ロードバイクのサドルの高さを調整しよう!
初心者からプロまで、幅広いユーザーのいるロードバイクですが、サドルの高さ調整が必要なことはご存じでしたか?間違ったサドルの高さのまま使っていると、故障の原因にもなるので、十分に注意することをおすすめします。
そこでこの記事では、ロードバイクのサドルの高さ調整の測り方をご紹介します。合わせて、ロードバイクのサドル以外の調整方法を取り上げていくので、ロードバイク初心者の人はぜひ参考にしてみてください。
ロードバイクのサドルのポジション調整は重要!
上記でも軽く触れましたが、ロードバイクのサドルのポジション調整は大切になっています。高すぎても低すぎても、確実にパフォーマンに影響を与えてくるので、本当に重要なパーツと言ってもいいかもしれません。
そこでこの項目からは、ロードバイクのサドルが高すぎた場合と低すぎた場合に出てくるような、影響を取り上げていきます。間違ったサドル高さはデメリットしかないので、しっかりと把握しておくことをおすすめします。
サドルが高過ぎる場合に出る影響
ロードバイクのサドルが高すぎるときは、お尻や前立腺が押し上げられるような形になっているので、確実に痛みにつながります。さらにに、サドルのポジションが高いと、うまくペダルの可視点が踏み込めないので、スピードを出すことができません。
シンプルにお尻が痛いだけでなく、間違ったポジションのサドルのロードバイクを使っていると、だんだんと膝の裏側、ふくらはぎの上部が痛くなります。基本的にロードバイクの不調だけでなく、体の痛みを発生させてしまうのです。
サドルが低過ぎる場合に出る影響
基本的にロードバイクは、前傾姿勢になって漕ぐわけですが、起き上がっている状態だと空気抵抗が大きいのです。サドルのポジションが低すぎるロードバイクは、体が浮きがちになってしまうので、確実にスピードが出ることはありません。
もちろん空気抵抗が大きいと、漕ぐのも大変になるので、お尻と足がだんだん痛くなってきます。そもそもロードバイクは、ハンドルが遠く離れたポジションにあるので、手を伸ばすことによって、腰を痛めることにもつながります。
ロードバイクのサドルの高さの簡単な決め方
この項目からは、ロードバイクのサドルの高さの簡単な決め方をご紹介します。いざロードバイクのサドルの高さを変えようにも、初心者にとっては難しいことなので、変える前に基本的なことを覚えておくことが大切です。
簡潔に言えば、ロードバイクに乗って高さを決める方法や、計測してサドルの高さを決める方法を取り上げていきます。どちらも初心者でもできるような、簡単な計測方法となっているので、ぜひ試してみてください。
①自転車に乗って高さを決める
まずは、固定してあるロードバイクに乗車して、片側のペダルに足を乗せます。両足をペダルに乗せて、ペダル地面と平行になるくらいが、自分にとってちょうどいいロードバイクのサドルの高さとなっています。
少しでも斜めになっていると、十分に力を込められないので、間違ったサドルの高さと言ってもいいかもしれません。コツとしては、いつも通りロードバイクに乗るように、かかとを乗せることによって、ぴったりなサドルの高さを計測することができます。
②計測して高さを決める
次に取り上げていきたい計測して高さを決める方法は、まずは、本を足の間に挟み込んでおきます。簡潔に言えば、本の上部から地面までの高さを計測していくのですが、定規やメジャーなどを使って計測してみてください。
計測した値に、「0.86~0.88」をかけた数字が、ロードバイクの適切なサドルの高さとなっています。こちらの方法もとても簡単ではあるものの、次の項目から値の測り方のコツを取り上げていくので、ぜひ参考にしてみてください。
測り方
股下が80.5cmだった人は、シンプルに0.86をかけてみることによって、69.23cmといったサドルの高さが導き出されます。もちろん幅があるので、できるだけ0.88の方もかけてみて、70.84cmといった値も計測しておくことをおすすめします。
このように、69.23cmから70.84cmといった値が出てくるわけですが、そこまで幅があるわけではありません。微々たる差となっているので、いざサドルの高さを変えるときは、実際に乗ってみることが大切です。
実際走ってみて出る影響も確認
ここまで2種類のロードバイクのサドルの高さの測り方を取り上げてきましたが、いざサドルの高さを変えたら、実際に走ってみましょう。ロードバイクは、実際の乗り心地が大切になってくるので、こういった時に微調整を行いましょう。
もちろん上記で紹介した方法で、上手くサドルの高さが決められない時は、思い切って自転車専門店で測ってもらうといいかもしれません。基本的には、簡単にサドルの高さを計測してくれるので、初心者におすすめとなっています。
ロードバイクのサドルの高さの変え方
ここまでロードバイクの、簡単なサドルの高さの測り方を取り上げてきましたが、もしかしたら自分でサドルを変える人もいるかもしれません。もちろんそこまで難しい方法ではないので、初心者でも簡単に、ロードバイクのサドルの高さを変えることができます。
そこでこの項目では、ロードバイクのサドルの高さの変え方の中でも、やり方や手順をご紹介します。上記で紹介した簡単なサドルの高さの測り方と一緒に、自分で実践してみてください。
やり方・手順
ロードバイクのサドルは、シートポストを固定するクランプボルトを緩めることによって、高さを変えることができます。クランプボルトによって、サイズ感は変わるものの、専門的な六角レンチ4mmや5mmを使ってみてください。
サドルを緩めることができれば、左右に回しながら上下に動かしていきます。最後に調節したサドルを、地面と平行になるように微調整をしたら、初心者でもできるサドルの高さ調整は完成となります。
ロードバイクのサドルの高さ以外の調整方法
ここまで基本的にサドルの高さの変え方を取り上げてきましたが、もしかしたら他にも気になる部分もあるかもしれません。そこでこの項目からは、ロードバイクのサドルの高さ以外の調整方法をご紹介します。
簡潔に言えば、サドルの前後、ハンドルの角度、ハンドルの高さ、ステムの長さ、クリート位置といった箇所を調整方法を取り上げていきます。どれも初心者でもできる方法なので、ぜひ参考にしてみてください。
サドルの前後を調整
サドルの前後調整をするときは、実際にロードバイクに乗って、膝の皿にあるくぼみからペダルまでを、一直線に結んでみてください。ペダル軸と真っ直ぐになっていればちょうどいいのですが、前寄りになっている時は、サドルを動かすことによって、適切なサドルの前後の位置に調節することができます。
ハンドルの角度を調整
何かと気になるハンドルの角度ですが、シフトレバーと下ハンドルの持ちやすさによって、判断することができます。基本的にシフトレバーと下ハンドルは、ロードバイクと水平になるような位置が正しいので、ズレてしまっている場合は、しっかりと微調整をしましょう。
ハンドルの高さを調整
基本的にロードバイクのハンドルの高さは、筋力や柔軟性によっておすすめが変わってくるので、実際に乗って調節してみるといいかもしれません。どうしても決められない初心者は、シンプルにサドルとシフトレバーの高さを同じにすることによって、適切な位置に調節することができます。
ステムの長さを調整
ロードバイク初心者にとっては、馴染みのないステムの長さですが、ロードバイクを乗るときに重要な箇所と言ってもいいかもしれません。短すぎると体に負担をかけるようになるので、基本的に胸と腕の角度が90度になるように調節することで、違和感のないステムの長さになるのです。
クリート位置を調整
最後に取り上げていきたいのは、ロードバイクのクリート位置を調整する方法となっています。クリートはペダルの別名となっていて、基本的に親指と小指を結んだ線が、ペダル軸と合うように調節することによって、適切なクリートに位置になります。
ロードバイクのサドルの高さを調整して快適に乗ろう!
この記事では、ロードバイクのサドルの高さを調節する重要性を紹介してきました。間違ったロードバイクのサドルの高さにしていると、ロードバイクの故障や、怪我などにつながります。
合わせて、ロードバイクのサドルの高さの変え方を取り上げてきました。簡単に計測するだけで、自分にぴったりなサドルの高さを見つけることができます。ロードバイクのサドルの高さを変えるだけで、一気に快適な走行ができるようになるので、しっかりと高さを調節してみてください。