団地インテリアをDIYする準備
団地のインテリアと聞くと、どこか殺風景でシンプルで昔ながらのイメージもあるかもしれません。でも今は団地でもおしゃれな空間にDIYしたい人や、それを応援する企業も増えています。
団地の元のインテリアから、ここまで変わるのかと驚くようなDIY方法がたくさんあります。団地だからこそDIYをしやすかったり、やりがいがある部分もあるでしょう。
団地でDIYを思う存分楽しむためにも、まずは事前準備が大切です。いきなりDIYをして失敗してしまわないように、DIYをしやすい環境を整えていくためのノウハウをご紹介します。ぜひ参考にしてDIYに挑戦してみてください。
団地の規則を確認する
早速団地の部屋をDIYでリノベーションをしたい、と行動をおこす前にまずは団地の規則を確認しておくことがとても重要です。規約によってはDIYがやりにくくなるかもしれません。
団地はもちろん賃貸物件もそうですが、契約書に住む条件として規則が色々と記載されています。壁にクギを売ってはいけない、クロスを張り替えないなど、禁止事項が書かれている時もあります。
禁止事項を無視してDIYでリメイクしても、退去時には原状回復を求められることになります。契約書に細かく書いていなくても、DIYをしても大丈夫かどうかは管理会社に確認することがベストです。
現在は団地のDIY物件として売り出す業者も多くなり、DIYでおしゃれな部屋にできると人気が高まっています。思いっきりDIYができる団地もぜひチェックしてみてください。
部屋のイメージを固める
団地インテリアのDIYをするには、まず全体の部屋のイメージを決めておきましょう。やりながら考えてDIYを始めてしまうと、完成したときに全体のバランスが悪くなることもあります。
おしゃれな部屋にしたいと思っても、クールなのかナチュラルなのか、おしゃれといっても色々なジャンルがあります。団地をおしゃれにするなら、全体のジャンルは一致しているほうがバランスも良くなります。
どの部屋をどのようにDIYするのか、どんなインテリアにするのかなど、おおまかに考えておくとあとで迷わずにDIYに集中できます。
図面を書く
団地をDIYするにあたって、小さいところからDIYをするとあとでインテリアのイメージと違ってしまい、結局やり直しになることもあるでしょう。そんなことにならないためにも準備をしておくことが大事です。
DIYをするにはまずは壁などパっと目てわかる広いところから始めるのがおすすめです。そのためにもあらかじめどんなインテリアのDIYにするかを考え、そのための図面を書いておくと、途中で考えがブレることはありません。
他にも家具のレイアウトなども一緒に図面に書いておくとインテリアのイメージがわかりやすくなります。面倒かもしれませんが、おしゃれインテリアにDIYするためにやっておくと安心です。
安い材料を探す
団地のインテリアDIYを始めるにあたって、いきなり本格的な材料を使うと、コストも時間もかかってしまうので、DIY初心者にもおすすめな安価な材料を用意することをおすすめします。
たとえば100均のリメイクグッズを使うことで、コストは抑えられるうえに、失敗してもまたチャレンジできるのでチャレンジしやすいです。100均のリメイクグッズってどうなの?と思うかもしれませんが、クオリティが高いものが多いです。
100均のリメイクシートや棚をうまく使うことで、おしゃれな家具やインテリアに変身させることができます。100均に行ったときにはぜひインテリアやリメイクコーナーをチェックしてみてください。
団地の壁・床のインテリアのリメイクアイデア
団地の壁や床は、いかにも団地という昭和な雰囲気でおしゃれに見せるのはなかなか難しいかもしれません。そんな団地の床や壁をおしゃれな空間にリメイクしてみませんか?
壁や床は面積が大きいので、リメイクすることでガラっと雰囲気が変わります。壁や床がリメイクできれば、家具などインテリアをどんどんDIYしたくなるはずです。
壁や床のリメイクには、すぐに試せる安価なものや、本格的なDIYなど色々な方法で団地のインテリアをリメイクすることができます。おしゃれなインテリアにするための方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
リメイクシートで壁をリメイク
リメイクシートは100均にも販売されており、手軽にリメイクできると人気のDIYアイテムになります。失敗しても貼りなおしたり、工夫をして原状回復しやすくすることもでき、チャレンジしやすいDIYです。
壁一面にリメイクシートを貼るには、原状回復が必要な場合はまず下地が大事です。直接壁に貼ると剥がすときに剥がし跡が目立ってしまったり、壁紙を傷つけてしまうことがあります。
おすすめなのはマスキングテープで下地をつくり、その上からリメイクシートを貼れば、簡単に剥がせてリメイクもしやすくなります。団地の雰囲気がガラっと変わるのでおすすめです。
カッティングシートによる壁のリメイク
リメイクシートと同じようなもので、好きなサイズにカットして貼るだけでリメイクできるDIYアイテムです。カッティングシートは大きいサイズのものもあるので、壁など広い面を貼るのに便利です。
カッティングシートにはまるでシートには見えないタイル柄やレンガ調など、色々な柄があります。好きな柄を選んで壁に貼るだけで、団地の雰囲気がなくなり、おしゃれなインテリア空間になります。
木材による壁のリメイク
団地DIYのインテリアとして木材は多く使われています。壁に木材を使うことで、壁に飾りをつけたり物を引っかけたりしても強度があり安心なうえ、木目が綺麗でおしゃれです。
壁に木材を使うにはサイズもありますが大きいものを使うとなると、運搬や作業も大変になります。木材のカットは家だけでなくホームセンターでもできます。自分でカットが難しい場合は、ホームセンターも利用してみましょう。
団地DIYのインテリアに木材は本格的でおしゃれな印象になるので、おすすめです。リメイクシートでは自分の好きな柄がなかったり、本物の木目が欲しい場合など、ぜひ木材を使ったDIYにチャレンジしてみてください。
黒板による壁のリメイク
団地の昭和インテリアから、黒板の壁で一気に洋風でカフェのような雰囲気に変わります。インテリアとして小さいものから大きいものまで黒板はDIYにも使われています。
壁の一部を黒板にしても良いですし、壁一面を黒板風にすると圧巻のインパクトになり、おしゃれなインテリアになります。壁の雰囲気によって団地らしさは消えますし、おしゃれさがグっと上がります。
フロアシートで床をアレンジ
団地でも床のリメイクは可能です。施工をすることなく、フロアシートを敷くだけでガラっとインテリアの雰囲気が変わります。フロアシートも様々な柄があるので、気軽に試せるのもメリットです。
団地など賃貸でもフロアシートを使う人は多く、100均のリメイクシートはサイズが小さいので、大きいサイズのフロアシートは床など広い範囲に効果的です。
全体のインテリアのイメージが決まるのが床なので、どんなフロアシートが自分のイメージに合うかを、よく考えてみましょう。たまにフロアシートをめくって元の床の状態を確認しておくと安心です。
団地のリビング・キッチン向けのインテリアをDIY
団地や賃貸物件では、一部屋がそこまで広くないところが多く、物が多いとリビングやキッチンがごちゃごちゃしがちになり、見た目も収納も悪くなってしまいます。
リビングをごちゃごちゃさせないためには、大き目の棚をDIYしたり、キッチンはスッキリさせるための棚を用意してみたりと、棚は収納だけでなくインテリアにも一役買っています。
こちらではリビングやキッチンでのDIYした棚の実例をご紹介します。おしゃれな棚やアイデア溢れる棚などさまざまあります。ぜひ参考にしてください。
リビング向けの棚のDIYアイデアと実例
団地のリビングはキッチンと一緒の部屋のところが多く、狭く感じるかもしれませんが、棚をDIYしてみると不思議と広く感じスッキリした雰囲気になるので試してみてはいかがですか?
おすすめは高い棚をDIYしてリビングとキッチンの間に設置することです。実例としてこちらではDIYの棚が仕切りとなって、キッチンをうまく隠しています。さらに、天井までの高さがあることで視線が上に行くので部屋も広く見える効果があります。
収納力もありますし、あえて見せる収納にすることでおしゃれなインテリアになります。キッチンとの仕切りなのでちょっとした作業もしやすい棚になっています。
キッチン向けの棚のDIYアイデアと実例
団地のキッチンはよく見える位置にあり、毎日使う場所でもあるので、おしゃれなインテリアにかえて気分を上げてみませんか?
団地や賃貸のキッチンには吊り下げ棚など棚があり、リメイクシートを貼ってアレンジしたり吊り下げ棚に板とマスキングテープを貼ったりと、リメイクのし甲斐がある場所です。実例では壁におしゃれな吊り下げ収納を使っています。
また調味料棚を木材でDIYすると、キッチンになじんでとてもおしゃれになります。油がとぶ場所なので、掃除がしやすいような棚にしておくと手入れも便利です。
すのこを使った棚のDIYアイデアと実例
100均にもあるすのこを使ったDIYで棚を作るのもおすすめです。すのこのナチュラル感が棚にぴったりで、組み立てやすくクギがなくてもDIYすることができます。
実例ではすのこと板でおしゃれな飾り棚をDIYしています。板は色を塗ったあとニスでツヤを出し、茶色のナチュラル感がとてもおしゃれです。実例では写真立てや吊り下げなど色々な見せ方をしています。
DIY初心者でもチャレンジしやすいすのこで、棚作りにチャレンジしてみませんか?リビングのインテリアをグっと華やかにしてくれる棚をDIYしてみてください。
ペグボードの壁面収納のDIYアイデアの実例
穴の開いたペグボードは、シックな部屋のインテリアやキッチン収納にも便利なアイテムです。実例でもわかるように、キッチンツールや調味料の収納に使われています。
キッチンツールなどを吊るすことによって、取り出しやすくパっと見えて元に戻しやすいメリットがあります。団地のキッチンスペースがあまりない、という方にはおすすめの収納方法です。
キッチンツールはかさばるものも多いので、棚に入りきらないものはペグボードで見せる収納に切り替えてみましょう。便利なのでぜひやってみてください。
キッチンカウンターのDIYアイデアと実例
団地など賃貸物件でキッチンスペースがあまりないところだと、キッチンカウンターに憧れませんか?収納力が増えるだけでなく作業場も増えるので調理もしやすくなります。
キッチンカウンターを新たに買うとなるとコストもかかるし、サイズ感も団地など賃貸物件にはぴったりくるものが見つからない場合もあるでしょう。
サイズもデザインやインテリアも自分好みにできるのがDIYの良さです。実例では木材を組み立ておしゃれでナチュラルなキンチンカウンターになっています。見える場所に雑誌など収納できるスペースもDIYしています。
キッチンカウンターは大きいものなので、難しく感じるかもしれませんが、計測をしっかりして道具も揃えられれば好きなようにDIYができますので、チャレンジしてみてください。
団地の洗面台・トイレのインテリアをDIY
団地など賃貸物件での洗面所やトイレはスペースが狭いこともあり、収納やインテリアにはなかなかこだわれない人も多いかもしれません。
洗面所やトイレは毎日使う場所で特に汚れが目立ちやすいところでもあります。インテリアよりも掃除のしやすさで重視する人もいるでしょう。
賃貸物件ではDIYするにも原状回復ができるように注意が必要ですが、毎日使う場所だからこそインテリアにこだわってみませんか?
自分の好きなインテリアやデザインにできるDIYをフルに使って、おしゃれな洗面所やトイレに変身させてみましょう。
水回りにタイルを張るDIYアイデアと実例
水廻りのDIYにおすすめのアイテムがタイルです。タイルの鮮やかでキラキラした色合いが、洗面所の雰囲気をグッとおしゃれにしてくれます。
タイルは100均にもあり、貼るだけで完成するお手軽DIYもおすすめです。同じ色合いで洗面所の壁に貼ると、おしゃれなアクセントになります。タイルなので水に強く、日々のお手入れも問題なくできるでしょう。
クッションフロアのDIYアイデアと実例
団地や賃貸などの床はシンプルで面白みがない色合いなところが多いです。トイレや洗面所の床を、クッションフロアで素敵なインテリアのひとつにしてみませんか?
クッションフロアは水廻りに強く、インテリアとしてもきれいでおしゃれな柄が多くあります。ナチュラルな木材や大理石など様々な柄があり、奥行やモダンな雰囲気など好きにDIYすることができます。
団地や賃貸の床はシンプルなので、冷たい印象をもちやすいですが、クッションフロアで一気におしゃれな賃貸らしさを感じない空間になります。
突っ張り棒を使ったDIYアイデアと実例
団地や賃貸のトイレや洗面所のDIYにおすすめのアイテムとして、突っ張り棒はとにかく万能アイテムです。引っかけたり棚にしたり板の土台にしたりと、DIYには欠かせないものになっています。
実例のように、トイレをタンクレス風にDIYするのが流行っており、タンクが見えなくなることでまるでお店のトイレのようなおしゃれな空間になります。
タンクレス風にDIYするために木材やプラダンを使って設置するために、突っ張り棒を土台として使います。トイレは狭いのでDIY作業がやりにくいですが、完成したときは達成感と素敵なインテリアに満足するでしょう。
団地の押し入れをDIY
団地のには押し入れがあるところが多く、貴重な収納スペースとして使う人が多いですが、押し入れはインテリアとしてDIYできることをご存知でしょうか?
団地の押し入れはそのままでは押し入れそのものですが、DIYすることで棚や机にもなります。もちろん収納スペースとして棚をDIYしてさらに収納しやすくしたりと、押し入れDIYはメリットだらけです。
押し入れはただの収納場所ではなく、今はDIYでインテリアにする時代です。今まで隠していた部分を、おしゃれなインテリアスペースとして開放してみませんか?こちらでは押し入れDIYのアイデアをご紹介します。
押し入れを収納スペースにするDIYアイデア
そもそも押し入れは団地や賃貸にも多くある収納スペースで、大きい物や布団などを収納しますが、物をそのまま収納しているとデッドスペースができたり、ゴチャゴチャになってしませんか?
団地の押し入れの規模は様々ですが、どんなサイズの押し入れでもDIYをすれば快適なインテリア空間となります。実例では押し入れの中に棚を新たに設置して、上部のデッドスペースも収納に使っています。
収納カゴにはひとつずつラベルを貼って、どこに何があるかひと目でわかるようにしています。ふすま自体を取っ払うことで、中の物をすぐ手に取れるうえ、おしゃれなインテリアなので開けっぱなしでも大丈夫です。
押し入れに購入した収納棚を設置するとデッドスペースができてしまうこともあります。押し入れDIYは収納しやすい好きなサイズにできるので、インテリアとしてもおすすめの場所です。
押し入れを棚にするDIYアイデア
こちらでは押し入れ全体を棚として使っているアイデアです。押し入れにそのまま物を入れると上部にデッドスペースができてしまうので、押し入れ天井ギリギリまで棚をDIYすることで、スッキリした見た目になります。
棚自体は押し入れの上段に設置するので、ちょうど目線の高さに棚がくるので取り出しやすく、またパッと全体を見渡すことができます。細かいものなど収納しやすいように、棚を追加でDIYするのも良いでしょう。
団地の押し入れもDIYでスッキリした棚をインテリアとして使うことができます。押し入れは奥行もあるので、さらにおしゃれに見せることができます。
押し入れを机にするDIYアイデア
まさか押し入れが机になるなんて、意外かもしれませんが、押し入れの上段はちょうど大人の腰あたりなので、高めの椅子に座れば机にDIYすることができます。
押し入れは奥行があるため、椅子を置いて足を押し入れ下段に入れても足が当たりません。また上段も奥行があるので、パソコンを余裕で置くスペースもあります。
パソコン周りはスッキリ見せるために色合いを白に統一し、インテリアとしてもおしゃれで綺麗なDIYになっています。団地の押し入れでもDIYは可能なので、ぜひ書斎としてチャレンジしてみてください。
押し入れをカウンターにするDIYアイデア
団地の押し入れはDIYでインテリアにもなるとご紹介していますが、なんとカウンター代わりにもなります。押し入れの中に好きなお酒などを飾って、ちょっと一杯飲むスペースとして、大人の空間にしてみませんか?
団地の押し入れDIYで、机にするインテリアを利用して、ちょっとしたBARのような雰囲気にすることもできます。シックで大人な空間として、団地の押し入れDIYにチャレンジしてみてください。
押し入れをインテリアに生かすDIYアイデア
団地の押し入れDIYは色んな可能性があります。インテリアとして押し入れを使うことで、収納するだけでなくおしゃれ空間として見せることができます。
団地の押し入れは狭いから無理かもと諦めず、ちょっとしたDIYでさらに便利でお気に入りの場所になるでしょう。棚や小物を入れたり、緑を飾ったりと団地の押し入れらしさを完全になくすことがおしゃれになるポイントです。
団地の押し入れは茶色の部分が多いので、まずはリメイクシートで色や柄をかえてから、その柄に合うように棚や収納をDIYしていくと、全体的にバランスが整ったインテリアになります。
賃貸の団地でもインテリアのリメイクを楽しめる!
団地ではDIYもインテリアもこだわれないと思うのはもったいないです。賃貸でも原状回復できるようにDIYすることは充分可能です。
団地でのDIYはキッチンや洗面所など色々な場所でおしゃれな空間にすることができます。自分の納得のいくインテリアに囲まれると、自然と気分が上がるかもしれません。
団地でのDIYは決してハードルが高いものではないので、まずは100均のリメイクシートからDIYを始めてみませんか?団地のインテリアからDIYでおしゃれなインテリアへのギャップに驚くでしょう。
団地DIYはおしゃれなだけでなく、さらに便利にするアイデアがたくさんあります。団地DIYでお家をまるごと素敵なインテリアにチャレンジしてみてください。