のところにあります。押し方はゆっくり深呼吸しながらゆっくりと弱めに押すようにしてください。また、特に冷え性が気になる方や生理痛が辛い方は、カイロで温めるだけでも効果が期待できます。
正しい呼吸を意識してツボ押ししよう
お腹周辺のツボを押す方法は、あまり強く押しすぎず痛気持ちいぐらいの強さで押すことをおすすめします。さらに、深呼吸をしながら息を吐くときに押して息を吸うときに戻すよう、呼吸と一緒にゆっくりとツボ押しをしてください。
また、腹式呼吸と一緒にツボ押しをすることでリラックス効果も得られ、緊張や気持ちを落ち着かせたり睡眠の質がアップしたりするので、お腹のツボ押しをするときは、ゆっくりリラックスして行ってみてください。
二の腕の痩せるツボの位置・押し方
半袖や袖のない服を着る時に二の腕が気になってしまうという方も多いのではないでしょうか?そこでここからは、二の腕の痩せるツボの位置、押し方やマッサージ方法も合わせてご紹介しますので、二の腕が気になる方はぜひ参考にしてください。
臂臑(ひじゅ)
「臂臑」は、滞っている血行を促進し二の腕の老廃物を押し流してくれるので、むくみの解消や二の腕の引き締める効果があるほか、腕全体の機能を正常に戻すので肩こりをはじめ四十肩や五十肩にも効果的です。
臂臑の位置は、腕を上げると肩関節のところにくぼみができるので、そのくぼみから指4本分下のところにあります。また、分かりずらい場合は、肘を曲げて肩先から肘にかけて腕の外側を撫でていくとへこんでいるところが臂臑なので、強めに押したりマッサージしてください。
曲池(きょくち)
「曲池」は、免疫機能を向上する万能なツボとして有名ですが、ニキビや湿疹などの皮膚系の悩み、便秘や下痢などの消化器系の悩みの他にも、肩こりや目の疲れ、二の腕を細くする効果も期待できるおすすめのツボです。
曲池の位置は、肘を曲げるとシワができるので、外側のシワの端にあるくぼみにあります。曲池は押しやすい場所にあるので、気付いたときにすぐにツボ押しができるのもポイントです。押す強さは痛気持ちいぐらいの強さで押すようにしてください。
手五里(てごり)
「手五里」は、首コリや肩こり、腕のだるさの解消だけでなく、肌荒れ解消にも効果が期待できるので美肌効果も期待できます。また、手五里のツボを刺激することで血行促進効果も期待できるので、新陳代謝も高まります。
手五里の位置は、曲池から肩にかけて指4本分くらい上のところにあります。また分かりずらい方は、腕を曲げた時にできるシワから4から5センチほどのところを目安にして、押すと周辺全体が痛い場所になるので、痛気持ちいぐらいの強さで押すようにしてください。
肱中(こうちゅう)
「肱中」は、たるみやすい二の腕を引き締めて腕を細くする効果や二の腕に溜まった老廃物の排出を促してくれる効果があります。また、ツボを刺激することで新陳代謝が高まるので、二の腕の脂肪燃焼にもつながります。
肱中の位置は、腕の内側にあり腕の付け根と肘を結んだ線の中央辺りにあたりの、二の腕のタプタプしたところと骨の境目にあります。押すと少し痛みを感じますが、刺激することで老廃物や水分の排出が高まります。
ツボ押し後にストレッチもプラスしてみよう
二の腕はツボ押しだけでは引き締めたりダイエットするのはなかなか難しいですが、脂肪燃焼効果や老廃物の排出の効果があるツボ押しと引き締め効果があるストレッチを組み合わせれば効果が出やすくなるので、ツボ押し後はストレッチがおすすめです。
二の腕のストレッチというと腕立て伏せなどを思い浮かべる方も多いと思いますが、簡単なストレッチでは、二の腕をねじったり二の腕をしっかり伸ばしたりするだけでも充分効果が得られるので、ぜひストレッチも一緒に取り入れてみてください。
脚の痩せるツボの位置・押し方
脚のむくみや冷えがあって脚のダイエットがうまくいかない方には、脚のツボ押しぜひ日常に取り入れて欲しい方法の一つです。そこでここからは、脚の痩せるツボの位置、押し方やマッサージ方法も合わせてご紹介しますので、脚をすっきりさせたい方はぜひ参考にしてください。
湧泉(ゆうせん)
「湧泉」は、泉が湧くという名の通り元気になるツボとして有名なツボで、体の疲れやだるさを取る、首のコリや頭の血行促進、足の冷え、脚の疲れやむくみ、更年期障害、生理痛、不眠など、さまざまな症状に効果がある万能なツボです。
湧泉の位置は、足の裏にあるツボで足の指5本をグーっと内側に曲げると足裏にできるくぼみの中央です。押し方は親指でゆっくり強めに押すのもおすすめですが、押しずらい場合はゴルフボールなどを床に置きその上に足を置いてコロコロ転がす方法もおすすめです。
解谿(かいけい)・太谿(たいけい)
「解谿」は、お腹のハリや便秘、顔のむくみ、血行促進やリンパの流れをよくする効果があるツボなので、体がむくみがちですっきりしたい方におすすめのツボです。その他にも、胃の不調や頭痛体の疲労回復も期待できます。
解谿の位置は、かかとを床に付けたまま足首を上にあげると足関節のところに太い腱が3本あるので、親指側から2本目と3本目の間のくぼみにツボがあります。押し方は、親指でクルクルと回すようにマッサージするように押すようにしてください。
「太谿」は、腎臓機能を高めるツボとして有名で足腰の冷えや痛み、むくみ、生理痛、生理不順などが気になる方におすすめのツボです。さらに、下半身の血行が良くなるので、足腰の冷えだけでなく全身の冷えの解消や下半身の冷えにも効果が期待できます。
太谿の位置は、アキレス腱と内くるぶしの間にあります。このツボは比較的見つけやすい場所にありますが、分かりずらい時は周辺を押して指がはまる位置やグーっと押すと脈を感じるところがツボなので、指でゆっくり押すようにしてください。
三陰交(さんいんこう)・崑崙(こんろん)
「三陰交」は、たくさんあるツボの中でも女性にとっては万能なツボで、生理痛や生理不順、冷え性、更年期障害、むくみの改善など、婦人科系に悩みを抱えている方にとっては欠かせないツボで、慢性的なむくみの改善にも役立ちます。
三陰交の位置は、足の内側のくるぶしから指4本分上のすねの骨の内側にあります。押し方は手のひらで足首の内側を掴むように持ち、親指で三陰交をゆっくり3秒ほどかけて押して、痛気持ちいぐらいに押すようにしてください。
「崑崙」は、頭痛や初期段階の腰痛、足のむくみや疲れを取るツボなので、長時間同じ姿勢でいて腰痛や足のむくみが気になる方におすすめのツボです。また、足の血行を良くするツボでもあるので、美脚を効果も期待できます。
崑崙の位置は、外くるぶしの頂点からアキレス腱の方に行くとくぼんでいるところがあるのでそこがツボです。押し方は、アキレス腱をつまむようように持ち、親指で軽くゆっくり押すようにして数回繰り返してください。
箕門(きもん)・風市(ふうし)
「箕門」は、生理痛や月経不順などの婦人科系疾患だけでなく、箕はゴミをふるうための道具、門は気血や邪気が出入りする門を表しているので毒出しにぴったりのツボです。そのため、むくみが気になる方におすすめです。
箕門の位置は、膝の上から足の付け根に向かって指10本分上の太ももの少し内側にあります。太ももの面は広いので少し分かりずらいですが、押すと脈を感じられたり、ジーンと痛みを感じる場所がツボです。箕門は、親指を重ねて円を描くようにマッサージしてください。
「風市」は、足の疲れやしびれ、腰痛、坐骨神経に効果があるツボとして有名ですが、脚のダイエットをしたい方にも人気のツボです。また、腰や足にかけての疲れに即効性もあるので、すぐに疲れを取りたい方におすすめです。
風市の位置は、立って気を付けをした姿勢で手の中指が当たるところにあります。押し方は、体の中心に向かって押すようにしてください。ただし、ツボを押して痛みを強く感じる方は、優しく押すようにしたりカイロなどで温めるだけでも効果が得られます。
入浴中や入浴後にツボ押ししよう
脚のツボ押しは、入浴中や入浴後の体が温まっている時に行うと、さらに血流もアップするのでより効果が期待できます。また、ツボ押しと一緒に脚のリンパマッサージを行えば、脚の疲れやむくみもスッキリ解消されます。
リンパマッサージの方法は、足裏からくるぶし周り、ふくらはぎ、膝裏の膝窩リンパ節、太もも、脚の付け根の鼠経リンパ節の順に流していくとしっかり老廃物を流せるので、ぜひツボ押しと一緒にリンパマッサージも行ってみてください。
痩せるツボ押しですっきりボディを目指そう!
今回は痩せるツボをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?ダイエットはツボ押しだけではなかなか難しいですが、ツボ押しと同時に食事制限や運動も一緒に取り入れることで効果的にダイエットすることができるので、ぜひ日常にツボ押しを取り入れてみてはいかがですか?