「遵守」の正しい読み方は「そんしゅ」?間違いやすい理由や意味・使い方も紹介!

「遵守」の正しい読み方は「そんしゅ」?間違いやすい理由や意味・使い方も紹介!

遵守という言葉についてまとめます。日本語の熟語は読み方が難しく読み間違えているということも多いです、比較的読み方が読みやすい熟語ついても、読みやすいがために読み間違えられていることも多いです。今回紹介する遵守もそのような間違えられやすい熟語です。

記事の目次

  1. 1.遵守の正しい読み方は「じゅんしゅ」
  2. 2.遵守の意味と使い方
  3. 3.遵守と読み方が同じ「順守」の意味
  4. 4.遵守の対義語は違反
  5. 5.遵守の英語表現
  6. 6.遵守は読み方を間違えないように注意しよう!

遵守の正しい読み方は「じゅんしゅ」

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熟語の使い方や読み方は難しいものです。自分で正しいと思っていた読み方が実は間違っていたというのはよくある話です。こちらでは遵守という熟語についてまとめています。

まず最初に結論ですが、遵守の正しい読み方は「じゅんしゅ」です。遵守はよく「そんしゅ」と読み間違えられています。そのいきさつはなかなか深いものがあります、こちらではその経緯や理由などをまとめています。

遵守の誤った読み方が広がった理由

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遵守「じゅんしゅ」の読み方で一番多い間違いが「そんしゅ」です。漢字は「へん」や「つくり」に別の漢字が含まれている場合に、その音をそのまま当てはめればその漢字の正しい読み方になるものが多いです。

たとえば、個人の「個」という感じがありますがこの漢字には固形の「固」という字が含まれています、そして読み方も「こ」で正解です。同様に「砲弾」「ほうだん」には「包」「ほう」の字が入っており「ほう」と読めば正しい読み方です、「判断」「はんだん」にも「半」「はん」が含まれている等々。

読めない漢字をこのようなその漢字の一部に含まれている漢字の音から推測して読むということは、我々が普段から経験則として利用していることです。

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遵守についていえば、「遵」の中に尊敬「そんけい」の尊「そん」という漢字が含まれています、上記の「個」と同じように、だったらこれも「そん」と読めばいいと考えて遵守を「そんしゅ」と誤読するのもその理由の一つです。

書き間違えから読み間違いが生まれた

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それ以外の間違った読み方の理由として、書き間違えを原因として読み方が間違えられるようになったという説があります。

それは「遵守」を「尊守」と書き間違えたことから誤読が生じたとする説です。「じゅんしゅ」の「じゅん」はどんな字だったかなと忘れてしまい思い出すようなときに、よく似ている尊の字を書いてしまうとかありがちなことです。

しかしこの世に、「尊守」という熟語が存在しません、一方、この言葉を無理やり読めば「そんしゅ」と読むことが可能です、加えて「遵守」と見かけがよく似ている等々とあいまって混乱に拍車をかけ「遵守」が「そんしゅ」と呼ばれるようになったという説です。

そんしゅさまの影響

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遵守の読み方が間違えられるようになった理由として、歴史上の人物ですが「尊守法親王」(そんしゅほうしんのう)から遵守の読み方が間違えられるようになったのではないかという説明がされることもあります。

出家後に親王となった皇族を「法親王」と呼称します、こちらの人名が文字の見た目と呼び方が近いことなどから上記の「尊守」ように混乱や誤解などをまねいて、遵守をそんしゅと読み間違えるようになったのではないかという考え方です。

遵守の意味と使い方

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こちらでは遵守の意味と使い方をまとめます、遵守はその読み方も難しくて間違えやすいのですが、意味と使い方もなんとなくという理解ではなくしっかりと理由付けをするなどして間違えることがないように注意をしましょう。

規則や法律などにしたがい・それをまもることを意味する

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遵守の意味は、規則や法律などにしたがい、それをまもること。あるいは、決められたことに従うこと、逸脱せずしっかり守ること。と定義されています。

「遵」は「法や道理に従う」という意味があります、読み方ほど間違う要素は少ないでしょうが関連知識として結び付けることで使い方を間違わないように役立ててください。

遵守の使い方

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遵守の使い方についてまとめます。遵守は使い方を間違えることは少ないでしょう、読むときには「尊」という文字につられて読み方を間違えることがあります。

しかし、使い方においては「尊重」や「遵守」の「守」という部分が遵守の意味と関連付けることができますので読み方ほど間違うことはないでしょう。

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遵守というと法律の勉強をするとよく出てくる言葉で普段はあまり目にすることはないでしょう。しかし、遵守は法律関係だけに限定的に使用される言葉ではなく約束といった法律というよりは道徳的なことにも使う言葉です。

法律のように国家権力によって強制されるような拘束力の強いものから、町内会の規則といった少し拘束力が低くなるようなものまで、決められたことを守るということで使い方を理解しておいてください。

遵守の例文

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遵守の例文をいくつか紹介しておきます。「法令の遵守を社内で徹底していくために、コンプライアンス部門を創設する」「個人情報を利用する場合は、社内のガイドラインの遵守を徹底してください」

「人々が交通事故にあうことがなくなるように安全交通法規を遵守することを常に心がける」、「社員の務めとして会社が定めた社内規則を遵守することは大切なことです」

「社員の人権を遵守するためパワーハラスメントを無くすための取り組みは必須です」といったように使います。また文脈の中で使われるだけでなく「法令遵守」のように法律などを守るという熟語としても使用されています。

遵守と読み方が同じ「順守」の意味

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遵守の読み方は「じゅんしゅ」ですが辞書などを探すと別表記として順守と循守がという用語が記載されています、こちらではすでに説明した遵守の読み方が間違えられた理由とからめながら、その経緯や補足事項をまとめておきます。

遵守と順守は同じ意味

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別表記の関係ですので、遵守と順守は同じ意味になります。過去に当用漢字から遵守の「遵」を外すということが検討され、これに対応して報道機関などでは「遵」にかえて「順」の字をあてはめて「順守」と表記するようにしました。

その後「遵」は当用漢字表から外されないことになり、遵守と順守が現在も使用されるようになりました。

趨勢「すうせい」という熟語がありますが「趨」が当用漢字表にはないので新聞などでは「すう勢」と表記されます。近年の考え方は当用漢字表から外れる漢字はひらがなが表記が一般的ですが当時は考え方が違っていたようです。

読み方の間違いの所為で「順守」が生まれた

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そのような経緯を経て遵守に新しい字の表記を考えるにあたっては、「そんしゅ」と読み間違えられることが多くそのような誤解や間違いを招くことがないことを配慮しました。

そして意味や読みや使い方でも誤用されることがないように「順守」という表記が考え出され「遵」のかわりに読み間違いがないように「順」の字を採用しました。

遵守の対義語は違反

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次に遵守の対義語についてのまとめですが、賛成の対義語が反対であるようにとっさには出てこないですが、遵守の対義語は違反「いはん」になります。意味は「法規・協定・約束などに従わないこと。」です。

違反の読み間違いはめったにない

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違反については遵守のように読み間違いをすることはないでしょう、よく目にする熟語に「偉人」という熟語がありますが、つくりの部分が共通している「偉」も「い」と読みますし、そのとおりにあてはめれば正しい読み方になります。

使い方についても遵守のように法律などでよく使われる言葉ではなく、違反という言葉は普段の生活でも頻繁に使用してなじみがあるので、意味や使い方を誤用することもないでしょう。

遵守の英語表現

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遵守について英語表現をまとめます。日本語と英語という多言語間の対応関係になりますのでぴったりと一致するものは少ないですし、逆に多少幅広く緩やか解することで同じ意味を表すと考えることができるものもあります。

遵守を意味する英単語

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「遵守」を表す英単語としては「order」は「注文」というニュアンスもあります。「obey」は「従う」というニュアンス、「observe」同様に「~を観察する」というニュアンス、それ以外には「keep」、「follow」、「observance」などの単語があります。

遵守を意味する英語フレーズ

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最後に遵守を意味する英語のフレーズですが、ここでは上で最初に紹介した「order」を使ったフレーズで「Employees complied with the order.」、「従業員はその命令を遵守した」というフレーズを紹介しておきます。

遵守は読み方を間違えないように注意しよう!

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遵守「じゅんしゅ」についてのまとめです。一見すると尊という字が目に入り「そんしゅ」と読みがちですがこれは間違いで「じゅんしゅ」が正しい読み方です。

遵守の別表記で順守という熟語があるので、普段からこちらを使うのも一つの方法です。あるいは遵守を目にしたら、直感的に「じゅんしゅ」と読める「順守」も同時に思い浮かべることで、読み方を間違えないような理由付けとして活用してもよいでしょう。

遵守の読み間違いは、「老舗」「しにせ」を「ろうほ」と読んでしまうようなありがちな間違いですの注意してください。

busi
ライター

busi

日常のふとした気づきを大切に記事を書くようにしています。よろしくお願いします。

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