英語スラング「BFF」の意味や使い方を覚えよう！
インスタグラムなどのSNS上に「BFF」という言葉が使われているのを見たことはありませんか。これは、ある英語が省略されたもので、海外では若年層を中心に英語スラングとしてよく使われる言葉です。
本記事では、この英語スラング「BFF」の正しい意味や使い方、読み方について解説しています。また 「BFF」がどのような言葉の省略なのか、どのようなシチュエーションで使われるのか例文を用いて説明しています。英語スラングやインターネットスラングに興味のある方はぜひ参考にしてください。
「BFF」とは
「BFF」は英語圏の女子学生の間でよく使われる言葉で、この言葉はSNSやメールなどでよく見られます。インスタグラムでは「#BFF」のハッシュタグが存在するほど頻繁に使われます。もともとはアメリカの女子高生の間で流行した言葉でしたが、SNSやメールを通じて世界中に広まっていきました。
「BFF」は一言で言えば「若者言葉」であり、10代～20代の若い女性の間ではよく使われますが、30代以上の女性や男性の間ではあまり使われることはありません。この項目では、「BFF」の正体（どんな言葉を省略したものなのか）について解説していきます。
「Best Friend Forever」を省略したもの
冒頭で「BFF」はある英語が省略された言葉であることをお伝えしましたが、一体どのような言葉が省略されているのでしょうか。実は「BFF」は、「Best Friend Forever」が省略された言葉で、各単語の頭文字を取って「BFF」と表記されています。
海外では、SNSやメールなどでよくこの類の省略された言葉は頻繁に使われます。「BFF」の正しい意味や読み方、使い方については次以降の項目で詳しく説明していきます。
2016年に流行語大賞を受賞
もともと「BFF」の発祥は海外ですが、日本でも女子高生を中心として普及されていて、2016年には流行語大賞で7位に入賞しました。このようにSNSやインターネットを通じて、英語圏の習慣や文化が浸透してきているのは現代の情報社会ならではの傾向といえるのではないでしょうか。
「BFF」の意味と読み方
上記の項目で「BFF」は、「Best Friend Forever」の省略された言葉であることが分かりました。この項目ではこの言葉の意味と読み方について解説していきます。また、英語圏や日本の女子学生がどのようなニュアンスで「BFF」を用いているかについてもお伝えします。
意味
「Best Friend Forever」で何となく想像できますが、「BFF」とは日本語で「永遠の親友、親友、相棒」といった意味になります。日本の女子高生を中心に使われる「マブダチ、ニコイチ、ズッ友、べスフレ」などと同じようなニュアンスで用いられます。
読み方
「BFF」の読み方は2通りあります。1つ目は「BFF」をそのまま「ビー・エフ・エフ」と読んだ読み方があります。そして2つ目は「ベストフレンドフォーエバー（Best Friend Forever）」です。
いずれにしても、「BFF」はSNSやメールなどで使われる言葉のため、会話の中で使われることはほとんどありません。
「BFF」の類語
上記の項目では、「BFF」の意味や読み方について解説しました。「BFF」の正しい使い方を説明する前に、この項目では「BFF」と意味合いが近い類語について紹介していきます。もちろんこれから紹介する類語は、英語圏を中心に使われている英語スラングです。
「BFF」と同様に、これらの類語も10代～20代の若年層（特に女性）の間で頻繁に用いられているようです。
「bffl」
「BFF」の類語の1つ目に「bffl」があります。これは、「Best Friend For Life」が省略された言葉で、直訳すると「人生の親友」となります。「BFF」とニュアンスはほとんど違いはなく「大親友、親友」という意味合いで使われます。
例文を挙げるとすれば“We have been bffls since we were kids.”「私たちは小さいときからずっと親友です。」のような使い方があります。なお、複数の友達を表現したい場合は「bffl」の語尾に「s」を加えて、「bffls」と表記します。
「buddy」
「BFF」の類語の2つ目に「buddy」があります。これは、「相棒」という意味の単語で親しい間柄に使われる言葉です。SNS上では、友人や家族はもちろんのこと、ペットに対して「buddy」を使用していることもあります。
また、「buddy」と同様の意味で「bro（兄弟）」という言葉が使われることがあります。この言葉は「brother」が省略されたもので、兄弟のように心の通い合った間柄で使われます。これらの言葉は若年層に限らず、使われることが多いです。
例文を挙げると “I went for a walk with my buddy (bro).” 「相棒（兄弟）と散歩に出かけた。」などの使い方があります。
「close friend」
「BFF」の類語の3つ目に「close friend」があります。これは、「近しい友達、親友」という意味の言葉です。「BFF」や「bffl」などの言葉とは異なり、「close friend」は老若男女問わず使われることの多い言葉です。
例文を挙げるとすれば “Tom is one of the closest friends of mine.” 「トムは私の親友の1人です。」のような使い方ができます。
「BFF」の使い方・例文
上記の項目では、「BFF」の類語についていくつか紹介しました。この項目では、「BFF」の使い方や例文について解説します。「BFF」は「Best Friend Forever」＝「一生の親友」という意味の言葉ですが、必ずしも親しい間柄に使われるとは限りません。
出会って間もない間柄や特に親密な関係でない相手に対しても「BFF」を用いる場合があります。「BFF」はカジュアルなシーンに適したスラング英語のため、フォーマルなシーンには不適切です。
ちなみにインスタグラムやフェイスブックなどのSNS上では「BF」という言葉が使われていることがあります。「BFF」と文字の並びが似ていて一見とすると、同じような言葉に見えますが、この言葉は「Boyfriend」=「ボーイフレンド」という意味で使われる言葉のため注意が必要です。
例文①
「BFF」は様々なシーンで使われる言葉ですが、おおまかに使われる機会の多いシーンをピックアップして例文を紹介していきます。「BFF」のよく使われるシーンとして挨拶などの日常会話があります。
“Hey, BFF! How have you been?”「ねえ、相棒 ! 元気にしてた ?」 “I'm gonna go to bed now.” - "Okay, I'll text you tomorrow. Good night bff.”「もう寝るね。」「オーケー、また明日メールするね。おやすみ、親友。」 “See you later!- See ya, bff !”「また後でね !－またね、親友 ! 」
例文②
次に「BFF」のよく使われるシーンとして友人と一緒に食事に行ったり、旅行に出かけたりしたときなどが挙げられます。
“I'm gonna head to Los Angeles with my BFFs next week!”. 「来週親友達とロサンゼルスへ行く。」 “Amazing time at Universal Studio with my BFF.” 親友と行ったユニバーサルスタジオは本当に楽しかった。」 “I'm going out with my BFF tomorrow.”「明日は親友とお出かけ。」
例文③
最後に「BFF」のよく使われるシーンとして感謝の気持を伝えるときが挙げられます。SNS上では単に相手に対して感謝の気持ちを伝えるというよりも、友情のアピールのような意味合いで使われることが多いです。
“I love you, my BFF!”「愛してるぞ、私の親友 ! 」 “You always give me a precious time, BFF.” 「君はいつも私に貴重な体験をさせてくれるね、親友 ! 」 “I’m really glad to be able to become your BFF.” 「あなたの親友になれて本当に嬉しいよ。」
インスタでの使い方
上記で紹介した以外にも、「BFF」は様々なシーンで使われます。インスタグラムでは「#BFF」というハッシュタグがあり、友人や恋人、ペットとの写真が多く投稿されています。ハッシュタグのみの画像もあれば、以下の例文ような文章が入れられて投稿されていることもあります。
“We are bffs and we always will be.”「私たちは永遠の親友だよ、そしてこれからもね。」“Happy Birthday to my BFF !! ” 「親友、お誕生日おめでとう !! 」 “Bff, let’s keep in touch. ” 「親友、これからもよろしくね。」
ちなみにハッシュタグとは、キーワードやトピックを分類するために使われるラベルのことで、冒頭に「#」の記号が付けられています。この機能があることで、同じハッシュタグの付いたものを検索できたり、簡単にフォローしたりすることができます。
「BFF」以外の英語スラングもチェック
上記の項目では、「BFF」の使い方や例文について説明しました。この項目では、「BFF」以外の英語スラングについていくつか紹介していきます。これらもSNSを中心として頻繁に使われる用語です。
「BFF」の使い方の項目でも述べましたが、英語スラングはカジュアルなシーンで使われる英語であるため、ビジネスなどのフォーマルなシーンでは使えないことに十分注意してください。
「thx」
SNSで頻繁に使われる英語スラングの1つ目に「thx」があります。これは、「Thanks」を省略した言葉で、「ありがとう」という意味で使われます。読み方は「サンクス」です。この「thx」を用いた例文は以下の通りです。
“I sent a message card.-Thx” .「メッセージカードを送っといたよ。－ありがとう。」 “Thx 4 everything. (Thank you for everything.)” 「いろいろとありがと。」 “Thx 2 u, It was a great time! (Thanks to you, It was a great time!)” 「ありがとう、とても楽しかった! 」
「K」
SNSで頻繁に使われる英語スラングの1つ目に「K」があります。これは、「Okay」を省略した言葉で、「了解、分かった、オーケー」という意味で使われます。この「K」を用いた例文は以下の通りです。
“I’ll arrive around 9.-K”.「9時頃到着しそう。－分かったよ。」“Why don’t we go to Roppongi tonight ? -k. c u at 7.(Okay. See you at 7.)” 「今夜六本木行こうよ。」「了解、じゃあ7時に会おう。」 “send me the pic. (Send me the picture.)-k.” 「写真を送って。オーケー。」
「idk」
SNSで頻繁に使われる英語スラングの3つ目に「idk」があります。これは、「I don’t know」を省略した言葉で、「分からない」という意味で使われます。同様の意味で「dunno」が使われることもあります。この「idk」を用いた例文は以下の通りです。
“Do you know when her birthday is ?-Sorry, Idk.” 「彼女の誕生日っていつだっけ?－ごめん、分からないな。」 “Why does John look so sad ? Did something happen? - Idk, maybe you should ask him.” 「なんでジョンは悲しそうなの? 何かあった? 」「分からないな、彼に聞いたほうがいいね。」
「BFF」を覚えて使ってみよう！
本記事では、この英語スラング「BFF」の正しい意味や使い方、読み方について解説しました。また 「BFF」の類語やそれ以外の英語スラングについても紹介しました。英語スラングやインターネットスラングに興味のある方はぜひ覚えて実際に使ってみましょう。
