「vibes」の意味
本来は、スラング英語の1つと言われてる「vibes(バイブス)」ですが、最近では日本の若者の間でも使われる事が多くなってきています。特に「vibes」は、レゲェやラップの音楽や映画の現場などでよく使われているようです。
そんな「vibes」ですが、日本では「バイブス」と呼ばれています。日本では若者の中で盛り上がっている言葉です。そのため、日本全体で見ていくとまだまだ知名度は高くないでしょう。
これの理由は、「vibes」の使い方や意味がしっかりと理解できていないのが問題のようです。使えるようになれば、かなり便利なスラング英語なので、ぜひ一緒に覚えていきましょう。
意味①その場の雰囲気
まず始めに紹介していく「vibes」の意味は「その場の雰囲気」です。これは、映画を見ている際や音楽を聞いたり、フェスティバルに参加している際の感じている雰囲気を「vibes」と表現しています。
また、自分の感じている雰囲気を「vibes」として表す事もできますが、その場の雰囲気を表す際に「vibes」を使う事ができます。
例えば「今日のフェスティバルのバイブスはすごくいいね」というような例文を作る事ができます。ここでは、会場の雰囲気に対して「vibes」を使って表現しています。
意味②気分・テンション
次に紹介していく「vibes」の意味は「気分・テンション」です。これは、先ほども紹介したような場所で自分の感じてる感情を表現する際に「vibes」を使います。
例えば、大好きなアーティストのライブに来ていたとします。その際に自分の大好きな曲を演奏してくれたとします。そのような場面で「バイブスが上がる」と自分の感情を表現する事ができます。
このように「vibes」には、自分の感情を表現する意味があります。これは、後ほど紹介していきますが「ノリ」や「フィーリング」などと同じような意味を持っています。
「vibes」の元々の意味とは
「vibes」は、スラング英語の1つです。スラング英語というのは、本来とは別の意味の使われ方をしているものや元々の長い単語を省力して使われている言葉の1つです。日本で言うところの若者言葉もスラングと言えます。
英語圏でも「vibes」は、レゲェやヒップホップの中から生まれたスラングです。そのスラングを若者たちが意識して使うようになり、それが世界中に広まるようになったと言われています。
ここでは、どのようにして「vibes」が使われるようになったかの経緯を紹介していきます。そこには、英語圏での感情に対しての表現方法が影響しているようです。
vibration(振動)が短縮されたもの
皆さんが「vibretion(バイブレーション)」と聞かれた際に考えることは、携帯のバイブレーション機能のことを考えるはずです。バイブレーションには確かに「振動」と言う意味がありますが、英語圏では他の意味でも使えます。
それは、感情などによる心が震えるような気持ちに対してもバイブレーションが使えると言うことです。この使い方は日本では基本的にしません。英語圏の特有の使い方だと言えます。
そして、人やその場所に対して心の変動をバイブレーションで現していたことから、省略され「vibes(バイブス)」というスラング英語が生まれたようです。
英語での「vibes」の使われ方
日本でも若者を中心に「vibes」は使われています。しかし、日本での「vibes」のイメージはあまり良い印象を受けるようなものではないです。
それはなぜかと言うと「vibes」を使う人達の影響が受けているようです。日本で「vibes」を使うのは、クラブなどに出かける人達や音楽のフェスに参加する人達からの印象が強く受けているためです。
その結果「vibes」という意味が日本では少し英語圏とは違った影響を受けています。では、英語を使う人達にとって「vibes」がどのように使われているか紹介していきます。
人から受ける印象を表現している
日本ではよく音楽に対して「vibes」と言う意味を使われる場面が多いようですが、英語圏ではそれ以外に人から受ける印象に対しても「vibes」は使われます。
例文でいうと「She has a good vibes(彼女からは良いバイブスが出ている)」や「This restaurant is good vibes(このレストランはいいバイブスだ)」というような表現ができます。
このような良いエネルギーや雰囲気、その人から受ける印象なども「vibes」の意味を使って表現する事ができます。このように英語圏では日本とは違い、様々な場面で使われるため、印象が違うようです。
「vibes」の類語
「vibes」には類語があります。類語というのは、その言葉に対して似たような意味を持つ言葉を指します。そういった言葉を類語と言います。
ここでは「vibes」の類語をいくつか紹介していきます。類語を使い方がわかるようになると、同じような表現でも類語を使って表現する事ができるようになります。そうする事で、より「vibes」を使いやすくなります。
ノリ
まず最初に紹介していく「vibes」の類語は「ノリ」です。これは、日本ではおなじみの言葉の1つです。「ノリ」は「vibes」と同じようにその時に気分やテンションを現している日本独自の表現方法の1つです。
友達といる時などに「あいつはノリが良い」という表現はよく使われています。
あまり場所に対しての表現で「ノリ」を使用する事はないですが、人に対しては使いやすい類語のため、意味を使い分けると良いでしょう。
フィーリング
次に紹介していく「vibes」の類語は「フィーリング」です。これも日本ではよく使われている言葉の1つです。「フィーリング」はその人との相性などを現している表現でカタカナ英語の1つでもあります。
カタカナ英語というのは、本来は英語の単語の発音をカタカナ英語に変換して出来た言葉です。意味も英語と同じような意味を持っています。
日本では、友達などの関係性を現すために「フィーリングが合う」と使われています。「vibesが合う」と言うように置き換えたとしても違和感が出ないのが特徴です。
ムード
3つ目に紹介していく「vibes」の類語は「ムード」です。その場にいる人の雰囲気や場所の雰囲気に対して使われる言葉です。これも「vibes」と同じような意味を持つ類語の1つです。
特に会場全体の雰囲気などに対して「ムードがいい」などと表現ができます。これも「vibesがいい」という風に置き換える事ができます。
「vibes」の中には「テンション」も意味に含まれていますが、これはムードと置き換えてしまうと少し変な印象を受けるため、使わないように注意しましょう。
テンション
最後に紹介していく「vibes」の類語は「テンション」です。テンションは先ほどの「vibes」の意味にも含まれていますが、日本ではよく使われる表現のため、類語の1つにもなっています。
よくご飯を食べる際に、自分の大好きな料理が出てきた時に「テンションが上がる」と表現する事があります。これは、仮に「vibes」と置き換えたとしても変な印象は受けません。
この様にテンションはよく使われている表現ではありますが、若者の間では「vibesが上がる」という様に表現する様です。場所や周りにいる人たちによって使い分けてもいいでしょう。
「vibes」の使い方
ここまでの説明で「vibes」についての意味やそれぞれの類語との違いも理解できてきたはずなので、ここから使い方を覚えていただき、実際に日常生活で使える様にしていきましょう。
「vibes」は、最初にも説明させていただきましたが、スラング英語の1つです。そのため、本来は若者の間から始まった言葉でもあるため、使うのに躊躇してしまうこともあるかもしれません。
ただ、少しずつ認知度が上がってきている言葉のため、使わないのはもったいないです。また、類語などを使い、上手く使い方を分けて使う事でとても便利です。ぜひここで覚えていきましょう。
自分・全体の気分の高揚を表す
「vibes」は自分の気分や周りの気分の状態を表す事ができます。そのため、様々な場面で使い分ける事ができます。例えば、みんなでテーマパークに来ている際に、気分の高揚を「vibes」で少し変えるだけで表せます。
例文にすると「バイブス(vibes)が上がる」と表現すれば、自分の感情になります。そして「バイブス(vibes)がいいね」と表現すれば、周りの人の気分やそのテーマパークの雰囲気になるのです。
このように上手く「vibes」を使い分ける事ができるようになれば、様々な表現をする事ができるようになります。
「vibes」のスラング英語の使い方と例文
ここからは、本場で使われている「vibes」の使い方を紹介していきます。「vibes」は本来は、英語の「vibration」という単語が省略されできた、スラング英語の1つになります。
日本でも、スラング英語のような使い方があります。例えば、芸能人の番組から生まれた「おっはー」はわかりやすいはずです。他にも、省略とは変わりますが「やばい」も代表的な日本のスラングの1つです。
「やばい」は、本来はマイナスなことに対して使われていましたが、今ではプラスの事に対しても使われています。このようにスラングというのは、時代と共に新しい使い方をされている表現方法です。
使い方によって意味が異なる
では、英語圏における「vibes」はどのような使い方をされているのでしょうか?それは、使う場所や人によって「vibes」の意味が変わってくるようです。
これは、日本に比べて英語圏では「vibes」の知名度がかなり高い事が影響しているようです。世代を問わず様々な年代の人達が使っているため、一般的な使い方の1つのようです。
ここで一緒にスラング英語の「vibes」の使い方を学んでいきます。英語の表現方法を知る事で、さらに「vibes」の意味がわかるようになります。そうする事で、より日常生活でも使いやすくなるはずです。
場所
「vibes」を使う際に英語圏では、その場所の居心地に対して使われる事が多いです。例えば、少し不気味な建物があった場合には「bad vibes」というように使われます。
次に例文を作って考えると「this place has bad vibes.(この場所はちょっと居心地が悪いね。)」というような例文ができます。また、英語圏の人達は、テーマパークにあるお化け屋敷などに対して「vibes」を使って表現するようです。
これを日本でも置き換えて表現します。例えば、遊園地に行った時にすごい怖いお化け屋敷があったとします。その際に「ここは本当に嫌なバイブスがあるね」というような例文ができます。
人
次に人に対しての「vibes」の表現をみていきましょう。英語圏では、人に対して「vibes」を使う際には、気分や雰囲気に対して使われます。例えば、友達と会って元気を貰った際には「get good vibes」というようになります。
次に例文を作って考えると「I'm always getting good vibes from my friends.(私はいつも友達から元気をもらう。)」というような例文ができます。英語圏では人に「vibes」を使う際には形容詞を使って表現します。
日本でも同様に人に対しては「vibes」はよく使われます。ここでさらに上手に使うためには形容詞もカタカナ英語を使ってみましょう。例文としては「いつもポジティブなバイブスをもらえる。」のような表現をしてみましょう。
音楽
最後に音楽に対して「vibes」を使う際には、音楽の雰囲気について使うようです。例えば、あなたが落ち着いた雰囲気の曲が好きだったとします。
そういう際には「I love this music. It has so relax vibes(この曲が大好き。すごい落ち着いた雰囲気だね。)」というような例文ができます。このように英語圏では「vibes」を使われています。
日本では、どちらかというと盛り上がるような曲に「vibes」を使われる事が多いです。それは、ヒップホップなどの音楽で「vibes」が使われている影響が強いようです。
「vibes」は気分やテンションを意味する言葉
今回は「vibes」の意味や使い方を紹介していきました。「vibes」は、自分の気分やテンションだけでなく、相手やその場所も表現できる便利な言葉です。
一緒に紹介した類語との使い方を分ける事でさらに便利に使えます。上手に「vibes」を使っていただいて、日常生活に生かしてみてください。