生命線の枝分かれの意味や見方を紹介!
手の平を見ると、様々な線があるのが分かります。手相で言う生命線もそんな線のひとつであり、そこではその人の生命力や積極性を見ることができると言われています。そんな生命線は枝分かれしていることが多いですが、これには一体、どんな意味があるのでしょう。
今回は生命線が枝分かれする意味にスポットを当て、詳しく掘り下げてみましょう。手相や生命線にまったく興味のなかった人も、生命線が枝分かれする意味を知れば、自分の手相が気になるでしょう。
手相の生命線の見方
手相の生命線は、どのように見るといいのでしょう。そもそもどの部分が生命線かすら、手相に興味のない人には分からないかもしれません。生命線とは手の平を開いた時に、親指と人差し指の付け根の間辺りにある、下向きの割とはっきりとした線のことを指します。
この生命線がどのように枝分かれしているかという見方によって、手相が見せる意味も違ってくるということになります。生命線の見方が分かったところで、生命線の意味を見ていきましょう。
生命線の意味
生命線には、具体的にどのような意味があるのでしょう。手相や生命線と聞くと、何となく長生きできそうというイメージを、漠然と持っている人も多いと思われます。それは必ずしも間違いというわけではなく、ある意味では正解しているとも言えます。
生命線はそれ1本で寿命を表すわけではありませんが、寿命を考える上で無視できない、健康状態を示してもいるのです。それに加えて気力や体力、物事への積極性も読み取ることができるのです。
生命線が枝分かれしている意味【本数・状態】
生命線の見方が分かったところで、今回の本題である、生命線の枝分かれについて見ていきましょう。自分の手を見るとよく分かるように、手の平には無数の線があります。それらの多くは、手相において意味のある線なのです。その中にある生命線ですが、枝分かれをしているということはありませんか。
それは単なる手の皺ではなく、ちゃんとした意味のある、生命線の枝分かれ部分なのです。その枝分かれの本数や状態によって、意味も変わってきます。
2本に枝分かれ
生命線が2本に枝分かれしている場合、その枝分かれした線の濃さや薄さで意味するところが変わってきます。枝分かれした部分がはっきりと分かるようなら、それは生命力の強さを意味しています。病気やけがに見舞われることもほとんどなく、やがては成功するだろうと言われる手相です。
同じ2本の枝分かれであっても、枝分かれした線が薄い場合には意味もずいぶんと変わってしまいます。薄く枝分かれした生命線を持つ場合、逆に生命力が弱っていくという見方をされます。枝分かれがはっきりしている生命線に比べて、病気やけがをする機会も増えると考えられます。
3本に枝分かれ
生命線は、3本に枝分かれしていることもあります。この枝分かれには、どのような意味があるのでしょう。2本に枝分かれしているのと同様、その線がはっきりしているかどうかで意味が違います。
枝分かれがはっきりとしている場合には、その人は好奇心が旺盛であるという見方ができます。いろいろなことを同時にこなすコツも心得ていて、要領がいいタイプと言えるでしょう。
逆に枝分かれがはっきりしない時には、あまりいい見方ができないようです。健康に何か問題を抱えている可能性もありますので、健康管理を怠らないようにするといいでしょう。生命線の弱々しい枝分かれは、迷いがちな性格であるという見方もできます。
決断力に欠け、考えがまとまらずに何かにつけて迷ってしまうことも多いとされています。それに加えて、気力や体力が弱いという見方もされます。何だか疲れやすいなと思っている人は、一度自分の生命線をチェックしてみてはいかがでしょうか。
ほうき状に枝分かれ
生命線がほうきのように複雑に枝分かれしていると、残念ながら、手相においてはいい見方をできません。枝分かれ部分が多ければ多いほど、その人が疲れていることを意味しているのです。
枝分かれした部分に、弱々しい印象がある時にも要注意です。極度の疲労から、生命力が弱まっていることを意味しています。
手相にこのような生命線が表れている人は、なるべく休養するように心掛けましょう。逆に枝分かれ部分がはっきりしていても、よくない手相とされています。枝分かれした線の濃さは判断力の低下を意味し、運がないということも表しています。
このような生命線の枝分かれを持つ人は、ツキを必要とするギャンブルや投資は控えた方が賢明でしょう。生命線の枝分かれを気にせず大きなお金を動かしてしまっては、取り返しのつかないことにもなりかねません。
生命線が枝分かれしている意味【伸びる・方向】
生命線からの枝分かれの本数によって、手相の意味が変わることはご紹介しました。今度はそこからさらに踏み込んで、その枝分かれした部分がどんな方向を向いて伸びているかを見ていきましょう。上向きや下向きといった、どの方向に伸びていくかによっても手相の見方が変わってきます。
内側に枝別れした線が伸びる
生命線からの枝分かれが内側に伸びていく場合、近いうちに体力の大きな低下が予想されることを示しています。肉体的精神的に、大きなストレスがかかっているという見方もできるようです。
その一方で、枝分かれ部分を影響線とした見方もあります。影響線とは、人生を大きく変える影響力を持つ人間が現れることを意味する線です。
結婚相手や、事業における重要なパートナーとの出会いを暗示しているとされています。生命線からの枝分かれ部分が内側に向いているのは、運命の人が表れる予感でもあるのです。既に交際している相手がいる場合には、結婚が決まるなどの好機が訪れている可能性も考えられます。
結婚などの重要な節目がいつ来るかは、枝分かれが内側に伸びている場所で判断できると言われています。人差し指と中指から垂直線を下ろし、それが生命線と交わるポイントを20歳と捉えます。その位置から見てどれくらいになるか判断しますが、時期に関しては微妙とも言われています。
外側に枝別れした線が伸びる
枝分かれした部分が生命線の外側に伸びるのには、どういう意味があるのでしょう。外側に伸びる枝分かれは、内側の線に比べていい見方をすることができます。
外側の枝分かれは、生命力が強まることを示唆している線だと言われています。長く病気と闘っていたような人は、闘病生活が終わると考えることもできます。
体の調子がよくなることで、精神面でも力があふれるようになるでしょう。ストレスを感じることも少なくなり、あらゆることに粘り強く取り組むことも可能になると考えられます。今までは成功しなかったことも、成し遂げられる可能性が見えてくるかもしれません。
このような外側に向く枝分かれを持つ女性の場合は、体力や気力の向上に伴い、妊娠しやすくなるというメリットも考えられます。なかなか子どもに恵まれずに悩んでいても、外側に枝分かれした線が吉報を運んできてくれる可能性はあります。
月丘方向に短く枝分かれ
月丘方面に短く枝分かれしている場合、その手相には旅行運があると見なされます。ちなみに月丘とは、小指の下から手首寄りのエリアを指します。この方向に向かっての短い枝分かれは旅行線の可能性が高く、旅行などの移動をすることで運気が高まるとされています。
同じ場所で燻ってなかなか芽が出ない人も、この手相がある場合、生まれ育った場所を離れると運が開けてくる可能性もあります。
親指方向に枝分かれ
月丘方向に伸びる線には、移動することが開運となる見方がありました。その反対の意味となるのが、親指方向に伸びる枝分かれです。
親指側に伸びる枝分かれ線には、生まれ育った場所との縁が強いという意味が表れています。その場所に留まることで、運気が上がる可能性があるのです。
逆にそういった場所を離れてしまうと、いろいろなことが上手くいかなくなることもあるようです。とはいえ、一時的な移動は、この手相においてもいい意味を持っています。一度どこかへ出て人脈を作ることで、元の場所に帰って来てからの運気がさらに高くなるのです。
生命線が親指側に伸びる枝分かれをしている場合、そういったことが期待できると考えられます。どこへ行っても何も上手くできないと悩むなら、親指側へ伸びる枝分かれを探してみましょう。それがあった場合には、地元に戻るのが吉ということです。
上向きに枝分かれ
生命線から上向きに伸びる枝分かれ線は、開運線とも呼ばれる吉報に関わる枝分かれです。枝分かれが上向きなように、あらゆる運気が上昇し、学校や資格での合格、就職、転職、といった願いが叶うとも言われています。努力が報われることで、このような結果がもたらされます。
その上、上向きの枝分かれにはさらなる幸運を呼び込む可能性もあると考えられています。生命線から伸びる上向きの線が多いほど、メンタル面で強くなれるとも考えられています。
下向きに枝分かれ
上向きの枝分かれ線に運気が上昇する兆しがあるように、下向きの枝分かれ線には、あらゆることが下向きになることを示す意味があります。そもそも、下向きの枝分かれ線を持つ人には繊細な人が多く、何かにつけて心配してしまう性格のようです。
体力面、精神面で共に弱さが見られ、ストレスを溜めがちという見方がなされます。生命線から大きく下向きに枝分かれした線には、さらなる不遇を招く恐れも考えられます。
生命線が枝分かれしている意味【特殊紋】
生命線から枝分かれした線の中には、特殊紋と呼ばれるマークを形作っているものもあります。特殊紋のある手相は珍しいとされ、そのマークによって様々な運気を呼び込むと考えられています。あなたの生命線から伸びる枝分かれには、何かの特殊紋があるでしょうか。
枝分かれした線にスターがある
生命線から枝分かれした線上に、アスタリスクのような星型のマークがあると気があります。これはスター線と呼ばれ、スターと呼ばれるような人たちによく見られる手相だとされています。枝分かれ部分にこのスターがある場合、何らかの幸運がもたらされる可能性が高いと言えます。
枝分かれした線に島がある
生命線から枝分かれした部分に、線が丸く繋がった島のような模様はないでしょうか。これがある人は要注意です。手相における島は、運気が下向きになることを表しているからです。島があることで、生命力の一時的な低下が引き起こされます。
これにより、考え方が下向きになったり、病気やけがをしやすくなったりと、悪いことが起こりがちになってしまいます。運気は間違いなく下向きなので、何か新しいことを始めるのは控えましょう。
枝分かれした線にフィッシュがある
生命線からの枝分かれ部分に島があると、運気が下向きになるとご紹介しました。その一方で、そこに尻尾を生やしただけのような魚マークには、運気を上向きにする力があります。
フィッシュと呼ばれるこの特殊紋には、あらゆる運を上向きにするだけでなく、さらに幸運をもたらす力もあるとされています。
生命力の高まりに伴って健康にもなり、長く患っていた病気が完治する可能性も出てきます。一説によれば、下向きパワーを持つ島の特殊紋を見つけたら、尻尾を爪で刻み込んで上向きのフィッシュ紋にしてしまうという方法もあるようです。
そうして出来たフィッシュに運を上向きにする力があるかは、定かではありません。しかし決して難しいことではないので、やってみる価値はあるのではないでしょうか。それで運気が上向くなら、やって損はないでしょう。
枝分かれした線に四角紋がある
生命線からの枝分かれに、井の字のように四角く囲われた部分はないでしょうか。これは四角紋と呼ばれる、特殊紋のひとつです。スターやフィッシュほど運気を上げる力はないですが、努力が報われて結果が出る兆しであると言われています。苦難への助け舟が出るという見方もされています。
その反面、四角紋の力を鵜呑みにして努力を怠ると、結果に繋がらないとも言われています。一方で健康面の運気を上昇させる力もあり、病気やけがが治り、そこから運が開けてくる兆しも見せています。
生命線が枝分かれしている意味【その他】
枝分かれの方向や特殊紋の有無以外にも、生命線からの枝分かれが示す意味はたくさんあります。こちらでは、枝分かれした線が他の線と交わるとどうなるかを中心に、その意味について迫ってみましょう。あなたの手相にも、似たような線があるかもしれません。
枝分かれした線が運命線に接している
生命線から枝分かれした線が運命線と接するのには、努力が実を結ぶことを表す兆しがあります。運命線とは、中指から真っすぐに伸びる線のことを指します。これと接していても交わっていても、同じ兆しと言えます。価値観や生活環境に変化があり、新しい局面に突入していく可能性もあります。
生命線が濃ければ健康面での運気は強く、逆に薄い場合には、これから大病をする恐れもあります。線が薄いなと感じる場合には、健康面のチェックをしっかりと行うといいでしょう。
枝分かれした線が生命線と知能線を繋いでいる
枝分かれした線が生命線と知能線を繋いでいる場合には、その人は豊かな想像力を持つとされています。知能線とは生命線の少し上にある、手の平を横切るように伸びる線のことです。
枝分かれ部分が生命線と知能線の始点近くで両線を繋ぐのは「独創線」と呼ばれ、この線を持つ人は、独特の感性を持つアイデアが閃きやすい傾向にあるようです。
ただし、これら3つの線がすべて同じようにはっきりとしていない場合には、枝分かれ部分を独創線とは見なしません。生命線からそれぞれの指に向かって伸びる、「努力線」という上向きの線もあります。この線があるのは、努力を惜しまないタイプの人と言えるでしょう。
努力で以て、多くのことを成し遂げると考えられます。生命線の枝分かれと知能線の繋がりには、独創線や努力線といった、生きていく上で道を切り開いていくスキルがたくさんあることが分かります。あなたの手相にも、それらの線はあったでしょうか。
上向き・下向きの枝分かれした線が入り乱れている
生命線に上向きや下向きの線が入り乱れているのは、残念ながら、いい兆しであるとは言えません。この線があると、生命力が不安定になるという見方ができます。調子よく何かをしていても急にやる気がなくなったり、健康面でも同様の不安定さが表れると考えられています。
安定した結果が出せないことで、他人からの評価が低くなる可能性もあります。心身ともに調子を整えて、運気を上向きにしていきましょう。
右手・左手の生命線が枝分かれしている意味
右手と左手、どちらの手の生命線が枝分かれしているかによっても、その線が持つ意味は変わってきます。人によっては右手の生命線だけ枝分かれしている人、左手の生命線だけ枝分かれしている人、あるいは両手の生命線が枝分かれしている場合もあると考えられます。
右手と左手、そして両手の生命線が枝分かれしていることには、それぞれどんな意味があるのでしょうか。こちらではその違いについて触れておきましょう。
右手の生命線の枝分かれ
右手の生命線が枝分かれしていることには、どんな意味があると考えられるのでしょう。日本人は右手が利き手の人が多いため、手相においては利き手である右手で現在から今後の運勢を見るとされています。
つまり、右手の生命線に見られるのは後天性とも言うことができます。生まれてから影響を受ける部分が、後天性というわけです。
そのため利き手である右手の生命線にも、生まれて以降の生活習慣や環境によって培われてきたものが反映されているのです。右手の生命線が枝分かれしている場合、そこには今までの人生で得たもの、あるいはトラブルなどによって引き起こされた暗示があると考えられます。
現在から今後の運気を表す右手の生命線の枝分かれは、環境によって変化し続けてもいます。悪い見方ができる時には、それを改善するように心掛けましょう。それによって、手相も変化するのです。
左手の生命線の枝分かれ
多くの人にとって利き手ではない左手において、生命線が枝分かれしているのにはどういう意味があるのでしょうか。右手に後天性の運気が見られる一方で、左手には先天的なもの、既に過ぎ去った過去のことが見て取れると言われています。
先天的に決まっていることを示しているために、その人本来の生命力や気力について見る場合には、左手の手相を見ると言われています。
そんな先天性の運勢を映し出す左手において生命線が枝分かれする場合には、生まれ持った物が変化していく様子もまた、見て取ることが可能になります。
特に生命力などは、生まれた後の生活環境によってどんどん悪くなれば、さらによくもなるでしょう。普遍的な意味を持ちつつも、若干の変化を続けてもいます。
左手の生命線は、右手に比べて確認できる変化も少ないと言われています。それでも何か大きな変化があったとすれば、それは左手の生命線およびその枝分かれ部分にも影響を及ぼすのです。そういった変化が見られることは、何か大きな変化が表れる前触れとも見ることができます。
人生を180度変えてしまうような、何か大きな出来事が身近に迫っている証でもあるのです。そんな予兆のある時には、今後の運勢を表す右手の生命線とも照らし合わせて手相を見る必要があります。それが、人生を覆すような大事件を見逃さないコツとも言えます。
両手の生命線が枝分かれ
右手と左手に両方に生命線の枝分かれが見られる場合、そこにはどんな意味があると考えられるのでしょう。両手の生命線に枝分かれが見られるのは特殊なことではなく、割とよくある事例だと言われています。両手に枝分かれがある場合には、右手で未来を、左手で過去を見るとされています。
たとえば両手の生命線が2本に枝分かれしている場合には、利き手の右手でこれから得られる生命力、左手で生まれ持った生命力を見ることができます。
生命線の枝分かれをチェックしてみよう!
今まで手相に関心のなかった人も、生命線の枝分かれには敏感になったのではないでしょうか。生命線に見られる枝分かれ部分には、その本数や分かれ方、どちらの手に表れるかによっても意味するところが変わってきます。
手相は固定のものではなく、心掛け次第では悪い運気をよい運気に変えることも可能です。もし生命線の枝分かれに悪い意味があれば、心を入れ替えてよい運気をゲットしましょう。