革靴に付いたシワの取り方を紹介!
毎日ピカピカに磨いて上手に革靴を履きこなしているつもりでも、気づかぬうちに革靴にシワができてしまい悩んでしまったことはありませんか?
足元のおしゃれとは、普段のファッションでも重要なポイントとされていますが、革靴のようにビジネスシーンに欠かせないアイテムでは、しっかりときれいな状態をキープしながら履きこなすしていく心掛けが大切です。
今回は革靴に付いてしまったシワの取り方などをご紹介させていただきますので、革靴のシワでお悩みの人はぜひ参考にしてみてください。
革靴にシワが付く原因
革靴に付いてしまったシワの取り方をご紹介する前に、まずは革靴にシワができてしまう原因について知っていきましょう。
シワの取り方で革靴をきれいな状態に戻せても、シワができてしまう原因を知らないままでは再び革靴にシワができてしまう可能性があるでしょう。そこで、再び革靴にシワができてしまう原因を予防できるようにいくつかのシワの原因をご覧ください。
毎日同じ革靴を履いている
革靴にシワができてしまう原因の1つ目は、革靴を履く頻度です。サラリーマンなど毎日スーツを着こなす人は革靴も同じく毎日履くこととなりますが、スーツに合わせる革靴は毎日同じものを履いてはいませんか?
革靴などをきれいな状態で履き続けるためには、1日履いた革靴は最低でも1日空け休息をさせてあげることが大切で、毎日同じ革靴を履くことはタブーとされています。
毎日1足の革靴だけを履き続けてしまうと、革靴の消耗が早くなってしまいシワの原因になりやすくなってしまいますので、革靴は2から3足分を用意しローテーションで履きこなしていくようにしましょう。
革靴のサイズが合っていない
革靴にシワができる原因の2つ目は、自分の足のサイズに革靴が合っていないこともシワの原因とされています。革靴とはスタイリッシュなデザインとなっているため、自身の足のサイズに合ったデザインを見つけることが難しい人もいるでしょう。
そのため足のサイズよりも大きなサイズの革靴を合わせてしまう人もいますが、サイズが大きい革靴を履いて歩くと、革靴と足の間に隙間できてしまい、この隙間がシワが発生する原因とされています。
革靴とは履き続けることで革が伸びて足にフィットしやすくなりますので、購入の際には自身の足に合ったサイズか、少し窮屈なサイズを選ぶようにしましょう。
乾燥によるもの
頑丈な素材に見えがちな革靴ですが、人の肌と同じように乾燥などに弱いデリケートな部分がある素材となっているため、革靴を履きこなす際にはしっかりとした乾燥対策が必要です。
革靴を乾燥対策をしないままにしてしまうと、革にうるおいがなくなりひび割れの原因になることもありますので、せっかくの上品な革靴にはしっかりとした乾燥対策をして、だらしなく見えてしまうひび割れやシワを防いでいくようにしましょう。
間違った手入れによるもの
革靴をきれいな状態で履き続けるためには、日頃からのお手入れが大切になりますが、ツヤを出したり革を保護するために使われる靴墨の使い方には注意が必要です。
靴墨は革靴の大きさや素材によって適量が決められており、適量以上を使用したり間違った手入れをしてしまうと、革靴のシワや折り目の原因となってしまいます。
革墨の使い方は、事前にリムーバーを使って表面に付いている革墨を取り除いてから使用するもので、この工程を疎かにした場合には、革靴の深部まで栄養が行かず革靴を傷ませる原因となりますので、過剰な靴墨にならないように気を付けましょう。
革の種類によるもの
革靴にはさまざまな種類があり、種類によって履き心地が違くなっていますので、自分自身の好みに合った種類を選ぶことが大切です。
しかし革靴の種類の中にも、シワができにくい種類とシワができやすい種類とで分かれており、硬い革靴は歩くと折り目やクセが付きやすい種類とされていますので、革靴のシワの原因にもなってしまいます。
そのため革靴にシワができにくい種類を選ぶ際には、日頃から歩いていても折り目やシワになりにくいやわらかい革靴がおすすめです。
革靴に付いたシワの伸ばし方①シューキーパー
革靴にシワができてしまう原因についてご紹介させていただいたところで、続いては革靴に付いてしまったシワの取り方についてご紹介させていただきます。
シワの伸ばす方法にもいくつかの種類がありますので、1つ目は「シューキーパー」を使ったシワの取り方をご紹介していきますので、シューキーパーの使い方などと合わせてご覧ください。
シューキーパーは革靴に欠かせないグッズ
シューキーパーとは、革靴にできてしまうシワを予防または補正するために欠かせないグッズです。シューキーパーを使うことで、革靴に付いてしまったシワが深くなるのを防いでくれます。
また、これまで革靴をそのままにしてしまいある程度深くなってきてしまったシワも、シューキーパーを使うことで伸ばすことができます。
シューキーパーとは木やプラスチックの素材を靴の形にしたグッズで、革靴などには木のシューキーパーを使っている人が多いですが、木のシューキーパーは値段が高いことが特徴です。
プラスチックのシューキーパーは、木のシューキーパーと比べると安価で購入することができますので、お値段を安く抑えて革靴のシワ予防または革靴のシワを伸ばしたい人におすすめです。
シューキーパーの使い方
シワを伸ばすグッズとしておすすめのシューキーパーの使い方は、紐靴に使用する際には事前に紐を緩めてから使用するようにしましょう。
シューキーパーは靴のサイズに合ったものを用意し、シューキーパーをかかと部分からつま先部分に向けて入れ込んでいきます。このとき、シューキーパーを斜めにかた向けて入れていくとスムーズに入りやすいです。
つま先部分まで入れることができましたら、かかと部分にもシューキーパーを入れていきますが、革靴のかかと部分には芯材が入っていますので、芯材を傷つけないように注意して入れていきましょう。
シューキーパーを全部入れ終わる前に、シューキーパーを前方へグッと押し込んであげると、シワなどがしっかりと伸びますので、革靴をきれいな状態で保存することができます。
革靴に付いたシワの伸ばし方②スチームアイロン
続いてご紹介する革靴に付いてしまったシワを伸ばすのにおすすめのグッズは「スチームアイロン」で、こちらは服などに使用する一般的なスチームアイロンを活用したシワの取り方の方法です。
革靴などの革製品は、熱や水にあたると収縮する特徴がありますので、この特徴を活かしてスチームアイロンの熱でシワを伸ばすことで革靴を修復していきます。
スチームアイロンを使ったシワの取り方は、革靴のシワがある程度深いときにシワを伸ばす方法としておすすめであり、シューキーパーではシワを伸ばすことができないときなどに活用してみてください。
用意するもの
スチームアイロンを使ったシワの取り方に必要なグッズは、スチームアイロンの他に革靴の形を整えておくためにシューキーパー、タオル、色付きクリーム、汚れてもいい布です。
スチームアイロンは革靴に直接当ててしまいますと、革が痛む原因となってしまいますので、蒸気が出るタイプのスチームアイロンを用意しましょう。
シワの伸ばし方・手順
スチームアイロンを使って深く付いてしまったシワを伸ばす方法は、シワを伸ばしたい革靴にシューキーパーを入れて形を整え、革靴にタオルを被せてから始めていきます。
程よい温度にスチームアイロンを設定したら、革靴に被せたタオルの上からスチームアイロンをあてていきますが、このとき強く押し付けるのではなく、蒸気がプシューっとなるようにあてていくようにしましょう。
シワが付いてしまった部分を重点的に、スチームアイロンでシワを伸ばすように20秒から30秒ほど蒸気をあてることができましたら、汚れてもいい布で色付きクリームをスチームアイロンをあてた部分に塗りこんでいきます。
このとき、クリームがムラにならないようにしっかりと伸ばすように塗りこんであげるようにしましょう。クリーム塗れれましたら、蒸気の水分を乾かすために1時間ほど放置したらシワ取りの完成です。
革靴のシワが当たって痛い時の対処法
革靴にシワができてしまうと、革靴がだらしなく見えてしまうだけではなく、シワが足に食い込み痛みを感じることもあるでしょう。
シワが食い込み痛みを感じた場合は、そのままにしておくのではなくシワを伸ばすことをおすすめします。そんな食い込みシワの取り方には「ストレッチャー」というグッズを使ったシワ取り方法が最適ですので、シワが食い込んでしまう人はぜひ参考にしてみてください。
ストレッチャーを使ったシワの伸ばし方
今回のシワの取り方に必要なグッズは、シューキーパーのような見た目をしているストレッチャーを用意するだけです。ストレッチャーにはいくつかボコボコと穴が開いていますので、痛みを感じる革靴と並べてシワが食い込んでいる部分を確認しましょう。
痛みを感じる部分が確認できましたら、ボコボコと空いた穴の部分にコブをはめ込みストレッチャーを革靴の中へ入れ込んでいきます。
ストレッチャーを革靴の中へと入れることができましたら、ストレッチャーの後方に付属されているバーをくるくると回してあげると、先ほどはめ込んだコブを靴の中でシワを伸ばすように調節することができます。
しっかりとシワを伸ばす位置までコブを持ち上げることができましたら、丸一日ストレッチャーを入れたまま放置してあげることで、シワが食い込んでいた部分を補正することができます。
革靴にシワが付かないようにする予防方法
革靴にシワができてしまう原因から、シワの状態にあったシワを伸ばす方法をいくつかご紹介させていただきましたが、革靴にシワができないようにする方法はあるのでしょうか?
ここでは疎かにしてしまうとシワができてしまう革靴を、しっかりとシワから予防するほうほうや、シワ予防におすすめのグッズご紹介させていただきますので、革靴にシワを作りたくない人はぜひ参考にしてみてください。
革靴を履いた日は手入れをする
革靴を新品のような美しい状態で保つためには、革靴を履いた日にはしっかりと手入れをしていくことで、シワを予防することができます。
シワ予防に必要な手入れ1つ目は、弾力性に富んだ馬毛のブラシなどを使い、1日履きまわり付いてしまったほこりや汚れを掃ってあげることです。ほこりや汚れをそのままにしてしまいますと、革靴がくすむだけではなくシワになりやすいので注意しましょう。
シワ予防に必要な手入れ2つ目は、シワを伸ばす際にご紹介させていただいたシューキーパーを革靴に入れて保管してあげることです。シューキーパーでは、しっかりと靴の形状を整えてくれますので、履かないときにはシューキーパーを入れることをおすすめします。
上記の2点はシワ予防に必要な最低限の手入れとなっておりますので、休日など時間に余裕がある日には、クリームなどで革に栄養を与えてあげるとさらに美しい状態を長くキープすることができます。
シューキーパーを入れて保管
上記でもご紹介させていただきましたが、革靴を履かない日にはシューキーパーを入れて保管することがシワ予防に必要な手入れとなっています。
革靴に付いてしまいがちな白いシワは、周囲からも目立ちやすい革靴のくたびれとなっており、この白いシワの原因は最低限の手入れができていない場合に出やすい症状となっています。
くたびれが目立ってしまう白いシワなどを予防していく際には、シューキーパーを入れて靴の形を整え、馬毛ブラシ等でほこりや汚れを落としたら、汚れてもいい布でクリームを白いシワに塗ってあげると良いでしょう。
毎日同じ革靴を履かない
革靴にシワができないように予防するためには、毎日同じ革靴を履かないように心がけていくことが大切です。革靴だけではなく靴全般は、毎日同じものを履いてしまうと消耗が激しいためおすすめできません。
そのため、1日履いた靴は最低でも1日休息させてあげることで、シワなどの劣化を防ぐことができますので、スーツ仕事の人など革靴を毎日履き歩く人は、革靴のストックを何足か用意し、革靴に休息の時間を与えるようにしてあげましょう。
革靴を何足か用意する際には、同じようなデザインの革靴を揃えてあげるのではなく、色やデザインを異なるもので揃えることで、変わり映えの無いスーツ姿もおしゃれに楽しむことができます。
革靴のシワを伸ばす方法を試してみよう!
革靴のように革素材のアイテムは、しっかりとケアしてあげることでいつまでも美しい状態で履きこなすことができますが、付いてしまったシワも今回ご紹介させていただいたシワの取り方や、シワ取りグッズを活用することでシワを伸ばすことができます。
新品の革靴にはしっかりとシワ予防のグッズを使い、もしも付いてしまったシワもシワを伸ばすことで革靴をきれいな状態に整えることができますので、日々のビジネスシーンには美しい革靴を履きこなすようにしてみましょう。