キャンプにも扇風機は必要?
キャンプ場は都会より涼しいから、扇風機なんて必要ないと思っている人がいるかもしれません。ところが意外に暑く、気温が高くなります。キャンプ場でも扇風機は必要です。そこで、おすすめのキャンプ用の扇風機の種類をいくつか紹介しましょう。
キャンプで使う扇風機の選び方
キャンプで使う扇風機の選び方のポイントをチェックしましょう。家庭用とは違って、キャンプにぴたりと合う扇風機を見つけるには、いくつかの選び方のポイントがあって、そこを押さえておかないといい製品が選べません。そこで、いくつかの点についてアドバイスしましょう。
テントの大きさに合わせて選ぶ
最初のキャンプ用の扇風機の選び方のポイントは、テントの大きさに合わせて選ぶことです。キャンプ用の扇風機をテントの外で使うこともあるでしょうが、テントの中で涼むため用という場合も多いです。
そのため、テントの大きさに合わせた種類の選び方をしないと、効率よく涼を取れません。テントが大きければ風量が強力なものを、テントが小さければそれほど強くないものを選ぶと、快適に使えます。
目的別に選ぶ
キャンプ用の扇風機をどう使うかでも、選び方は変わってきます。テントの中で涼むため、テントの外の活動で涼しい風にあたるため、炭おこしのため、就寝しやすくするためなど、目的はいろいろあるでしょう。
テントの中で涼むためという場合は、すでに説明したようにテントの大きさで選び方を決めるといいです。テントの外での活動用ということなら、強力で、風が遠くまで行き届く扇風機がおすすめです。就寝しやすくするためというのなら、静音タイプのものを選びましょう。
と言っても、目的ごとに別々の扇風機を買うというわけには行きませんから、風量調節機能が付いたものがいいでしょう。このタイプの扇風機なら、目的に応じて風量を変えて、気分良く使えるでしょう。
強力な物を選ぶ
キャンプ用の扇風機にはいろいろな種類がありますが、どちらかというと風量が強力なものの方が選び方としておすすめできます。テントが大きい場合は、強力タイプだと風が十分に循環し、中にいる人がみな涼めます。
また、屋外活動でも、風量が強力なら結構快適に過ごせます。キャンプでは活発な屋外活動をするでしょうから、風量が弱いものだと物足りないでしょう。
電源で選ぶ
キャンプ用扇風機の選び方のポイントの一つに、電源方式があります。どのような電源から給電するのか、いくつか選び方の注意点があります。キャンプ用の扇風機の電源の種類には、電池式と充電式、ACコンセント式などがありますが、それぞれの違いを見てみましょう。
電池式
電池式のキャンプ用扇風機は、電池さえ用意できれば、ずっと使えます。余計な配線も必要ないし、電源供給に頭を悩まさなくてもいいし、使いやすいことは確かです。キャンプ場の近くに、コンビニやスーパーなどがあれば、電池の補給もしやすいでしょう。
使いやすい電池式のキャンプ用の扇風機ですが、一つ難点があります。それは電池が長持ちしないことです。キャンプが長引けば、何度も電池交換の必要が出てきて、面倒です。電池をたくさん用意することにもなり、ここが選び方としてネックになるでしょう。
充電式
充電式というキャンプ用扇風機の種類もあります。充電式は、電池の補充も必要なく、何度でも使えて便利です。故障さえしなければ、キャンプではとても活躍してくれます。特に充電式の中でもUSB充電式は、充電が簡単で、キャンプに向いています。
ただ、充電式は、充電を忘れると、使えなくなります。楽しいキャンプに夢中になり、充電を十分にすることができなかったという場合は、しばらく役に立ちません。けれども、充電忘れさえ防げれば、とてもいい選び方となるでしょう。
ACコンセント式
キャンプ場に電源サイトがある場合やポータブル電源を持っていった場合は、ACコンセント式キャンプ用扇風機を使うのがおすすめです。ただ、そのようなキャンプ場は少ないので、実際にはあまり使えない場合も多いです。
せっかくキャンプ場へ扇風機を持参しても、使えなくては意味がありませんから、選び方としては電池式や充電式のような種類を選んでおいた方が無難です。
機能で選ぶ
キャンプ用扇風機にはシンプルタイプもありますが、機能がいくつか付いているものがあります。代表的な機能として、首振り機能、角度調整機能があります。これらの機能は扇風機に備わっている基本的なものですが、ここを選び方のポイントにできます。
特にハンディタイプのキャンプ用の扇風機を購入すると、首振りも角度調整もできないことが多いです。ハンディタイプをスタンドに立てて使用する場合は、少し使いにくいでしょう。
持ち運びやすさで選ぶ
キャンプ用扇風機に中には、大型、強力というタイプもありますが、持ち運びやすさを選び方のポイントにできます。キャンプ地に持っていくものはテントやテーブルなどかさむものも多いので、扇風機くらいは軽くて、コンパクトなものを選びたいところでしょう。
設置式かクリップ式か
キャンプ用の扇風機に限りませんが、扇風機の種類に設置式とクリップ式があります。設置式とは置いて使うということで、テーブルなどがあれば大丈夫です。クリップ式はクリップで支柱や手すりなどに留めて使用します。
キャンプで扇風機を使う場合、テーブルなどが用意できないこともあるでしょう。その場合は、設置式の扇風機は使いにくくなります。したがって、クリップ式の方がおすすめの選び方になります。もちろん屋外では使えませんが、テント内で使うのならクリップ式が便利でしょう。
キャンプで使う扇風機の種類と特徴
キャンプでは、どのような種類の扇風機を使えばいいのでしょうか。種類の選び方も大切で、その種類によって特徴も使い勝手も大きく異なります。ここでは、キャンプで使える扇風機の種類として3つ挙げ、それぞれの特徴を見てみましょう。
大型扇風機
家庭用の大型扇風機をキャンプに持参していけないということはありません。キャンプ専用扇風機というわけではありませんが、風力も強力で、涼むという点では効果が大きいです。また、静音性にも優れているので、就寝時にも快適に使えます。
ただ、家庭用大型扇風機は、電源がないと使えませんから、その確保が重要になってきます。また、大きくてかさばるので、持ち運びがしにくいです。車でキャンプ地に移動する人はいいですが、リュックだけで荷物を運ぶ人には携帯できません。
ハンディファン
ハンディファンはとてもコンパクトな作りになっていて、持ち運びがしやすいです。キャンプ場へ持っていく荷物は多いでしょうから。扇風機だけは小さいものにしたいという場合は、おすすめの選び方になりますが、これだけでは十分でないかもしれません。
ハンディファンは、一人で涼む場合はとても役に立ちます。火起こし用にもちょうどいいタイプです。人気商品もあり、価格も安いものが多いです。ただ、ハンディファンは大きさが大きさですから、風量が強力というわけにはいきません。また、音も結構うるさい場合があります。
そのため、メインの扇風機をハンディファンだけにするというのでは、物足りないでしょう。もう一つ別の扇風機も用意した方がいいでしょう。
サーキュレーター
サーキュレーターをキャンプ地に持っていくこともできます。サーキュレーターは、ファンが大きいので、風量も強力で、音も静かなタイプが多いです。テント内の風の循環にもおすすめできる扇風機です。
サーキュレーターも家庭用大型扇風機同様、電源の確保がカギになってきます。ただ、充電式サーキュレーターという種類もあるので、そちらを購入すれば電源の問題は解決します。
キャンプにおすすめの人気扇風機4選【大型】
キャンプにおすすめの人気扇風機をチェックしてみましょう。まずは大型編からです。大型扇風機にはコンパクトタイプにはない良さがあり、風量も強力で、快適に涼むことができますが、どんな人気製品があるでしょうか。
スノーピーク マキタ フィールドファン
デザインが少し無骨ではありますが、意外に格好がいいキャンプ用扇風機がスノーピーク マキタ フィールドファンです。色合いも大自然とうまくマッチし、人気の製品です。電源はACコンセントとバッテリーの両方が使えるので、キャンプで使う分にも全く問題はありません。
なお、バッテリーと充電器は別売りなので、本体とは分けて購入する必要があります。18Vのバッテリー使用時には、弱運転で連続9時間40分ほど使えます。これならキャンプでも重宝しそうです。
風量は、強・中・弱の3段階に切り替え可能です。最大風速は180m/分と強力です。バックハンドルでぶら下げることもできます。
マキタ 充電式ファン
スノーピーク マキタ フィールドファンと似たようなキャンプ用扇風機ですが、マキタ 充電式ファンも優れた人気製品です。充電式と言いながらも、羽根径235mmで、最大風速190m/分で、結構強力です。自動首振り機能も付いています。
1・2・4時間の切りタイマーが付いているので、就寝時には安心して使用ができます。連続使用時間はスノーピーク マキタ フィールドファンよりも長くなっています。18Vのバッテリー、BL1860B使用時には、19時間15分も続けて稼働します。かなり長時間です。
アイリスオーヤマ サーキュレーター
アイリスオーヤマ サーキュレーターには、8畳タイプ、14畳タイプ、18畳タイプ、24畳タイプなどがあります。そのため、テントの大きさや使用場所に応じて一番合いそうなものを選べます。
スパイラル気流を発生し、風が渦を巻いて前進するように作られています。風量も強力で、とても快適な使い心地です。キャンプ地でも存分に活躍してくれる扇風機です。運転音は図書館よりも静かで、風力2で35dBしかありません。これなら安心して眠れるでしょう。
切りタイマー、風量調節、リズム、左右首振りなどの機能も備わっていて、とても使いやすい扇風機です。リモコンもあるので、離れた場所からの操作もできます。人気おすすめのキャンプ用扇風機(サーキュレーター)と言っていいでしょう。
KEYNICE 扇風機
KEYNICE 扇風機にはいろいろな種類があります。卓上型、クリップ式、ハンディ、壁掛け、吊り下げタイプなどです。サイズもいくつかあります。その中から人気のある2020年最新改良版を紹介しましょう。
バッテリーの性能は良く、最少モードで約25時間も連続使用できます。最大モードでも5時間持ちます。これならキャンプ地での充電回数も少なく済みそうです。風量切り替えは3段階で、リズム風も出てきます。
素材はABS樹脂で、耐衝撃性、対高温性に非常に優れています。したがって、キャンプ地でも安心して使える扇風機です。持ち運びもしやすいタイプで、キャンプ地に持っていくのにもぴったりです。
キャンプにおすすめの人気扇風機3選【ハンディタイプ】
続いて、ハンディタイプのキャンプにおすすめの人気扇風機を取り上げてみましょう。コンパクトで軽量なハンディタイプ扇風機は、とても使いやすい人気製品です。その中からキャンプにぴったりのものをいくつか紹介しましょう。
FITFIRST 携帯扇風機
FITFIRST 携帯扇風機は、風量の3段階調節ができるようになっています。3枚ばねと3枚の小さな羽が付いていて、心地よい風が吹いてきます。後ろには水タンクがあり、氷水を入れたり、香水を垂らしたりして、涼風やさわやかな香りを楽しめます。
7色LEDライトが付いていて、美しく輝きます。夜のキャンプ地などでは、幻想的な雰囲気にもなります。電源はUSB充電方式で、最少運転で約13時間連続使用ができます。なお、同じFITFIRST社から少し値段が安いキャンプファンも発売されています。
キャプテンスタッグ 乾電池&USB対応 どこでも扇風機
キャプテンスタッグ 乾電池&USB対応 どこでも扇風機は、2種類の給電方式があるキャンプ用扇風機です。USBによる充電か乾電池の利用のどちらかです。乾電池の種類は単3が4本となっています。アルカリ乾電池使用時には、連続2時間半動き続けます。
3段階に角度調節ができるので、お好み合わせて使えます。羽根の素材にはEVAフォームを使用し、ソフトにできているため、触れても比較的安全です。子供とキャンプする時などは、安心して利用ができます。
ZNT モバイル USB扇風機
ZNT モバイル USB扇風機のベース台は取り外し可能で、卓上タイプにもハンディタイプにもなります。テント内ではどこかに置いておき、テント外では手に持ってという使い方もできます。手に持っていても、コンパクトで軽いので、それほど疲れません。
また、手持ち部分には滑り止めが付いていて、汗をかいても持ちやすくなっています。置いて使う場合は、倒したり斜めにしたりもできます。給電タイプはUSB充電方式で、弱運転なら8時間、中運転なら5時間、強運転なら2時間連続使用ができます。
キャンプに扇風機を持ち込んで快適に過ごそう!
ここまで、キャンプで使う扇風機の選び方、種類、特徴、人気製品などの説明をしました。夏はキャンプ場も結構暑くなるので、扇風機を持参した方がいいですが、人気製品があるので、その中から選ぶのもおすすめです。