しりとりで使える「ご」から始まる食べ物を紹介!
何の道具がなくても気軽に始められる、言葉遊びの「しりとり」。子供だけでなく大人でも、しりとりをしてみると意外に楽しいもの。そんなしりとりをする際に、「ご」から始まる食べ物というお題が出ても、なかなか「ご」から始まる食べ物が浮かばず困った経験はありませんか。
しりとりをする時に有利なのは、多くのボキャブラリーを持つことです。同じ食べ物であっても、違う言い方を知っていれば、それだけボキャブラリーが増えるので有利になります。
今回の記事では、「ご」で始まる食べ物を料理・野菜・果物・お菓子から5種、魚から4種、合わせて24種を一挙にご紹介していきます。中には、通常の呼び方とは違う「ご」から始まる食べ物も含まれていますので、「ご」から始まる食べ物がお題のしりとりで活用してください。
「ご」から始まる食べ物【料理】
まず、「ご」から始まる食べ物として、ご紹介するカテゴリーは「料理」となります。「五目そば」「ゴーヤチャンプルー」「五目ちらし」「ゴマサバ」「ごんざ」の5種類を、レシピも含めご紹介していきます。中にはあまり知られていない料理もありますので、しりとりで披露してみて下さい。
五目そば
「五目そば」とは、肉・卵・野菜・きのこ・蒲鉾など、色々な具を乗せた暖かい料理です。五目とは、明確な五種類の具が決まっているわけではなく、様々な具材という意味があります。
「五目そば」のレシピ。まず、豚バラ肉・椎茸・人参・白菜を切ります。次に豚バラ・いか・えび・人参・白菜の順に具材を炒めていきます。うずらの卵を入れたら火を止め、水溶き片栗粉を入れてよく混ぜます。再び火をつけ餡を固めている間に麺を茹で、麺を入れた丼に餡をかけたら完成。
2人分の材料は、麺2玉・豚バラ肉100g・いか50g・むきえび50g・人参5cm・白菜3枚・椎茸3個・うずらの卵6個・水500cc・片栗粉大さじ3・水大さじ3です。具材は特に決まりはないので、家にある物で代用も可能。彩り豊かでボリューム満点な、「ご」から始まる食べ物です。
ゴーヤチャンプルー
「ゴーヤチャンプルー」は、ゴーヤや豆腐などを炒めた沖縄料理。沖縄においてチャンプルーとは、「豆腐を入れ強火で炒める」という意味です。崩れにくい島豆腐を使用した料理。
「ゴーヤチャンプルー」のレシピ。種・綿を取り除いたゴーヤを5mm幅に切り塩でもみ、水で洗って水気を切ります。フライパンで溶き卵を半熟に炒め、一口大に切った豚肉・豆腐も加え炒めます。醤油・みりん・だしなど好みの調味料で味付けしたら出来上がり。
2人分の材料は、ゴーヤ1/2本・豚肉100g・卵1個・木綿豆腐1/2丁・醤油大さじ1と1/2・みりん大さじ1と1/2です。豆腐は島豆腐でなくても、木綿豆腐を水切りしておけばOK。今や全国区となったゴーヤチャンプルーは、栄養バランスに優れた「ご」から始まる食べ物なのです。
五目ちらし
「五目ちらし」は、ご飯に具材を散らすことからその名前が付きました。「五目そば」と同じく、具材に特に決まりはありません。最後に卵・えびなどを飾る、彩りの良い料理です。
作り方は、いちょう切りにした蓮根・短冊切りにした人参・適当な大きさに切った椎茸と油揚げを、水・みりん・砂糖・塩・ほんだしを入れて、汁気が無くなるまで煮ます。ご飯が炊きあがったら、酢・砂糖・塩・ほんだしを回しかけ、煮た具材を加え大きく混ぜ合わせたら完成です。
4人分の材料は、米400g・油揚げ1/2枚・蓮根1/2節・人参1/2本・椎茸6個。煮汁用には、水大さじ3・みりん大さじ2・砂糖大さじ1・塩とほんだし少々。合わせ酢には、酢大さじ4・砂糖大さじ1・塩とほんだし少々。お祝いの席にぴったりな、「ご」から始まる食べ物です。
ゴマサバ
ここでいう「ゴマサバ」とは魚の種類の事ではなく、新鮮な真サバの刺身を、特製のタレに漬け込んだ福岡の郷土料理のことです。サバの脂の甘味とゴマダレが絡み、食べ応え満点の料理。
「ゴマサバ」も自宅で作ることが出来ます。鯖は骨・皮・血合いを取り除き、一口大の薄切りに。小ネギは小口切り、海苔は細切りにしておきます。ボウルに醤油・酒・みりん・白すりゴマを入れ混ぜ合わせます。そこへ、鯖・アサツキ・海苔を和えて白ゴマをふれば出来上がり。
材料は、真鯖1枚・小ネギ1本・海苔1/4枚・醤油大さじ1・酒・みりん・白すりゴマ各大さじ1/2。タレは山葵を加えるのもおすすめ。また「ゴマサバ」は、ご飯に乗せて丼にしたり、出汁をかけてお茶漬けにしてもOKな、「ご」から始まる食べ物なのです。
ごんざ
「ごんざ」とは、千切りにした大根と、打ち豆・野菜等を煮た福井の郷土料理。あまり知られていない料理なので、「ご」から始める食べ物のしりとりで、誰かと被る可能性は低い料理名です。
「ごんざ」のレシピ。大根と人参を千切りにし、大根は予め米の研ぎ汁で茹でておきます。大根・人参・打ち豆・具材にかぶる位の水を入れ、醤油・出汁と好みで砂糖やみりんを加えて煮たら完成です。里芋・椎茸や油揚げを入れるのもおすすめの、「ご」から始まる食べ物です。
材料、大根1本・人参1本・醤油80cc・出汁適量・打ち豆100gです。打ち豆とは、大豆を石臼で潰し乾燥させたもので、福井では古くから大豆の保存食として使われている食べ物です。
「ご」から始まる食べ物【野菜】
次に「ご」から始まる食べ物としてご紹介する、カテゴリーは「野菜」です。野菜の中にも「ご」から始まる物が多くあります。こちらでは「ごぼう」「ゴーヤ」「ごま」「五月菜」「御器所大根」5種類の野菜の特徴を見ていきましょう。
ごぼう
「ご」から始まる野菜で、まず初めにご紹介するのは「ごぼう」です。「ご」から始まる野菜の中で、まず初めに頭に浮かぶのも「ごぼう」かもしれません。
「ごぼう」は、ユーラシア大陸原産のキク科の多年草です。食物繊維が豊富で、便秘の解消に効果があり、大腸がんの予防効果もあると言われています。きんぴらの他、サラダ・甘酢炒めなど、「ごぼう」を使った料理のレパートリーは数多くあります。
ゴーヤ
「ご」から始まる野菜で、次にご紹介するのは、料理カテゴリーにも登場した「ゴーヤ」です。沖縄野菜の代表格である「ゴーヤ」は、ウリ科の植物で未熟な果実を野菜として利用する食べ物。
「ゴーヤ」の特徴はビタミンCが豊富な点で、他の野菜や果物の2~5倍のビタミンCを含んでいます。沖縄料理の流行により「ゴーヤ」は日本全国に広まったので、「ご」から始まる食べ物でしりとりをする際には、多くの人が答える可能性の高い野菜です。
ごま
「ごま」も「ご」から始まる食べ物のしりとりをした場合、すぐに出てくる食べ物かもしれません。「ごま」の成分は油分が50%・タンパク質が20%、残りの30%がビタミン類・ミネラル・食物繊維です。植物性の食べ物の中でも、栄養価はトップクラスです。
特に良質な油分は、オレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸で出来ているので、免疫力を高めたりコレステロールを下げる働きがあります。
五月菜
「五月菜」は、アブラナ科の野菜です。小松菜・ほうれん草は良く目にする野菜ですが、「五月菜」という野菜を知らない方も多いのではないでしょうか。「ご」から始まる食べ物のしりとりで、答えるのにおすすめの野菜です。
越冬して春に伸びた茎は、味が濃くて甘味と苦みのバランスが抜群です。青くささも少ないので、おひたし・味噌汁・煮びたし等で食べるのがおすすめです。
御器所大根
「御器所大根」という大根があるのを、ご存知でしょうか。「ごきそだいこん」と読み、現在の名古屋市昭和区に当たる、愛知郡御器所村を中心に栽培されていた大根です。
かつては御器所地域の名産品として知られ、特にこの大根の沢庵漬けは、味が良いことでその名を知られていたそう。しかし、全国的に広まっている名前ではないので、「ご」から始まる食べ物のしりとりで、答える人は少ないはずです。
「ご」から始まる食べ物【果物】
こちらでご紹介するのは、「ご」から始まる食べ物の中の「果物」カテゴリーです。果物には元々日本に在来している物ではなく、後から和名が付けられた物も多くあります。よく目にする果物の和名を覚えておくと、「ご」から始まる食べ物のボキャブラリーを増やすことができます。
ゴールドキウイ
「キウイ」はニュージーランドから輸出される際に、国のシンボルである鳥の「キーウイ」に因んで付けられた名前です。キウイフルーツは、品種改良が進んでいる果物なので、ベビーキウイ・ミニキウイなど様々な種類を持っています。
「ゴールドキウイ」も品種改良されたキウイで、通常のグリーンキウイより酸味が弱く甘みが強い品種になります。キウイにはビタミン・食物繊維のほか、塩分の排出を促すカリウムなど、健康や美容に必要な栄養素が詰まっています。
ゴレンシ
星のような形と酸味が特徴の「スターフルーツ」。このスターフルーツの和名が「ゴレンシ」なのです。果実の色は熟すに従い、緑色から黄色に変わりますが、完熟前の少し青味が勝った状態が食べ頃です。輪切りにすると可愛い星形になるので、フルーツサラダに入れるのにぴったりな果物。
「スターフルーツ」を知っていても、「ゴレンシ」という果物名を知っている人は少ないので、「ご」から始まるしりとりで披露すれば、周りの人から尊敬の目で見られるかもしれません。
ゴールデンデリシャス
りんごにも多くの品種がありますが、「ゴールデンデリシャス」も、美しい黄色が特徴のりんごの品種の一つです。日本ではあまり作られていませんが、品種改良に役立っていて「王林」「ジョナゴールド」など多くの品種を生み出しています。
ゴールデンパイン
「ゴールデンパイン」は、デルモント社が研究を重ね生み出した高級パイナップルです。最後が「ん」で終わってしまうので、「ご」から始まるしりとりを終わらせたい時に使ってもOK。
「ゴールデンパイン」の正式名称は、「ゴールドエキストラスイートパイナップル」なので、「ご」で始まるしりとりを続けたい場合は、この長い果物名を答えるのも良いでしょう。
ゴールドコット
「ゴールドコット」とは、アメリカで誕生した杏子の品種の一つです。酸味が少なく糖度が高いので、生食で楽しめる果物です。
「杏子」「アプリコット」の果物名を知っている人は多くても、「ゴールドコット」を知っている人は少ないので、「ご」から始まるしりとりの答えで、人と被る可能性が低い食べ物です。
「ご」から始まる食べ物【魚】
「ご」から始まる食べ物ので、三番目にご紹介したカテゴリーは「魚」です。探してみると「魚」にも「ご」から始まるものが見つかります。こちらでは、「ゴウイカ」「ゴホンガゼ」「ゴテンアナゴ」「ゴリ」の4種をご紹介していきます。
ゴウイカ
日本は世界一のイカ消費国として知られ、食用イカとしては「スルメイカ」「ヤリイカ」が多くを占めています。「ゴウイカ」は、この「ヤリイカ」の別名で、北海道の南部では春を告げる味覚として定着しています。
ゴホンガゼ
「ゴホンガゼ」というものを、ご存知でしょうか。実は「ゴボンガゼ」とは、ヒトデのことです。「ガゼ」は雲丹の地方名で、キヒトデという種類は冬になると、腕の中に卵を持つようになります。この卵が、雲丹を更に濃厚にしたような絶品の美味しさなのです。
ヒトデが食べられるという事も、「ゴボンガゼ」という別名があることも知らない人が多いので、「ご」から始まる食べ物のしりとりで、披露したら驚かれること間違いなしです。ただし、ヒトデには毒がある種類もありますし、キヒトデも生では食べられない点に注意が必要です。
ゴテンアナゴ
1990年に発見された「ゴテンアナゴ」とは、目の縁の後ろに上下2点の斑点があることから、その名が付けられました。味は通常のアナゴより少々劣りますが、東京市場で大量に水揚げされることもあります。オスの体長は、最大で53cmにも達します。
ゴリ
広島辺りではハゼのような形をした魚は、種類を区別せず纏めて「ゴリ」と呼ばれます。また、金沢の犀川・浅野川で獲れるウキゴリも「ゴリ」と呼ばれています。今では「ゴリ」は少なくなり、貴重な食材となっています。ゴリの佃煮は、金沢の名産品です。
「ご」から始まる食べ物【お菓子】
「ご」から始まる食べ物として、最後にご紹介するカテゴリーは「お菓子」です。こちらでは、「ごま団子」「ゴーフル」「五家宝」「五色豆」のほか、「ごろし」という少し物騒な名前のお菓子も含め、5種類を詳しく見ていきましょう。
ごま団子
「ごま団子」とは、白玉粉に水と胡麻油を混ぜた生地で、胡麻餡を包み白胡麻や黒胡麻をまぶして揚げたお菓子です。さくさくモチモチとした「ごま団子」は、口に入れた時の香ばしさも楽しいもの。中国の点心の一種類ですが、自宅で作る人も多い人気のお菓子。
ゴーフル
フランス語で、「浮きだした模様を付ける」という意味の「ゴーフル」。日本では薄焼き煎餅の間に、クリームを挟んだお菓子が、「ゴーフル」「ゴーフレット」という名前で販売されています。最近では、楕円形のおしゃれな物など種類も増えてきています。
五家宝
埼玉の熊谷で「五嘉棒」の名前で売り出された「五家宝」は、文政年間に生まれた歴史の古いお菓子です。きな粉でまぶされた、このお菓子を手土産もらった事がある人も多いはず。また、「ご」から始まるしりとりで、お菓子といえば「五家宝」を思い浮かべる人も多いかもしれません。
ごろし
「ごろし」とは、水でこねた小麦粉を団子状にした生地を茹で、砂糖醤油・黒砂糖やきな粉をかけて食べる福岡県のお菓子です。「ごろし」という名前の由来は、五次郎という人物が作ったなど諸説ありますが、「ご」から始まるしりとりで、このお菓子を挙げたら驚かれること間違いなしです。
五色豆
糖衣の炒り豆に5色の色を付けた「五色豆」は、京都に古くから伝わる銘菓です。色は主に「白・青・赤・黄・黒」の5色。この5色は宮中の五彩色を表現した縁起の良い色として人気を博し、「五色豆」は京都で有名なお菓子となっていったのです。
「ご」からはじまる食べ物をしりとりで役立てよう!
しりとりで「ご」から始まる食べ物がお題になった時、なかなか思い浮かばず困ったことはありませんか。今回の記事では、「料理・野菜・果物・魚・お菓子」に分けて、「ご」から始まる食べ物を、レシピも含めご紹介していますので、しりとりや献立作りに役立ててみて下さい。