コンパの意味とは？由来・使い方や飲み会・合コンとの違いも紹介！

コンパという言葉を聞いたことがあるという人の数は、聞いたことがないという人の数より多いでしょう。それほどにコンパという言葉は日本人に親しまれている言葉ですが、コンパの意味を知らずに「コンパしよう」などと言っている人も多いはずです。大体のニュアンスはわかっていても、正確な意味は知らないという人もいるでしょう。

大学や会社など、コンパという言葉は色々な所で使われていますが、コンパの意味を知らない人は結構多いです。ですが意味を知らないからコンパをしてはいけないのかというと、そういうことではありません。要はコンパを楽しめればそれで良いと言えます。

ですが、コンパの意味を知ることによって、コンパにはどんな意義があるのかを知ることができます。それでは、コンパの意味についてご紹介しましょう。

コンパとはどういう意味かというと、「参加者がお金を出して飲食する会」という意味になります。会社や学校などでも時折コンパが行われますが、これらは参加者がお金を出し合って飲食する会です。コンパと似たものとして合コンや飲み会などが挙げられますが、コンパは合コンや飲み会とは異なります。

コンパは参加者がお金を出し合って飲食する会という意味ですが、コンパでは必ずお酒を飲むと決まっているわけではありません。お茶とお菓子だけでコンパをすることもあるので、コンパと合コンや飲み会は違う意味を持つと言えます。

ですがコンパの意味は「参加者がお金を出して飲食する会」なので、何を飲食するかは参加者たちの自由であるとも言うことができます。

コンパの意味は「参加者がお金を出して飲食する会」という意味ですが、実はコンパには複数の種類があります。学生が学校を卒業する時に行われる「卒コン」は「卒業コンパ」という意味ですし、会社などで新入社員を迎える時に行われる「新歓コンパ」は「新入社員歓迎コンパ」の意味です。

その他にも「卒業生追い出しコンパ」の意味を持つ「追いコン」という、卒業生を送るコンパなどもあります。コンパはひとつだけではなく、会社で行われるコンパや学生が行うコンパなど、結構様々なコンパがあるということです。

コンパの意味は「参加者がお金を出して飲食する会」という意味だということやコンパには種類があるということをご紹介しましたので、次はコンパの由来についてもご紹介します。コンパという言葉は何かの言葉の略だというのが分かる人は多いでしょう。でも、何の言葉の略なのか由来まではわからないという人も少なくないはずです。

実は意外な言葉がコンパという言葉の由来になっています。それでは、コンパという言葉のゆらいについてご紹介しましょう。

コンパの由来は「company（カンパニー）」で、その意味は「会社」「交際」「仲間」などです。「company」という言葉は「会社」という意味でだけ知っているという人も少なくないでしょう。ですがそれだけだと、学生が開くコンパはコンパではないということにもなりかねません。

コンパの由来となる「company」には「会社」の他に「交際」や「仲間」という意味がありますので、どちらかと言えばこの「交際」や「仲間」という意味の方がコンパの由来になっていると言えます。

コンパの由来は「company」だけではありません。「company」は英語ですが、ドイツ語の「Kompanie」やフランス語の「compagnie」もコンパの由来だと言われています。いずれも英語の「company」と同じ意味を持つ言葉ですので、これらのドイツ語やフランス語もコンパの由来と言えます。

英語とドイツ語とフランス語ではつづりはそれぞれ違いますが、いずれも日本でのローマ字読みをすると「コンパニー」と読むことができます。この「コンパニー」が略されてコンパになったというのが、コンパの由来になります。

コンパの意味や由来をご紹介してきましたが、次はコンパの使い方や種類についてご紹介します。コンパの種類については、先に「コンパには複数の種類がある」という所で触れましたが、コンパの使い方はコンパの種類にもつながります。実はコンパは、他の言葉で言い換えることもできます。

ということは逆に、言い換えが出来る言葉の代わりにコンパという言葉を使うことが出来るということにもなります。それでは、コンパの使い方や種類についてご紹介しましょう。

コンパの使い方と種類についてですが、まずコンパという言葉は「懇親会」や「親睦会」の代わりとして使うという使い方ができます。コンパの由来となる「company」には「会社」の他に「交際」や「仲間」という意味があるとご紹介しましたが、仲間達との懇親会や親睦会を行う時に「コンパ」という言葉を使うことができるということです。

懇親会も親睦会も仲間との交流を目的とした集まりなので、コンパという言葉をこれらの言葉の代わりとして使うという使い方をしても一向に問題ありません。「新入生歓迎親睦会」をコンパで言い換えると「新入生歓迎コンパ」になります。

また「卒業生懇親会」を「卒業コンパ」と言い換えても差し支えありません。コンパという言葉は懇親会や親睦会と同じ意味で使われるということです。

次にコンパという言葉の使い方の例をいくつかご紹介します。先にも触れたように、コンパにはいくつもの種類があるため、色々な懇親会や親睦会などに使うことができます。「新入生歓迎コンパ」という使い方もできれば「卒業コンパ」などという使い方もできますが、それ以外にもコンパの使い方はあります。

コンパ自体は合コンなどとは違いますが、合コンは「合同コンパ」の略ですし、街コンは「街コンパ」の略です。コンパは、「合同」や「新入生歓迎」などの形式や目的を表す言葉の後につけて使うという使い方ができるということです。

コンパは、誰かと仲良くなるという目的を持つ集まりですので、そういった目的を持つ集まりになら何にでもコンパという言葉をつけて使うことができます。

コンパの使い方と種類についてご紹介しましたので、次はコンパには具体的にどのような種類があるのかについてご紹介します。コンパの代表的なものとしては「卒業コンパ」を意味する「卒コン」や「新入生歓迎コンパ」を意味する「新歓コンパ」などがあるとご紹介しましたが、それらは誰もが参加するような一般的なコンパだと言えます。

会社や学校などの仲間で集まる一般的なコンパとは違い、懇親会などの目的とは少し異なったコンパもあります。それは出会いを目的とするコンパです。単なる懇親会とは違い、見知らぬ男女が集まってパートナーとの出会いを求めるコンパになります。

懇親会的なコンパとは少し異なる、彼氏や彼女が欲しい人が参加するコンパにはどのような種類があるのかについてご紹介しましょう。

コンパの種類の一つ目は、定番のコンパです。男女の出会いの場として提供されるコンパの代表的なものは「合同コンパ」を意味する「合コン」や、「街コン」などがあります。どちらも男女の出会いを目的としたコンパのひとつですが、「合コン」は個人や仲間が設定することも多く、一般的に広く行われている出会い目的のコンパです。

対して「街コン」は「合コン」をもじったもので、地域の世話係的な人が主催することもありますが、場合によっては役場などが主催することもあります。「街コン」は地域の活性化を目的としたコンパで、「合コン」とは少し違います。

「街コン」は少子高齢化で若い人が減ってしまった市町村などで行われるコンパで、地域に若い人を増やす目的もあります。

コンパの種類の二つ目は、スポーツ系のコンパです。スポーツが趣味だという人も少なくありませんが、そういったスポーツ好きな男女の出会いのために行われるスポーツ系のコンパもあります。ゴルフが趣味だという人達を集めて、一緒にゴルフを楽しみながら出会いの機会を得ることもできる「ゴルフコン」などが代表的です。

昨今では登山を趣味にする女性なども増えているため、一緒に登山をしながら出会いのチャンスも得られる「登山コン」というコンパもあります。他にもスポーツ系のコンパは色々ありますが、必ずしもそのスポーツが良くできる人でなければならないわけではありません。

初心者に対して教えてあげたり、慣れた人に教えてもらったりすることで仲良くなることもできますので、今現在何かスポーツをしていなくても大丈夫です。

コンパの種類の三つ目は、趣味系のコンパです。趣味系のコンパには色々な種類がありますが、まず代表的なのは「料理コン」です。料理教室などで男女が集まって一緒に料理をしながら仲良くなることを目的としているコンパで、出会いを目的とする趣味系のコンパの中では最も多く行われているコンパだと言えます。

「料理コン」で出会ってそのままお付き合いをすることになって結婚すると、夫婦で家事の分担ができるというメリットもありそうだという理由から、「料理コン」は女性に人気のあるコンパです。

他には電車好きの男女を集めた「電車コン」などもあります。「電車コン」は電車で少しだけ遠くに旅行しながら出会いを求めるコンパで、電車の旅を楽しむことも目的となります。

男女の出会いを目的としたコンパの種類についていくつかご紹介しましたが、次はコンパと似た意味の会についてご紹介します。コンパと似た意味を持つ会には飲み会や合コンなどがありますが、実はコンパと飲み会や合コンとでは意味が違います。飲み会はともかく、合コンにはコンパの文字が入るので同じ意味になりそうですがそうではありません。

コンパは懇親会や親睦会の代わりに使えるとご紹介しましたが、合コンや飲み会はそうではありません。つまりコンパと合コンや飲み会とでは、明らかに目的に違いがあるということです。

コンパと似ているけれど実は意味が違う、飲み会や合コンなどのコンパとの意味の違いについてご紹介しましょう。

コンパと似た意味の会の一つ目は飲み会ですが、コンパと飲み会では意味に違いがあります。コンパも飲み会も、集まった仲間達と仲良くなるのが目的のようですが、実は飲み会の主な目的は別にあります。飲み会の主な目的は「お酒を飲むこと」です。もちろん楽しくお酒を飲むことが目的なので、仲間との懇親会とも言えます。

ですがあくまでも飲み会の目的は「お酒を飲むこと」であって、仲間と仲良くなることは二の次です。お酒好きが集まってお酒を飲むのが飲み会ですので、その点でコンパとは大きな違いがあると言えます。

「新歓コンパ」や「卒コン」などのコンパのことを飲み会と言うこともありますが、コンパの場合はお酒を飲まない席もありますので、その点がコンパと飲み会との違いです。

コンパと似た意味の会の二つ目は合コンですが、こちらも飲み会と同じくコンパとは意味が違います。合コンというのは正しくは「合同コンパ」ですが、この「合同」の部分がポイントになります。元々合コンとは、違うグループの男女が集まることから「合同コンパ」と呼ばれていました。その「合同」という点がコンパとの大きな違いです。

「新歓コンパ」などの場合、別々のグループが寄り集まるのではなく、最初からコンパを目的とした一つのグループで行うものです。同じ会社や学校などの仲間が集まって行うのがコンパですので、合コンとは意味が全く違います。

また、コンパと合コンは目的も違います。合コンは男女の出会いを目的としたコンパなので、一般的なコンパとは意味だけではなく目的も違うということになります。

コンパの意味や由来、飲み会や合コンとの違いなどについて色々とご紹介してきましたが、如何だったでしょうか。「新入社員歓迎コンパ」や「卒業コンパ」などコンパには色々な種類がありますが、基本的にはコンパは、誰かと仲良くなるための会を意味しています。会社のコンパなどは、社内の結束を強めるということを目的としています。

飲み会などはあまり好きではないという人も多いですが、コンパの目的はあくまでも「誰かと仲良くなること」ですので、お酒の席が苦手であってもコンパに参加することには、他の人達と仲良くなるという意義があります。

自分自身が主賓になる「新入社員歓迎コンパ」などには積極的に出席し、先輩たちとの交流を深めましょう。