激励の言葉を贈りたい!
職場などの転勤などで去る方の送別会や、新人の歓迎会などで、相手に贈られることの多い「激励の言葉」ですが、いざ相手に贈ろうとすると、どのような「激励の言葉」を贈ればよいか迷ってしまいます。この記事では、「激励の言葉」について例文などで紹介していきます。
この記事を読んで、「激励の言葉」の例文やそれぞれの意味、注意点、相手への応援効果などについて知って、相手に正しく「激励の言葉」を贈れるようにしましょう。
「激励の言葉」の意味と「はなむけ」との違い
「激励の言葉」の意味は、相手を応援したいときに、相手を励ますために贈る言葉のことです。相手を励ます効果があるような言葉を選んで贈ります。似たような意味の言葉に「はなむけ」がありますが、こちらのほうは、相手を送り出すときに贈るものすべてを指します。
つまり、「はなむけ」という言葉を使う時には、餞別として贈る金品もすべて含まれています。また、送別の時に贈ることがほとんどです。これに対し、「激励の言葉」は、特に送別の時でなくても贈ることがあり、指すのは言葉のみです。
激励の言葉の贈り方
相手を応援したいときに贈る「激励の言葉」ですが、実際にどのようなときにどのような言葉を贈ったらよいか迷うことも少なくありません。この項では、「激励の言葉」を実際に贈るときには、どのようなときにどのような言葉を贈るべきかということを紹介していきます。
様々なシーン別に、適切な激励の言葉を紹介するとともに、激励の言葉を贈るときの注意点についても紹介していきますので、激励の言葉を贈るときの参考にしてください。
職場や誰かの応援に
職場などで「激励の言葉」を贈る場合、主に新人歓迎会などで新人を励ましたいときや、送迎会などで、退職したり、異動したりする方に対して、慰労の意味も込めて贈ったりすることが多いです。ここでは、シーン別にどのような言葉がふさわしいかを紹介します。
新人を励ましたい場合
職場の新人歓迎会などで新人の方を励ます効果を狙って「激励の言葉」を贈る場合は「入社おめでとうございます」の後に「できる限りのサポートをしますので安心してください」などが適切です。新人の方は、初めての職場で不安がいっぱいです。
そんな新人の方の不安を取り除く効果のある「できる限りのサポートをします」などは、新人の方に安心して職場で自分の能力を発揮してもらえる効果もあるといえます。
送別会などで退職や異動する人を慰労したい場合
職場の送別会などで、退職したり、異動する方に対して慰労の意味も込めて「激励の言葉を贈る場合は、「新しい職場でも体に気を付けて頑張ってください」などが適切です。退職したり異動したりする方は新しい職場で働くことになりますので、今までの慰労の意味も込めて贈りましょう。
ただ、中には退職しても、次の就職先が決まっておらず、不安な気持ちで過ごしている方もいます。そのような方には、「早く新しい職場で活躍できるように祈っています」などがよいです。
効果的な贈り方のコツ
激励の言葉をかけるときには、まず、相手の気持ちを考えた言葉や時、場所などを選ぶことが必要です。相手が激励の言葉をもらってうれしいと思えるような配慮をするようにしましょう。そうすれば、相手に喜んでもらえ、激励の言葉の効果も最大限に発揮できます。
また、マニュアル通りだけではなく、気持ちのこもった、自分で考えた言葉を選ぶようにすると、より相手に気持ちが伝わり、喜んでもらえるとともに、激励の言葉の効果を発揮しやすくなります。
注意点
前述したように、激励の言葉は、相手の気持ちを考えて言葉と時を選ばないと、相手をがっかりさせてしまい、激励の言葉をかける意味がなくなってしまいます。また、上司など目上の方に激励の言葉をかけるときは、「頑張って」や「ご苦労」などは失礼に当たります。
目上の方に激励の言葉をかけるときは「成功をお祈りしています」や「お疲れさまでした」など、失礼にならないような言葉を選びましょう。このような注意点を守れば、激励の言葉をかけることによって人間関係がうまくいくようになり、仕事もスムーズにいくようになります。
激励の言葉とその意味9選
激励の言葉によく使われるフレーズはいくつかありますが、この項では、その中から9つを選んで意味を紹介していきます。この項を読んで、激励の言葉の意味を理解して適切な相手に適切な時に激励の言葉をかけてあげることができるようにしましょう。
前の項の中の、注意点とともに理解して、激励の言葉の適切な使い方ができるようにすれば、職場での人間関係もスムーズにいくようになって、仕事もスムーズに進むようになります。
入社おめでとうございます
この言葉は、新入社員に対して、入社してくれたことに対して感謝や期待の気持ちと意味を込めてかける激励の言葉です。一般的に入社式などで使われるので、大抵の方は必ず1回は聞いたことがある言葉です。歓迎している気持ちも入っているので、新入社員の不安も和らげることができます。
全力でサポートしていきますので安心して
この言葉も、新入社員歓迎会などで新入社員に対してかける激励の言葉です。この言葉には、「サポートしていくから大丈夫」という新入社員の不安を払しょくする意味がありますが、それとともに、「一緒に頑張っていこう」という応援する意味も込められています。
新天地でも
この言葉は、退職したり、異動したりする方に送別会などで使われることが多い言葉です。「新しい職場でも頑張ってください」という意味が込められています。ただし、中には、複雑な気持ちの方もいますので、相手の状況も考えてかけるように気を付けましょう。
成功するよう心よりお祈りしております
この言葉は、会社などで新しいプロジェクトなどが発足したりした時に使うことが多い言葉です。激励の言葉もこの言い回しですと、上司など目上の方に使っても問題ありませんので、相手の成功を祈る気持ちを込めて、様々な場面で使われます。
社員一丸となって
この言葉は、やはり、プロジェクトの成功を祈っているときなどに、仲間を激励するために使われる言葉です。ただ、前述の「成功するよう心よりお祈りしております」とは異なり、目下の人から目上の人へ使われることはあまりありません。同僚などに使われます。
この言葉には「みんなで一緒に頑張って成功させましょう」という意味が込められています。シンプルな表現ですので、同僚などに使ってもあまりプレッシャーを感じさせずに済みます。
ワンチームで
この言葉も、前述の「社員一丸となって」と同じく、プロジェクトなどを成功させようとするときに使われる激励の言葉です。この言葉も同僚もしくは目上の人から目下の人などに使われることが多く、目下の人から目上の人へ使われることはほとんどありません。
この言葉には「チームで心を合わせて成功させましょう」という意味が込められており、プロジェクトなどチームプレーが必要なことが行われるときに使われます。
これまでの努力は裏切らない
この言葉は、スポーツの試合の前や受験の本番前などに使われることが多い言葉です。相手が今まで努力を重ねてきたことを認めたうえで、「大丈夫だよ」と応援する意味が込められています。努力の結果が評価されるすべての場面で使うことができます。
リラックスして本番に臨もう
この言葉は、受験の本番前や、就活の面接の前などに使われます。受験や面接の前はとにかく緊張しがちです。緊張していると、本来の力が発揮できないので、相手に「大丈夫だからリラックスして本番に臨んでほしい」という意味を込めて使われます。
困ったときはお互い様
この言葉は、病気やケガ、トラブルなどで仕事をあまりすることができず困っている状態の同僚などにかける激励の言葉です。この言葉には相手に「困っているときは誰にでもあるものだから気にしなくていいよ」と伝える意味が込められています。
激励の言葉を贈るときの例文
この項では、実際に激励の言葉を使う時の使い方をシーン別に例文で見ていきます。激励の言葉を使うシーンによって、適切な言葉は異なってきますので、この項の例文で激励の言葉のシーン別の適切な使い方を覚えて、正しく使えるようにしましょう。
部下に激励を贈る
ここでは、上司が部下に激励の言葉を贈るときの例文を紹介します。この場合は、目上の人から目下の人へですので、注意点で述べたようなことを気にせず、「ご苦労様。君の努力は必ず報われるよ。こちらも全力でサポートするからね」というような激励の言葉を使っても大丈夫です。
受験の応援をする
次に、受験生を応援したいときに贈る激励の言葉の例文を紹介します。「あなたが今までしてきた努力は決して裏切らないから、安心して本番に臨んでね」といったような言葉をかけると、応援する気持ちが伝わるとともに、相手の不安を払しょくする効果もあります。
上司に頑張ってと伝える
ここで紹介するのは、部下から上司に激励の言葉をかける場合に使う例文です。部下から上司へは目下の人から目上の人に対してですので、「いつもお疲れ様です。今度のお仕事の成功をお祈りいたしております。」などあまり大げさにならないような表現を使うほうが良いです。
激励の言葉で職場を盛り上げよう
職場などで相手に激励の言葉をかけることは、相手の不安を払しょくしたり、相手の気持ちを解きほぐして人間関係をスムーズにしたりするなどの効果が望めます。このような効果の望める激励の言葉を職場でもぜひ使って、人間関係ひいては仕事がスムーズにいくようにしましょう。