イスタンブールの治安情報をご紹介
ヨーロッパで最大規模の都市圏であり、古くからの伝統がある街イスタンブールは人口約1,410万人の大都市で、世界の大都市の中では6番目に人口が多い都市として知られています。また、1299年 ~1922年の間のオスマン帝国が最も栄えていた時期にはヨーロッパの土地の半分以上を占領していたという歴史的背景もあります。
その様な歴史的背景があった為、イスタンブールという街はいろいろな宗教や文化が入り混じっており、紛争が絶えず、決して治安が良く、安全な地域とは言えません。イスタンブールに住むトルコ人の多くはイスラム教徒ですが、その他にもキリスト教徒やユダヤ教徒などの人々も住んでおり、宗教関連の問題も常に絶えません。
しかしながらその一方で、イスタンブールは非常に街並みが美しく、物価もヨーロッパの他の国と比較すると、かなり安い為、有名な観光スポットとして、昔から人気があります。現在では隣国のシリアが戦争状態にある為観光客の数はかなり減ってしまいましたが、2010年の調査では、年間平均約700万人前後の観光客が世界中から訪れています。
イスタンブールがある国、トルコの正式名称は「トルコ共和国」です、トルコと接している隣国には、中東国側ではグルジア(ジョージア)、アルメニア、イラン、イラク、シリアがあり、そしてヨーロッパ側にはブルガリアとギリシャがあり、実に7つの国と接していることになります。そしてどの国も決して治安が良い国とは言えません。
このトルコはヨーロッパと中東の境目にある国であるという理由が故に、治安の安全面を悪化させている理由の1つとも言えるでしょう。しかし、イスタンブールはトルコの中でもかなりヨーロッパ側に位置しており、トルコの他の都市に比べると治安は比較的安全な方だと言えるでしょう。
因みに、意外と勘違いされがちな情報として挙げられるのは、イスタンブールはトルコの中で最も人口の多い街ですが、首都ではないという点です。トルコの首都はアナトリア半島中央部にあるアンカラという街で、人口は約442万人とされています。アンカラはトルコの政治の中心地であると同時に、治安も比較的安全な世界都市としても認定されています。
イスタンブールの観光地域
つぎに、イスタンブールの観光名所の情報を紹介をします。日本からイスタンブールまでは、ターキッシュエアラインズと全日空が直航便を1日1~2便出しており、飛行時間は約13時間程で、価格はエコノミークラスで10万円前後です。イスタンブールには先述した歴史的背景から、伝統のある様々な建造物があります。
イスタンブールの旧市街中には「イスタンブール歴史地域」という地域があり、そこの地域全体がユネスコの世界遺産として登録されています。イスタンブールにはいくつもの世界遺産があることで有名です。
①ブルーモスク
イスタンブールの中で最も有名な歴史的建造物1つにブルーモスクというオスマン帝国時代の1616年にミメフメット・アーという建築家によって作られたモスクがあります。正式名称は「スルタンアフメット・ジャミィ」といいます。「モスク」というのはキリスト教の「教会」のような場所にあたります。
ブルーモスクは世界一美しいモスクと知られ、建造物の内側が青いことからブルーモスクという名前の由来がきています。またブルーモスクは世界のモスクの中でもイスラム教徒にとって特に神聖なモスクとされており、ブルーモスクの中には一面絨毯が敷かれており、土足厳禁になっています。
注意点として、ブルーモスクはイスタンブールの象徴であり、現在でもイスラム教徒が1日5回の礼拝を行う神聖な場所とされているので、むやみに写真を撮ったりすることは控えましょう。
➁トプカプ宮殿
トプカプ宮殿は、イスタンブールの旧市街となる半島の先端部分にあり、周囲を海に囲まれたな丘の上にある非常に美しい宮殿です。トプカプ宮殿もブルーモスクと同じくオスマン帝国時代の1478年に建築されたと言われています。また、宮殿の中はブルーモスクと同様に青色を基調としたデザインになっています。
トプカプ宮殿は世界文化遺産にも登録されており、非常に貴重な建物なので頻繁に劣化した部分の修復作業が行われています、トルコ政府は1924年にをトプカプ宮殿を一般人にも見れるように許可を出しました。
トプカプ宮殿には、は3つの門と庭園があり、「第1の庭」の奥にある「挨拶の門」が入り口になっており、その後に「第2の庭」があり、そして「第2の庭」の正面奥には「幸福の門」と呼ばれる門があり、その奥にある「謁見の間」と呼ばれる建造物を中心とする「第3の庭園」があります。
トプカプ宮殿もインスタンブールでは人気の観光名所です。トプカプ宮殿に行く際の注意点として写真撮影が禁じられている事と、セキュリティーが非常に厳しいので、持ち物は最低限の物だけを持っていくようにした方が良いと言えるでしょう。
③グランドバザール
グランドバザールはイスタンブールにある伝統的な市場(バザール)のことを指します。正式名称は「カパルチャルシュ」と呼ばれ、和訳すると「屋根のある市場」という意味になります。グランドバザールもオスマン帝国時代の1455年から1461年にかけ建設されたもので、広さは実に30,700平方メートルにも及び、約4000もの店舗がある巨大市場です。
グランドバザールに行く際の注意点として、観光客ということが知れるとかなりの確率でぼったくられる危険があると言われています。またスリや置き引きも頻繁に発生し、治安も悪いので、可能であれば、現地の人やガイドと一緒に行った方が安全だと言えるでしょう。
④イスタンブール地下宮殿
イスタンブールの地下宮殿も有名な観光スポットとして良く知られています。イスタンブールでは、地下に造られた貯水池が数か所発見されており、イスタンブールの地下宮殿もその内の1つです。この地下宮殿は先述した、イスタンブールの地下宮殿も先述した「イスタンブール歴史地域」にあり、この地域全域が世界遺産として登録されています。
この場所もオスマン帝国時代に作られ、幾度となく修復作業が繰り返され、1980年に一般人に開放されました。地下宮殿の中は、洞窟のようになっており、空気はひんやりしていて綺麗なライトアップがされています。
また、基本的には貯水池として使われていたので、地面は水に覆われていて魚が泳いでいる様子も見る事ができます。宮殿内のデザインは非常に凝ったものであり336本の大理石でできた柱は全て異なるデザインになっています。また、ライトアップされている様子が非常に神秘的で、ここもイスタンブールの有名な観光スポットの1つになっています。
⑤ハギア・ソフィア大聖堂
その他のイスタンブールの有名な観光スポットとして、ハギア・ソフィア大聖堂という聖堂が有名です。この聖堂はイスラム教の文化とキリスト教の文化が融合しており非常に神秘的な場所だとされていて、イスタンブールの観光スポットとして人気があります。この聖堂は至る所に非常に素晴らしいモザイク画が施されています。
ハギア・ソフィア大聖堂の歴史は古く、350年頃に建設が始まり360年に完成されたと言われています。そしてこの大聖堂はキリスト教徒によって建てられたもので、2度の大きな焼失を経た後、幾度となく大規模な修復作業が行われ現在に至っています。ハギア・ソフィア大聖堂も世界遺産に登録されています。
⑥スレイマニエ・モスク
スレイマニエ・モスクも是非イスタンブールに行った際には立ち寄りたい場所の1つと言えるでしょう。このモスクもやはりオスマン帝国時代の1557年に、トルコ史上最高の建築家と呼ばれるミマール・スィナンによって設計・建築されたもので、天井はイズニックタイルやステンドグラスで鮮やかに飾られています。
⑦ルメリ・ヒサル
ルメリ・ヒサルは、イスタンブールにある城塞です。これもやはりオスマン帝国全盛期の1452年に建築され、古代ローマ帝国との戦いの為に建築されました。またルメリ・ヒサルはトルコリラの紙幣の裏側に描かれたことで有名です。1942~1947年の1トルコリラの裏面や、1978~1986年の1,000トルコリラの裏面に描かれていました。
⑧リュステム・パシャ・モスク
リュステム・パシャ・モスクもイスタンブールに行く際には一度は訪れる価値があるモスクです。リュステム・パシャ・モスクもやはりオスマン帝国時代の1561年から1563年頃に建築されており、このモスクは商店街の2階部分に建てられています。内装は非常に美しい膨大な量のイズニックタイルで幾何学模様や花柄で覆われています。
イズニックタイルとは、イスタンブールにあるモスクの内装によく使われる、トルコのブルサ県という小さな地域で作られた、伝統的なタイルのことを指します。先述したスレイマニエ・モスクにも大量のイズニックタイルが使用されています。
これらの観光スポットの特徴として、ほぼ全ての建築物が15世紀~16世紀のオスマン帝国時代に創られており、そのころヨーロッパを支配していたオスマン帝国時代が如何に偉大な勢力を持っていたかを窺い知ることができます。イスタンブールを観光をする際には、オスマン帝国時代の歴史背景などの情報を、ある程度調べてから行くのも良いでしょう。
イスタンブールの現在の治安状況
トルコは以前からヨーロッパの中に於いて、東欧諸国や隣国であるギリシャに次いで安全ではないとされていました。これは主に経済的な理由で貧困層や、若者の失業率が非常に高いということが挙げられます。更に、2011年から勃発したシリアでの内戦以降、トルコの治安は更に悪化しイスタンブールの現在の治安状況は危険レベルにあると言えるでしょう。
イスタンブールは安全とは言えない
イスタンブールの現在の治安状況が安全ではない理由はやはり、50万人とも言われるシリア内戦から逃げ出してきた移民との対立が主な理由と言えます。また、その他にも経済状況の悪化による貧困層・若者の失業率の増加、また多民族国家であるが故の宗教問題での対立など様々な理由がイスタンブールの治安の状況を悪化させています。
隣国シリアとの国境地域が危険レベル4
現在トルコの隣接国であるシリアは、2011年に起きたジャスミン革命の影響によってアラブ諸国に波及した「アラブの春」による影響で、実に7年以上戦争状態にあります。そして、トルコ内務省の情報によると、内戦を逃れてきたシリア人360万人以上が2019年の時点でトルコで暮らしており、イスタンブールだけでも50万人以上の難民がいる状況です。
そして、イスタンブールの治安の悪さに拍車をかけているのが、トルコ人の反シリア人感情です。様々な政治的理由により、シリア内戦が勃発してから、トルコは2回大きな攻撃をシリアに仕掛けており、1つは2016年8月~2017年3月に起きた「ユーフラテスの盾作戦」、そしてもう1つが2018年1月~3月に起きた「オリーブの枝作戦」と呼ばれています。
これらの戦争から、トルコとシリアの関係は治安と共に著しく悪化しています。現在日本の外務省の情報では、トルコのシリアとの国境地域は「危険レベル4」とされており、治安はとても安全とは言い難いという情報が以前から発表されています。
「危険レベル4」とはその地域の危険度を示す数値であり、「危険レベル4」は、最も危険な地域の状況を指し、日本の外務省の情報によると「もしその地域に滞在しているならば、直ちに避難すること、並びにどのような目的でも渡航してはならない」となっています。従って、安全面を考慮して「危険レベル4」の地域には決して立ち入らないようにしましょう。
イスタンブールの危険地域の治安
イスタンブールの一部の治安は、日本の外務省の情報によると2019年8月現在で「危険レベル1」とされています。外務省のガイドラインの情報によると「危険レベル1」は「十分注意すること」となっています。従って、イスタンブールの治安は決して安全とは言えません。注意点として、特にテロリスト関連の事件が多いことが挙げられます。
最も多くの死者を出したのは2016年6月28日にイスタンブールにある、アタテュルク国際空港ターミナルで武装グループが同空港を襲撃し、45人が死亡し、200人以上が負傷するテロが発生している、等の情報がトルコ政府から発表されています。
実際治安が特に悪くなかったシリアの内戦が始まる2011年までは、日本人の観光客は毎年20万人前後訪れていました。そのほとんどがイスタンブールの観光目的でしたが、シリアの内戦以降急激に治安が悪化し日本人の観光客の数は一気に減少してしまい、その結果経済も不況に陥り更に治安が悪くなるという悪循環を繰り返しています。
現在トルコ政府は、イスタンブールを中心とした治安の改善に取り組んでいますがなかなか効果が出ていないのが現状です。トルコのイスタンブールを中心とした観光産業は、トルコ経済に大きく影響していたので、政府は一刻も早く治安の回復を望んでいる状況です。
スルタンベイリの治安は悪い
イスタンブールの郊外にスルタンベイリという巨大なスラム街があり、多くの貧困層の人々やシリアからの難民が住んでいます。1990年の時点でスルタンベイリの人口は82,298人でしたが、トルコの経済状況の悪化やシリアから逃れてきた難民により、現在では人口は30万人以上にまで膨れ上がっており、治安も深刻な状況になっています。
また、注意点として、スルタンベイリの面積は僅か23.61平方キロメートルしかなく、極度の人口過密状況にあり、衛生面にも大きな問題があり、治安もとても安全とは言い難く、できれば行かない方が無難だと言えるでしょう。
そもそも、シリア内戦が始まる以前からトルコの治安は決して安全だとは言い難く、2019年現在の情報として、トルコの失業率は12.8%であり、殺人率も日本の10万人に対し0.24人という数字に対して、トルコの殺人率は現在10万人に対し4.31人とかなり高い数値になっていて安全ではない治安状況だということが分かります。
イスタンブール治安の注意点【買い物】
日本という国が世界で最も治安が良いと国の1つであるいう理由から、日本人には危機管理能力があまりなく、英語力もアジア圏の中でも特に乏しい為、海外でスリや恐喝のターゲットになり易いのは昔からあまり変わっていません。その為、日本人は海外で買い物をしたりタクシーを使用したりする場合、ぼったくられる可能性が高いと言えます。
現地の人に対して「丁寧に振る舞う事」と、「その人の言いなりになる事」は違います。少しでも料金に違和感を感じたり、明らかに不当な請求をされる状況になったら、そのことをアピールできるくらいの言葉は事前に覚えた方が良い言えるでしょう。
観光客を狙うスリが多発
先述の通り、イスタンブールは非常に観光地として非常に人気があります。主な観光客は他のヨーロッパの国からの観光客ですが、アジア人の観光客も少なくありません。その中でもやはり「日本人はお金を持っている」という概念が強く根付いている為、日本人を始めとしたアジア人はスリやぼったくりといった被害に遭いやすい治安状況になっています。
その為、イスタンブールに行く前にある程度の予備知識と情報として、最低限のトルコ語を覚えておくことや、トルコは地理的にはヨーロッパですが、EUには加盟していない為、通貨はユーロでなく「トルコリラ」であることなどの情報を知っておく必要があります。
イスタンブール治安の注意点【宿泊】
つぎに、ホテルや民泊に宿泊する際のイスタンブールでの治安の注意点について説明します。まずホテルを予約する時点から注意が必要で、観光ツアーで行く分には特に注意点はないのですが、個人で行く際に、注意点としてトルコの中東・アジア側の旅行代理店はあまり当てにならず、出来るだけヨーロッパ側の旅行代理店を使た方が無難だと言えるでしょう。
アジア側は警察の巡回が無く治安に不安も
もう一つの注意点として、先述にもあるように、イスタンブール地域は「危険レベル1」ですが、シリアや、イラン、イラクに隣接している中東・アジア側のエリアの治安は「危険レベル4」と日本の外務省の情報で発表されています。「危険レベル4」のエリア付近は警察の巡回が無く治安が不安定な状況の為、渡航するのは避けるべきだと言えるでしょう。
イスタンブール治安の注意点【宗教・民族】
イスタンブールに住むほとんどの人々は何らかの宗教の教徒であり、そのほとんどがイスラム教徒ですが、中にはキリスト教徒やユダヤ教徒もいます。キリスト教徒は正教会か、アルメニア正教会のどちらかが多く、またイスラム教徒もスンナ派やアレヴィー派、またはISのよういくつかに分かれて、宗教による争いによる治安の悪化も見られます。
また、民族も多くは古代に中東から移民としてやって来たトルコ人ですが、少数派民族のクルド人や、アルメリアやギリシャからの移民、そして今正に社会問題となっているシリアからの難民も多数住んでおり、民族間のトラブルも絶えません。特にクルド人は少数派民族ですが、イスタンブールには約200万人~400万人のクルド人が住んでいるとされています。
当然これだけ多くの民族や宗教が入り混じった街では、治安上、振る舞いや言動にある程度の注意が必要です。但し、イスタンブールでは宗教に関して私たち日本人はそこまで気を遣う必要はなく、敢えて言うならばイスラム教は女性の肌の露出を極度に嫌います。
従って、注意点として、女性でイスタンブルールに行こうと思っている方は、あまり露出度の少ない服装を持っていくように心掛けた方が無難だと言えるでしょう。
イスタンブールの人々の日本人に対する印象
1890年(明治23年)9月16日に起きた、「エルトゥールル号遭難事件」という軍艦の遭難事件をご存知でしょうか。当時オスマン帝国だったトルコの軍艦「エルトゥールル号」が和歌山県の紀伊大島の樫野埼東方海上で遭難し500名以上の犠牲者を出した事件です。その際に当時その地域に住んでいた日本人たちは総出で救出作業にあたりました。
当時、食料の蓄えもわずかだった状況にも関わらず、住民は浴衣などの衣類、卵やサツマイモ、それに非常用のニワトリすら供出するなど生存者たちの救護に努め、その結果、オスマン帝国の69名の船員が救出され、生還することが出来たというエピソードです。
この事は新聞を通じて大島村民による救助活動や日本政府の尽力が伝えられ、当時オスマン帝国の人々は遠い異国である日本と日本人に対して、好印象を抱いたと言われています。
この事件のエピソードは、インスタンブールの人々の記憶にも未だに残っており、その為トルコ人は日本人に対し良い印象を持っているとされています。事件から125年となった2015年になっても、トルコ海軍の軍艦が串本町で行われた追悼式典に参加しました。更に、現在では、山口県下関市とイスタンブールは姉妹都市にもなっています。
イスタンブールの治安は決して良くはない
ここまでイスタンブールに行く際の観光スポットや買い物する際の注意点などをいろいろ説明しましたが、如何でしたでしょうか。イスタンブールは非常に良い街ですが、治安に関しては決して安全ではないと言えるでしょう。特に注意点として、日本のように夜中に女性が1人で街を歩くようなことは危険なのでは、間違ってもしてはなりません。
しかし、先述した観光スポットには、非常に美しく伝統的な建造物がたくさんあり、イスタンブールの治安の状態が落ち着いたら1度訪れてみるのも、とてもに良い経験になると言えるでしょう。
ヨーロッパの文化と中東・アジアの文化が入り混じったイスタンブールという街は非常に美しく、魅惑的な街と言えるでしょう。かの有名なフランスの軍人、ナポレオン・ボナパルトも、「もし地球が一つの州だとしたら、イスタンブールはその州都となりうるであろう」と語っていたという逸話があるほどです。