パブロ・ピカソの芸術に関する英語の名言・格言と和訳
天才芸術家のパブロ・ピカソは生涯天才芸術家であり、様々な芸術家に影響を与えました。それと同時にピカソは数々の名言や格言を残してきました。
何故ピカソがたくさんの名言や格言を残してきたのか、それはピカソが過ごしてきた人生が影響しているのです。天才芸術家のピカソの英語の名言や格言、そして和訳を紹介します。
Good artists copy, great artists steal.
天才芸術家ピカソの英語の名言や格言の和訳の1つ目は「優れた芸術家は真似をする、偉大な芸術家は盗む」というものです。天才のピカソだからこそ、偉大な芸術家から技術やテクニックを見て盗み、自分のものにしてきたというピカソの名言です。
I paint objects as I think them, not as I see them.
天才芸術家のピカソが残した英語の名言の和訳の2つ目は「私は対象の見たままではなく思うように描く」という名言です。ピカソはキュビズムなどの技法を生み出してきた芸術家です。見たままではなく感じたものを描くというピカソの名言です。
Every child is an artist. The problem is how to remain an artist once he grows up.
ピカソの英語の名言の和訳の3つ目は「子供は皆芸術家だが、大人になっても芸術家でいられるかどうかが問題だ」という名言です。純粋な子供はまさに感じたままを描きます。ピカソは成長しても子供のような目線で絵を描いていたのです。
Every act of creation is first an act of destruction.
「どんな創作も破壊活動から始まる」という名言もピカソの名言です。作品を創るということは、様々な固定観念を壊すことから始まります。ピカソは固定観念を壊して素晴らしい作品を生み出してきました。それをピカソは名言として残しています。
Art washes away from the soul the dust of everyday life.
ピカソは「芸術は日々蓄積した魂のホコリを洗い流してくれる」という名言も残しています。ピカソは芸術に触れている時は子供のような純粋な心で向き合っていました。その時感じた清らかな心を、ピカソは名言として後世に残したのです。
Art is the lie that enables us to realize the truth.
ピカソは「芸術とは私たちに真実を悟らせてくれる嘘」という名言を残しています。ピカソは絵は全て創り上げられたもので、それをさも真実のように映し出したものだと感じていました。ピカソはそれを名言として残したのです。
Art is not made to decorate rooms. It is an offensive weapon in the defense against the enemy.
ピカソの残した名言に「芸術は部屋に飾らせるためのものではなく敵と戦うための武器」というものがあります。ピカソは世界各地で起こる悲惨な事件に心を痛めていました。それを絵で訴えることで世界平和を訴えていました。それが名言として今でも残っているのです。
Some painters transform the sun into a yellow spot; others transform a yellow spot into the sun.
「太陽をただの黄色い点に描く者と、黄色い点を太陽にしてしまう芸術家もいる」という名言もピカソのものです。ピカソはもちろん後者で、黄色い点を技術を駆使して太陽に見せてしまう天才です。この名言はピカソだからこそ生み出すことのできた名言です。
Accidents, try to change them – it’s impossible. The accidental reveals man.
ピカソの名言には「アクシデントが起きると人は対処しようとするができないことがある。アクシデントがその者の内面を明らかにすることのみ」という名言があります。アクシデントは突然のもので、その時どう行動するかでその人の本心が見えるという名言です。
パブロ・ピカソの人生に関する英語の名言・格言と和訳
ピカソは芸術の名言だけではなく人生に関する名言も残しています。ピカソが人生に関してどのような名言を残したのかを見ていきましょう。そしてピカソの名言を覚えておいて知識として披露すれば周囲から一目置かれること間違いなしです。
I do not seek, I find.
人生に関する名言に「私は探すのではなく見出す」というものがあります。ピカソは芸術性を探すのではなく見出すことができる芸術家である故にこのような名言を残しました。seekは探す、findは見出すという意味があります。
People want to find a meaning in everything and everyone. That’s the disease of our age…
ピカソの人生に関する名言に「人はどんなものにも意味を見出そうとする。これは現代の病である」というものがあります。どんなものにも正解を見出そうとするのは間違いだと感じたピカソの名言で、今でも心に響く名言です。
He can who thinks he can, and he can’t who thinks he can’t. This is an inexorable, indisputable law.
「できると思えばできるしできないと思えばできない、これは絶対的な法則」という名言があります。この名言は今の時代でも十分理解できる名言です。できないと考えて物事を進めるより、できると考えながら物事を進めると成功率は格段に上がります。
Everything is a miracle. It is a miracle that one does not melt in one’s bath.
「全ては奇跡でできている。湯船に浸かった時あなたが溶け出してしまわないのも奇跡なのだ」という不思議で魅力的な名言をピカソは残しました。
熱い湯に浸かっても人は溶けない、それが奇跡だという価値観は純粋な心を持っているピカソだからこそ見出したものです。
Computers are useless. They can only give you answers.
ピカソの名言には「コンピューターは答えを出すだけだから役に立たない」というのもあります。調べると何でも出てくるコンピューターには面白みがないという着眼点がピカソならではです。ピカソはこのように自分で考えることが大事という価値観を持っているのです。
I am always doing that which I can not do, in order that I may learn how to do it.
ピカソは日々成長することを喜びと感じていました。そう感じられる名言があります。それがこの「私はできないと感じたことをできないままにしない、やり方を学ぶことができるからだ」という名言です。どんなことにも挑戦して日々成長するピカソはまさに天才です。
Only put off until tomorrow what you are willing to die having left undone.
ピカソは日々を無駄なく過ごしていたと感じられる名言が「先延ばしにしてもいいのは、死ぬ前にやっておけばよかったと後悔しない事柄のみ」という名言です。ピカソは日々重要事項に取り組み、どうでもいいことを後回しにしていたと感じられる名言です。
Work is a necessity for man. Man invented the alarm clock.
「仕事は人間に必要だから目覚まし時計が開発された」という名言もピカソは残しています。食べていくためには仕事が人間には必要です。だからこそ眠い目をこすりながら起きて仕事に行かなければならないという、ピカソの社会に対する視点の名言です。
Everything you can imagine is real.
「想像できることは全て現実」という名言もピカソは残しています。こうしたい、こうなりたいという想像は、現実になる可能性が高いという希望あふれる名言とも取れます。
しかしこうなりたくない、したくないという想像をいつもしていると逆にそうなってしまうという警告とも取れます。
Everything exists in limited quantity – especially happiness.
「全てのものは限られた量のみ。幸福は特にそうだ」という名言をピカソは残しました。ピカソは類稀なる才能に恵まれましたが、どんな天才でもスランプはやってきます。その時に感じたことを名言として残しています。
I’d like to live as a poor man with lots of money.
ピカソのユニークな名言には「大金を持った貧乏人のように暮らしたい」というものがあります。大金を持っていてもそれをひけらかすことなく質素に生きる、それが1番の幸福というようにピカソは考えていました。
It takes a long time to grow young.
ピカソの人生に関する名言には「若くなるには時間がかかる」というものがあります。物理的な年齢というわけではなく、様々な事柄を知って思考や心を若々しくするには時間がかかるということを表すピカソの名言です。
パブロ・ピカソの愛に関する英語の名言・格言と和訳
ピカソの名言には芸術、人生に関する名言がありますが、愛に関する名言もあるのです。ピカソは愛に関してどのような価値観を持っていて、どのような名言を残したのでしょうか。和訳つきで見ていきましょう。
Love is the greatest refreshment in life.
ピカソは愛を素晴らしいものだと感じていました。それを表す名言が「愛は最も素晴らしい癒し」というものです。愛は男女間、親子間で発生する暖かい感情です。それが癒しとなってピカソを癒していたからこそこの名言が生まれたと言われています。
パブロ・ピカソの人生と名言の関係
ピカソは芸術、人生、愛に関して様々な名言を残しました。何故このような名言を生み出してきたのでしょうか。それはピカソの人生に関係しているのです。
ピカソは才能を持ったが故に様々な人の人生に影響を与えてきました。そのために人より様々なことを思考していたのです。
美術教師の父が絵を止めてしまうほどの天才だった
ピカソは16歳の時に描いた絵がマドリードの国展に飾られたという過去を持ちます。ある病人に対して医者と尼僧が寄り添っている「科学と慈愛」という絵です。
この絵の美しさと繊細さから、同じように絵描きだったピカソの父は自信を無くして筆を取らなくなったというエピソードがあります。
19歳にしてパリで初の個展を開く
ピカソはその類稀なる才能を発揮してからたくさんの作品を生み出してきました。そして19歳という若さで個展を開き、人々の心を鷲掴みにしたのです。今でもピカソの絵は世界中に愛されています。
作風は生涯変化し続けた
ピカソは絵を描き始めた頃は写実的で美しい作風でしたが、様々な経験を積むにつれて新たな技法を生み出したり、作風を変化させていました。作風の変化はとどまることを知らず、生涯作風は変化していたのです。
2回結婚し4人の子供をもうけた
ピカソは生涯4人の子供をもうけました。1人目の妻との間に2人、2人目の妻との間に2人と、ピカソは常に愛するものに全ての愛を注いでいました。ピカソの愛に関する価値観や名言は、自身の経験によるものだというのが分かります。
パブロ・ピカソは名言が多い天才芸術家だった
世界的に名が知られている芸術家のピカソは数々の名言を残し、様々な人々に影響を与えてきました。ピカソの名言を参考にして生活をするのもメリハリがついて、生活の質があがることがあるかもしれません。