アスターの花言葉まとめ!品種や色別の意味の違い・由来も紹介!

アスターの花言葉まとめ!品種や色別の意味の違い・由来も紹介!

花にはそれぞれ花言葉があります。その花のイメージにぴったりの言葉が付けられています。ではアスターの花言葉はどんなものでしょうか。また、ここでは花言葉の由来やアスターの品種や栽培方法などアスターにまつわることを様々な角度から詳しくご紹介します。

記事の目次

  1. 1.アスターの品種
  2. 2.アスターの花言葉
  3. 3.アスターの花名・花言葉の由来
  4. 4.アスターを栽培したい場合
  5. 5.アスターは信じる気持ちを伝える時に贈るのがおすすめ

アスターの品種

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日本ではエゾギクとも呼ばれるアスターの品種は世界で500種、日本では100種ほどあります。ここでは大きくアスター松本シリーズ、アスターあずみシリーズ、アスターステラシリーズの3品種に分けてみます。それぞれが豊富な色や花言葉を持つので切り花や観賞用、贈答用としても愛されています。

アスターの品種は数多い

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アスターの品種の分け方にはいくつかありますが、ここではあずみシリーズ、松本シリーズ、ステラシリーズの3品種にわけてみました。

あずみシリーズはポンポン咲きで有名で、お盆やお彼岸に間に合わせて出荷できます。アズミスカーレット、アズミブルー、アズミレッド、アズミローズピンクなどがあります。

ステラシリーズは八重咲きでボリュームがあるのでアレンジメントに適していますが、紫外線不足で花の色がでないこともありますので要注意です。ステラカーマィン、ステラディープ、ステラトップブルー、ステラピンク、ステラレッドなどがあります。

松本シリーズは切り花としてよく利用されていてお盆の花としても人気があります。夏の暑さにも花もちがよく立ち枯れ病にも強い品種です。松本イエロー、松本スカーレット、松本パープル、松本ピンク、松本ホワイト、松本ブルーなどがあります。

日本には江戸時代中期に渡来した

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エゾギク(アスター)の原産地は中国や朝鮮半島で、一人の宣教師がアスターの種子をパリの植物園に持ち込み、その後ヨーロッパで改良され日本には江戸時代中期にもたらされました。日本で品種改良が頻繁に行われ現在のように多くの品種が生み出されました。

日本ではお盆やお彼岸の仏花として知られています。改良後、色や種類、形も増えお洒落なエゾギク(アスター)がたくさん生産されています。アスターの主な生産地は、茨城、千葉、長野、福岡、大分、熊本で、生産量日本一は茨城県の結城市です。

アスターの和名はエゾギク・サツマギクなど

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アスターの和名を5個ほどご紹介しましょう。日本では薩摩菊(サツマギク)、蝦夷菊(エゾギク)、藍菊(アイギク)、朝鮮菊(チョウセンギク)、大明菊(タイメイギク)と呼ばれています。中でも蝦夷菊(エゾギク)と薩摩菊(サツマギク)がよく知られています。

蝦夷菊の名前の由来はエドギク(江戸菊)からエゾギクに転化したのではないかと言われています。もう一つの説は蝦夷のような寒い土地が原産地だからだというものです。薩摩菊(サツマギク)は日本に渡来した後主に薩摩(鹿児島県)で栽培されたことからその名前が付けられました。

原産は比較的温暖な地域

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エゾギク(アスター)の原産地は中国北部や朝鮮半島の比較的冷涼な乾燥地帯ですので温暖な地域ではありませんが日本での栽培地域をみると茨城、千葉、福岡、大分、熊本など温暖な地方が多いですから原産地は比較的寒い地方、品種改良には温暖な気候の地域が適していると言えます。

アスターの花言葉

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花にはそれぞれのイメージにふさわしい花言葉を持っています。ではアスターにはどんな花言葉がつけられているのでしょうか。ほかの花にときどきあるようなネガティブな花言葉はアスターにはみられません。ロマンテックで前向きな言葉が多いのが特徴です。

アスターの花言葉には「追憶」「信じる心」「甘い夢」「思い出」「私を信じて」「多様性」「変化」等の意味のある言葉がたくさんのあります。種類の豊富なアスターならではです。また全体の花言葉や色別の花言葉などもありますのでそれをこれからご紹介します。

アスター全体の花言葉

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全体の花言葉というのはアスターには種類が多いのでそのひとつひとつに花言葉がついています。そこですべてをまとめて全体の花言葉、色別の花言葉という分け方もしています。

エゾギク(china aster)アスター全体の花言葉には、「変化」「追憶」「同感」「信じる恋」等があります。全体の花言葉の中でも代表的な「追憶」は仏花として飾ることで故人を思い出すという由来からきています。

アスターの色別の花言葉

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アスターの色別の花言葉として、赤はアスターが多くの品種に分かれたことから花言葉は「変化」の意味がつけられました。

ピンクのアスターの花言葉は「淡い恋心」「甘い夢」ひそかに想っている人にピンクのアスターを贈ってみるのも風情があります。思わぬ効果が期待できます。

白のアスターの花言葉は「私を信じて下さい」です。潔白、清純、真っ白な心を表します。誤解されたり、疑惑が生じた時に白のアスターをカードに花言葉を添えて贈ると解決する可能性があります。

紫のアスターの花言葉は「私の愛はあなたの愛より深い」です。相手に対する強い愛の気持ちが込められています。恋人同士で紫のアスターを贈りあうと愛を確かめるよい機会になります。

ブルーのアスターの花言葉は「信頼」です。私はあなたを深く信頼しています、という意味です。固い誓いを表していてブルーの色のイメージにふさわしい花言葉です。

アスターを贈るおすすめのシーン

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アスターは仏花として知られていますがお供え花として贈る時には色使いのちょっとした工夫が必要でしょう。白、黄色、紫の3色か白、黄色、紫、赤、ピンクの5色にすると仏花としてふさわしいです。

アスターは4月の誕生花なので4月生まれの人の誕生日に贈ると喜ばれます。同じキク科のガーベラは花言葉が「希望」「前進」と明るいイメージなのでガーベラと組み合わせて贈ると相性もよく美しく見えます。

アスターを贈る時は花の色によって花言葉の意味が違うので注意が必要です。相手との関係性や段階、進展度などに応じた色の花を贈ると効果的です。でもどの花言葉も素敵な意味を持っていますから単にギフトとしても喜ばれます。

アスターの西洋での花言葉

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花言葉を英語では、「Language of flowers」といいます。西洋でアスターの花言葉は、variety(多様性、変化)、fidelity(忠実、貞節)、I will think of you(私はあなたを想います)といいます。西洋では古くから乙女の恋占いでアスターはマーガレットと共によく使われました。

恋の相手の心を知りたい乙女は一枚一枚とアスターの花をちぎります。好き、嫌い、好き、最後の一枚はきっと好きで終わらせようと工夫したでしょう。そんな時花言葉の意味を知っていたらひそかにその花を渡すだけで想いは伝わったかもしれません。

アスターの花名・花言葉の由来

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アスターという花名の由来は「星」「冠」というギリシャ語からきています。星のように放射線状に花が開くことから名前がつけられました。学名はカリステプス(Callistephus)で「美しい冠」という意味です。アスターの花冠が大きく美しいことからつけられました。

ここではアスターと同じキク科の花の花言葉をご紹介しましょう。まずガーベラはポジティブな言葉「希望」「前進」、ひまわりは太陽の光に合わせて顔を傾ける「憧れ」「あなただけを見つめる」、カモミールは強い生命力を表す「逆境に耐える」「苦難の中の力」

マリーゴールドはポジティブとネガティブの両方をもつ花言葉「健康」「生命の輝き」「絶望」「悲しみ」、ダリアは華やかな花びらの模様から「華麗」「優美」「気品」、矢車草は細かい花びらから花言葉は「繊細」「優美」となっています。

花名は星を意味するギリシア語が由来

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ギリシア語でAster Charies(アステール・カリエイス)美しい星を意味します。アスターの花の形状がまるで星のように開いているところからつけられたものです。

ギリシア語由来の花や植物としては、Anemone(アネモネ)Chrysanthemo(菊)Chaenomeies(木瓜の花)Iris(アイリス)Chamaimelon(カモミール)Phalaenopsis(胡蝶蘭)などがあります。

花言葉は多用な花色が由来

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アスターの花言葉のひとつに「変化」というのがあります。この「変化」はアスターの多様な花の色からきたものだと言われています。赤、ピンク、黄、白、青、紫、これほどバラエティーに富んだ色の花がほかには見当たりません。ちなみに赤色のアスターが「変化」の花言葉となっています。

花の色に関係のない一般的なアスターの花言葉もあります。それが「追憶」「同感」です。アスターをプレゼントしたいけれどどの色にしようか、花言葉もわからないしという方も安心です。深い意味を考えずに贈っても「同感」を得られるでしょう。

アスターを栽培したい場合

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アスターには春まき(3月~4月)と秋まき(9月~10月)があります。発芽温度は15°~20°で日当たりがよく、水はけのよい土壌を好みます。

たっぷりと水を与え、緩行性化成肥料を月1~2回与えます。立枯病にならないためには枯れた花や葉をこまめに取り除いてあげることが大切になります。以下ではアスターを栽培するコツを詳細にご紹介します。

日当たりの良い場所で簡単に栽培できる

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アスターはひなたで8時間ほどよく日に当てて育てますが、夏に暑い日が続くときは日よけや遮光ネットをかけたり土の温度を下げたりします。

アスターの開花時期は6月~10月です。秋にも種まきが出来ますが霜にあてないように気をつけなければならないので初めての方には春まきをおすすめします。

植え付け・種まきのコツ

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アスターは日なたを好む植物です。密接して植えると育ちにくいので、20cm~30cmほど間隔をおいて植えます。種まきは春の暖かくなった頃(3月から5月)に行います。秋まきもできます(9月~10月)栄養のある培養土で水はけのよい土が適しています。発芽に適した温度は15°~20°くらいです。

水やりのコツ

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種を植えてから根付くまで水やりをします。夏は朝、夕の2回行います。蕾がつくまではたっぷりの量の水を与え、蕾がついたら土を少し乾いた状態にしてから水を与えるようにします。こうすることによって花の咲く時期を調整し長く楽しむことができます。

肥料のコツ

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花のつぼみが出てくると肥料もたくさん必要となります。きれいな花が咲くためには長期間効果のある肥料を定期的に与える必要があります。

地植えの場合は植えるときに土に牛糞や苦土石灰を混ぜ込んでおきます。鉢植えの場合はゆっくりを養分を与えることのできる有機質肥料にすれば追肥をする必要はないでしょう。

剪定のコツ

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アスターは花期が長く絶えず花を咲かせます。そのためには枯れ始めた花を早めに摘み取ることが大事です。放っておくと花全体が病気になってしまうので週一回は観察し摘み取るようにしましょう。葉が多すぎる場合は間引きして風通しをよくすることも必要です。

植え替えのコツ

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アスターは一年草なので植え替える必要はありませんが、植え直しは必要です。その場合、前回と同じ場所は最低3年は避けた方がよいでしょう。庭や花壇が狭くて場所がないと言うときは大きめの鉢(ポット)を用意し土の入れ替えを行うという方法もあります。

アスターは信じる気持ちを伝える時に贈るのがおすすめ

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アスターの花言葉はたくさんありますが、中でも「信じる心」「追憶」などが代表的なものです。言葉ではなかな言えない想いを花言葉に託して伝えることで恋人同士の理解もいっそう深まります。

白色の花言葉「信じてください」青色の花言葉「信頼」これらのアスターを花言葉のカードと共にプレゼントすれば恋人同士、友人同士の固い絆を再確認できるでしょう。

最近ではフラワーアレンジメントやアスターのブーケなど洋風にアレンジしたものも出回っています。淡いパープルのアスターとトルコキキョウの組み合わせなど花言葉と同様美しく見えます。

武田郁子
ライター

武田郁子

文章を書くのが好きな女性です。年齢は秘密!いろいろなことに興味がありますが、どちらかというと「自然系」のものが好きです。これからよろしくお願いします。

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